吉川英梨のレビュー一覧
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ネタバレ大阪市内で発生した闇バイトによる連続強盗殺人事件の犯人を大阪府警本部捜査一からの高城が追うが逃げられてします
同じ日、大阪港から観光帆船カティーサーク号のシージャック事件が発生する
この二つの事件の犯人は同一だった
人質の中に大阪経済界のドンの娘である田野玲奈がいたことで父親が警察に圧力をかける
大阪府警の特殊部隊が主犯の狙撃に失敗したことから人質の玲奈が殺されてします
失敗に備えて準備をしていた海上保安庁特殊警備隊(SST)の隊長である岸本達が帆船に乗り込み犯人達を制圧する
このとき犯人の一人(主犯と見られる)である森下諒に襲われ、射殺してしまう
諒は岸本の以前の同期だった
諒は本当に主犯だ -
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「ヨダ」とは三陸地方の方言で大津波のことだそう
特に地震を伴わない津波や前触れなしに寄せる海面のうねりを言い表す語として使われたとのこと(1960年のチリ地震津波では、三陸地方では地震を感じられずに大津波が発生、この時の津波もヨダと呼ばれました)
また、海面が高い壁のようになり陸地に押し寄せる様を「よった、よった」と表現し、それが訛ってヨダ(よだ)になったという説もあるようです
という訳で、『海蝶』シリーズ第三弾はまたしても東日本大震災の闇を描く問題作をぶち込んできました
正直もう目を背けたくなる深淵を白日の下に晒すこの物語はヨシエリさんにしか書けない物語だと思います
「明けない夜はない」 -
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ネタバレ碇と礼子がたった4ヶ月で離婚や、日下部と東子が結婚と出だしからびっくり箱でした。
碇の長女・瑞希が急に碇の元へやってきた経緯と、母親である美沙子があまりに家庭に無関心なのが、今回の悲劇を招いたんですよね…
碇は刑事としては優秀かもしれないけれど、最初の結婚は奥さんが男まさり、次は女!って感じで、あんまり結婚運ない気がしました。1番の原因は碇の家庭を顧みない性分なんでしょうけど。
その中でも、仕事にも理解があり、碇を心から尊敬している礼子の存在は大きかったのに、理由が理由でスピード離婚。切なかったです。
瑞希か落ち着いたらヨリ戻してくれそうな感じがしてホッとしました。 -
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ネタバレついに恋人同士になった碇と礼子。なんだかんだ言って礼子にベタ惚れな碇に周りが失笑。そんな中、斧が頭部に刺さった遺体が発見され…
豪華客船を舞台に絡み合う悪意。
根底にある憎悪がまさか、福島第一原発にまで発展するとは思いませんでした。
壮絶な作業にゾッとしつつ、その中で作業していた人が現実にいたのも事実で。フィクションと判っていても何とも言えない空虚感が漂いました。
碇と礼子も本当の意味で絆が生まれて良かったけど、何か碇がこれ以上家族増やせない発言が微妙にひきました。刑事としては優秀なんだろうけど、家族としては憎悪の対象なのは判る気がしました。 -
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「桜の血族」続編。
前作で向島一家の総長向島春刀が実の父であるとわかった警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の女刑事桜庭誓。
前作では育ての親にして伝説のマル暴刑事桜庭功や元マル暴刑事の夫との関係を中心に描かれたが、本作では父春刀と母菊美の出会いや桜庭の養女となったいきさつ、春刀が片腕を失うことになった状況などが壮絶なサイドストーリーとして語られる。
本筋は東西に分裂した関東吉竹組と本家吉竹組の血で血を洗う抗争のその背後に見え隠れする春刀の姿。
殺し屋としての高名を利用し両組長に接近し、謀殺、自ら再統一した新生吉竹組の総長に襲名することで全面抗争を防ぐ。
同じくヤクザ物を得意とする大沢在昌 -
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ヨシエリさん暴発系の一冊(あと何系があんねん)
えー!そこまでやるの?というのがヨシエリさんの描く女刑事なんよ
もう無軌道に突っ走る!
一方男刑事はというとしっとりと泣かせにくる
これはヨシエリさんしっとり系
ヨシエリさんコンプリーターのわいが名付けたので、これで決まりにします
いやー、そうかマル暴かー
あー暴力団専門の刑事さんのことね
ヨシエリさん向きの素材だわー
そして相変わらず勉強熱心でよく調べてはるわ
もうあり得ないくらい無茶苦茶しといて、抑えるとこ抑えとんのよね
こんな刑事おらん!に一抹のリアリティを振りかける
これがヨシエリさん
そして、シリーズはまだまだ続きそう
桜、