感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年02月01日
お笑いが大好きだった高校時代に購入した一冊。
地方に住んでいたから、当時東京のことは全くと言って良いほど知らなかった。たまに芸人さんから発せられる東京の地名だけがなんとなく東京の知識として頭にあるだけ。
そんな中東京百景を読み、又吉直樹というフィルターを通して”東京“を知った。
受験生になり、...続きを読む東京の大学を受験。なんとか行きたかった大学に受かり、上京することになった。
初めての環境で一人暮らしがスタートし、サークルに入り、友達ができ、ときどきバイトをし、友達といろんな場所に出かけた。目の前の世界が楽しくて、本をあまり読まなくなった。
それでも本棚を眺めることは好きで、ある日ふと、「東京百景」が目につき久しぶりに読んでみることに。
すると、今まで又吉直樹のフィルターを通して頭に描いていた東京の景色が、自分が見た景色に入れ替わって頭に飛び込んできた。
又吉直樹の“東京”を読みながら、頭の中に自分だけの“東京”が広がる。それは、自分が暮らしてきた日々をアルバムのように振り返っているような感覚だった。
その後しばらく読むことはなかったけれど、今読んだらどんな感覚になるだろう。この本はあえて頻繁に読み返さないようにしている特別な本だけど、そろそろまた読んでも良いかもしれない。
Posted by ブクログ 2023年05月30日
何気なく本読みたいなって時のためにカバンにずっと入れておきたい本を探している人にはもってこいの一冊ですね。
一つ一つの話のオチがしっかりつくのがさすが芸人さんやなってなりました。
たくさんの笑いをありがとう
Posted by ブクログ 2023年05月19日
男子校時代、吉本の養成所時代、売れない芸人時代、など面白い話がたくさん詰まったエッセイだった!
特にラストの畳み掛けがとても良くて、いいもの読んだなぁという思いが強い。マーカーをつけたい箇所ばかりだった。
普段あまり強い言葉で意思表示をしているイメージのない又吉さんだからこそ、相方への激励を力強く書...続きを読むいているのが印象に残る。熱い思いがそこにあるんだと思った。
二人がどのように出会ってなぜコンビを組んで、後々どんな関係性になっていったのか、そういう経緯を読むのも面白かった。相方のことになると表現に血が通っているというか。これまでとトーンが違って率直さが前面に出ている気がして良かった。
Posted by ブクログ 2023年04月04日
油断して電車や静かな場所で読むのは危ない。
腹が捩れるほどの笑いが怒涛の波の様に押し寄せます。他にも笑えるエッセイは読んできたはずですが、本にもお笑いというジャンルが存在するのだ…と新鮮に感じました。シュールな笑いが好きな人は好きだと思います。
Posted by ブクログ 2023年03月16日
芥川賞作家、又吉直樹さんのエッセイだ。
東京の街に暮らし自分の人生を振り返り、これからの行き先を探りながら東京の街と人を綴る。
ピースの相方、綾部さんのことはあまり出てこない。
そのわけは最終章で明らかになる。
このエッセイは自分を見つめ自分の生き方を信じて歩く人への応援歌だ。
Posted by ブクログ 2023年03月08日
とてもとても良かった。
1番好きな言葉、読み終わっても鮮明に覚えている言葉は、~地図に生き方も載っていれば楽なのに~というところだった。確かにと思った。地図にはちゃんと目的地があって最短ルートで辿り着けるのに、人生は目的地が今のところ確実に死ぬことしか決まっていないなあと読んでいて思った。クスッと笑...続きを読むえるところも多くて電車で読むのはお勧めしない。
Posted by ブクログ 2023年02月04日
最後の書き下ろしがすごく良かった。
世界でいちばん力強い応援の言葉だなと思う。
毎日は特別で、退屈な日なんてなくて、
全ては自分次第だなと思う。
この本とは関係なく、好きな言葉で
「夜のコーヒーを特別にしてくれよ」という言葉があるんだけど、まさに。
Posted by ブクログ 2023年01月15日
クスッと笑える短編集。大好きな本。
好きなエピソードは、
•ブルース
•死神に言われたく無い言葉
•魂を吸う遊び
•嘘をつくと赤ちゃん言葉になるネタ
•天狗の写真
Posted by ブクログ 2022年11月21日
最初は面白くないな、と思いつつまあ660円したし読むか、文庫本最近高いよね1000円超えとかあるけど正気?とか余計なこと思いつつ読んでたら結局、又吉さんはやはり凄かった。
Posted by ブクログ 2022年10月08日
又吉の、人間味があって、小説みたいな東京での暮らしに心揺さぶられた
特に、不思議な出会いから始まった恋愛の章は、感傷的な気持ちになれるから大好きで、何度も読んだ
Posted by ブクログ 2022年09月21日
エッセイ‥小説?いや、伝記か?という不思議な感覚を味わえた一冊。
又吉さんの【生】がすごく詰まっていた。
鮮明で濃密な記録から、
又吉さんのこれまでの人生を全身で感じた感覚。
振り返ったものではなく、全てその時その時リアルタイムで見ているような。
地を這うような苦しさや息苦しさや恥ずかしさもあり...続きを読む、鳥肌が立つような素晴らしい瞬間もあり、、。
後者に関しては特に色鮮やかに思い描くことができた。
最後はたたみかけるようにエネルギーが一気に放出されていた印象。
一つ一つの記録かのように感じていたエピソードが、最後に繋がり、東京百景という作品として完成しており、今まで読んできたエッセイとは一味違った。ここまで余韻があるエッセイは初めてでした。
【格好つけようが、怯えていようが、一歩は一歩だ。】299ページと出会えて良かったです。
これは伝記ですね。と又吉さんに伝えて、
「ぼく、まだ生きてますよ」と言われたい。
何でもないような日常や、嘘やろというような面白いヘンテコな出来事に過敏に記憶し、豊かな文字にし、このように形に残すことができるのが羨ましい。
同じく上京した身として、
自分もいろいろ思い出したり。
都内を移動する電車の中や、夜中に家で楽しんだ。
余韻が心地よく、夕方に読み終えてしばらく他の本は良いかなとなりつつ、又吉さんのエッセイ他にないのかな。と探していました。
ーーー
上京し大学で最初にできた友人は自分とは全て真反対の子だったけど、まだ出会う前の高校時代、なぜか2人ともピースやパンサーなどの世代のお笑い芸人に興味があった。
それきっかけで仲良くなったような気もする。
生粋の東京生まれ東京育ちのその子は、高校帰りに渋谷∞ホールで生の芸人達を追いかけ、私は全部見切れてしまうくらいの量の動画しかヒットしないYouTubeの又吉さんの動画を、必死で見ていました。
まだまだ今みたいに芸能人がネットに自ら情報を発信する場なんてなかったので、死に物狂い地元の友人と情報を集めていたわけだけど、その友人が教えてくれた又吉さんの情報の中に、本当かどうか不明の【魂を吸う遊び】というのがありました。
すっっかり忘れていたから、
その話がこの本で登場した時は
本人が!本人がその件について話している!と謎の興奮を覚えました。
Posted by ブクログ 2022年07月22日
又吉好きすぎるのじゃ、が加速します。
火花と劇場映画見るか本読んで、あとせきしろさんとのコラボカキフライとジープ読んで、この本読んでまた火花と劇場を見返すという行為がおすすめですな✌︎
最後のピース愛がとても良い。
表紙のんちゃん可愛すぎ、、。
Posted by ブクログ 2022年04月12日
あーーーーーー、好きだな。
又吉直樹というひとが素のままに詰まったこの本が、私にとって救いでした。
ずっと孤独の中で「おなじものを持った人」を探している感覚があって、この本に出会って「ああ、やっと見つけた」と思いました。
又吉さん、ありがとう、ありがとう。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
いやあいいんだこれが。ピース大好き。
劇場の冒頭は実話だったのか。実話じゃないかもしれないけど、とにかくとてもよかった。こういう話をもっとずっと聞いていたい。
Posted by ブクログ 2023年10月29日
「はじめに」の「この先、仕事が無くなる事も、家が無くなる事もあるだろう。だが、ここに綴った風景達は、きっと僕を殺したりはしないだろう。」という考え方、本当に素敵すぎて、これから読む風景が楽しみになった。
個人的には、児玉さんと魂を吸う遊びをする話が好きだった。笑える。
笑いあり、涙ありのエッセイ。又...続きを読む吉さんっていい人なんだなぁ〜と思わずにはいられなかった。
Posted by ブクログ 2023年10月22日
ピースの2人の関係性が理解できた。改めて人は出会うべき人と会うのだろうと思った。
最後のa少年とb少年の話は刺さり過ぎてしまい考えさせられた。
あと、私も自意識が捨てられません、、、
Posted by ブクログ 2023年06月11日
東京に住んでなくても面白かったです。東京に住んでて場所がわかればさらに面白いのかもしれないです。
現実と空想とお笑いと変人が織り交ぜられてる感じ。
自分でもたまにある現実に空想が入り混じり、ハッとするあの感覚。そんな感覚に又吉さんの独特の感性がクスッと笑わせてきます。
100編の短編なので隙間時間や...続きを読む移動時間にオススメです。
Posted by ブクログ 2023年04月30日
東京で日々暮らしてきた中での生活や想い出を綴ったエッセイ。思い出すとしんどくなるような過去も軽快に描かれていて、思わず笑いが込み上げてくることが多かった。
ご本人はどのように捉えているか分からないが、しんどい過去を振り返って笑い話にできる人は強いと思う。
Posted by ブクログ 2023年01月14日
小説と思って買ったら東京の景色にちなんだ又吉の東京に来てからの生活を綴ってる 100編のエッセイだったけど、又吉の目線で見る東京の日常は笑えて、共感できて、不意に泣かせにくる。行き過ぎなような想像力とそれをまとめる文章力も凄い。そして一番最後の綾部のこと書いた文章が最高だった。
Posted by ブクログ 2022年11月19日
面白かった。
ピースの活動の裏で書いていた文章だったということが最後に知れてストンと全ての文章の辻褄が合った気がした。
大胆な展開と丁寧描写がとても読みやすかった。
Posted by ブクログ 2022年10月09日
とても面白かった。短めのエッセイ、とても面白い。流石に人を笑かして生活を立てている人間なだけのことはあるな、と思った。文体が馴染むのでスラスラと内容が入ってくる。一人の人間の思考を覗き見しているみたいで面白かった。そして、それだけで物語は成り立つのかもな、とも思った。一々、書いてあることがカッコよか...続きを読むったりもした。14,22,27,42,52,57,63,68,76,84,85,98。気に入ったエッセイのまとめ。エッセイ、良いな、と思いました。
Posted by ブクログ 2022年06月17日
この人は小説家が芸人をやってたんだなと思う
ただ面白いことを言うのではなく、日常の機微に様々な感情を乗せて面白くする
彼の東京に出てきてからのどうということない日常を、その日常を過ごした場所とともに書いたエッセイ
自分も若い頃に東京に住みたかった
又吉直樹の小説には風景や感情の描写に匂いを感じ...続きを読むるのです
そしてなぜそう感じるのかがよくわかる本でした
Posted by ブクログ 2022年05月14日
又吉が上京してからの不安と憂鬱に満ちた日々を東京の風景と共に
綴ったエッセイ集。
又吉直樹が敬愛する小説家の話や、
芸人仲間とのエピソード。
太宰ナイト開催に向けてのエピソードに、
文庫化にあたり追加された、相方綾部とのピース
誕生話と今後の思い的な話。
六十一「阿佐ヶ谷の夜」は、六十「井の頭公...続きを読む園」の
続きになっていて、
太宰ナイトという、又吉が敬愛する小説家、太宰治の
生誕百年を記念して行うイベントのエピソードで、
出演依頼をしたのは主に芸人なのだが、
ある小説家にも依頼していて、そのエピソードが
なんともびっくりというか、ほろっときました。
Posted by ブクログ 2023年09月29日
<目次>
略
<内容>
ピース又吉のエッセイのような雑文。夢見る文学青年らしさが出ている。老壮期に入った自分が読むと,ちょっと痛いなと感じた。
Posted by ブクログ 2023年01月12日
東京であったことを短く書き連ねるエッセイでした。火花や劇場で見られたエピソードもあったので、自身の体験も含めて書かれていた小説だったのかなと思ったり。
私は、タクシーに乗って「急いでください」とお願いしたところ、タクシーの運転手が手慣れたように道をショートカットしたかのように見えて元の道に戻っただけ...続きを読む、というエピソードが一番面白かったです。笑った。
Posted by ブクログ 2023年01月10日
予約数ランキング上位にあったので、読んでみた。東京の各所にまつわるエッセイで、遊びに行くとこもいくつかあり、イメージがしやすかった。
羽田空港のゲート通過シーンの空想がスゴく面白かった。
ネガティブよりの個性的な考え方だな、と感じた。
Posted by ブクログ 2022年05月15日
又吉さんの本は初読み。若林さんの本を読んで、芸人さんのエッセイって面白いかもと思い、手を出した1冊。結果、ここにもとんでもない自意識過剰が隠れていた。人によって日常の感じ方がこんなにも変わることが衝撃。自分にとってはただ何気なく過ぎ去っていることもこうやって色がついて見える人もいると思うと、もしかし...続きを読むたら自分はもっと人生を楽しめるのかもしれないと思いました。人の考え方に触れて自分の視野が広がる、これぞ読書!