又吉直樹のレビュー一覧

  • 孤独の俳句 ~「山頭火と放哉」名句110選~(小学館新書)

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    俳句とはあまり馴染みがなく、山頭火と尾崎放哉についての知識はほぼゼロで読みましたが、又吉さんのおかげでいい出会いができました。




    以下自分用メモ

    又吉直樹 17.18歳のときのノートについて...

    『みんなの日常は喜怒哀楽みたいな感情の動きでリズムができているけど、俺はもう、ため息と舌打ちだけで生活のリズムができている』みたいなメモがあって、めちゃくちゃ暗くて驚きました(笑)

    コントでネタにしたらウケたので暗いノートに書き殴られた言葉たちの居場所があった

    頭で考えたものより感情の発露として出てきた言葉の方が強度をもつ
    →尾崎放哉への確信


    絶望の果ての大笑い 的なことby太宰治

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    2023年10月12日
  • 東京百景

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    ネタバレ

    又吉直樹さんのこれまでの人生の経験を面白く鋭い感性で書かれたエッセイでした。
    特にお気に入りの話は、外国人宣教師に声をかけられた話と、通行人の魂を気付かれないように吸うという遊びをしていたという話が、クスッと笑えて面白かった。

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    2023年09月24日
  • 人間

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    「人間」という永遠のテーマにも感じられるこのタイトルの中で作者は何を語るのかとても気になっていたが、表現や考えの違いで世間に評価されたり、批判、揶揄されたり。その時の世間の流れであったり風潮に左右されるこの現実にどこか親近感が湧きもどかしさを感じた。

    271Pでもカスミの言葉で
    私なんて誰でもない。額みたいなやつ。自分に意味なんてない。自分ではない誰かでいたい。自分らしくとか、自分として強制されたくない。
    この言葉が読後1番心に残っていた。
    普段は気配りしたり自分を隠して何者かを演じてる自分を少し肯定してくれている様な気持ちになった。同じ気持ちを感じる方もいるのはないでしょうか。はたして人間

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    2023年09月18日
  • 人間

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    『火花』で太宰治の影響あるすごいの書いてくれたな〜って感動して、奄美縁のある人ということで親近感を感じて、『劇場』で、う~んこの人の作風合わないな〜って感じて、その流れのままこちらを読み始めたので、最初はやっぱり合わないと思っていたが、読み進めば、なるほどこの人の感性や観念とかは奄美由来のものか。と納得してきた。そう思うとなんだか嬉しく思う。
    いつかは奄美を題材にしたものを書いて欲しいと思っていたので、こんなに早く書いてもらっていたとは。
    最後の章はとってつけた感は否めないけど、奄美里帰り撮影のあとに書き足したのかな〜?なんて想像した。

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    2023年08月23日
  • 東京百景

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    東京に住んでなくても面白かったです。東京に住んでて場所がわかればさらに面白いのかもしれないです。
    現実と空想とお笑いと変人が織り交ぜられてる感じ。
    自分でもたまにある現実に空想が入り混じり、ハッとするあの感覚。そんな感覚に又吉さんの独特の感性がクスッと笑わせてきます。
    100編の短編なので隙間時間や移動時間にオススメです。

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    2023年06月11日
  • 東京百景

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    東京で日々暮らしてきた中での生活や想い出を綴ったエッセイ。思い出すとしんどくなるような過去も軽快に描かれていて、思わず笑いが込み上げてくることが多かった。
    ご本人はどのように捉えているか分からないが、しんどい過去を振り返って笑い話にできる人は強いと思う。

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    2023年04月30日
  • 火花

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    読みやすい 文章も読みやすく、サラッと楽しめた。
    芸人のラジオを聞いたりするのが好きなら、間違いなく楽しめる。
    芸人を目指す人の日常、人生を知れる、それだけでも読む価値があった。
    読みやすさに配慮してあったように感じるし、それでも楽しめる仕掛けはいくつもあり中だるみしないのは、ネタを日々書いている芸人さんならではだと感じた。受け取り手への心遣いが、素直に上手い。

    スリリングな物語を好む人には、おすすめできない。

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    2026年01月11日
  • 孤独の俳句 ~「山頭火と放哉」名句110選~(小学館新書)

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    書けそうで書けない自由律。
    二人の共通項した部分を知ることが出来て良かったです。間違えて覚えている俳句もありました。孤独で力強い俳句が心に染みます。繰り返して読みたいです。又吉直樹の鑑賞も良い。

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    2023年03月16日
  • 人間

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    文章の表現が面白かった。

    登場人物はみんな個性的で人間味があり、人間ってなんかいいなーと感じた。

    ただ、ストーリーが少しわかりにくかった

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    2023年02月11日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    考え続ける二人。しかも、考え続けた挙句の答えがゴールではないとは、なんというタフネス!
    それゆえか本書でも、二人が何某かの結論に向かうという事はなく、思考を絡め合い喚起し合いつつも同調性を求めない。
    装丁がその世界観を表している、なーんて直ぐに分かったようなことを言いたがる私のようなおっちょこちょいには、とても辿り着けそうにもないステージだ。

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    2022年11月06日
  • その本は

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    本についての本。
    始まりはポップに愉快な感じで始まり、そこから沢山の本にまつわるお話が繰り広げられる。
    最初はなんだろうなぁと思いつつも後半になるにつれて考えさせられたり、確かにありそうだなと思うような盛り上がりを見せ、ちゃんと最後にオチがある本好きが本好きのために作ったその本。

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    2025年12月27日
  • 人間

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    又吉さんを知り過ぎてしまっていた

    又吉直樹の人生で感じた事、面白味を綴った本

    恋、嫉妬、仕事、才能、独りよがりの墜落、そして友情
    人間が人間らしく生きて、愛に飢え試される

    結局みんな同じ、いや、私は違うと、
    そう感じながら生きていく

    これは今読んでしっくり来た
    同年代だから余計に
    大人って色々経て大人になっていく
    ちっとも完璧でも、かっこよくもないけれど、
    それでも過去は必要だったと自分をこれからうんと愛してあげたい

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    2022年07月27日
  • 人間

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    又吉三作目。

    まず、影島と永山がバーで酔っぱらいながら人生談義をするくだりが秀逸だった。こいつは話が分かるってやつと、敢えて飛躍した論理やしっちゃかめっちゃかな譬え話を繰り出しながら語り合ったときの「頭の整理され感」ってあれは一体なんなのだろうか。その雰囲気がとても伝わってきた。

    ちなみに、同じような友との会話で物語中の葛藤が整理される名シーンはと言えば芥川賞の大先輩、庄司薫の「赤ずきんちゃん気をつけて」であろう。あるいは、又吉氏はこれを参考にしたのではとさえ思えた。

    物語としては、たとえば村上春樹も村上龍も最初の2作がまあ自伝でないにしろ実体験をベースにしていて、3作目が「物語」に飛躍

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    2022年07月10日
  • 人間

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    迫ってきて重かった〜。
    又吉の芸術に関わる人間に対する想いみたいなのが、直に語られてるから、同じ行を何度も読んだりして、理解していった。

    でも井戸の中の蛙の方が宇宙を見れてた、的な話とか、日常を生きてても共感できる話も多かった。

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    2022年06月06日
  • 人間

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    【選書理由】
    1人の友人との2人読書会の5月の課題図書。
    この会の醍醐味は普段なら全く手に取らない本を読めることである。換言すれば、強制的に偶発性を生み出す様式である。本書はその友人が指定した本である。

    【感想】
    又吉の洞察と言葉の使い方に驚かされた。
    私にとって彼の本は『火花』に次ぐ2冊目であり、『火花』の印象があまり薄く(高校生の頃の私の読解力が乏しかった可能性も高い)、芥川賞はこんなものかと正直に思ってしまった記憶があったので、本作では良い意味で裏切られた感がある。

    著者の人を観る視点が表現の隅々に現れていており、またひとつ、世界を観るレンズが増え、表現する言葉が溜まったように思う。

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    2022年05月30日
  • 人間

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    現在→かつて表現を志してハウスに住んでいた頃のこと→影島とナカノタイチの往復書簡→カスミと永山→影島の最近→影島と永山の再会と対話→影島の失踪→本の出版を親族と祝う、生い立ちの考察、という大きな章が展開していった。永山の現在と過去とルーツ。又吉直樹の心の中を全部書いてくれた、という感じがして、ゆっくりと話を聞くような本。難しいけど、わかりたい、と感じるのは、正直にこころを開かれたような気がするからかなと思う。自分は人間が拙い、と書いてあった。

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    2022年05月14日
  • 蕎麦湯が来ない

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    青春、懐かしい風景が思い出される。
    くだらなくもシュールであり、感動もある自由律俳句集


    「お通しがえびあげせんべいだった」が結構好き。

    あなたにとってのただのお通しは、誰かにとっての修練の蓄積かもしれませんよ。それでも私を残しますか?

    作った側のことも考えられる感性が素晴らしい。気にしすぎだろうとも思うが。

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    2022年04月23日
  • 東京百景

    購入済み

    又吉さんの作品は、個人的に小説よりもエッセイが好みなので面白かった。
    tおても短い話も箸休め的な感じでスラスラ読み終わりました。

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    2022年01月15日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    言葉に傷つき、勇気付けられ、憤り、安堵する。様々な過程を経て拡散し、変容する。吐き出した自身の思索はそこに留まらず、自身も変わっていく。変わらないのは記録として残された情報であり、そこに何者かが都合よく価値を付加して断定することは、相手の思考を閉ざそうとする偽りの安心だと気付く人々は少ない。不安を伴ってもいいから決めつけない余白ある "いい加減" にこそ言葉の大切さがある。振り回され慮る思考に答えなき楽しさが待っている。又吉直樹と武田砂鉄の二人から言葉と記憶の混濁が色付いていく移ろいをいただきお裾分けしよう。これも成長と分配。

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    2022年01月03日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    これはエッセイではないのだけど、エッセイのような目的のない会話(思索)のつらつらを読むのって、豊かだなぁ。ある事象についてあそこまでの奥行きをもって、またそれぞれの人生の時間をもって論ずることのできる作家さんのなんと尊いことよ。よく言語化してくれた、と感動することもあれば、なんだかよくわからない高度なこと語ってんなぁなどと思いつつも理解したふりをしてみたり。私の思想、理解力、感受性なんてそんなものだけれど、完璧(絶対)な理解を自負することほど貧しいことはないですね。

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    2021年05月27日