又吉直樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャンルが難しいですよね。
コミックではないしコミックエッセイでは全然ないし、小説と言うには挿絵多すぎというかむしろ絵がメインというか…
うーん、創作ではあるから小説にしときます。
装丁、かっこいいですよね
中も外も重厚さを感じられる色合いや造り。なのだけどパラパラ開くとほぼヨシタケさんの絵に埋められている印象。いえ、テキストも十分にありますけども一見としては。
ふざけているのか真面目なのか、真面目にふざけているのか。
読後伝わってくるのは、とにかく著者のお二人は「本が好き」なんだなということ。
あちこちツボるところだらけだったのですが特に「硬いな、泥だんご」とか「手をつないでいてよかっ -
Posted by ブクログ
世界で一番リスペクトしている職業と言っても
過言ではない。芸人。ただ笑って欲しい。
幸せな瞬間を生み出す職業は、
芸人と老舗飲食店の店主くらいしか
出会えていない。
自分の面白いことを信じてやり続けるが、
世間の評価が邪魔をする。
世間を知らないと純粋が時に敵を作る。
間違っていることを伝えることは、
自分は恐ろしいことのように感じる。
突き進む人は、大好きだけど
どこかで幸せになって欲しいと思える。
憧れは、時に正解の姿をしていないが、
確かにそこにある。それだけでいいと思える。
神谷さんは、自分とよく似ている。
だけど、自分は突き進んだ先の怖さや孤独を
知っているし、予測できる。
まだ心は -
Posted by ブクログ
青春、夢、恋愛、挫折…そんな淡い儚い言葉が満載の小説でした。
大阪から上京し劇団を旗揚げした永田が大学生の沙希と出会い、やがて2人は暮らし始める。しかし永田の書く芝居の公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、大きな挫折に見舞われるが、沙希に『あなたには才能がある』と言われ、永田は変わることができない。そのまま沙希に甘え続け、いわゆる『ヒモ』状態が続き、些細なことで諍いになり、沙希は次第に心身をすり減らして、やがて二人には溝が生まれる…誰もが若い頃に経験しただろう夢と挫折、将来像を二人は描けなくなってしまう…若さというものが残酷で、切なさだけが残る。
この『劇場』は、コロナ禍の2020年に映画化 -
Posted by ブクログ
演劇と沙希を核に持つ永田と恋人沙希の不器用な恋の物語。
正直に言って恋愛小説とは思えないが、どこか恋愛小説のような気配を感じる本。永田のクズさに途中苛立ちを覚えたが、読み進めていくとクズであることに変わりなくとも、永田本人も自覚しきれていない変化を読み取れる。
中盤あたりの永田は本当に嫌気がさすが、根気よく読み続けてほしい。沙希という「神様」のおかげで少しずつ永田の中の傲慢さが溶けていく。最後は完全なハッピーエンドとは言えないにしても、なにかスッキリとした爽快感が残る。終盤の短い部分でこの小説の色が変わる。どうか最後まで読んでほしい作品だ。
最後にこんな感想を読んでくれたあなたに -
Posted by ブクログ
泥臭い世界の片隅に眠っているとある芸人の人生の一部を覗いた気分。
現実味があってどこか怖かった。
自分の好きな事を好きだけでは、自分のこだわりだけでは続けられない現実と恐怖。
神谷のような芯を曲げない自分の軸が確立していて、でも段々それが分からなくなって、いろんな面で余裕が無くなって徳永を真似してみたりわけのわからない行動をしてみたり、、でもそんな彼を見て憧れ失望し、そして最後にはまだ続くと、まだ途中だと言う徳永との関係。師弟関係よりも深い依存のようなものを感じる。
どんな形でもいいから報われて欲しいとただただ思った
きっと神谷は死ぬまでどんな事があろうと芸人で居続けるんだろうな -
Posted by ブクログ
ネタバレ一つ一つのお話が短くて読みやすい。短いけれど言いたいことは簡潔に書かれてて面白い。他人の考えをこんなにも簡単に知ることができていいものか、とエッセイを読んで思った。今度は誰か別のエッセイを買ってみようかな?又吉直樹の別作品を買ってもいい。
「火花」はよくわからなかったけど、純文学ってあんまりオチのないものだ、って誰かが言っていた気がする。わからなくて当然なのかも。中学生だった自分には早かったのかもしれない。今読んだら少し印象が変わるかもしれない。再読することで見えるものはあるよ、と「字が上手くなりたい」でも又吉直樹が書いてるし。
過去に送信したメールの末尾ではなく、それを読み返した文章の末尾に