又吉直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
桃太郎を鬼ヶ島へと焚き付けた指示役くん聞こえますか?
この本の中に収録されている桃太郎を読むのです。
鬼目線で描かれた桃太郎のお話です。
これは涙なしには読めません。
こんなにも善良な鬼を痛めつけるとは、それこそ鬼の所業。
鬼の長老の達観した言葉を胸に刻むのです。
鬼の長老の言葉を聞けば桃太郎たちも己のしでかしたことの軽率さを恥いるでしょう。
そう、それが更正への第1歩。
あなたが更正するのを私たちは見守っていますよ。
そうなのです、桃太郎が面白かったのです。
桃太郎ってなんだかおかしいなぁと思っていたのです。
そう思っていたのは私だけではなかったようです。
善良な鬼説、私はあると思います。
この本読んでてね、又吉さんの割合が多いなぁって思ってたの。
ヨシタケさん少ないなぁって。
そしたら最後の方に未復元シートの一蘭が載ってて。
そしたらヨシタケさんの圧倒的に多くて。
なんか納得した笑
この2人の本ってなんか面白いよね。
つい読んじゃう。
紙の感じも古っぽい感じになっているのがまた面白いんだよね。
本が好きな2人が好き勝手に作った本。みたいなのが面白くて好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ又吉直樹とヨシタケシンスケによる『その本は』は、「本を読む楽しさ」そのものを優しく思い出させてくれる作品だった。世界中の“めずらしい本”について語られる物語はどれも自由でユーモアに満ちていて、ページをめくるたびに想像力を刺激される。短いエピソードの連続なのに、一つひとつに不思議な余韻があり、気づけば夢中になって読んでいた。
又吉直樹の少し切なく温かい文章と、ヨシタケシンスケの柔らかく遊び心のあるイラストの相性が抜群で、読んでいるだけで心地よい。笑える話もあれば、ふと人生について考えさせられる話もあり、「本」という存在の奥深さを改めて感じさせてくれた。
特に印象的だったのは、「本は知識を得るためだけのものではなく、人の孤独や想像力に寄り添ってくれるものなのだ」と自然に伝わってくるところ。読後には、本屋に行きたくなったり、積読していた本を開きたくなったりする、不思議な力を持った一冊だった。