又吉直樹のレビュー一覧

  • 火花

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    お笑い芸人・ピース又吉の本。元々太宰好きを公言し、本も大好きだと言う。いくつか著作もあったみたいやけど、まさか芥川賞にノミネートされ、おまけに受賞するなんて。芥川賞が簡単なのか、又吉がすごいのか。買ってみて判断しようと思った。
    読んでみて、想像していた純文学とは非常に異なった味。平井のことを書いているような感じもした。

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    2026年05月31日
  • 生きとるわ

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    横井のように人を騙し続けるどうしようもない人間の屑模様がうまく描かれていて凄くヤキモキした。岡田善人は何故そのような横井に騙され続け、道を踏み外していくのに許してしまうのか、その事で輪をかけてヤキモキしてしまう。関西弁や面白おかしいことが出てくるので読んでいくが、最後までもやもやは解決されなかった。
    いろいろ登場人物の頭の中が台詞として描かれているのだが、こちらの読解力の問題もあるのだがちょっと分かりにくい感じかした。

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    2026年05月31日
  • 人間

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    又吉さんの顔が浮かぶような小説だった。太宰治を語る場面、沖縄、ポーズという芸人で小説を書く影山道生、など。文章も又吉さんがしゃべってるみたいなかんじ。又吉さんの頭の中を見るような。

    最後の方で、主人公は保育園の先生に 虚言癖がある、と言われていた。前半からのストーリーでも好きな女性達や友人に、出会った時の記憶だったり考えていることが事実と違っていると指摘されている。自分の考えで自分を苦しめている、とも。自意識が強く思考を深めていく過程で事実とかけ離れてしまうのかな。
    登場人物を通して、思考が怒涛のように押し寄せるような書き方が人間失格に似ている。生き方の不器用さ人間の拙さを書いているけど、人

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    2026年05月30日
  • 本でした

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    面白い発想ですね~
    本が好きなお二人ならでは、かしら。
    最後に村人も本が大好きで円満に終われたから良かった。

    最後の「本が好き」良いです。

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    2026年05月29日
  • 東京百景

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    我々、凡人側に寄り添ってくれていると思いながらも、一つ一つのエピソード、思考、行動が凡人からかけ離れていて、なんとも憎い又吉さん。そんなエッセイ集。

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    2026年05月25日
  • 火花

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    芸人の話なので漫才のシーンばかりなのかと思いきや、意外に少なく、主人公が師匠と尊敬する先輩との交流をメインに、若手芸人のリアルな苦悩が描かれています。
    漫才についてとか、お笑いとはとか、服装とか、誹謗中傷についてとか、所々で考えさせられることが多くて、興味深く読めました。
    神谷さんが好きだという主人公のお姉ちゃんのピアノのエピソードはとても良くて、この本の一番のお気に入りポイントです。

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    2026年05月22日
  • 生きとるわ

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    きっついわー
    最後の1ページの希望にむけてあと全部しんきくさい
    横井はけっこうどこにでもいて、あほな友達につかず離れず図太く生きてる
    でも
    「生きてるほうが勝ちじゃない?
    ひとに迷惑かけようがなんだろうが」
    あとでじわじわそんな思いが。
    人さまに迷惑かけんことって
    そんな大事け?

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    2026年05月23日
  • 生きとるわ

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    ネタバレ

    又吉直樹さんの本は初。文章に少し驚く。芸人だからと侮っていたのかもしれない。
    "気圧で重くなったドアを開けると、圧縮された空気と音楽が顔にあたり、流れるように散った。"とか、最初のページからすごい。詩的な表現というものだろうか。こういう文章が自分は大好きだと知った。メモをいちいち取っていられないほど普通にあちこちに出てくる。
    全く違和感のない大阪弁の文章、まあ当然だが。読みやすい(大阪弁はね)。例えば定ちゃんの、会話のくだらない面白さ、大阪の空気のようだ。

    真ん中くらいまで読んで思う。ずっと横井の事を考えていて、ずっと同じ様なことを繰り返して、借金の話が解決するわけでもな

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    2026年05月17日
  • 火花

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    ネタバレ

    まだ売れない芸人の話。芸人はこんな生活したりこんなこと考えてるんだろうなーって想像できて面白かった。芸人の又吉さんが自分の言葉で書いている感じがとてもよかった。

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    2026年06月02日
  • 生きとるわ

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    気づけば金に狂わされていく主人公。
    ひとつカードを切るたび、また別のカードを切らされる——後半はそんな蟻地獄のような展開が続き、読んでいるこちらまで息苦しくなる。

    それでも、又吉さんならではのユニークな表現や意外な展開のおかげで、重たいテーマながら驚くほど読みやすい。読み進めるうちに、「人はどう生きるべきか」という問いがじわじわと残っていく。

    お金があれば豊かになれる。そんな価値観に翻弄される人々が描かれる一方で、もし“そもそもお金を必要としない”という価値観を持つ人物がひとりでもいたなら、この物語はまた違った深みを見せてくれたのかもしれない——そんなことまで想像させられた。

    余談だけど

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    2026年05月16日
  • 本でした

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    ヨシタケシンスケさんと、又吉さんの書き方の違いが表れていた。ヨシタケシンスケさん、暗い話でもポップに書くし、暗く終わらせない。又吉さんは暗い話はその温度感を共に読み取らせてくれて、余韻まで残してくれる。
    前作『その本は』では、又吉さんの話が多かった記憶だったが、今回はヨシタケシンスケさんが少し増えた気がする。正直、これが印象にのこったって話はないが、温度感が心地よかった。

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    2026年05月14日
  • 生きとるわ

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    ネタバレ

    【感想】
    純文学でも読みやすく、登場人物には共感はできないけど内容としては分かりやすかった。
    公認会計士として働いている岡田が、なぜここまで横井に執着するのか?
    周りにこんな人間がいないが、逆にこういうほっとけない感がある人間だからこその魅力があるのか?
    人間自身や男同士の友情の哀れさ、タイトルの【生きとるわ】は横井が結局死んでないっていうツッコミなのか、それでも俺たちは生きてるって事なのか。
    横井のクズさが際立つけど、岡田も不倫したり、横領したりと類は結局類は友を呼ぶのかな。


    【あらすじ】
    公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。
    しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円

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    2026年05月10日
  • 生きとるわ

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    岡田がズルズルと堕落していく過程の中に、変わらない日常が並行している。その風景の描き方(コントラスト)が良かった。どんどん普通の日常の風景が岡田の中で遠くなっていく。

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    2026年05月10日
  • 生きとるわ

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    横井に振り回される岡田と広瀬、大倉。広瀬と大倉は逃れられるが、岡田は逃れられない。
    事件らしい事件は起こらず、岡田の視点でぐだぐだと進行。岡田がなぜ横井の言葉を信じるのかがわからない‥と大半の人は言うと思うが、おそらく岡田も自分のことでなければそうだと思うのだが、なぜか当人は信じてしまう。公認会計士という職を得て、横井に関わる理由も必要も点ほどもないはずなのに。蛇に見込まれた蛙ということか。
    途中まで詐欺のセリフしかない横井が、終盤自分の考えを語る。何一つ容認はできないが、彼の中に独自のポリシーがあることは伝わる。では岡田になにがあるのか。実は彼には何もなく、社会的なステイタスの上に立って、横

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    2026年05月06日
  • 本でした

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    又吉さんとヨシタケさん二人の短編集。本の記憶の一行からどんな本だったかそれぞれに復元していく本屋。ちょっと変わった本だが、不思議な内容でリフレッシュするには最適な本。ヨシタケさんのイラストもかわいくてよい。

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    2026年05月06日
  • 火花

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    芸人ってすごいロックな存在だなと思う。
    どれだけ考えているのか、どれだけ苦労してきたのか、この言葉にどんな意味を乗せているのかなんて、売れてからじゃないとみんな興味を持ってくれない。
    説明も聞いてくれない。
    その中で、先輩という存在は不利だと思うけど、
    徳永の言葉もまた真理。
    「捨てたらあかんもん、絶対に捨てたくないから、ざるの網目細かくしてるんですよ。ほんなら、ざるに無駄なもんも沢山入って来るかもしらんけど、こんなもん僕だって、いつでも捨てられるんですよ。捨てられることだけを誇らんといて下さいよ」

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    2026年05月05日
  • 生きとるわ

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    又吉先生4冊め!
    gw中に。面白い!エビチャーハンのくだり、油断してたから吹いた笑

    題名が、黒澤明の『生きる』パロってるから、話もそっちのノリかと思ったがそうでもない。職とブランコだけ関連性あったのかな?
    横井が害悪すぎて腹立つけど、騙され続ける主人公もまた歯がゆい。どことなくインザメガチャーチ。思考がまじで内省‼️って、己に容赦ない感じでたまに読んでて油断したら文字を追ってるだけの時が何回かあった。独特のダルさ
    次の作品が楽しみです!!

    「教師やなくて、ただのおっさんの意見やで。自分の見てきたことだけで言うと、人間の本質は変わらへんのちゃうかな。俺も変わってない。描いてる絵が変わっただけ

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    2026年05月04日
  • 生きとるわ

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    こんなに何度も騙されるってあり得るの?と最後まで信じられない気持ちで最後まで読んだ。登場人物、誰一人気に入らなかったけど、ただ一人、騙されたはずの顧客の山下さん、ご立派でした。

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    2026年05月03日
  • 劇場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公・永田
    「クズ」という言葉で括るのはもったいないくらい、人間臭さの詰まった人物だった。
    彼の中のあまりに強い自意識と自己顕示欲が、いわゆる世間の感覚を持った私たち(読者)とのズレを生んでいる。誰しもに内在する自意識や自己顕示欲を、私たちは必死に抑え込んで生きている。それをしようとしない永田に対して、嫌悪感を抱いて「共感できなかった」と多くの人が言うけれど、実は「共感したくない」だけ。「感情移入できない」のではなくて、永田の目線に「立ちたくない」だけなのだと思った。気づかないうちに同族嫌悪してしまうほど、純粋な人間だった。
    永田に足りなかったのは、狂気さ、もしくは、実績。それがあればもっと

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    2026年05月03日
  • 生きとるわ

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    最近も別の作家の同じような作品を読みましたが、何故この主人公たちは、こんなにもお人好しなのだろうと思います。
    騙されても騙されても同じことを繰り返してしまい、最後には破滅してしまう。
    この世の中そういう仕組みになってるのかって思ってしまいます。

    しっかりと考えられた作品でしたが、個人的には最後まで気持ちがモヤモヤさせられて、後味がスッキリしませんでした。

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    2026年04月30日