【感想・ネタバレ】朽海の城 新東京水上警察のレビュー

あらすじ

東京湾を暴走する豪華客船、危機は目前。重厚でスリリング―面白さ、ハリウッド級の警察小説!「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!

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ネタバレ

ついに恋人同士になった碇と礼子。なんだかんだ言って礼子にベタ惚れな碇に周りが失笑。そんな中、斧が頭部に刺さった遺体が発見され…

豪華客船を舞台に絡み合う悪意。
根底にある憎悪がまさか、福島第一原発にまで発展するとは思いませんでした。
壮絶な作業にゾッとしつつ、その中で作業していた人が現実にいたのも事実で。フィクションと判っていても何とも言えない空虚感が漂いました。

碇と礼子も本当の意味で絆が生まれて良かったけど、何か碇がこれ以上家族増やせない発言が微妙にひきました。刑事としては優秀なんだろうけど、家族としては憎悪の対象なのは判る気がしました。

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2025年12月07日

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2025年 42
東京湾を暴走する豪華客船、危機は目前。
重厚でスリリング―面白さ、ハリウッド級の警察小説!
「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。
絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!
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新東京水上警察シリーズ3冊目
ドラマと並行して読んでるので、登場人物が
ドラマの配役と重なってわかりやすいけども
礼子は170cmの8等身とか日下部は185cmの塩顔
ってのが実際と違って邪魔するw

今回も後半に向けてスピード感があって
スリリングで面白かった
毎回終盤のスピード感は面白いけども状況を
把握するのに調べたり戻ったりしなきゃで
ちと躓く(のは自分の問題だけど)
原発問題やキースの過去は辛い話だった
今後は解消されるかもしれない展開だったし
活躍はしてるけども出しゃばる海技の礼子が
ちとイラつく

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2025年11月04日

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シリーズ第三弾。
とにかくスピード感と躍動感に溢れている。
碇さんも相当優秀だけど、礼子さんの決断の速さと、その内容の思い切りに加えて実行能力の高さの前には霞んでしまう。おまけにとんでもなく美人らしいので、こんな人が身近にいたら大変です。
原発問題がテーマになっていますが、あれ程の大事故さえ喉元を過ぎればすぐに忘れてしまう国民性への指摘は身につまされました。

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2023年12月23日

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相変わらず、ぶっ飛んでるけど、大事なことも書かれてる。

原発、いろんな意味で、恐い。

シリアスなのに、恋愛も絡めてくるw

都知事は、良い人?悪い人?

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2023年01月16日

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この巻は結構、緊迫した展開。舞台はタイタニックさながらの豪華客船内。そして人質は東京湾!て、聞くとなんだか、どういうこと?って惹かれますよね。今作も軽快なテンポで、楽しめました。このシリーズ、まあまあ面白いのですが、主人公の3人以外のキャラが希薄で、その点が残念なところ。でも、東京都知事は、存在感があってよかったです。エピローグの話は壮絶。

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2022年12月03日

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新東京水上警察シリーズ、第3弾。
東京都知事も乗船した巨大な豪華客船『セレナ・オリンピア号』がシージャックされた。犯人達の目的は?

そして、東京湾で、旅行客を全て降ろす犯人達。
『人質は東京湾だ。』とは、どういう意味なのか?

最後、犯人達が逮捕され、ホッとしたのもつかぬま、セレナ・オリンピア号が止まらず、レインボーブリッジと衝突する。橋の上には、何千人もの人が...

ハラハラドキドキの展開で、スピード感あふれる文体で、映像化を想定しているのでは?

ラストで、福島で逮捕され、東京に移送される実行犯の1人・外国人のキースの独白が、胸を打ちます。
決して、福島の悲劇を忘れてはいけないですね。

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2019年11月14日

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無関心でいること、忘れてしまうこと。人の感情はなんて儚くて愚かなことなんだろうと改めて思う。巡り巡った結末に、偶然ではない巡り合わせを感じ、読み終えた時。なんとも言えない思いだけが残った。

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2025年10月13日

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まもなく(2025年10月)に佐藤隆太主演の連ドラが始まるので読んでみる。ただし3作目。初めて読んだシリーズだが、テンポよくて悪くはない。ただ、やっぱシリーズを順番に読む方が良さそう。あと、この3作目の話はテレビではやらないだろう。ヒットすれば映画向き

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2025年10月05日

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超豪華客船が舞台の第3作目。犯人達の様々な思惑が重なり、単なるシージャックから、物語が進む中でどんどん複雑な事件になってしまう本作。

更に背景には原発、東京オリンピック、都知事選が絡んできて、大きく広がっていくが、見事に一つ一つ丁寧に回収していく術は、さすがと言える。

ただ礼子が現職の刑事達より活躍しすぎて、少し現実味が薄れた感が個人的にはあった。それも伏線回収ではあったんだけれど。

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2025年06月22日

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超豪華客船と原発事故・都知事選挙の闇が重なる海上警察もの。
このシリーズとしては初めて手に取りました。大型船の仕組みがよく分かって面白いのと、原発事故の闇の奥深さを見せつけられます。
エピローグが長過ぎだなあと、思っていたら、最後にあんな瞬間があったとは・・・

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2024年05月21日

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3月-15。3.0点。
水上警察シリーズ。巨大クルーズ艦で、事件が。テロか。
都知事も乗っており、水上警察が活躍。

パニック映画みたいな展開。スピード感あるが、船の専門用語がイマイチ頭に入らない。
恋愛を前面に押し出し、ちょっとウザい。
真犯人の動機が、自分勝手で幼稚すぎかな。

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2019年03月26日

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シリーズ3作目。舞台スケールだけやたら大きくなり+原発まで入れてきた。もうこのシリーズはこれでよいのでは。プロットは面白かったけど。

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2018年10月15日

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警察小説
「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!

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2018年06月04日

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吉川英梨『朽海の城 新東京水上警察』講談社文庫。

熱血刑事・碇拓真を主人公にしたシリーズ第3弾。文庫書き下ろし。恐らく映画のような迫力の描写を狙ったのだろうが、頭の中に映像が浮かんで来なかった。この作品を描くにあたり、船舶に関してかなり勉強したようだが、専門用語を使いこなせておらず、用語の羅列に終わっているように感じた。

東京湾で見付かった水死体。豪華客船セレナ・オリンピア号の船内で起きた焼死事件。何者かにシージャックされたセレナ・オリンピア号が東京湾を暴走する…

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2017年08月21日

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