又吉直樹のレビュー一覧

  • 人間

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    ネタバレ

    美術を志す若者たちの思い出から始まったのに、最終章はまったく別の物語を読んでいるような気分になった。主人公は思ったことを意外とハッキリ言うので時には辛辣でヒヤリとするものがあるし、仲間たちの間で傷付いていく様子にはこちらも痛みを感じて苦しかった。
    長い人生のなかで変化していくものと変わらないもの、どちらもあると思うけれど、あのときの永山と今のミチは違う。成長というのもどこかまた違って、自分自身を痛めつけるのをやめてケアしているように見えた。
    ケアで言うならば、影島との会話もかなりお互いをケアし合っていると思った。このふたりならば訳のわからない会話も成立する。ひとりの人格がふたつに分かれたような

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    2025年11月22日
  • その本は

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    ⭐️その本は
    本の帯には抱腹絶倒とあるが、ほっこり・しんみりする話が多かった。又吉さんの「ボロボロの本の話」「岬真一と竹内春の話」「まっしろな本の話」にじいんときた。ヨシタケさんの話はどれも良いのだが、夢がたくさん書かれた本と評判が悪い本の話が心に沁みた。

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    2025年11月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。の世界観、込められた思いなどを魚豊さんの対談や数々の執筆陣を通してさらに知ることが出来た。そんな風に言語化するのか…と驚き物語への解像度がさらに上がった。これを読んだ後に原作を読むとまた違った味わいがあると思う。

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    2025年11月12日
  • 劇場(新潮文庫)

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    サキちゃんがなんで永田じゃなきゃ駄目だったのかよく分からない。永田が演劇に生きる姿が好きだったのか、自分にないものをもっているところが好きだったのか、理由は特になくただ一緒にいることが好きだったのか。

    永田は本当にろくでもない奴でサキちゃんの親を悪く言ったところはサキちゃんが可哀想でこんな奴早く別れればいいのにと思っていた。
    最後までなんで別れないんだろうって思った。ああなる前に永田に自分の存在の偉大さを解らせてやるべきだったと思う、でも何故それができなかったかというとそれもまた永田のせいで、性格上聞き入れることなくまた自分のせいにされるのを恐れていたのだと思う。

    最後の永田が劇のセリフで

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    2025年11月09日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。のファンとして読んでおかなくては、と読み始めた。魚豊さんと色んな方との対談がいい。こんなすごいマンガをどんな思考で描いているのだろうと興味深かった。対談の中からそんな魚豊さんの思考が覗けてさらに感服。アニメの主題歌もとてもいいので、サカナクション山口さんとの対談、又吉さんとの対談も読み応えがあった。

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    2025年09月27日
  • 人間

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    又吉が好きで。
    永山、奥(影島)はどちらも又吉だった。
    めぐみは劇場で出てくる女の子と似ている。
    ハウスでの描写は気持ち悪すぎて、ここまで気持ち悪いものが書けることが又吉の凄さ。

    影島の記者会見のところがわたし的にはこの本のピーク。
    時間が経ったらもう一度読んで噛み砕きたい。

    そうだ、人間失格を読んだことないから読まないといけないと思った。
    わたしが尊敬している高校の先生も大好きな太宰治


    良く、渦の百の三を見ているので、後半の人間部分は又吉が良く話していることで聞いたことのあることが書いてあった。

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    2025年09月10日
  • 月と散文

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    自分は又吉さんみたいに普段色々考えて生きていない為、思考の量に感嘆した一方で、少し重たいなと思った。

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    2025年08月16日
  • 月と散文

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    又吉さんの着眼点が面白くて、読むペースが止まらなかった。ふわふわと、どこに着地するのか分からない感じがまた読み手をワクワクさせて来るなと思った。
    また、当人の事を他者が勝手に判断して、記事を作ったり、話したり、することは本人に失礼すぎることであると言うことを再認識させられた。本人のことは本人しか分からないし、他人がどうこう言うことではない。分かっていることだけれども、とても大事なことだと心底思った。
    エッセイっていいなと思って日記をつけ始めて見た。

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    2025年07月18日
  • 人間

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    ネタバレ

    いやはや、文学的感。
    又吉さんの頭の中を見ているようで。

    こういう、ごちゃごちゃした想いは僕の中にもあって、それをこうして文章に表せば、文学作品になるんだなと。

    途中のブログのところなんかは、想いを全て文章にした感じがあり、こうして書きたい気持ちも凄く分かってしまう。
    僕の中での想いは。いつも頭の中でぐちゃぐちゃしていて、それを整理しようと言葉少なにしようと思いがちだけれど、ブログ部分は、それを全て言葉にしている感じ。
    きっと、それを作品としてできるのが凄いんだよな。
    生き方考え方を作品にしてみたい。

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    2025年07月17日
  • 人間

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    芥川賞作家ピース又吉直樹による小説。
    主に1人の男の巻き起こる日常と歴史について時に面白おかしく描いている。
    全体を通して人の繋がりや家族の絆など大切にしているのだなと感じた。
    流石に文章力があると思いました。
    デビュー作の火花も読んでみたいと思いました。

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    2025年05月31日
  • 人間

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    又吉さんの作品大好きです。
    だけどこの作品は本当に読みづらかったというか、読み進められなかった、、、、。
    スラスラ読める本がいい本とは限らないんだけど、、、。
    又吉さんだから、読みきれました。

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    2025年05月21日
  • 孤独の俳句 ~「山頭火と放哉」名句110選~(小学館新書)

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    “放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句作品の中から金子兜太氏と又吉直樹氏が110句を厳選・解説。本当に"心の声がつい漏れてしまった”みたいな自虐的なような、ユーモラスな、自由な言葉が心を軽くさせてくれた。又吉さんの解説も読み応えがあって良かった。

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    2025年04月29日
  • 劇場(新潮文庫)

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    理想と現実のギャップを正当化したいわけではないが、何か理由をつけなければならないように感じる焦燥感とそれゆえの行動、それを見守ってくれる人の優しさにまた偽を塗り込めて真実が閉ざされるような閉塞感。劇に魅入られたが故に適当に生きられない不器用な物語。

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    2025年02月23日
  • 劇場(新潮文庫)

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    なぜそうしてしまうのかわかっていてもついやってしまう言動。心が痛くなる。なぜなら自分もしてしまうかもしれない、もはやしてしまってるのかもしれないと考えてしまった。

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    2025年01月02日
  • 人間

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    又吉直樹の「火花」を読んで、その次に買った本。

    ハウスという芸術を志した若者たちが住む共同住宅での事件が綴られる。

    若者が持つ「何者かになりたい」という内面描写これでもかというほど書かれている。
    これが純文学というものか。

    1章目のハウスで起こる事件は、恋人に関する物語であるが中々読み進めるのが億劫だった。
    ハウスに出てくる登場人物のクセが強すぎて、一歩引いてしまうかもしれない。

    最終章は家族愛について考えさせられた。
    自分が何者かになる必要ってないのかもしれない。

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    2024年12月25日
  • 往復書簡 無目的な思索の応答

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    又吉さんの『火花』の書評を武田さんが書いたことをきっかけに交流が始まったけれど
    そこまで急速に仲が良くなったわけでもない距離感の二人が
    相手の文章から想像したり、思い出したり、ときに質問したりと
    あまりがっつり組まずに往復したエッセイ。
    分量もさほどないのに、いろいろ考えがめぐるような内容で、
    二人の淡々とした文体が丁度よく、気持ちよく読んだ。
    又吉さんが武田さんにメールを送ったのが、
    ちゃんと書評されていたからという理由なのに驚く。
    読まずに批判されることが多いらしく、それほど空しいことってない。

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    2024年12月05日
  • 劇場(新潮文庫)

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    映画でいうと今泉力哉監督っぽさを感じる。まさに下北沢や高円寺を舞台にした恋愛小説らしい。
    主人公のイタイタシイ性格も呼んでいて楽しかった。

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    2024年12月02日
  • 劇場(新潮文庫)

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    クスって笑えるところが多くて、さすが芸人が書いた本やなって思った。
    永田みたいな思考は世の中に結構思ってるより居て、意外と平気で自分の思考のまま生きてますって雰囲気は漂わせてるつもりかもせんけど、周りも救ってくれへんし、そんな自分に嫌気が差して自分ですらも救われへん気がする。沙希ちゃんを狂わせた理由も、最終的には自分って分かってたけど、まだ認めてないんじゃないかな、セリフに乗せて伝える所に引っかかってしまった。

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    2024年12月02日
  • 劇場(新潮文庫)

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    火花と似てた。不器用な男が東京で揉まれる話。
    話自体は面白いけど、登場人物の魅力でいうと火花の神谷には及ばないので星三つ。

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    2024年11月27日
  • 東京百景

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    友人にに勧められて読んだ。共感できるもの、意味がわからないものがあった。一番好きな話は七十六の池尻大橋の小さな部屋だ。このエッセイで一番長い話だ。些細な出会いが大きな愛や支えになるが、自分が調子よくなると彼女は弱っていき一緒にいることができなくなる話だ。親と子みたいなエピソードだと思った。与えられたものを返せるようになった時にはすでに遅いことが多い。この話はできる時に自分の大切な人に与えられたものを返した方が良いと教えてくれていると思う。
    全体的の話や最後の代田富士見橋の夕焼けを読むとチャレンジすることの大切さを教えてくれている。環境が変えることはリスクがあることだが、必ず成長させてくれる。チ

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    2024年11月26日