又吉直樹のレビュー一覧
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「自分の日々の生活が苦しいのは自分の努力が足りないからなんやろ。それを乗り越える強さが自分にはないからなんやろ。そんな状況を回避する才能が欠落しているからなんやろ。全部、自分の責任ということになるんやろ。この社会の構造の不備には目を瞑り、そこで生じた個人の痛みは各々で持ち帰り、自分で何なんかしなければならない。おまえらが人に優しくないから、世界はおまえに優しくないんや。強さを持つ者だけが生きる資格があるならば、弱さがあってあたりまえやと思っている自分に生きていく場所なんてないよ・・・」
同書からの抜粋である。
高校時代から中年にかけての主人公と、腐れ縁とも呼んだらいいのか、「友達」との月日を -
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ネタバレめちゃ面白かった
シリアスなシーンの会話部分でところどころ笑わせてくれるのに最後の100ページくらいはずっとしんどいことの続きで、これ、終わりどこに向かうの?って思ったけど終わりがこんなに爽やかになると思わなくて、終わった時はなんかほっとした
主人公がどうしようもない見たこともないどクズではあるのに共感できちゃってることに途中で気づいてしまうからしんどかった
主人公だからなるべく傷つかない方向に向かってほしいと思えるんだけど、実際にそばにいたら早くこいつが痛い目見てくれますようにって思っちゃうんだと思う。でもその人の中にもきっと自分が似てる部分があるからその人が自分の代わりに裁きを受けてくれる -
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影島道生がナカノタイチに当てたメールがエグい。
ここまで人に理詰めできるのかと驚いた。しかも揚げ足を取るとか、ただ揶揄するとかではなく、周りを否定せず、ナカノタイチだけを逃さないように取り囲み、言葉で刺す。 これが又吉直樹か、と。自分に言われてるかと感じるところもあり、読むのがしんどい箇所もあった。
又吉さんのYouTubeも面白くてよく観る。この小説はほんと又吉直樹そのものだろう。エピソードがYouTubeで語られていたのと同じだった。同じなのに文字でもちゃんと笑えた。
人間。その弱さ。人間が作る社会。その端に追いやられる弱き者。人間は弱い。拙い。
良い小説に出会えた。 -
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ネタバレ中盤からきつかった。
顧客からお金騙し取るの成功して、
2回目行く時、なんか次もいけそうな感じ、むしろバレるなって言う感情で読み進めてしまった。
冷静に考えたら、間違いなく誘き出されているのに。上手くいけ、彼に光をと。岡田もたぶん屑なのに肩入れしたくなるのは、可哀想な人を救ってあげたいっていう私の偽善心なのかも。
たしかに横井はどこでもいるし
自身もそんな時があるんだろうと客観視できた
家族の関係性がたくさん出てきてきたのもよかった。横井と父、元妻と両親、神と神の子
この目線で見ると、愛の形は歪んでても間違いではないよな。
プールへの飛び込みという強烈なシーンが、信頼と裏切りと言う形 -
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本作は「その本は」に続く続編で、相変わらずユーモアと温かさが詰まった本でした。
私は、ハードカバーは殆ど購入しませんが、このシリーズは、ハードカバーであるからこそ意味があるように感じます。
本は通常、ページを開けて文字を読むことで世界観に没入するもの多いですが、このシリーズは、本の表紙、ページの硬さ、デザイン、重さ、カバーの手触りや質感等そういう全てが、作品の世界観を作っているように感じました。
作者お二方の、THE、天才感!たっぷり感じられました。誰も傷つける事ない温かなユーモア。
こんな村やこんな世界があったらなあ。想像が湧き起こる作品です。
一瞬で読んでしまったなあ。
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おもしろいのに読みやすい。
神谷も徳永も途方もなく愛おしい。
どこか喧騒の端っこに本当に居るんだろう
と錯覚してしまう。そして、居るのならば
どうか幸せでいて欲しいと願わずにはいられない。
自分は徳永に感情移入することが多かった。
強固たる意思があり一貫してパワーのある
どこか狂気的な魅力を含む人間に強い憧れがある。
なろうとしてなれるものではなく、
それはきっと模倣というものに
なってしまうだろうし、そこに純粋さはない。
神谷が羨ましくてたまらなかった。
彼の人生を、伝記を、ずっと見ていたいと思った。
徳永も不器用なのだろう。一途さが愛おしい。
スパークの最後の漫才では思わず泣いてしまっ -
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いやー期待を裏切らない!又吉さんとヨシタケさんのアイデアとユーモアと感動が溢れる1冊。
前半はサクサクと軽い感じで読み進めていったけど、後半になるに連れてだんだんと深い内容や作り込まれている感じがあって読み応えが増して言った。
これも結末につながる仕掛けなんだろうな〜と読み終えて伏線回収されたような気がした!
どの復元依頼の回答も面白かったけど、やっぱり最後の[整理番号27] 主人公が「本が好き」の復元内容がグッときた。
新年早々から頭の中を空っぽにして読んでよかった。
想像力が膨らむし、やっぱり私も本が好きだーとさらに感じることができた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読むとほっとする
読むと少し笑うことができる
読むと少し想像力が豊かになる
読むと心が温かくなる
読むと明日からの活力が湧いてくる
読むと少し勇気が出る
読むと今まで感じてきた思いが書いてある
読むとその思いに肯定できるようになる
そんな本。
p. 194
「今、想がお母さんのためにできることを考えるのは大切だけど、お母さんの人生はお母さんのもの。だから、お母さんの判断を尊重すること。そして、想も自分の気持ちに正直になって、やりたいことを言うべきだ。どちらも無理して自分を犠牲にする必要はないんだよ」
わたしは、自分の母親のことを可哀想だからなんかしてあげなきゃ。
可哀想な所から、助け出さ