又吉直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者のその時々の気持ちを東京という街に絡めて書いた随筆。「東京百景」というタイトルは、言い得て妙である。 GWなのに、緊急事態宣言が出て外出するのが憚られることもあり、読書で東京の名所巡りでもできるかと積読していたこの本を読むことにした。
ジャンルとしては随筆になるのか。3〜4ページの文章もあれば、7、8行で終わるものもある。彼が東京に出て来てから、東京の色々な街で七転八倒する姿が描かれている。苦しい体験だけでなく、人の温かさも描かれている。また、SFっぽい文章もあり、筆者の頭の中が覗けるのが興味深い。
「過剰な意識たちが皮膚に突き刺さって痺れるような痛みを感じる街。」これは、原宿につ -
購入済み
びっくり
警察ものの小説ばかり読み漁っており、気分転換にと本書を購入。当初は期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
主人公の心情、描写、構成も優れていると思う。 -
購入済み
話題になった作品
火花は芸人のピースというコンビの又吉さんが書いた小説で芥川賞も受賞し一昨年話題となった作品。主人公は芸人であり、尊敬する先輩との物語となっている。人間の感情をかなり細かく表現していて、読みながら自分が持っている普段は人に恥ずかしくて言えない感情と重ね合わせられとても面白かった。あー、こういうの分かるという感じ。繊細な心の人に是非読んでほしい作品。きっと共感できることや、こうゆう風に考えてしまうのは自分だけではないのかと安心できると思う。本読むスピードが遅い自分も夢中になってしまいあっという間に読み終えてしまった。また又吉さんの書く作品を読んでみたい。
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Posted by ブクログ
理想とその理想とかけ離れた現実とのギャップが、人の目を盲目にしてしまう危険があると感じた。本来大事にしていた価値観や身近で大切な人間は変わらずいつも存在しているはずなのに、気持ちの変化やエゴが周囲の見え方を変えてしまう。またギャップを分析し、論理で理解できるからこそ、俯瞰できている自分はできるんだと思ってしまい、見栄やプライドみたいなものがどんどん大きくなっていってしまう。わかることと並ぶことは違う。これを断ち切るための何かが足りなかった物語だったと思う。何かを強く追い求めることは同時に、何かを犠牲にすることもあるということも感じるさせられる内容だった。