又吉直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ少し前に「本でした」を読んで面白かったので、先に出版されたこちらも読んでみました。
やっぱり面白かったです。
装丁も素敵です。
全部よかったですが、特に印象に残ったのは以下の箇所。
第五夜
ボロボロの本のおはなし。
最後の一文の締め方が、気持ちがキュッとなって好き。
第七夜
交換日記のおはなし。
質のいい短編小説に会えました。
序盤とてもほっこりしていたのに途中から雲行きが怪しくなり・・。
結末は明記されていないけれど、一行目の「その本は、」の説明通りであって欲しい。
岬くんが安易に絵本作家にならなかったところも好きなポイント。
お互いの描いた絵の吹き出しに台詞を入れ合うのは、
「本でし -
Posted by ブクログ
徳永と神谷が出会い、師弟関係を結ぶところから始まる小説。
徳永が又吉さんと被り、リアルな芸人の世界を垣間見た気持ちになった。
思わず笑ってしまう場面も多々あり、どこまでが実話でどこからがフィクションなのかも気になりつつ、楽しく読めた。
スポンサーが大金を出した花火のような大きな成果は出せずとも、自分の信念に真っ直ぐいきていく神谷先輩の姿はかっこよかった。実際にそれで社会に溶け込んで生活していくには難しいけど、なかなか出来ることではない。
難しい言葉も出てきたり、深いなぁと感じる文章も沢山あって、流し読みはできないタイプの本。
再読したら更に好きになりそう。 -
Posted by ブクログ
『劇場』で又吉にくらいすぎて、そのまま本作
450ページくらいだけど、気持ち700ページくらいだった
重いのよ
思考がどんどん深く深くで、気ぃ抜いたら置いてかれる感じだった
あと作中で相容れない2種類の人間がケンカみたいなんしてるけど、片方はまあ自分の投影だからokとして、逆サイドの人格をあんなに立体的に作れるのすごすぎて意味不明やった
物語自体も楽しく読ませてもらったけど、やっぱ又吉という存在に興味が止まらない
俯瞰してる自分を俯瞰してみてる自分をさらに俯瞰してみてる。世界のレイヤーどうなってんねん
このまま東京百景とか読みたいけど最近又吉一色で影響されてキャラトレースしがちだから一旦離 -
Posted by ブクログ
友人に借りた本。又吉の文章初めて触れたけど、面白い!サクサク読んだ。
六十 井の頭公園 六十一 阿佐ヶ谷の夜
せきしろさんと西加奈子さんと太宰ナイトに関する話。
七十六 池尻大橋の小さな部屋
その人と暮らした記憶。東京のハイライト。
☝️好きな話。
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好きな文章
ある日、僕が通行人の魂を相手に気づかれないように「ズゥ〜」と吸う遊びを考案した。
好きな人とデートした経験がある人は幸福だ。前日、真夜中の十二時を過ぎた時計を見て「もう今日やん」と平凡なセリフをたやすく吐ける。それがデートだ。
過去を引きずる男はみっともないらしい。僕は引きずるどころか全ての想 -