【感想・ネタバレ】カラスの祈り 警視庁53教場のレビュー

あらすじ

捜査一課の転属を断り警察学校に残った五味は、窮地に立たされていた。元凶は一昨年に卒業を認めなかった“あの男”――。信念を貫き通した結果ではあったが、家庭でも教場でも綻びが生じ始めていた。解決策を見出せずにいる中、法務省矯正局から特任教授の赤木が着任する。彼女の働きかけによって状況は少しずつ動き出すが……。53教場最大のピンチに歴代卒業生も全員集合! 驚愕の結末に息を呑む、人気シリーズ第5弾。

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Posted by ブクログ

ついに53教場ラスト、、、


ありがとう、、、


素晴らしいシリーズでした。゚(゚´Д`゚)゚。




ひま師匠がおっしゃってた
『りんごを拾う人』出てきました。゚(゚´Д`゚)゚。




みなさんにも読んでほしいです
そして私もりんごを拾う人になろう、、、






初めは恋愛要素多めの教場モノ〜♪くらいの感じで読んでましたが、たくさんの問題が盛り込まれ読み応えのあるシリーズでした。




前作で抱えた大きな爆弾に
さすがの五味も抱えきれずひどい状態で、、、

読んでいてなかなか苦しい前半でしたが


後半は少しずつほどけていくような感覚で
ラストまで一気読みでした





捜査一課のキレッキレの五味の姿はなりをひそめ
生徒たちを包み込む愛に溢れた教官の姿がそこにはありました





さて53教場は終わりましたが
01教場とやらが出てるそうですよψ(`∇´)ψ



あまり前情報を入れないで読みたいタイプなので薄目でレビューを読んでたら続編的なやつっぽい!
早速リクエストしてきましたー!

まだ完結してないんかな??


届くの楽しみ〜♪




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2025年03月24日

Posted by ブクログ

前作の結末から、恐ろしい悪魔の本性にどこまで五味が辿り着けるのかが本作の読みどころ。

悪魔の闇に迫っていくにつれて、読んでいて辛かった部分もあった。ただ悪魔に対峙するスタンスが真逆の五味と瀬山の対立があったからこそ、自分の中の葛藤もうまく処理が出来た。この辺りのバランスが絶妙。

読後に作品名の意味を考えると、思いのほか切ない。
とても素晴らしシリーズだった。

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2025年03月14日

Posted by ブクログ

ヨシエリさんありがとう!
素敵なシリーズを書いてくれてありがとう!
堂々の完結です。゚(゚´Д`゚)゚。


前作第4弾がどえらい終わり方だったので、本作はどうなるのかとハラハラしながら読みだしたら、、、

ダメじゃん!

やっぱりダメじゃん!

もう五味教官ボロボロ、、、

けどね、そこはヨシエリさん
最後は素敵なキラキラした五味教官で終わらしてくれてありがとう。゚(゚´Д`゚)゚。


シリーズを通して思ってましたが、
『警視庁53教場』シリーズっていろんなものをものすごく詰め込んでいるんですよ

教場の話から、事件から、恋愛から、家族から、あれやこれやと、とにかくいろんなものを詰め込み過ぎ!

普通だったら、ごちゃ混ぜ過ぎてもうなんのこっちゃ!ってなりそうなんですけど、そこはヨシエリさん
それらが上手くリンクして話を盛り上げ、面白くしてるんです
なんならまだまだ詰め込みごちゃ混ぜにしても大丈夫じゃねぇって思っちゃいました!

とにかくこの『警視庁53教場』シリーズいいよ( ´∀`)bグッ!


これで昨年から放置していたシリーズものをひとつ片付けることができましたε-(´∀`*)ホッ

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2025年01月25日

Posted by ブクログ

”リンゴを拾う人”になる。

ぶぅぉおお〜ん。゚(゚´Д`゚)゚。
なによもう!なんなんよもう!

はい、全作★5の驚異のシリーズ『警視庁53教場』堂々の完結でございます!!!

あ、やっぱもう1個つけよう

ございます!!!!

あ、やっぱもう1個(もういいわ!)

いや面白かった!でら面白かった!いやもうほんとぜひとも多くの人にシリーズ通して読んでほしい!
そして多くの人に”リンゴを拾う人”になってほしい!
”リンゴを拾う人”って何よ?って思ったら読みなさいよ!
読めばわかるさ

はい、もう前作で抱えてしまった大問題でにっちもさっちもどうにもブルドッグな主人公五味京介を救うのは家族や仲間そしてかつての教え子たちに…
うーん裏で動いていたあの人もかっちょええ

とにかくにっちもさっちもの主人公の前に現れた法務省から出向の救いの女神赤木倫子さんのキャラが素晴らしく、パワフルで愛おしくて楽しくてこの暗い物語に強烈な明るさをもたらしてくれるので、手が止まらない

結局キャラ小説やんて?
いいんです!教場モノはキャラが立ってないと!

そしてもう色々納得いかない気持ちももちろん残しつつもこの結末に持ってきた吉川英梨さんほんと素晴らしい!
『海の教場』といい、もう吉川英梨さんは教場モノの第一人者に正式に認定されました
じゃ、そういうことで

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2024年06月25日

Posted by ブクログ

いんや、面白い!面白かった!!もう、サイコー!!w

登場人物の相関が入り乱れてて、おいおい(^◇^;)って感じなんだけど、それも慣れるといい味になって…(めっちゃめんどくさいんで、ここには書かないけど!w)

あと、いい歳した主人公の五味と瀬山の、高校生みたいなイチャイチャ感の恋愛にも、おいおい(^◇^;)ってツッコミ入れたくなるし、若干イラッともするんだけど、読み終わってみれば、ブラボー!ブラボー!!と拍手喝采なわけで(笑)

遅ればせながら、吉川英梨さんの著作に出会えて良かったなぁ!と思う次第であります♪

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2022年12月21日

Posted by ブクログ

カラスの祈り、53教場
前作からの続き。読み初めはどうなっちゃうんだろ〜、大丈夫?って感じだったけど、五味教官の周りにはできる人たちが揃ってて、凄いなぁ〜
りんごを拾う人ってそういうことだったのね✨✨

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2022年09月08日

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ネタバレ

これまでのシリーズ以上に広がりはじけていく良さがある。
(13階シリーズは、もう生きている人間の話としては読めなくなってしまって、一時中断している。)
 
 

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2022年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「罪を憎んで人を憎まず」「盗人にも三分の理」など、色々考えさせられる内容だった。

五味教場の場長まで務め、五味も信頼を寄せていた生徒、深川が、実は強姦魔であることがわかり、五味と高杉は警察学校の一部屋に深川を監禁する。
法務省から送り込まれた赤木と共に深川へ更生プログラムを施していくなかで、深川の過去が明らかになり、深川も行ったり来たりしつつ、ゆっくりとではあるが五味に心を開いていく。
最後は五味同様、深川に同情的な気持ちになるが、皆がそう思ってしまったら被害者が救われないな~とも思ったり。

虐待の連鎖、虐待する大人は子供の頃に自分が虐待されていたことが多い、というのはよく聞くが、それを断ち切れるような仕組みができてほしい。

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2025年05月09日

購入済み

泣ける

前回の話しの続きではじめの方はイライラしながら読み進めてたけど、途中からどんどん引き込まれていった。
途中からは切なくて涙するところも…
とにかく読み始めた時とは違う感情になってた。
こんな教場で学べたらいい警察官になるやろうと思う。
次回作も楽しみ。

#切ない

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

久しぶりの五味さん
第5作目

警察学校、五味さんのプライベート、過去の事件などなど読みどころがたくさん
前半は五味さんが心配で苦しかった
後半は一気読み
すっきりした

次回シリーズはないのかな?
★4.5
吉川英梨さんはハズレなし

いつも★4と5と迷って、私的に最高傑作!の★5以外は一律★4になってしまう
過去の自分の評価をみるとコレとコレが同じか?と思うこともある
その時の評価だからと思ってそのままにしている

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2022年03月07日

Posted by ブクログ

捜査一課の転属を断り警察学校に残った五味は、窮地に立たされていた。元凶は一昨年に卒業を認めなかった“あの男”――。信念を貫き通した結果ではあったが、家庭でも教場でも綻びが生じ始めていた。解決策を見出せずにいる中、法務省矯正局から特任教授の赤木が着任する。彼女の働きかけによって状況は少しずつ動き出すが……。53教場最大のピンチに歴代卒業生も全員集合! 驚愕の結末に息を呑む。

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

シリーズ5作目。
前作で強姦シーンが多く、辟易していることを感想に書いたが、その加害者である53教場の生徒・深川とのその後が描かれる。
深川がいた1300期生が去って、1年半。
捜査一課に戻ることなく、1317期の教場を受け持っていた五味は同時に警察権力によって、逮捕することも出来ない深川の矯正とも向き合っていた。
これまでと違い、教場を受け持っているとは言え、教場の様子を描く場面は少な目で、深川を逮捕する為に、妻となった綾乃を始め、53教場の卒業生たちは深川の余罪の捜査を自分たちの仕事の他に並行して行っていた。
一方五味は、矯正プログラムの為に法務省からやってきた赤木倫子と共に深川の心の闇と闘っていた。
五味を侮辱する深川の言葉の数々は、読んでいて、五味だけでなく、読者さえ心をやられるほどの嫌悪感。
警察物でありながら、どこか軽さの残る作風がこの作者さんのオリジナリティだが、気分が悪くて、初めて途中で読むのを止めようかと思ったほど。
実際、これまでの五味のかっこよさは微塵もなく、疲弊し、娘の結衣の受験料の支払いを忘れ、綾乃の妊娠にも気づかず、挙句の果てには担当している教場の生徒の異変にも気づかず、読んでいて、こちらも苦しくなる。
それでも、作者はまだ深川の性的な犯行を赤裸々に描き続ける。
何度も何度も女性だったら、目を背けたくなるシーンを…
逃げ出そうとする五味だったが、だんだんと深川の気持ちに心から寄り添うことで、深川の子供の頃に受けていた想像もつかない心の傷を見つける。
そして、決して心を開かず、矯正は難しいと思われた深川の心を開く。
「正義の翼」から「カラスの祈り」
一見、安易なタイトルにここまでの意味が込められているとは…
女性の作家さんなのに、何故、ここまで性的な犯罪を描くのだろう、とずっと思ってきた。
今作を読み終えても、その謎は残るが、加害者もまた誰かの被害者であることもある。その被害が憎悪に変わり、加害者になる。
性的な被害でなくても、あてはまるのではないかと考えさせられた。
1つの事件を諦めずに向き合うことを「雨に消えた向日葵」と言う単独の作品で描いていた。今作は53教場シリーズでありながら、「雨に~」にも見えた作者の魂のようなものも感じた。
ずっと「軽いノリが嫌い」と言い続けてきたが、今作は泣くのを我慢した。
今作を超えて、さらにパワーアップした五味教場が読めることを楽しみにしたい。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

色んな要素がテンコ盛り過ぎる53教場シリーズ第5弾。吉川氏がサービス精神旺盛なのは十分承知しているが、ここまで事件を増やさなくても楽しめます。ひとつの主題でじっくり掘り下げた本格ミステリーも読んでみたい。このシリーズもハラマキシリーズのように続くのかな。

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2021年08月05日

Posted by ブクログ

53教場シリーズといい聖母シリーズといい、吉川さんの作品がどんどん性的に悲惨な内容が濃くなってきて、それ以外の部分が面白いのに読むのが苦しくなってきた。
シリーズの区切りである本書も、それ以外の部分は熱く青臭くて良いし、終わり方はある程度綺麗に収まっているものの、途中までは登場人物に試練を与え過ぎて本当にキツい内容でした。

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2024年07月20日

Posted by ブクログ

教場というとドラマ化されたあちらが本家と思われがちですが、主人公がシリーズを通して警察学校の教官であるこちらの方が正統な気がします。
現実にはあり得ないシチュエーションの話ですが、加害者支援という視点は中々面白く読めました。
ただ、大事なところで主要キャラの名前を誤植したのは興醒めでした。

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

テレビドラマでキムタクが演じていた教場
シリーズだが、こんかいは過去のしりぬぐ
いばかりで良いところが無いので残念
ラストにどんでん返しを仕掛けるのは吉川
英梨先生なので予想していた(^^)/
(当てたとは言ってない)

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2022年05月31日

Posted by ブクログ

01月-07。3.5点。
53教場シリーズ。前作からの続編。
前作の事件で、寮の一室に監禁した人物。その件、家庭の件、娘の受験で手一杯となる五味。

胸糞悪い記述が続くが、後半で持ち直し。矯正官が良かった。

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2022年01月13日

Posted by ブクログ

吉川英梨『カラスの祈り 警視庁53教場』角川文庫。

シリーズ第5弾。長岡弘樹の『教場』シリーズの主人公・風間公親が教え子の全員の粗を暴こうとする鬼ならば、本作の主人公・五味京介は教え子に手を付ける超の付く軟派だろう。『十三階の女』でリミッターを外した吉川英梨がこのシリーズもハードなストーリーに変貌させようとしていると期待したのだが……

五味京介と高杉哲也が卒業を認めず、やむを得ず警察学校に監禁している1300期五味教場の深川翼を巡り、五味と高杉は窮地に立たされる。深川の父親が法務省矯正局から警察学校の特認教授としてキャリアの赤木倫子を送り込んで来たのだ。警察上層部が深川の数々の強姦事件を隠蔽しようとしたことがさらなる悲劇を産み……

本体価格760円
★★★

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2021年08月22日

Posted by ブクログ

捜査一課の転属を断り警察学校に残った五味は、窮地に立たされていた。元凶は一昨年に卒業を認めなかった“あの男”――。信念を貫き通した結果ではあったが、家庭でも教場でも綻びが生じ始めていた。解決策を見出せずにいる中、法務省矯正局から特任教授の赤木が着任する。彼女の働きかけによって状況は少しずつ動き出すが……。

シリーズ第5作。前作「正義の翼」の続きなので、読む順番を間違えないように。

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2021年07月27日

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