又吉直樹のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
創作する事について書かれている小説はいくつかあり、それらは創作をする多くの人に当てはまるものが
過半数を占めるのかなと思っています。
この小説もそれに近いのかなと思っていましたが、
紛れもなくお笑いをやっていないと分からないニュアンスが多くあり、新鮮な気持ちになりました。
聞いたことがなかった?という気持ちですかね。
この本は創作をする人の生き様を書いているのではなくより面白くなる事を生業としている芸人の事を細密に書かれている本だと思いました。
なので創作をする人が読んで面白いけど為にはならないかな?と思ってもおかしくないと思います。
→悪い意味ではないです。
テレビでしか見た事なかった芸 -
Posted by ブクログ
お話の始め方のわくわくとエピローグのじんわりとした感動がこの本の良さの大きな部分を占めている。
ヨシタケシンスケは絵もあるから有利なのか?さすがに外さずどれも面白く、又吉は途中で飽きそうだった。本が好きという本では、それをカバーすべく良い話を力を入れて書いてきたという感じだけれど、ここに来て他とは違いありがちな展開と感動に傾きすぎうまくまとめすぎな感じはやっぱり否めず。でもこの作品がないよりは良かったとは思う。
2人の作家の作品を交互に載せるなんて才能の競争のようなこと、読んでいるだけでヒヤヒヤした。
ヨシタケシンスケはこんなにたくさんのアイディアを既に世に出しているのに、毎回なんとなく -
Posted by ブクログ
自分なりの「面白い」を最後まで貫こうとする神谷の姿が、とても愛おしく感じられた。作中では常に阿呆で、ボケばかりを繰り返す存在として描かれているが、その一方で、物事を深く考え、それを言葉にできる賢さも併せ持っているように思える。
先輩という立場から徳永に助言を与えてはいるものの、現実には売れていないという状況もまた、神谷という人物を雄弁に物語っている。
お笑いに人生を賭けた「狂人」という意味では、神谷は徳永にとって間違いなく尊敬すべき存在である。しかし、その突き抜けた狂気は万人に受け入れられるものではなく、世間から見れば「つまらないやつ」としか映らない残酷さも同時に描かれている。
この作品を通し -
Posted by ブクログ
ストーリーはおもしろかったが、情景描写が細かく繊細で難しく感じた。又吉さんの伝えたいことに対して、自分が理解しきれていないのではないかと思った。
これからも本をたくさん読んだ後に再読してみたい。
永田の繊細さや不器用さが又吉さんそのものに思えることがあり、それも含めて面白く、魅力的だと感じた。
また、それ故にバッドエンドになってしまうのかとヒヤヒヤしていたが、希望にも受け取れる方向性でホッとした。
好きなフレーズ「この嫉妬という機能を外してもらえないだろうか。」
自分は永田ほど変なやつじゃないと思いつつ、永田の心の声を知ると、自分にも当てはまることが少なからずあり、過去を振り返って恥ずかし -
-
Posted by ブクログ
本ってなんだろな
経験を書くもの
エピローグで
本は、想像を書くものでもいいでしょ
いや、誰かの経験の延長のお話なんだよー
それが、自分の前に開かれたとしたら、、?!奇跡じゃん?!
本と出会う旅って、あるよね
って言われたような気がする
プロローグで、
経験を書いたものですと言われると、
そういうふうに思えて感情移入する
内容によっては、現実的でない、想像しにくいものもあった
ただ、自分の中でどうにかして現実味を持たせようとする読み方が自分の中にある なんでだろう
又吉がかいた、少年少女の恋のお話はチクリとした
ヨシタケシンスケのイラストはキュートでいい
BOOKOFF年始セール -
Posted by ブクログ
「その本は」にハマったこともあって、この「本でした」も楽しみにしてました。
ある村はずれの空き家に、“どんな本でも、ささいなヒントがあれば元通りに復元します”と、ふたりの男が住み着いた。村人たちは、“本の復元依頼シート”を手にふたりの元を訪れる。復元は、又吉さんがテキストのみ、ヨシタケさんは絵入りで担当するというものだった。さて、どんな風に復元されたのか…。
ふたりが、どんなに本が好きなのかが伝わってきます。私はヨシタケシンスケさんの作品が好きなので、もうどれを読んでも楽しくって!でもここでの一番は又吉さんの「整理番号27 主人公は本が好き」ですね!
・「なぜ、本なんて読むのか?格 -
Posted by ブクログ
かわいいイラストになった又吉直樹さんとヨシタケシンスケさん。本人のようでもあり、創作のキャラクターでもある二人が「その本は、」と語り始め、交互に繰り出す劇中劇ならぬ、本中本の数々。着想とストーリーテリング、独特のリズム感が愉しい!
やわらかい言葉遣いとゆるくカワイイ絵。笑いと不思議と涙と溜息はどれも身近で、日常のすぐ隣にあるみたい。なのになぜか、枠組みはしっかりとした「物語的な伝統」に則っている。そのせいで佇まいが謎に重厚で、その謎感がまたおもしろい。
王の命令による宝探しの旅、そして帰還なんて、まるで古式ゆかしい英雄譚じゃないですか。王の枕元で夜ごとに物語を語る仕立ては「アラビアン・ナイ