又吉直樹のレビュー一覧

  • その本は

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    前半は芥川な感じが、馴染めなかったのだけど、7夜目のおもーい話あたりから、じわじわと染みてきた。絵があるないの違いを途中から感じなくなってた。壮大な大喜利、アイデアに関心。

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    2025年10月19日
  • 火花

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    組んでる相方が違っていたら?一緒にいた女性がもし違っていたら?生まれる時代が違っていたら?様々な偶然や要素が重なりぶつかりあってその時代のスターは輝きを得るのだろう。その陰にもまた本作に出てくる芸人のように全力でぶつかり火花を散らし刹那的な輝きを放ち消えていく者たちがいる。又吉さんだから書ける下積み芸人の苦悩やクスッと笑える言葉が散りばめられていて読んでて楽しかったし、苦難を乗り越えて成功というよくある美談ではなく妙にリアルで悲哀に満ちたストーリーに心動かされた。
    まさか豊胸オチがあるとは思わなかった笑

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    2025年10月19日
  • 火花

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    ネタバレ

    面白かった。

    芸人の師弟関係のかっこよさやダサさが、詰まっていた。神谷の芸人はずっと芸人で、1度でも舞台に立った物は他のものに影響を与えて、それがトップの人にも繋がるというのが共感できた。

    最後のオチがなんとも言えない哀しい気持ちになり、芸人の狂気を感じた。

    この作品が実写で、どのような作品になっているのか興味が出てきたため、いつか映画を見てみたいと思う。

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    2025年10月19日
  • その本は

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    やっぱり本はよい。実によい。

    交換日記の本

    本を全て燃やして、自分を燃やすか、それとも書き記すかで悩んでいる。

    その本は、志半ばにして叶わなかった。夢の話がたくさん書いてある。いろんな理由で、思った通りに行かなかった人たちのストーリー。1つの未来を失って、別の未来を見つけるまでのストーリー。(辛いのは自分だけじゃない)、そのことを知るために、立ち直る方法を様々なケースの中から見出すために父が作ろうとした本だった。
    いろいろなストーリーを集めて、父は最後に自分の話を入れようとしていた。新しい希望を見つけた自分の姿を本の締めくくりにしたかったのだと思う。希望なくした自分を世界の人々を勇気づけ

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    2025年10月19日
  • 本でした

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    ヨシタケさんと又吉さん、絶対面白いだろうなあと思って手に取りました。2人の創造力に圧倒されつつたまに吹き出しながら読みました。
    鬼目線で書かれた桃太郎の話がお気に入りです。

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    2025年10月13日
  • 本でした

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    いわゆる大喜利本?
    復元依頼シートに書かれたお題にどう返すか?
    まだ未復元のお題に自分ならどんな物語を…と広げる楽しさがこの本の面白さなのかもしれない。いや、全然思い浮かばんけどね!
    でも作中の二人が必死に何かを捻り出そうと頑張ってたり、出来た時には喜んでたりする所に作家の性みたいなものを感じた。
    作家ってきっとこういうことをずっとやってるお仕事なんだね。
    未復元のお題全てに物語を作ることが出来たら、作家になれるんじゃない…?(笑)

    「本が好き」の中の小学生になったら読む本のリストに「あるかしら書店」があったのに、めちゃ共感した!

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    2025年10月13日
  • 本でした

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    エピローグがいい。あと最後の話もずっといい。又吉とヨシタケシンスケの本への愛が溢れていて本の力をひしひしと感じる。力士の戦争の話もすき

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    2025年10月12日
  • 本でした

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    ヨシタケシンスケさんの発想が全部かわいくて、好きな内容が多かったけど、1番最後の又吉さんの話で泣きそうになった。本好きな人は一度は感じたことある内容な気がする。本が好きなことが誇らしい気持ちになった。

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    2025年10月12日
  • 劇場(新潮文庫)

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    初又吉本
    元々好きなタイプの喋りをする人だなとyoutubeとか見てて思ってたけど、彼の書く物語もちゃんと好きだった

    一文一文が長いし、描写が緻密すぎて最初50ページくらいはいまいちだったけど、そっから気持ち持ってかれた
    何度か物語としては盛り上がりではない一文に心痛めて泣いた

    永田は普通に現実で会ったら一蹴してしまうゴミ男だけど、永田を産み出した又吉はとても優しいなと思った。

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    2025年10月12日
  • その本は

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    ネタバレ

    又吉とヨシタケさんの本。
    どちらの話も、独特な視点での話であったり、クスリとくる話や、ジーンと少し切ない余韻を残す話だったり。 王様に頼まれて、世界中を旅して色んな話を集めて披露するというストーリー。

    最後のオチで、まさかの披露した全ての話はそれぞれが家の中でぐだぐだしつつ生み出されたものだと知る。

    そのことから本は、文章は、絵は、、
    自由な発想で、1人の人のものとは思えない多種多様な物語が生み出されるものであると改めて知る。発想は自由なのだ。
    そしてそれは世界の全員でなくても、誰か1人にでも届けばいいという願いが込められている。いつかわたしも「これは自分のための物語だ。」と思える一冊に出

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    2025年10月12日
  • その本は

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    正直、子供騙しの本かと思ってた。

    読んでみるとさくさく読めるけど、本に対する様々な想いが載っていて。すこし心がじんわりした。

    誰かに1人に向けたメッセージの本がその人のところへ届くということは奇跡で、その分届かなかった本もたくさんある。

    私はわたしのために書かれたと思える本にたくさん出会いたい。そのために本をいっぱい読む。

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    2025年10月06日
  • 火花

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    又吉さんの「ライブのノリがわからない」ネタが個人的に刺さりまくったので、この本が気になり、今更ながら読んでみました。最初はなかなか世界に入り込めなかったのですが、ラストで徳永・神谷さんの人生の蓄積が一気に頭に流れ込んできました。神谷さんのような自分の中の正義を貫く生き方は、自分には到底真似できそうにもなくて、かっこよかったです。無駄な挑戦、無駄な人生はないと言ってもらえて、背中を押してもらえました。

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    2025年10月02日
  • 火花

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    すごく良かった
    主人公と先輩の関係、周囲の人間色々なことがしっかり書かれて芸人さんが書いてると思えないくらいよく出来てました。
    芸人さんの葛藤とか社会的地位とか人間関係とか色々なことが書かれていて学びにもなったし物語としてもすごく面白いものでした。
    次の作品も読もうかなぁ

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    2025年10月01日
  • 火花

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    火花
    2025.09.30


    「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか?ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか? ほんで両方を上手く混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか?」

    一つだけの基準を持って何かを測ろうとすると眼がくらんでまうねん。

    この言葉は神谷のお笑いに対する根幹を示すものであるが、確かに今の日本はなんでもある一つの基準で評価することが多いなと感じる点で納得した。『共感は阿呆でもわかるから依存しやすい感覚だけど創作に携わる人はどこかで卒業しなくてはならない』という内

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    2025年10月02日
  • 火花

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    思ったより面白かった。
    普通の何気ない会話自体が面白いし、会話の中に含まれてる常識とかをあえて文字にしてる感じがとってもよかった。
    関西弁なのもすごくよい。

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    2025年09月29日
  • 火花

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    とにかく、とにかく、優しい小説。
    こんなにやさしさだけをこれでもかと詰め込んだ小説って今どき珍しい。著者は太宰治が好きと公言しているが、どちらかというと志賀直哉の正当な後継者なのではないだろうか。
    読み終わったら、じんわりと身体が芯から温まる、そんな優しい素敵な小説。
    著者は「人を赦すこと」に慣れた優しい人なんだろうなぁ。
    この人は、とにかく「赦す方法」を小説によって提示していくことを、小説家としてライフワークにしていくんだろうか?今後が楽しみだし、他の著作も読んでみたいと思った。
    人間のエグい部分を痛快に言語化した小説が近年の流行りだけど、この作品は真っ向からその対極に位置している作品。

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    2025年09月29日
  • 火花

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    心がいっぱいになった
    読んでていろんな感情になったのにろくな感想も書けない自分に失望
    人生をこんなふうに誰かに読んでもらいたいなとは思った

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    2025年09月27日
  • その本は

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    手書き文字、イラスト、古い紙の感じ、ちょっと意味不明なところ、考えさせられるところ、読みやすくて楽しかった。
    王様からもらった費用を正しく使わず、ごろごろしながらでっちあげたという、素直さがいい。
    作者ふたりの本への愛情を感じる。

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    2025年09月15日
  • その本は

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    途中何度も涙をこらえました。
    絵本作家を目指す2人の交換日記、結婚式の花嫁の父、よいお話しでした。
    こころがギシギシしてきたらまた読み返してみたい。

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    2025年09月13日
  • その本は

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    様々な本について触れることができた。
    絵本作家を目指す2人のお話が特に印象的で切なかった。いつか本を通じて巡り合って欲しいと思った。
    その本は、面白いものもあればつまらない本もあった。本とはそういうものだろう。

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    2025年09月11日