吉川英梨のレビュー一覧

  • 海蝶 海を護るミューズ

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    吉川英梨の新シリーズ、女性海上保安官で初の潜水士
    忍海愛、つけられた名前は「海猿」ならぬ「海蝶」
    父も兄も海上保安官の潜水士
    東日本大震災で母を亡くし(遺体は見つかってない)、3人の関係がギクシャクしていたが、愛の最初の出動で最後には3人の絆が確かなものになる。

    それにしても、吉川英梨の小説はサクサク読める!

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    2022年09月10日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    カラスの祈り、53教場
    前作からの続き。読み初めはどうなっちゃうんだろ〜、大丈夫?って感じだったけど、五味教官の周りにはできる人たちが揃ってて、凄いなぁ〜
    りんごを拾う人ってそういうことだったのね✨✨

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    2022年09月08日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    ネタバレ

    これまでのシリーズ以上に広がりはじけていく良さがある。
    (13階シリーズは、もう生きている人間の話としては読めなくなってしまって、一時中断している。)
     
     

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    2022年07月18日
  • 十三階の血

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    古池と律子の関係が気になり
    線がどこにつながるのか気になり
    描写が怖いと思いながらも止まらなくなる
    また次を読みたくなる

    シリーズの神、女も読書済み

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    2021年11月12日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 イエロー・エンペラー

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    いつもとは違うオープニング、事件捜査と達也の催眠治療の様子を交互に追いながら展開する中盤、そしてあまりにも悲しすぎるラスト。
    今作は読み続けるのが本当に辛く切なくて、何度も中断しました。
    麻希の元恋人で、今や上司にして同志でもある広田達也が、椿聖一郎の策略により心を破壊され廃人同様となってしまった他、その隙をついてスパイを送り込まれ捜査も撹乱されてしまいます。
    前作では新人手塚が殺されかけ瀕死の重症を負っており、八係に残る麻希、原田、鍋島の三人にも椿の魔の手が迫る気配……
    原麻希シリーズは、12作目にして最大最悪のピンチを迎えてしまいます。
    そんな中、公安部との共闘でようやく反撃を開

    #切ない #泣ける #ドキドキハラハラ

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    2021年10月03日
  • 十三階の血

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    吉川英梨『十三階の血』双葉文庫。

    シリーズ第3弾。

    テロリスト排除を任務とする警察庁の公安秘密組織『十三階』に所属する最強のスパイである黒江律子を主人公にした物語。このシリーズは吉川英梨の作品としてはかなりハードな内容で、相応の覚悟で書いていると思われる。そして、この第3弾はシリーズの中でも最もハードで過激な内容になっている。

    『十三階』の班長、古池は辺野古基地移設に反対する過激派『第七セクト』の内偵を進めるうちに『十三階』から消えた黒江律子との再会を果たす。しかし、『十三階』から去った黒江律子は名前を変え、議員の公設秘書となり、議員の愛人になっていた。黒江の引退は事実なのか、或いは潜入

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    2021年06月14日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 イエロー・エンペラー

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    安定のハラマキシリーズ。もう12作目ですな。マキとタツヤの腐れ縁と今までの事件の数々をタツヤの治療風景で回想するのを伏線に、複数の事件が収斂していく。今までの作品と較べるとコンパクトにまとまっており、やや大袈裟な仕掛けに傾きつつあったのを修正した感じ。エンディングも13作目に続くのが前提の終わり方で今からまた楽しみ。

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    2021年03月05日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    原麻希の最新シリーズ、その第一作目を読みました。

    今作は、足を使った地道な捜査を積み重ねる麻希や八係の姿が特に印象的で、「刑事」感が際立った作品であった様に思います。
    新人でありながらいきなり大ピンチを迎える「手塚」が今回の主役(⁉︎)でしたが、その手塚を気遣う麻希の姿が大人で、脇に回った彼女も新鮮で良かったです。

    今回は右翼が相手、「椿教官」と言うシンボリックな人物が登場するなど、ついつい第一シリーズの左翼、「リクルーター」を思い出し、そちらも改めて読み返してしまいました。

    バリバリの硬派で、付け入る隙もない感じが不気味で恐い「椿教官」に麻希達がどう立ち向かうのか、今後の

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    2021年02月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    故郷旭川に帰省していた麻希が偶然遭遇した死体遺棄事件。それを発端に、北海道警察の闇にまで巻き込まれていく麻希と則夫。
    麻希の高校時代を回想しつつ、恩人である瀧との再会から、手錠を掛けるまでのストーリーに泣けました。
    今まで読んだ麻希のシリーズ中、私の中で一番感動した作品です

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    2021年02月04日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    青酸カリによる殺人から始まった物語。
    麻希は行方不明でなかなか登場してこないし、どう展開していくんだろう?とワクワクしながらあっという間に読み終えました。
    麻希&夢ちゃん班と圭子さん&鍋島班が別々の事件を追いながら、それが少しずつリンクしていって、ジワジワと犯人を追い込んで行く。
    リンクしていく過程が面白かったし、だいぶ早い段階で犯人の見当がついてしまったものの、こういう展開もアリで好きです。
    麻希VS織江、麻希を取り巻く男達、原一家の今後とツッコミどころも満載で今後の展開にも期待大です。
     

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    2021年02月01日
  • 十三階の女

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    違法捜査もいとわない公安とテロ組織との戦い。
    主人公の律子は、小説にありがちな美人のやり手、というわけではないが、冷静な分析をもとにテロ組織の行動を予測していく。
    スリリングな展開が、飽きさせない。
    クライマックスは、テロを防いだ後の取調室の攻防か。

    相手を出し抜くには、裏を描く事。
    裏を描くには、これはやらない、これはできないという暗黙のボーダーライン、ここでは、人としてのプライドを踏み越える事。
    踏み越える事で、得られるものと同時に失ってしまうものの大きさ。葛藤が切なく悲しいラスト。

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    2020年10月01日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    外見は好青年だが、内面は悪の権化のような深川に対する最後の処置は納得だった。意見が色々分かれそうだけれど、社会人として働いている人にとっては納得できるものだと思う。

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    2020年08月23日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    女性犯罪捜査班の面々がそれぞれに捜査してきた案件が1つに繋がる。
    サイコパスを作り上げるために自分の娘を利用する女医、ウェイトベアの重さが動機の引き金となる展開、親の研究に利用された杏花と萌花がなんとも切なく描かれている。
    秀逸な作品

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    2020年07月18日
  • 十三階の神

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    吉川英梨『十三階の神』双葉文庫。

    シリーズ第2弾。『十三階のモンスター』の異名を持つ女スパイ・黒江律子を主人公にしたハードな公安警察小説。

    国家のためなら自らの肉体をも差し出すことを辞さない女スパイ・黒江律子。前作にも増してハードな展開と巧みなプロットで、最後の最後まで全く飽きさせない。特に本作では二重三重にも驚愕の予測不能の展開が仕掛けられ、これが本当にあの吉川英梨の作品かと驚くことしきり。そして、そこまでやるかというような余りにもトンデモナイ結末に声も出ず。

    かつて地下鉄サリン事件をはじめとするテロ事件を起こした新興宗教団体『カイラ蓮昇会』の教祖の死刑が執行される。そんな中、黒江律子

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    2020年06月16日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

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    警察学校という舞台設定からあまり期待していなかったシリーズですが、良い意味で予想を裏切る面白い作品です。
    特殊な環境における青春成長物語、事件捜査、男女及び親子関係など、複数の読みどころが上手くまとめられていて、幅広いニーズの読者がそれぞれの視点で楽しむことができそうです。
    だから余計に「警視庁53教場」という冠が間口を狭めていそうで惜しいと思います。

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    2020年03月13日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    53教場第4段すごくおもしろかったです。
    事件だけじゃなく、友情、恋愛、親子関係、師弟関係、読み応えもあります。
    今回は結構泣きました。五味と高杉の決意もすごいと思うし、こんな警察官ばっかりならと思う内容でした。

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    2020年02月21日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    待ってました。待望のハラマキシリーズ。前回までのようなスケール大きすぎて荒唐無稽になっている舞台設定から、やや大人し目でこじんまり設定も良い。またハラマキが少し下がって脇役っぽい設定もまた良い。豊田商事事件からの伏線もこれまた良い。完全に続編ありの展開で読んだのにもう次回作が楽しみ。
    蛇足ですが「イカロス」の歌、懐かしかったです。昔NHKのみんなのうたで流れていましたっけ。

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    2019年09月04日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    公安警察という組織は、秘密のベールに覆われて、隠密行動をするのが常だけに、ドロドロとした暗く、ダーティなイメージがある。隠蔽か、欺瞞か――法の番人たる警察組織にあって、法に対して超然的な組織が「公安」というものなのだと考えてきた。
    本作でも、公安の超然ぶりはいかんなく発揮される。八年前の目を覆いたくなるような残忍な犯罪。それでも起訴されることなく、贖罪もされない者が、この物語の最初にして、最大の伏線である。
    その後も作者は、実にリーダビリティの高い文章の中に、さまざまな伏線を織り込んでくる。事件の全貌はなかなか姿を見せず(それこそが公安が絡む事件の典型ではなかろうか)、しかし最後に明かされる事

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    2019年06月25日
  • 聖母の共犯者 警視庁53教場

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    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    実子に対する過失致死で服役中だった女性受刑者が移送中に府中警察署内から脱走。翌日、卒業式真っ只中の警察学校で、助教官と学生を人質にとった前代未聞の立てこもりが発生した。犯人は女囚と獄中結婚をした男で、彼女が起こしたとされる事件の真犯人を突き止めよ、と要求。同署刑事の綾乃と、元警視庁刑事で警察学校の教官・五味が真相究明に乗りだした。やがて別の協力者の存在も明らかになり―。人気シリーズ第3弾。

    このシリーズのメインは五味の渋さと今後の恋の行方なので事件はしょぼくて良いんです(笑)

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    2019年05月31日
  • 十三階の女

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    吉川英梨『十三階の女』双葉文庫。

    警察庁公安秘密組織の女性刑事・黒江律子を主人公にした『十三階シリーズ』の第1弾。

    吉川英梨がついに化けたなというのが最初の感想。これまではハードサスペンスを良い調子で展開していながら次第に男女の甘い色恋の描写が強くなり、ストーリーを台無しにするケースが多かったのに本作ではどうだろう……確かに律子と古池、白河、或いは水橋との男女の関係が描かれるのだが、これまでの作品とは違って主人公の律子が非情なまでに恋愛に対して冷たく、その本性は残酷なのだ。

    組織のために自らの『女』をも武器にする黒江律子は北陸新幹線爆破テロで多くの犠牲者を出すという大失態により活動を制限

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    2019年02月23日