又吉直樹のレビュー一覧
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ネタバレひとつの文章がとても長いのが特徴で、その傾向のある作品はいつもギブアップしてしまう。
時には考えすぎずさらっと流してなんとか読み切った今作。
太宰治の吾輩は猫であるは何度かチャレンジしてはギブアップを繰り返してきた、そんな気配を感じた。
いつも映画や本から古い記憶を引き出される。
今回思い出したのは永山が保育所の卒園式で将来の夢を言った際に牧師か大工さんになりたいです、と二つ言ったんだというところから、、
小学生の頃の学校のテストで、国語の物語に対する正解ってひとつなのがまずおかしくて、絶対に複数解あるべきだと思ってた。
そしてそれを先生に主張して、なんとか丸を貰うことが何度かあると、それを -
Posted by ブクログ
良い作品を作りたいという強いこだわりが時に周囲の人間を傷つけてしまう。
そんな残酷さと社会から孤立した芸術家の苦悩が感じられる作品。
売れない劇作家の男とその男の才能に惚れ込んだ女優志望の女の物語。
この男はいわゆる“クズ男”で、劇団員を誹謗中傷し他人の作品を見下しながら、自身の劇は売れず常に金欠状態。
そんな彼をすべて包み込むように肯定し続ける彼女の存在が、あまりにも報われず読んでいて辛くなる。
火花にも同じような人間が登場したが、又吉自身がもしかしたらこの男のような生活をしていたのかもしれない。
演劇の夢を追いかけるという真面目なテーマの中でも、くすりと笑わせるような文章が散りばめ -
Posted by ブクログ
2015年上半期芥川賞受賞作。当時ちょっとしたブームになったのをおぼろげながらに覚えている。同著者の小説は『劇場』だけ読んでいたが、これはなぜか読んでいなかった。当時は就職活動に忙しく、文学賞を見ていなかったのだろう。
今まで読んだ芥川賞受賞作のなかで恐らく最も情緒的なんだけど、この手の人生の青春時代を切り取った小説としてはあまりにもオーソドックスで、「こういう物語だろうな」という想像の枠の中で物語が終始してしまった感はある。 主人公に裏はあるだろうか。それ次第かな。 危険な局面でで安牌切ってベタオリし、次局で難なくリーヅモして無難にプラスになるような人生を送っているので、若い頃に比べて