又吉直樹のレビュー一覧

  • その本は

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    又吉直樹とヨシタケシンスケによる『その本は』は、「本を読む楽しさ」そのものを優しく思い出させてくれる作品だった。世界中の“めずらしい本”について語られる物語はどれも自由でユーモアに満ちていて、ページをめくるたびに想像力を刺激される。短いエピソードの連続なのに、一つひとつに不思議な余韻があり、気づけば夢中になって読んでいた。

    又吉直樹の少し切なく温かい文章と、ヨシタケシンスケの柔らかく遊び心のあるイラストの相性が抜群で、読んでいるだけで心地よい。笑える話もあれば、ふと人生について考えさせられる話もあり、「本」という存在の奥深さを改めて感じさせてくれた。

    特に印象的だったのは、「本は知識を得る

    0
    2026年05月23日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    読後はなぜだか、不思議とすっきりしていた。
    「自分が楽しければいい」という考えも、ここまで嘘を突き通されると、むしろ筋が通っていて大したものだと感心してしまう。
    筆者はまるで手品師のようだ。こんな気持ちにさせられるのが、不思議でしようがない。

    0
    2026年05月20日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    今更ながら読んでみた。
    徳永と神谷の会話は哲学的な意味のないと言ってしまえばそれで終わってしまうようなものが多くて、自分は生きていて友達とそういうとりとめのないやりとりをすることは少なくなってしまい、ずっと青春を追いかけていられることが羨ましく思えた。
    神谷さんの発言に自分はカリスマ性を感じられなかったので(描かれている芸風は好みではない)感情移入しづらかったが、又吉さんの文体はとても読みやすかった。

    0
    2026年05月16日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    ヨシタケさんの短編集は絵もあり、テンポよく読めた!
    又吉さんのは最後の短編は読書好きの皆さんには共感できる部分が多いと感じた。いつか自分にも子供ができたら、この物語の父親のように読み聞かせたいな!
    あとここで出てくる本のリストもっと詳しく見てみたい!
    序盤で自分に合わないな本かなって思う方でも最後の又吉さんの短編だけでも読んで欲しいな!

    0
    2026年05月14日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「どんな人間でも生きててほしい」と思ってこの作品を書いたと作者は言ってた。

    借金を踏み倒すばかりかさらなる借金を岡田に背負わせる横井も、自身の弱さに耐えきれず周りを裏切り続けそれでも横井を切れない岡田も、最後まで読んでも結局は何も変わらなかった。

    変われない、こんな人間でも作者は生きててほしいと思ったのを感じた。

    ただ、陰謀論に沼っていく大倉だけは最後目が覚めてその沼から出ていく。

    借金云々は作者の中で許容できるが、そこの住人に対してはシビアなんだなって、あっそこは切るんだ…みたいな作者の歪みが感じられて興味深かった。

    いや、もしくは大倉のように「変わった」人がいるなかで、「変われる

    0
    2026年05月05日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    高校時代からの友人を中心とした人への感情、登場人物それぞれの心の弱さ、闇がテーマ。

    かなり特徴的な登場人物のおかしさ、辻褄の合わない説明や、真剣ながら突拍子もない説明のおかしさ、心の声によるツッコミなど、ユーモアがある。

    場面の情景は丁寧に描かれおり、具体的にイメージできる。心情も比較的明示的にに描かれていて分かりやすい。文体も読みやすい。

    ちょっと想像できないというか、ありえないような生き方をしている人たちではあるものの、誰にでも当てはまる人間の心の弱さ、闇が浮き彫りにされている。

    0
    2026年05月04日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お笑いを見るのはとても好き。又吉さんの漫才もとても好き。
    芸人に対するアンチコメントに対して、
    「一度でいいから舞台に上がってみてほしいと思った。やってみろなんて偉そうな気持ちなど微塵も無い。世界の景色が一変することを体感してほしいのだ。自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、自分で考えたことで誰かが笑う喜びを経験してほしいのだ。」っていうのがとても好きな一文。私は売れた芸人しか見たことがないけど、誰も笑わない時代もあっただろうなって思った。
    神谷はありのままで生きていて勇気を貰える。こんな人が身近にいたら、憧憬と嫉妬とわずかな侮蔑の入り混じった感情、という徳永と同じ感情になったのかなと思う。

    0
    2026年05月02日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    先輩がずっと生ききっていてかっこいい
    こんな風には生きれねぇよ
    自分の人生をかけて人生をコントにしていってる
    私も死んだ時にはあいつは本当に面白い奴だったなってみんなに思ってもらって死んでいきたい。
    いい人だったななんて思われても意味もないしそんなの忘れ去られていくだけだ
    誰かの記憶に強烈に残ればきっと私は満足して死ねる
    明日が楽しければ明日死んでもいい
    先のことなんて考えられないし考えたくもない
    今を生きる。今がおもしろいかどうかだけでいい

    0
    2026年04月29日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​読み終えた今、心にあるのは、言葉にできないほど重く濁った読後感だ。
    かつての『火花』と比べても、ここにあるのは人間と人間が、泥の中で互いの輪郭を溶かし合うような、逃げ場のない物語だった。
    ​なぜ、岡田という人間はあのような道を歩んでしまったのか。
    横井という怪物に人生を振り回されたのか。あるいは、自分自身の内側にある不完全さを横井に投影し、彼を「救う」ことで、自分の空虚さを埋めようとしたエゴの結果なのか。
    ​騙され、奪われ続ける岡田の姿を見て、私の胸には「自業自得」という冷ややかな、けれど悲しい言葉が浮かび上がった。
    横井を助けることで悦に浸り、その結果として起きた自分の過ちを、なかったこと

    0
    2026年04月21日
  • 月と散文

    Posted by ブクログ

    とにかく面白かった。日常の小さな気づきから急に壮大な物語が始まったり、自分の意見に鋭すぎるツッコミを入れてたり…(笑)いや、そこまでみんな考えてないよ!!笑もっと気楽に考えて!!と私からもツッコミを入れたくなりました。笑ツッコミにさらにツッコミ、いやこうも考えられるか??みたいな、答えのない問いをずっと繰り返してるんだなって感じがしました。私もかなり色々考えて想像してしまうタイプなので、頭の中のあのごちゃごちゃ感を上手く言語化していて感銘しました。

    0
    2026年04月19日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    重苦しくて長いんだけど、セリフと文の軽快さが対になってるように感じられる。
    人生から一回でも落っこちたら何もかもやめてーと考えた時にふと思い浮かべたい一冊になった。
    又吉氏の本が好きなのもあり星4つ

    0
    2026年04月19日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    大阪に住んでいることもあり情景描写でそんな人いるよなとかなんかわかるかもと思って笑って読んでました。
    又吉さんは人の意地汚さかわいらしさの描き方ほんと上手いです。他の作品と比べて笑かされる部分が多かった様に思います。

    0
    2026年04月16日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    誰もが知ってる有名小説
    ずっと読みたいと思っていた。
    世界観がたまらなく良い。面白い。
    芸人さんはかっこいい本当に。野球選手とお笑い芸人かっこいいと思う人トップ2だと言ってる人がいたら私だと思って欲しい。

    しかし、個人的には難しい小説だった。読むことは時間かからないけど人物の心情を読み解くのに苦労してしまった。おそらくそれはその人がその場面で感じたことに対して発した言葉、それがなぜここでそう思ってそう言えるのだろう?とかなんかそういう部分で難しいと感じてしまった。
    読み取る力がまだまだ無いなと反省した。

    主人公は徳永、芸人
    先輩にあたる神谷との日々が小説になっている。
    主人公は神谷に心酔?

    0
    2026年04月15日
  • 劇場(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    演劇制作に打ち込む青年と服飾デザイナーを目指す女子の恋愛模様を描いた小説。ひょんな出会いから恋人関係になった二人が、同棲し数年を過ごすが、徐々に関係性に変化が生まれる。彼は定職に就かず舞台作りに励むが、観客や演劇関係者からの評価はなかなか上がってこない。一方彼女は女性服販売店や居酒屋で働くが、上京し夢見た姿には遠い日々。そんな中、二人は交際を続けるが、しだいに距離が生まれていく。そして彼女は東京を離れ実家に戻る。離れ離れになった二人は連絡を取り続けるが、彼女は彼との別れを決断した上で、東京に出てくる。彼の方はまだ、彼女に愛情があり、部屋をかたづけて実家に帰ろうとする彼女を笑わせようと必死におど

    0
    2026年04月13日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    タイトルや設定から、自分だったらどんなお話に?と考えました。
    想像もつかない展開もあって、やはりお二人は凄い!とても楽しく読ませていただきました。

    0
    2026年04月12日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    結論が出ない小説。
    最後まで煮え切らない小説ではあるが、特殊な人間関係を題材にした面白い小説。
    何も解決しないんだけど、読後感は凄くスッキリする。

    周りに借金を重ね、方々から恨みをかう横井よりも、気づいたら岡田の方が罪を重ねてて、横井よりもクズな印象で終わった。

    岡田の奥さんが1番の被害者で辛い。
    あんな良い奥さんいないよ。

    この本の象徴である「横井」を軸に岡田の人生に「生」が宿る。
    凄く苦しい人生であるはずなのに、岡田を見ていると人生を謳歌しているように見える。
    岡田の周りには何故か人が集まる。
    堕ちていく人生の中でそれが唯一の救いだったように思う。

    横井側のスピンオフみたいな小説が

    0
    2026年04月12日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    最後のお話が本好きの気持ちに寄り添ってくれたみたいで、なんかあったかかったな。
    中学生の頃を少し思い出した。

    0
    2026年04月11日
  • 生きとるわ

    Posted by ブクログ

    はぁ、、横井、、、。と思いながら読んでいたけど自分の中でこの感情に違和感を覚え、いやこれちがう、おい、岡田。なのだと気付きました。モヤモヤ、イライラしっぱなし。
    だけど、それほどリアルな心情が描かれている作品なので没入してしまいます。夢中になって一気に読んだ。

    0
    2026年04月09日
  • 月と散文

    Posted by ブクログ

    やはり言葉遣いが素敵で読みやすかった。
    ところどころ芸人のユーモアが入っていて、自虐というか、根暗な部分が垣間見えて自分と重なるところが多く、読みながら納得してしまう文章も多かった。
    エッセイなので読みやすく、さらに又吉先生の文はより読みやすいので、触れてみてほしいです。

    0
    2026年04月07日
  • 火花

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすい。
    人間性を見せつけられるような作品、でも淡々としていて難しいようで読みやすい。
    深くないようで、深い作品。

    0
    2026年04月07日