吉川英梨のレビュー一覧

  • 海の教場

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    「誰かがここで毎日体を張っていることも知らない。意識すらしない」

    海上保安庁は日本国民が意識すらしない所で国の平和を守っている。
    国民から非難を浴びても、それでも、守り続けている。

    元海上保安官。現在は余命1年の癌患者。
    そんな彼女を追いかけて舞鶴にやってきた同期の桃地。
    桃地はこの地で教官を務める。

    人命を救う輝かしい仕事の裏には並々ならぬ苦悩がある。
    桃地は教官として、それらと向き合い、未来を担う海上保安官を育てる。

    男社会で生き抜く女性たちの姿に勇気をもらえた。
    過酷な現場で働くからこそ、自然と誰もが協力し合い、助け合うようになる。海上保安官ってカッコイイ!

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    2025年02月22日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    月村了衛、深町秋生、鳴神響一、吉村英梨、葉真中顕、伊兼源太郎、松嶋智左『警官の標 警察小説アンソロジー』朝日文庫。

    7人の作家による7編全てが書籍初収録となる贅沢な警察小説アンソロジー。

    自分は、7人の作家全て最低1作は読んでいる。月村了衛と深町秋生、葉真中顕は文庫化作品は全て読破している。吉村英梨と松嶋智左も文庫化作品はほぼ読んでいるが、最近は取捨選択しながらという感じだ。鳴神響一と伊兼源太郎は文庫化作品を1作読んで肌に合わないと感じてからは読んでいない。

    月村了衛の『ありふれた災厄』と深町秋生の『破談屋』が取り分け面白かった。


    月村了衛『ありふれた災厄』。★★★★★

    本短編の冒

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    2025年02月16日
  • トヨタの子

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    警察関連の物語が多かった作者が伝記とタイムワープを融合させた。最後の方は時系列が混乱するけど、世界のトヨタの苦闘と成長物語として読ませて貰いました。乗ってるのはスバルやけど笑

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    2025年02月08日
  • 警視庁53教場

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    53教場というタイトルがやっと理解できた。警察学校入学当初の五味の初々しさから、苦味がきいた捜査一課で活躍する五味。対比させながら物語が進んでいくので飽きない。過去、現在の事件を追うなかで、数年の間に何があったのかが、徐々に語られていくストーリーは読む価値あり。続編にも期待。

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    2025年01月29日
  • センシティブ・キリング 警視庁01教場

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    警察学校教官の甘粕仁子は、大けがが元で人の顔の見分けがつかない。脳の働きが変わったのか、些細なにおいにも敏感になった。受け持ちの学生で元力士の玄松一輝がいた『玄煌部屋』に慈人未遂事件の噂があると聞き、頭を悩ませる中、学校近辺で不可解な転落事故が発生。その直前、仁子の鼻はあるにおいを捉えていた―「殺人のにおいがする」。苦しいまでの過敏な感覚を駆使し、学生のために真相を追う、教場小説シリーズ第2弾。

    前シリーズから通算すると7作目。深刻なストーリーに、ラブコメ要素も加わって読ませます。

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    2025年01月20日
  • 雨に消えた向日葵

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    久しぶりにオーソドックスな警察小説を読んだ気がした。推理モノと思って読んだが、社会派ミステリーだと思う。

    派手な展開はなく、ただひたすら地道な捜査が続く。解決の糸口や犯人を見つけたと思えばすぐに道に行き詰まる。事件発生から数年が経過する間に、家族や担当刑事が何を経験して、どのような心境の変化をし、諦めずに失踪した少女を探し続けるかが淡々とした日常の中にも丁寧に描かれていて、深みを感じさせる話だった。

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    2025年01月12日
  • 悪い女 藤堂玲花、仮面の日々

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    怒涛の勢いで読み尽くしてしまった…

    最初は結構エロい狂気的な話と思ってたら、
    途中主人公の女の人が統合失調症並みに狂い始めて怖くて読んでられなかった。
    結局、最後の男の人のエピソードも意味わかんないし、怖いしとんでもない話だった。
    変なやっすい漫画になってそうな話だったけど、最後の解説で、「愛してもらえないから、愛し続けた」って言葉がこの本のキーって気づくと、もう一回読み返してみたいなと思わせられた。

    冒頭の印象もメモメモ
    こんな絶世の美女を浮気相手としてしかみない醜男
    慣れるにつれ、女の子を適当に扱うようになる男
    教師と生徒というエロさ

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    2025年01月11日
  • 雨に消えた向日葵

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    少女の行方不明者事件を扱った、吉川さんにしては珍しく派手さのない作品。
    そのイメージのギャップを除いて読んでみれば、家族や警官たちのやるせない想い、周囲の人や不特定の他人から向けられる思慮に欠ける無自覚な攻撃など、この種の事件の残酷さが生々しく描かれた考えさせられる作品ででした。
    もしかしてこれをきっかけに作風を変えるのかな?

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    2024年12月27日
  • 感染捜査 黄血島決戦

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    前回作の続き。唯一の生き残りがいるので、灰人を回収するために、船ごと引き上げるプロジェクト。結局のところ、感染はまた出るが最終的には少なめになった。前回作があまりにもゾンビと襲われ方、倒し方がエグかったけど、今回は読みやすい。しかしその一方でインパクトが少し減ってしまったのは残念だけど一気読みでした。他の吉川氏の著作も読むようになりそうです。

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    2024年12月17日
  • 感染捜査

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    ゾンビものかつ女性主人公ということで購入。
    初めて読む作家さんだったけど、読み始めたら止まらなかった…..。登場人物がかによりも魅力的で、もっとこの人たちの先が見てみたいとも思う。グロテクスな描写も、確かに痛々しいが、抽象的にではなくかなり具体的にかかれているため、あっさりと読めてしまう。
    読み終わった瞬間、続編の文庫本を予約した。来月が待ちきれない!

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    2024年11月29日
  • 十三階の神

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    今作は現実にテロや騒動を起こした某宗教団体をモデルに描かれているので、当時、ニュースで毎日のように取り上げられていた光景を思い出しながら読めて、臨場感があって惹き込まれた。

    読み進めていくごとに誰が敵で、誰が味方なのか分からなくなるぐらいに登場人物の立場が二転三転していくので、人間の心理って本当に複雑で、それを文章化できる吉川英梨さんは本当にすごいなーと思った。エロの描写も相変わらず濃厚...

    読み応えがあって面白かった。

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    2024年11月24日
  • 十三階の仇

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    警察庁の公安秘密組織『十三階』は首相の娘である天方美月議員によって解体させられた。
    中心メンバーだった黒江律子と古池慎一夫婦は息子を連れてインドに逃亡するが、古池は過去の殺人容疑で逮捕。
    そしてコロンビア大使館に左遷させられたかつての上官が過激派組織に誘拐されてしまう。
    そんななか、律子は十三階の窮地を救うべくひとりで「ユダ計画」を進めていた。それはまるで悪魔の計画―-。緊迫のスパイサスペンス。

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    2025年02月08日
  • 十三階の血

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    古池の祖父はゲリラにリンチされて殺された警察官だった事が明らかにされた

    そのリンチ殺人から繋がる本作

    何度も騙される感覚が楽しい

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    2024年11月22日
  • 十三階の女

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    吉川英梨さんの作品は、これで3冊目。

    何となく吉川英梨さんの作風や趣向が分かりつつある中、ここまで女性の「性を売る」ことを武器にした警察小説に度肝を抜かれた!
    もうほぼ官能小説(笑)過激すぎる...

    また主人公の黒江律子と想いを寄せ合う上司の古池班長の関係が常軌を逸していて、完全にSとM。

    それとテロリストとの取調室での直接対決の話題が女性特有すぎて、こんな話題で自供に追い込む駆け引きをする警察小説は初めてで面白かった。

    エロが盛り沢山なのにちゃんとした警察小説なのがスゴいな~と感心してしまった。
    朝の通勤電車で読むには、なかなか刺激が強かったけど...(( ̄▽ ̄;)

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    2024年11月13日
  • 雨に消えた向日葵

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    オーディブルで聴きました。
    長い間なかなか捜査が進まず、ずっとこんな調子なの?と思っていたけど、実際の捜査もこんなものなのでしょう。そのせいもあり、後半の展開に加速度がついて引き込まれました。

    それにしても、ダークウェブって実際の話?恐ろしすぎる。子どもを持つ親は、心して子どもを守る対策を考えて欲しい。老人もまた然りだが。怖い世の中過ぎる。

    そして性犯罪は殺人罪と同等にするべき。命があるだけでも良いとすると言う人はいるだろうが、被害者は死ぬまで苦しむわけだから。そしてその家族も。

    悪い警察の小説を多く読んでいるので、警察は信じないほうがいいと思っていたけれど、奈良刑事みたいな人もいるのだ

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    2024年11月03日
  • 海の教場

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    海上保安学校を舞台とする物語。
    人間ドラマ~!って感じ。海上保安官の任務、国境を見守ることの意義、身近に死を感じた時の人の挙動、男性社会で女性が仕事を続けるということ…。読む前のイメージとは裏腹に、考えされられることがてんこ盛りだった。
    防衛費を増額するみたいな話題に、すぐ戦争を引き合いに出して敏感に反応する人達がいるけれど、そもそも海上保安官のような国を守る裏方仕事を知る機会が無いし、もっと周知することが必要なんじゃない?と思った。一方で金城の彼女のおばあさんの気持ちも。まだまだ世の中知らないことだらけだなと痛感する。

    実生活とはかけ離れているのに、何故か共感できるのは、主人公桃地のキャラ

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    2024年10月27日
  • ダナスの幻影

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    ヨシエリさんコンプリーターまであと2冊まできました
    大ファンか!( ゚д゚ )クワッ!!
    いや大大大大犬大大大太大大ファンです!( ̄^ ̄)イバリ

    はい、ヨシエリさん試行錯誤期の作品

    恋愛小説なのかな?一応
    エロエロのグチャグチャです
    ミステリー的な要素も若干あるにはあるんですがエロエロのエロエロがメインです(エロしかないやないか!)

    世間的に言う真っ当な関係性が1個もないっていうね
    そしてもう全員イカれてます

    これたぶん『十三階シリーズ』の卵だと思います

    このぐちゃぐちゃがあるから、もうキュインキュインしまくる純愛も書けるんだろうな〜なんて思っています(擬音がおかしい)

    いやでも

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    2024年09月25日
  • 海蝶 海を護るミューズ

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    ネタバレ

    著者初読。他の方のレビューを見て興味を持った初めての本。 面白かった! 海上保安庁の潜水士として働く女性が主人公。所謂海猿の女性版。父と兄も同じく潜水士として海上保安庁に勤務する。東日本大震災を経験し家族の心がバラバラになってしまったが、ある海難事件を通して再び家族の絆を取り戻す。私ならパニックになりそう。足が地に付かないと不安だから。途中、読んでいるだけで息苦しくなる場面もあったが、トラウマを克服できたし、めでたし、めでたし。どなたかはもう分からないけど、興味が湧くレビューをしてくれた方にも感謝でーす!

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    2024年09月19日
  • トヨタの子

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    なんでトヨタ?
    しかも、めっちゃ社史…
    おまえに、現会長がタイムリープして過去のいろいろな場面に登場?するという、ぶっ飛んだ設定www

    なんでこの小説を書こうと思ったんだか?と思って探してみたらありました、インタビュー。

    トヨタ自動車創業者、豊田喜一郎生誕130年の節目に刊行された小説で、吉川さんは講談社から執筆を依頼されたとのこと…なるほどね。

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    2024年09月19日
  • 警視庁01教場

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    教場ものの第一人者吉川英梨さん(あくまでひまわりめろん基準)の新シリーズ『警視庁01教場』でぇす

    五味や高杉など魅力的なキャラクターが大活躍した『警視庁53教場』シリーズの続編となっていますが、前シリーズを読んでいなくても、十分楽しめます!


    ってそんなわけないやろ!(# ゚Д゚)


    主要な登場人物引き継いでるんだから、絶対前シリーズ読んでたほうが面白いやろ!
    なんでこういう嘘ばっかつくかなー

    もう絶対『53教場』シリーズで感動しまくってからのほうが面白さ8.74倍くらいありますからね(WHO調べ)

    そして前シリーズで思い入れのある人は「なにをー!」って怒り爆発だったりしてね

    ヨシ

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    2024年09月17日