又吉直樹のレビュー一覧
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又吉直樹6年ぶりの長編小説! 「生きる」とは、こんなにもやりきれなくて、おかしい―― 累計354万部『火花』から10年後に書き上げた、新たなる代表作! 公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。 しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。 阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。 貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく…… 人間の「闇」と、「笑い」を両立させた奇跡的作品!
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Posted by ブクログ
ネタバレ又吉さんがYouTubeで「生きとるわ」について話してるから
それを見てから読んだ方が面白いと思う!!
ので、おすすめ!
そのYouTubeの中で
「横井タイプのクソみたいな奴って、どこか可愛げがある」って言ってて。
まあ、確かに可愛らしい一面はある。
でも、かわいい!!で済まされないぐらい周りにどえらい迷惑をかけている。
そして
どの面下げて言ってんだ!!!!!
の、代表みたいな発言ばっかりしてて、そこが本当に面白い。
又吉さん節なのか、読みながら吹いた、何度も。笑
でも、作中でお笑いをやっていないというか
キャラクターで人を笑わせようとはしていないらしい。
関西人のリアルな掛け合いなの -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書家の先輩に勧められて、初めての又吉直樹。何となく今まで興味を引かれないままきてしまった又吉さん。想像よりずっと重く、それでいて語り口は軽快なちぐはぐさが新鮮だった。
最初は横井のダメ人間っぷりに感動すら覚えながら読んでいたけど、だんだん真に狂っているのは岡田では?と気づく。悪い選択肢にばかり進んでいく、自分からあえて地雷を踏みにいくという感じ。全然まともな人間の思考じゃない。
そして最後に二人が向き合う場面では、自分の人生を何としても生きようとしている横井のほうが真っ当に見えてくるから面白い。自分勝手上等。
陰謀論やら龍先輩の思想やら詰め込み気味な部分も否めないかな。その遠回りな感じも岡田 -
Posted by ブクログ
かるい気持ちで又吉作品は読めないことがまず分かりました。それは自分が娯楽読書ばかり読んでいたからこの本が難しいということもあるけれど、気持ちの面でもふわふわっと読み進めるタイプの本ではないかもと思って。
才能の有無とそれに対する立ち回り、世界の見え方、周りの人間との関係などについて複雑すぎる(こじらせとも言える)考え方をする人たちは、共感されにくい生きづらさがあると感じました。まさにこじらせ代表であるような永山や影島、ナカノタイチといった人物の考えに触れ、自分とは全く違う思考回路を巧みな表現で感じさせてくれる一冊でした。
好き嫌いは分かれそうだけれど、読んだ体験そのものが強く印象に残ります。