【感想・ネタバレ】警視庁53教場のレビュー

あらすじ

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。守村は五味の警察学校時代のクラス(教場)の仲間だった。恋心を抱いた同期、自殺した問題児、旧陸軍学校だった中野校から新設された府中校への移転。当時の出来事が守村の死に関わっているのか?妻を亡くし、忘れ形見の娘と暮らす五味は、かつての仲間たちを調べ始めるが――。

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いやもうすごいなエリンボルク違った英梨さん(エリンボルクはこないだ読んだ『悪い男』の主人公)

あの手この手やん
まぁそりゃそうか、そりゃそうよ
あの手この手を繰り出してくるわよ
そういうお仕事ですもの

今回は警察学校を舞台にした恋愛小説です!
恋愛小説のシリーズ!w
もう警察小説と呼ばないことにしよう

恋愛絵巻に登場するのは警視庁捜査一課のエリート刑事と捜査一課を目指す所轄の女性刑事、そして…という組み合わせで、こちらもそう来たか!ほんとあの手この手やな

うまいのよ相変わらず
キャラの造形が、
特徴的というか分かりやすいのよ
それが分かりやすく動くのが気持ちいいのよ
単純明快で
登場人物たちはそれぞれ単純明快に動くのにちゃんと「謎」もある
感情の爆発もある

やっぱ分かりやすいの好きなんよねー

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2024年02月15日

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ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。守村は五味の警察学校時代のクラス(教場)の仲間だった。恋心を抱いた同期、自殺した問題児、旧陸軍学校だった中野校から新設された府中校への移転。当時の出来事が守村の死に関わっているのか?妻を亡くし、忘れ形見の娘と暮らす五味は、かつての仲間たちを調べ始めるが―。警察学校小説シリーズ、堂々の開幕!!

最後の最後でかっこいい五味がそうなっていたのか(T_T)。ストーリーは面白かったが・・百合はそこまで入れ込むほどの女性なのかは最後まで疑問だった。

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2018年11月14日

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ネタバレ

2018.3.15.ツイッターで知った作品。警察学校を舞台にした作品といえば『教場』だが、これもまた骨太の作品だった。長岡さんとの対談も読み、お互いにリスペクトされている雰囲気があり、とても楽しみに読んだ。主人公の五味についてその対談で意味深な発言を長岡さんがされており、なんだろう〜と思いながら読んだが、最後驚かされ!そして続編?の期待が膨らまされ、とても良かった。

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2018年03月17日

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 割り切った少女の大人びたおせっかいが圧を帯びていて苦笑いをしてしまった。
 長岡さんの教場シリーズを読んだ経験から警察学校の内情は少し認識を持って読み進めた。
 惨劇を目の当たりにした若者は咎められることから逃れる方を優先する様は現実の世界も同じだ。冷静な思考が回れば迷う隙間時間も持てたであろう。一度でも事実を隠蔽したら暴露する勇気はなかなか芽生えない。それでも良心との葛藤に耐えきれず吐露する。極秘を解放した本人は気が楽になる代わりに情報を預かった側はたまらない。
 バレなければ・・とその場を凌いでも犯した罪はいつかは露見し償いは免れない。労せず得した人、得せず労のみを担った人、いつかはきっとバランスが取れる・・ような気がする。何となくですが。
 冒頭の少女は昨今の成人だったとは。

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2025年06月04日

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警察学校を舞台にした恋愛ミステリー。教場で学ぶ面々のキャラが際立って面白かった。個人的にはガサツで女好きな高杉さんがとても人間的に感じる。実際に頑張ってる警察学校の人が読んだら、これ程堕落してないと言われそう。

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2025年04月09日

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海の教場でヨシエリさんを初めて読んでから早一年


ひま師匠や一休さんやまきさんのレビューからずっと読みたいと思っていた53教場シリーズにようやく手を出しました!!




ゴリゴリの警察学校の話かなと思ったら、
ひま師匠がおっしゃってたように、
恋愛要素多めの警察小説!
そして謎に迫るミステリー要素もあり
私でも読めそうです!!




警察学校同期の守村の首吊り死体が発見され、現在と五味の警察学校時代が交互に描かれています。
この警察学校の同期たちがなかなか濃い。
五味の優秀さが垣間見えるところが私的には結構ツボです


高杉も結構好きなのに、チャラいのがなー。



自分が想像していた物語と全然違う展開に進んでいって、おぉ!の連続でした

関係性が複雑!!
FUKUZATSU!!!!



そもそもなぜ53教場という題名なのか、、、?
最後まで読めばわかりますʅ(◞‿◟)ʃ



次作も楽しみ!!


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2025年03月15日

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53教場というタイトルがやっと理解できた。警察学校入学当初の五味の初々しさから、苦味がきいた捜査一課で活躍する五味。対比させながら物語が進んでいくので飽きない。過去、現在の事件を追うなかで、数年の間に何があったのかが、徐々に語られていくストーリーは読む価値あり。続編にも期待。

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2025年01月29日

購入済み

53教場シリーズ第1段、初めて読みましたがいっきに読みました!
警察学校がどんな感じなのかもわかりやすく楽しく読めました!

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2020年02月21日

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警察学校に在籍していた当時に問題児たちの間で起きた事件の真相を追う刑事。
初々しく弱かった頃のエピソードと、すっかり大人になって逞しくなった現在との対比と関連付けが面白い。
警察官も人間なので色々問題かあるのは当然だけど、本書の面々はちょっと酷すぎるかも。
でも、とても読み応えがある作品だったので、シリーズを読むのが楽しみです。

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2020年01月11日

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吉川恵梨の警察小説新シリーズ
捜査一課の刑事、五味と所轄刑事の綾乃、警察学校の助教官の高杉、五味の娘の結衣が主な登場人物
五味と高杉は同期の警察学校出身
警察学校入校時の事件が絡んで発生した事件の解決に
犯罪の隠蔽を許さない五味、綾乃が警察組織に立ち向かう

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2019年01月29日

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「教場」といえば長岡弘樹氏の作品の方が有名ですが、私は本作の方が面白いと思います。著者の男性描写にやや難はあり主人公の五味の心情変遷にはやや微妙な点もありますが、長岡氏のような変な持って回った粘着性の後味の悪さからすれば、すっきりと読めます。プロットも割と良くできてると感じました。これから続編にいきます。

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2018年11月15日

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教場シリーズの長岡弘樹が「強力なライバル出現」と帯を書いていたので、わざと「教場0」の後に続けて読んでみた著者初の警察学校小説。
正直、この作家さんは恋愛小説でデビューをしたこともあり、ほとんどの作品は読んでいるが、警察小説を描くのが上手いと感じたことがなかった。今作の出だしも、警官同士の合コンで知り合った五味と、その後相棒になる瀬山のデートシーンから始まり、「原麻希シリーズ」の娘・菜月を思わせるような五味の娘の登場など、軽さが気になった。
しかし、読み進めるうちに登場人物の心の闇の深さや、警察官になる人間の葛藤など、内容が重いことに気付く。
五味の同期で、警察学校の教官をしていた守岡の自殺を巡る捜査を軸にしながら、守岡が担当していた「守岡教場」と五味が所属していた「小倉教場」の回想を上手く取り混ぜながら、物語は進む。
真実が見えそうで見えない展開、それぞれが抱えた苦悩も丁寧に描かれており、この作家さんで一番いいと思えた一冊。
帯にあった「強力なライバル出現」にも納得。

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2018年01月11日

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ネタバレ

警察学校教官守村が首吊り死体で発見される。
守村と警察学校の同期だった五味とひょんなことから出会った綾乃が捜査をすることになる。
捜査が進むにつれて、過去と現在の話が交互に展開されながら、物語が進む。
犯人は、まさかの守村と同期だった人物と妻だった。
最後、五味は警察学校へ異動となる。

登場人物が多く、理解するのに時間がかかったのと
まさかの五味の妻百合は、教官の娘であり、
高杉と付き合っていた。娘の結衣は、高杉の娘であった。
なんとなく予想していたけど、驚きがあった。
最後、父と娘という関係性になり、良かった!
シリーズものなので、続編も気になるところ!

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2025年10月25日

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読みやすく、盛り上がる場面が散りばめられてて面白かった。
警察学校の生徒たちの行動に関して、少し無理があったのが引っかかってしまったけど。

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2022年10月29日

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警察学校時代の同期が自殺した。現場の痕跡から殺人の可能性を考えた五味は、その背景にかつての警察学校時代の出来事が絡んでいると疑い…
現在と16年前を行き来しながら徐々に事件の全貌が明らかになっていく。
大きなどんでん返しはないが、全体に読みやすくあっという間に読めてしまった。3.5

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2021年09月16日

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ネタバレ

読みやすかった。
主人公の同僚が学校内部で性行為していたり、教官もそのような失敗で教場に左遷させられてたり、コネで特別待遇受ける描写とか生々しかった。
事件の真相の後、主人公にも一展開あるのは予想しておらず良かった

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2020年11月04日

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16年前の警察学校と現代とを行ったり来たりしつつ、隠された犯罪を暴いていく。主人公が左遷される落ちはちょつと以外でした。

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2020年10月26日

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この小説を読むと警察官になる人が皆無になる(笑)
病んでる精神の人ばかりの小説が狙いかと思ったら、しっかりしたナゾが回収されていた
でも、この設定は五味警部補の為の作品だと思ったが、それを土台にシリーズ化されて多くの物語が書かれているのには驚き

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2019年10月28日

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2月-20。3.5点。
警察学校で同窓だった、主人公達。同窓のひとりが自殺。
自殺に怪しい点があるとみた捜査一課の同窓生、所轄の女子刑事と捜査に当たる。

シリーズ第一作。読みやすい。
次作も期待。

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2019年03月04日

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ネタバレ

タイトルからして長岡さんの教場シリーズを意識しているんだろうなと思って読んだが、内容的には全く違う。
内容的には現代の事件と過去の事件、どちらも警察学校の関係者が当事者で、現代と過去とを行き来しながらその繋がり、事件の真相を手繰っていくというもの。
ただこの関係者たちがどうにも利己的だったり卑屈だったり陰鬱だったりで好きになれない人たちばかりだったので、事件の真相構図以前に、全体的に入り込めなかった。
主役である五味も、若手警察官の綾乃も、もう少し魅力的に描けなかったのかなという思いが強い。
五味を最終的にああいうキャラにしてしまったのも残念だし、五味と義理の娘である結衣との、親子でありながら親子以上の濃密な関係というのも個人的には受け付けられなかった。五味の亡くなった妻もう~んな人だったし。
むしろ高杉の方が人間味溢れていて、こっちを主役にすればよかったんじゃないかと思えるほど。
事件ものなのか、厭らしい閉鎖空間人間関係を描いたドラマなのか、恋愛ものなのか、ちょっとゴチャゴチャした印象だった。
シリーズものらしく続編が出ているが、そちらは五味の恋愛にシフトしていくみたいだし、読まなくても良いかなという感じ。

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2018年08月13日

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ネタバレ

教場ものを好きな人はぜひ!と言いたいところだが、後半は無理矢理感が残るのと、シリーズ化が決まっているためか登場人物イントロダクション感が強い。
こんなに癖の強い人たちばかりで大丈夫なのでしょうか。
特にお嬢さん。キャリアへの道まっしぐらか?

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2018年07月11日

Posted by ブクログ

吉川英梨『警視庁53教場』角川文庫。

またもや吉川英梨が新たな警察小説に挑んだ。タイトルにある『教場』から想像したのは長岡弘樹の一風変わった警察小説であったが、本作にはそこまでの雰囲気は無い。

捜査一課の五味と綾乃が五味の警察学校時代の仲間、守村の変死事件を捜査するというストーリーだ。そして、事件の捜査と平行し、五味と事件の関係者の過去が少しずつ明かされるという、有りがちな構成である。

前半はそこそこ楽しめたのだが、後半を過ぎると余りにもぶっ込み過ぎで、結局はスッキリしない結末だった。本作はシリーズ化のための序章といった位置付けで、まんまと作家の儀式に付き合わされたようだ。

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2017年11月01日

Posted by ブクログ

自衛隊の次は警察学校。初めて読む作家の作品。「教場」を読んでいるので、予備知識はあったが、こういう世界にはいられないなと思う。ここまで因縁話にしなくても・・・。

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2017年10月28日

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