又吉直樹のレビュー一覧

  • 劇場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大体成功できないと諦める人間がほとんどなのに永田は諦めずに自分の道を突き進んでいて、そこは尊敬できるなと思った。でも外部の人間だからそう言えるだけで、沙希ちゃんは実際リタイアしちゃったし
    成功すれば人は着いてくるけど、成功してなくてもずっと着いてきてくれた沙希ちゃんを信じられれば良かったのに、永田が悪いとかじゃなくて人間の欠陥だなあと思う。生きるために必要な特性だし感情的なのが永田の良さではある
    沙希ちゃんがひたすらいい子だった

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    2026年10月07日
  • 月と散文

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    文学者としての苦しみや苛立ち
    センチメンタル ネガティブ うしろむき はじらい
    それらもすべて文章にしたためる。上質な、文字で殴られる本

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    2026年10月05日
  • 火花

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    面白かった
    クスッと笑えたり、恋愛模様で胸が痛くなったり、最後の漫才で涙したり…
    神谷は最後まで掴みきれないキャラクターだったけど、徳永にとってはどうしようもなく魅力的なんだろうな

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    2026年10月04日
  • その本は

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    又吉直樹氏とヨシタケシンスケ氏のコラボ作品。本好きな王様のために、たくさんの珍しい本の話を集めて、王様に語り聞かせるという設定がファンタジックで、立派な装丁風表紙やわざと汚れた風の古紙みたいなデザインもとても楽しい。すべてのお話が「その本は」で始まっていて、クスッと笑える話あり、深〜い話にホロリとする話ありで、さくっと読めるけども読みごたえがある。オチも良かったです。

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    2026年10月03日
  • 火花

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    この話にに登場する主人公の先輩の神谷は、
    世間一般の基準で見れば、いわゆる「クズ」と言われる人に分類されてしまうキャラクターかもしれません。

    しかし彼には、人間らしい強烈なエネルギーと、楽観の中に潜む達観した視点があると思いました。
    もしもここが資本主義の世の中でなければ、彼は誰よりも頼もしく、人間として深く信頼できる存在だと思います。

    この作品を通して、お笑い芸人が生み出す「笑い」の裏には、その光と同じ分だけ、水面下に暗く重い事象が隠れているのだと考えさせられた面白い視点ができました。

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    2026年10月03日
  • 人間

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    かもちっぽけな人間が、肥大した自我に自己防衛という名の膜を張りながら、金髪ギャルに一蹴されるような野暮ったい自意識、ぬるい不幸を抱えてなおも力強く生きようとする。共感と羞恥が行ったり来たりしつつも、才能や個性という言葉に翻弄される凡人の軽薄さ、しかしながら自己と他者に向き合う誠実さが、「何者かになりたい」読者に本来的な、あまりに人間的な素朴さを提供している。屈折し、観察し、思索し、表現し続ける又吉直樹にしか書けない人間讃歌。

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    2026年10月01日
  • 東京百景

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    東京の情景もこんなにも描けるんだと思うと何気ない日々をどう感じとるかで感情の豊かさが変わるなと思った作品だった。
    ひとつひとつは小さいかもしれないが、東京のこの場所にくるとこんなこと思い出すなという又吉さんの気持ちが読み取れ、心の中に忍び込んだようで面白かった。また、最後のピースのコンビとしての活動をあえて外した東京百景を書いたその想いになんだかじんときた。コンビにおける想いがまた別にあり、ピースにしか分からない関係性があると思うと心が熱くなった。

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    2026年09月28日
  • 生きとるわ

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    横井のような人は住む世界が違うからか、目にしたことはない。が、岡田のような人はたまに出会う。

    序盤はいい人のように描かれているが、物語が進めば進むほど物事を深く考えない姿が露呈されていく。勝手に擬態系クズと呼んでいるがこういう人と深く関わる関係になるとかなり厄介だ。
    そして実在するようなリアリティさ、又吉さんの描写はさすがだなと思った。

    一番の被害者は有希。離婚する直前に
    「自分の弱さとかいうのも狡いと思うねん。ほんまに弱さなん?図太さじゃなくて?人間の弱い所とか言われたら許さなあかんみたいになるやん。ほんなら、大切な人を裏切らずに真面目に生きてるうちらはなんなん?」
    と言っていたが、まさに擬態系クズは自分の弱さや欲に忠実な部分を盾にして、人が傷つくかどうかもお構いなしに生きている気がする。

    これ以上越えるととまずい一線を、「自分が一番可愛い」を理由にしてあっさりと越えていく。
    そしてこの擬態系クズ、いい顔を見せる相手と怒りを全面に出して圧をかける相手を選んで、態度を変える二面生を持っていると思う。
    岡田がタクシーの運転手に強く当たるシーンまさにそれ。

    こういう人を有希のような立場から支えるというか方向修正させるようなことはできないのだろうかと考えたが、とにかくこれ以上人を傷つけないためにも、誰とも深く関わらないでほしいとも願う。


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    2026年09月28日
  • 火花

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    又吉氏の著作を読むのは初めてであったが、その言葉選びの繊細さからは文学の伸びやかな広がりを感じた。
    お笑いや力強い登場人物の生き様を鮮明に描いた今作は自身にとっては新鮮であった。

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    2026年09月28日
  • 本でした

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    とても心が和む優しいお話。
    ある村にいつの間にか住みついた2人の男が、「本の復元依頼シート」に書いてもらったヒントを頼りにに本を復元するお店を開いたところから始まります。

    非常にユニークなヒントに対して、さらにユニークな内容の本を復元したり、時にはシュールに、時にはちょっと残酷に、はたまた面白可笑しな本をたくさん復元します。

    その内容はまさに千差万別。
    そこにこの本の作者である又吉氏とヨシタケ氏の合作の良さが出ているなと感じました。
    芸人であり、作家でもある又吉氏の笑いツボを押さえた話や言葉選びの卓越さがあり、一方で、ヨシタケ氏は挿絵はもちろんのこと、日常的でありながらもちょっとしたギャップを突いてくる話や、非情だったり残酷な話もあったりして、こんな話も書くんだなと意外な一面を知れたところも本当に面白かったです。

    そして、2人が本当に本が好きなんだなということが非常によく分かる本だなと思いました。



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    2026年09月26日
  • 本でした

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    とても面白かったし、最後は心が温まる内容でした。
    ある程度漢字が読めるようになった小学生くらいからお勧め。
    まだ又吉さんの本を読んだことはなかったけど、この本を読んで又吉さんの作品はじんわり心が温まって希望を持てる話ばかりで他のものも読んでみたいと思った。

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    2026年09月26日
  • 火花

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    売れない芸人の徳永と、独特な世界観を持つ先輩・神谷。
    笑いを追い求めながらも、思うようにいかない現実に苦悩する姿が切ない。
    夢と才能、友情の難しさがリアルに描かれていて、読み終えた後も胸に残る。
    華やかな世界の裏側にある、芸人たちの不器用な生き方に心を揺さぶられた。

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    2026年09月24日
  • 月と散文

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    内気な考えすぎな性格の主人公の心のうちが読んでいて面白い。
    文章も好き。
    大分前に読んでもう忘れてるから、もう一度読み直したい。

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    2026年09月23日
  • 火花

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    ネタバレ

    笑いの奥深さと危うさを感じた。自分の感性を貫いた笑いと、世間に迎合した笑いを同居させることは難しい。それでも前者のトップを走る神谷さんに惹かれ追いかけ続ける一方で、それだけでは何者にもなれないと自覚する徳永の苦悩が色濃く描かれていた。前者を追い続けても何者にもなれないのは、自分に才能がないからなのか。それとも、そもそも誰にもできないことなのか。その葛藤がさまざまな角度から描かれているように感じた。それぞれの道を追い続けた2人の姿に、終盤、目頭が熱くなった。

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    2026年09月22日
  • 失恋カルタ

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    絵も素敵で、さらっと読めてしまいました。
    ウンウン。そうそうという感じ。
    「飲んで
     本音言ったら
     全部終わった」
    「成長したんじゃなくて、
     あきらめただけ」
    とか好きだなぁ

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    2026年09月24日
  • 劇場(新潮文庫)

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    又吉さんが書きそうな文章過ぎる。
    知人から借りた時はバッドエンドと聞いたけど、自分はハッピーエンドに感じた。

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    2026年09月20日
  • その本は

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    本って、面白い!
    「その本は」で全ての話が始まる短編集。

    文字が厳選されていていて、読みやすい。
    でも余韻が多くて、深い本です。

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    2026年09月19日
  • 火花

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    「道徳」とは何なのかを考えさせられた

    世間を気にかけること

    こう言ってしまうと「自分を強く持て風潮」の現代に逆行しているように思えるし、何だかかっこ悪い

    でも「世間を無視することは人に優しくないことと同義」という作中の言葉は胸に沁みました

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    2026年09月14日
  • 火花

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    ネタバレ

    夢を追い続けることの苦しさや、才能があっても思うようにはいかない現実が、とてもリアルに描かれている。それでも芸にこだわり続ける神谷と、そんな神谷に憧れながら自分の道を模索する徳永。師弟とも友人とも言い切れない二人の関係性がなんとも魅力的だった。

    そして何より、又吉直樹さんの文章と言葉選びが印象的。芸人の世界を描きながら、どこか文学的で、静かな余韻が残る。二人の生き方を追いかけるうちに、「夢を追うとはどういうことなのか」を考えさせられる一冊だった。

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    2026年09月13日
  • 月と散文

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    又吉さんのYouTubeやメディアで出ているのは知っていたのでなんとなくどんな人なのかは知りながら読みましたがなかなか想像通りの方でした笑

    本を紹介するYouTubeをよく見ていたので、本に対する考え方が素敵な方だと尊敬しておりました。
    エッセイを読んでいても素敵なだと思うことが多々あったのでメモしました。
    あと、エッセイなのに死神が出てきたり現実なのか妄想なのか分からないお話派初めてでした笑
    そんなところも含めておもしろかったです。

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    2026年09月12日