吉川英梨のレビュー一覧
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豪雨の中、一人の少女が消えた――そこから始まる、警察と家族の、長いたたかいの物語です。
埼玉県の小さな町で、豪雨の夕方、小学五年生の女子生徒の姿が見えなくなった。失踪したのは17時過ぎに学校を出てから、母親が帰宅した20時前までの間。学校と自宅の間の通学路は田んぼの一本道。田んぼの中に傘だけが落ちているのが見つかった。事故か、事件か、家出か。的が絞り切れないまますべての可能性に当たっていくうちに時間が過ぎていき、どんどん捜査が縮小されていく。一か月が過ぎ、三か月が過ぎ、半年が過ぎ、一年が過ぎて二年が過ぎても、諦めずにわずかな証言から手がかりを追い求め、彼らは真実に辿り着くことはできるのか -
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ネタバレ歴史上の人物がタイムスリップという展開はよく見るけれど、現在生きてる経営者がタイムリープするという展開はちょっと新しいなと思った。伝記のような淡々とした口調で語られるけれど、そういったファンタジーが絡むことで、堅苦しくなく読みやすくなっている。トヨタや車については詳しくなかったけれど、ざーっとトヨタの歴史がわかるところも良かった。今や日本一の大企業であるトヨタにも、数々の苦難があったことが知れた。でも詳しくない故にどこからが創作なのかが分からなかったので、少し調べたいと思う。
ラスト、死んでしまった喜一郎にリープして今までお世話になった人達に挨拶して回る展開は、図らずともウルッと来てしまった -
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権力で守られた学舎の内側で起こった隠蔽は正義感を抑制しない敏腕刑事を教師にした。
強い言葉が人の心を痛める。平成の前半まではイメージすることすら馬鹿らしいと思えたかもしれない。今はいたるところろで痛みを背負っている人が多々いる。角が取れていない若年の世代でもものすごく言葉を選んで発言している。そんな世代からはかけ離れハラスメントなど気にもかれない罪人は密かに非道な行動に・・・
新鋭刑事の詰めは正統な理論で的は外しても遠くない。ブライド高き敏腕教師はそれを認めながも教え子を守る。
未解決案件を題材にした模擬捜査では操作の方法を学ぶ以上に使命感も植え付ける授業だった。捜査で冴える勘は教える -
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割り切った少女の大人びたおせっかいが圧を帯びていて苦笑いをしてしまった。
長岡さんの教場シリーズを読んだ経験から警察学校の内情は少し認識を持って読み進めた。
惨劇を目の当たりにした若者は咎められることから逃れる方を優先する様は現実の世界も同じだ。冷静な思考が回れば迷う隙間時間も持てたであろう。一度でも事実を隠蔽したら暴露する勇気はなかなか芽生えない。それでも良心との葛藤に耐えきれず吐露する。極秘を解放した本人は気が楽になる代わりに情報を預かった側はたまらない。
バレなければ・・とその場を凌いでも犯した罪はいつかは露見し償いは免れない。労せず得した人、得せず労のみを担った人、いつかはきっ -
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ネタバレ「罪を憎んで人を憎まず」「盗人にも三分の理」など、色々考えさせられる内容だった。
五味教場の場長まで務め、五味も信頼を寄せていた生徒、深川が、実は強姦魔であることがわかり、五味と高杉は警察学校の一部屋に深川を監禁する。
法務省から送り込まれた赤木と共に深川へ更生プログラムを施していくなかで、深川の過去が明らかになり、深川も行ったり来たりしつつ、ゆっくりとではあるが五味に心を開いていく。
最後は五味同様、深川に同情的な気持ちになるが、皆がそう思ってしまったら被害者が救われないな~とも思ったり。
虐待の連鎖、虐待する大人は子供の頃に自分が虐待されていたことが多い、というのはよく聞くが、それを断