又吉直樹のレビュー一覧

  • 劇場(新潮文庫)

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    サキちゃんがなんで永田じゃなきゃ駄目だったのかよく分からない。永田が演劇に生きる姿が好きだったのか、自分にないものをもっているところが好きだったのか、理由は特になくただ一緒にいることが好きだったのか。

    永田は本当にろくでもない奴でサキちゃんの親を悪く言ったところはサキちゃんが可哀想でこんな奴早く別れればいいのにと思っていた。
    最後までなんで別れないんだろうって思った。ああなる前に永田に自分の存在の偉大さを解らせてやるべきだったと思う、でも何故それができなかったかというとそれもまた永田のせいで、性格上聞き入れることなくまた自分のせいにされるのを恐れていたのだと思う。

    最後の永田が劇のセリフで

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    2025年11月09日
  • 本でした

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    元々好きな又吉直樹さんと最近知ったヨシタケシンスケさんの共作。
    面白い趣向の本でした。
    装丁も素敵です。

    村人が持ち寄った、少しの情報しかない本の復元。

    実際にはお互いがお題を出して物語を創作されたんですね。
    それぞれのお話の読み心地が良く、ヨシタケさんのイラストも可愛らしい。

    夜寝る前に少しずつ読むのに丁度いい。
    同じシリーズの本があるみたいなので読もうと思います。

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    2025年11月08日
  • 火花

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    評価されないけど凄い人ってのはどこにもいる、評価っていうのも誰にもできることでは無いからみんなに認められてる人はみんなにも理解できる範囲内の人でしかないのかもしれない。

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    2025年11月06日
  • 本でした

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    真剣に 復元依頼シートに書いてある 書き出しやタイトルの本があるか 私も考えてしまった。一緒になって考えてみたり。

    さすが!

    本の復元依頼シート 整理番号27 の話が好きです。

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    2025年11月01日
  • その本は

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    発刊当時『王様のブランチ』でも紹介された本。
    ヨシタケシンスケさんの絵は、相変わらず、見るとニヤッとしてしまう。又吉さんも又吉さんだ。
    絵本的な部分と読み物的な部分が合わさった、これまであまり読んだことのない不思議な本。
    各ページが日に焼けたような感じになってるのも興味深い。ページによっては、焼け焦げの後みたいなのとか、クシャクシャになってる風なのもある。
    さーっと読めてしまうけど、一夜ずつゆっくり楽しんで読んでいくのも良いのかもしれない。イラストもサッと流してしまうには惜しすぎる。

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    2025年10月29日
  • 火花

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    才能もあり面倒見も良い先輩と慕う後輩。相方も恋人も親も自分も時間は過ぎ歳をとる、後輩が活躍していく、そんな中での売れない芸人、想像するだけで残酷な世界。何にすがればよいか分からなくなってしまった先輩の現在地もリアルで哀しい。
    今年のM-1はリスペクト忘れずに観よう笑

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    2025年10月27日
  • 火花

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    ネタバレ

    神谷という極限まで純粋な人物と主人公の交流を通して、お笑いという道で生きることの厳しさと喜びを描いている。
    花火の一瞬の輝きが人の記憶に残り続けるように、草臥れたお笑い芸人の人生も誰かの記憶に残り続ける。「花火」がお笑いというコンテンツ全体を示すのであれば、花火を構成する「火花」は芸人自身であるといえる。芸人の立場だからこそ分かる苦悩・青春が存分に詰め込まれている作品だった。
    ラストの、観客・神谷・スパークスの誰もが泣きながらの漫才はグッときた。
    全体的に平易な文章で、とても読みやすい。ボリューム的にも内容的にも、純文学の入門書的存在。
    信じれないくらいの売上を記録し、純文学(小説)というコン

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    2025年10月25日
  • 火花

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    ネタバレ

    又吉直樹の処女作
    主人公にとって芸人とは、神谷そのものだったのだろう。笑いから理想、現実、孤独、人間関係を学び、神谷とともに走った年月だった。最後の漫才が全てを物語っていたのだろう。なぜか豊胸して、素で謝っている神谷には笑った。

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    2025年10月23日
  • その本は

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    その本は…
    装丁は図鑑のようにズンとしたものですが、中身は手書き文字だったり、ゆるーいイラストで読み手に対して心温まる手紙のような印象。

    色んな本が登場し、いずれも人との関わりには欠かせないなぁと、だから王様も本について聞きたかったのか。
    クスッときたり、ジーンと心温まるようなお話まで。

    第7夜の交換絵日記が一番印象的。
    だけど第3夜のしおりの話は、最後一緒に叫びたくなりました笑

    これからも色んな本と出会いたいな♪

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    2025年10月12日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。のファンとして読んでおかなくては、と読み始めた。魚豊さんと色んな方との対談がいい。こんなすごいマンガをどんな思考で描いているのだろうと興味深かった。対談の中からそんな魚豊さんの思考が覗けてさらに感服。アニメの主題歌もとてもいいので、サカナクション山口さんとの対談、又吉さんとの対談も読み応えがあった。

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    2025年09月27日
  • 火花

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    audibleで鑑読です。
    堤真一さんの声のイメージはどちらかと言うと先輩の方で、主人公・徳永ではないなーと思いつつ、堤真一の朗読を聴けるのは映画の中のようで、やっぱり贅沢な時間だと終わってから改めて思う。
    お笑いに取り憑かれ、気づいたら飲み込まれて…
    最後は怖くて実録ホラーを聴いた気分だった。
    どうしようもない先輩を前に、徳永の気持ちも分かるのが辛い。
    こんな人がかわいくもあるのも事実、近寄りたくないがほぼ100%

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    2025年09月24日
  • 火花

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    漫才師をやっていた二十歳の徳永くんが、漫才の先輩である神谷さんに出会って過ごした10年間の物語です。神谷さんの癖の強さに圧倒されっぱなし。堤真一さんの朗読に味わい深さが2割増しで、太鼓のお兄さんの下りなんか最高に面白かった!場面にあった音響がプラスされているのも手が混んでいてAudibleの力がこの作品に力を入れてるんだなって伝わってきました。

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    2025年09月20日
  • 火花

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    売れない芸人の徳永は先輩芸人の神谷に出会い、弟子入りする。徳永は神谷と芸人人生を歩むが移ろう季節と共に何事も同じでは居られなくて。

    ずっと気になっていた又吉直樹氏の作品。淡々とした筆致と対照的に主人公達の葛藤や苦難がドラマチックに描かれている。短めの小説ではあるが読み応えたっぷりの作品だ。

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    2025年09月18日
  • 人間

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    又吉が好きで。
    永山、奥(影島)はどちらも又吉だった。
    めぐみは劇場で出てくる女の子と似ている。
    ハウスでの描写は気持ち悪すぎて、ここまで気持ち悪いものが書けることが又吉の凄さ。

    影島の記者会見のところがわたし的にはこの本のピーク。
    時間が経ったらもう一度読んで噛み砕きたい。

    そうだ、人間失格を読んだことないから読まないといけないと思った。
    わたしが尊敬している高校の先生も大好きな太宰治


    良く、渦の百の三を見ているので、後半の人間部分は又吉が良く話していることで聞いたことのあることが書いてあった。

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    2025年09月10日
  • その本は

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    初めて読む形式で絵本と小説が交互に来るので、最初は頭が混乱して内容が入ってこなかったが、途中の交換日記の話が好きでした。

    多分、最初は思いついたものをどんどん書いていって慣れて来るとだんだん話も深くなっていくつて云うことなんだろうな。

    初めて見た形式で新しいなと思った。

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    2025年08月24日
  • 月と散文

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    自分は又吉さんみたいに普段色々考えて生きていない為、思考の量に感嘆した一方で、少し重たいなと思った。

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    2025年08月16日
  • 月と散文

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    又吉さんの着眼点が面白くて、読むペースが止まらなかった。ふわふわと、どこに着地するのか分からない感じがまた読み手をワクワクさせて来るなと思った。
    また、当人の事を他者が勝手に判断して、記事を作ったり、話したり、することは本人に失礼すぎることであると言うことを再認識させられた。本人のことは本人しか分からないし、他人がどうこう言うことではない。分かっていることだけれども、とても大事なことだと心底思った。
    エッセイっていいなと思って日記をつけ始めて見た。

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    2025年07月18日
  • 人間

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    ネタバレ

    いやはや、文学的感。
    又吉さんの頭の中を見ているようで。

    こういう、ごちゃごちゃした想いは僕の中にもあって、それをこうして文章に表せば、文学作品になるんだなと。

    途中のブログのところなんかは、想いを全て文章にした感じがあり、こうして書きたい気持ちも凄く分かってしまう。
    僕の中での想いは。いつも頭の中でぐちゃぐちゃしていて、それを整理しようと言葉少なにしようと思いがちだけれど、ブログ部分は、それを全て言葉にしている感じ。
    きっと、それを作品としてできるのが凄いんだよな。
    生き方考え方を作品にしてみたい。

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    2025年07月17日
  • 人間

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    芥川賞作家ピース又吉直樹による小説。
    主に1人の男の巻き起こる日常と歴史について時に面白おかしく描いている。
    全体を通して人の繋がりや家族の絆など大切にしているのだなと感じた。
    流石に文章力があると思いました。
    デビュー作の火花も読んでみたいと思いました。

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    2025年05月31日
  • 人間

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    又吉さんの作品大好きです。
    だけどこの作品は本当に読みづらかったというか、読み進められなかった、、、、。
    スラスラ読める本がいい本とは限らないんだけど、、、。
    又吉さんだから、読みきれました。

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    2025年05月21日