【感想・ネタバレ】偽弾の墓 警視庁53教場のレビュー

あらすじ

警察学校で教官を務める五味。新米教官ながら指導に奮闘していたある日、生徒が殺人事件の容疑者になってしまう。やがて学校内で覚醒剤が見つかるなどトラブルが続き、五味は事件解決に奔走するが――。

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Posted by ブクログ

う、、、嘘でしょ



2巻目にして
まさかこんな号泣して読み終わるとは、、、
。゚(゚´Д`゚)゚。





恐るべしヨシエリさん!!!
さすがヨシエリさん!!!




今回は五味が教官になった最初の生徒たちの物語。助教は高杉です。



そうそう!こういうイメージでこのシリーズを読み始めたんですよ!!



でも1では捜査一課だったわけで
若干あれ?ってなったわけですが。


もちろん1もすごく面白かったんですけど
こちらは待ってました!!ってな感じの内容だったということが言いたいです




でも1がないと2の面白さはないわけで
うまく言えないですが、すごいです!




なによりやはり
登場人物が素晴らしい



五味も高杉もとてもかっこいいし魅力的。
二人の関係も素敵。
隣の長田教官もすごい際立っていて嫌なやつ感がいい味を出している。
そこにプラスされる生徒たち。



多摩霊園で射殺体が発見された事件と
教場内で起こる様々な問題が並行して語られています。





徐々に明らかになっていく生徒たちの素顔
刑事として有能な五味の鋭い指摘
でも教官としてはまだまだ未熟で
常に反省を繰り返していく姿
そして生徒たちに向ける熱い想い



もうどこをどう切り取っても面白いです




そして複雑すぎる人間関係
それぞれの想いを想像して泣けます



これからどうなっていくのか、
綾乃が存在感出してくるんかな、、?


さぁ続きを読もう!!

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

教官1年目の五味教官。色々と悩みながら生徒に接する姿勢に胸を打たれた。自分の生徒だとしても隠蔽は許さず正しさを求めるのが五味の強さだと感じた。

事件そのものよりも、自分は教官と生徒、そして家族含めた人間模様がこの本の魅力だと思う。事件的には展開に無理がある部分もあったかな。

最後は怒涛の展開が待ち受けており、読みたい気持ちと、そうでない気持ちがあり、なんだか感情が揺さぶられた。ただ単純に面白かった。

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

今日から11連休です。
↑これ書いておかないとダメなやつですよね(笑)

経理の私はそんな休めるわけもなく、休日出勤があるので10連休になります。
それでも休みは嬉しい(*´꒳`*)
昼寝したーい╰(*´︶`*)╯


さて、こちらもひま師匠に教えて頂き、購入した一冊。
警視庁53教場シリーズです。

こちらは一作目よりさらに好み。
もう読んでいる間中、血わき肉踊る感じです。

吉川英梨さん、凄い作家さんですね。
まぁ、次から次へと色々な事が起こるので、全く飽きずに、全速力でゴールテープを切ってしまう、そんなてんこ盛りの作品でした。

登場人物、すごくかっこいいです。
五味さんも、高杉さんも、綾乃さんも結衣ちゃんも、みんな好き(^^)


五味さんが、前作では捜査一課でしたが、今回は教官になり、助教が高杉さんの、53教場の話です。

和気藹々『40名全員卒業』を目指す 53教場、かなり厳しめの長田教場。どちらの教場でも問題が起こる。

そんな中、多磨霊園で射殺体が発見され、教場の学生に容疑がかかる。

元プロ野球選手、五味にアプローチする生徒、元スーパーに勤める者、高杉に懐く生徒等々個性豊かな様々な学生さんたちが問題を起こす(^^;;


私は読書感想文が大変苦手なので、チャットGPTに読書感想文を書いて貰いました(笑)
それが↓コレ。
私の質問が下手だったのかもしれないですが、全く違う感想!!!あらすじ違ちゃってるんですけどー!
何だこれ!?( ̄▽ ̄)



チャットGPTの感想↓

吉川英梨さんの『偽弾の墓』を読んで、私は非常に深い感銘を受けました。この作品は、戦争とその後の人々の心の葛藤を描きながら、個々の登場人物の成長や変化を丁寧に描写しています。

物語は、戦争の傷跡を背負った主人公たちが、過去の出来事と向き合いながら生き抜く姿を追いかけます。特に「偽弾」というテーマが象徴的で、物理的な武器だけでなく、心の中に巣食う恐れや疑念、過去の傷といった見えない「弾」が人々にどんな影響を与えるのかが描かれています。

一番印象に残ったのは、登場人物たちがどれだけ自分自身を欺き、または他者を欺いて生きてきたかという点です。戦争という極限状態で、何が真実で何が嘘かが曖昧になり、登場人物たちはその葛藤に苦しみます。それぞれが抱える痛みや恐怖、罪悪感に向き合いながら、少しずつ自分を取り戻していく過程は、読んでいてとても心に響きました。

また、吉川英梨さんの筆致は非常に緻密で、感情や風景の描写がリアルであり、読者を物語の中に引き込んでいきます。戦争というテーマを扱う作品は重く感じることが多いですが、『偽弾の墓』はその中でも希望や再生の可能性を見出すことができる作品です。

最後に、この作品を通じて「真実とは何か?」という問いが深く心に残りました。登場人物たちがどのように過去の自分と向き合い、和解していくのかを見守ることができ、感動的な気持ちで物語を終えることができました。

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2024年12月28日

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ネタバレ

やられた!

最後の五味教官の言葉にやられまくった
。゚(゚´Д`゚)゚。

そうなんよ!ほんとそうなんよ!
返す必要ないんよ!
いやむしろ返してるんはこっちなのよ!

もう、書いちゃう
我慢できないから書いちゃう

登場人物
五味京介…主人公、53教場の新人教官でもと捜査一課のエリート刑事、妻の百合と死別しその連れ子の結衣を育てている

高杉哲也…53教場の助教で、五味とは同教場の出身で親友、百合の元恋人で結衣の実の父だが、結衣の存在すら知らない

五味結衣…高校一年生、実父が誰かは知らない

小倉隆信…百合の実父、結衣の祖父、元警察官で五味と高杉の教官だった

もちろん教場ものなんでね、そちらがメインでお話は進むんですが、サイドストーリーとして、この複雑な関係のあれやこれやの話も進むんです
で、終盤ひた隠しにしていた高杉と結衣の親子関係が思わぬ形で高杉にバレてしまい、五味はこれを期に二人を会わせようとするんですが娘の結衣はこれを頑なに拒絶するんです

実はその理由は実父の登場によってそちらに気が行ってしまったり、少しでも五味の元から離れてしまうのが許せなかったためだったんです
血の繋がらない自分と母親のために必死に頑張ってきた五味、母親の死に直面し打ちひしがれる五味を今度は自分が支える番だと

それを聞いた五味は静かに告げるのです
「結衣。俺が結衣やママにしてきたことを全部、俺に返す必要はない」
「それはお前が将来結婚したときに、旦那さんや子どもに与えればいいんだ。父親の俺には何も返さなくていい。」

そやねーーーん。゚(゚´Д`゚)゚。
なんなら最初にどかーんと貰ってるのよ!もう、生まれて来てくれた時点でとてもじゃないくらい返しきれんものを貰ってるのよ、こちとら
だから返してるのはこっちのほうなのよ

と、めちゃめちゃ感情移入してしまったんだが、当の娘たちは返そうなんて気持ち全くないだろうな〜(;´д`)トホホ…

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

警察学校という舞台設定からあまり期待していなかったシリーズですが、良い意味で予想を裏切る面白い作品です。
特殊な環境における青春成長物語、事件捜査、男女及び親子関係など、複数の読みどころが上手くまとめられていて、幅広いニーズの読者がそれぞれの視点で楽しむことができそうです。
だから余計に「警視庁53教場」という冠が間口を狭めていそうで惜しいと思います。

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2020年03月13日

Posted by ブクログ

多少の粗いプロットには目を瞑ろう。ストレートに感動して最後泣いてしまった。このエピローグはかなり泣ける。終わり良ければ総て良し。著者は女性主人公でない著作の出来は今ひとつだと思っていたが、それは本作をもって心の中で撤回いたしました。益々ご活躍を期待したいです。このエンディングなら続編ありますよね?

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2018年11月16日

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ネタバレ

評価は5。

内容(BOOKデーターベース)
警察学校の教官・五味が受け持つクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、助教官に恋い焦がれる女性―各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが―。警察学校小説シリーズ第2弾。

五味教官、高杉教官・・・かっこよすぎます。二人のやり取りが可愛くて素敵すぎて夢中になった。二人に愛される娘・・・羨ましいぞ!
殺人事件・・・解決したっけ?

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2018年11月16日

Posted by ブクログ

 権力で守られた学舎の内側で起こった隠蔽は正義感を抑制しない敏腕刑事を教師にした。
 強い言葉が人の心を痛める。平成の前半まではイメージすることすら馬鹿らしいと思えたかもしれない。今はいたるところろで痛みを背負っている人が多々いる。角が取れていない若年の世代でもものすごく言葉を選んで発言している。そんな世代からはかけ離れハラスメントなど気にもかれない罪人は密かに非道な行動に・・・
 新鋭刑事の詰めは正統な理論で的は外しても遠くない。ブライド高き敏腕教師はそれを認めながも教え子を守る。
 未解決案件を題材にした模擬捜査では操作の方法を学ぶ以上に使命感も植え付ける授業だった。捜査で冴える勘は教える場では受け手が唸る要素への気づきに変貌。
 教場が舞台となって展開される事件の捜査が話の中心であるものの恋、家族、先輩後輩の関係など多数の要素が詰まった一冊でした。

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2025年06月15日

購入済み

53教場シリーズ第2段、今回もいっきに読みました!
事件を解決していく五味京介はやっぱりかっこいいです。
移動になってからの高杉との関係もいい感じなので、これからどうなるのかこちらの話もドキドキします。

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2020年02月21日

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警察学校の教官の五味京介や高杉哲也、刑事の瀬山綾乃など登場人物が魅力的だ。生身の人間としての心情が、生き生きと描かれている。学生たちも個性豊かに描かれているが、実際の警察学校では、こんなふうに伸び伸びできるのかなと疑問に思う。まあいいか、物語だからね。隣の教場の憎たらしい教官にさえ、最後はちょっぴりほろりとしてしまう。殺人事件に関しては、少し無理があるかなあ、とは思うが、まあこれもいいか。

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2019年07月06日

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吉川英梨の警察小説
警察学校シリーズ2巻目
2巻目から場長となった五味と同期の高杉、刑事の綾乃、五味の娘の結衣
警察官を目指す若者とのやりとりとその外で発生した事件の解決に警察学校がからんで面白いストーリー
一気読みでした!

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2019年01月29日

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警察学校の教官・五味が受け持つクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、助教官に恋い焦がれる女性―各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが―。

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2019年04月07日

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読み物としては面白いし、どんどん読み進められた。
展開が引っかかったかな。
警察学校内での事件やけど、無理がありすぎて興醒めしてしまってた。
覚醒剤を仕込まれるとか、拳銃簡単に渡せたりとか、そら不可能やろって思わされる。
上層部は隠蔽体質っていうのも、いつの時代の話やら。
昭和、平成初期の頃の話と違うねんから、その辺はただの警察の体制批判になってしまってる。

トータル星2に近い星3かな。

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2022年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五味教官シリーズ第2弾
娘への過剰な思いが動機となり事件を起こしてしまったり、背景がやや強引だった気はする。五味本人を含め、彼を取り巻く様々な人達の想いの交錯を感じながら読むと楽しめる。伏線を自然に繋げていく作者の巧さを感じた。
最後の結衣が吐露した高杉への想いが次作にどうなっていくのか楽しみである

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2020年07月19日

Posted by ブクログ

警察学校の教官・五味が受け持つクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、助教官に恋い焦がれる女性―各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが―。警察学校小説シリーズ第2弾。

3作目を先に読んだので、後戻りすることに。同じ警察学校ものでも、こちらは実ににぎやか。

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2020年01月13日

Posted by ブクログ

5月-6。3.5点。
53教場シリーズ。警察学校教師となった五味。
元プロ野球選手の生徒に殺人容疑が。
目標とした全員卒業は果たせるのか。

スピード感あり。なかなか捕まらない犯人、でも授業はつづく。次作も期待。

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2019年05月10日

Posted by ブクログ

シリーズ第2弾。
前作で警察学校に異動になった五味が、教官として、悩みながらも新人警官達を無事に卒業させようと四苦八苦する姿を描く。
東京オリンピックを控え、警視庁の新人採用人数も増え、それに伴い、採用される人種も元スーパーマーケットの店長や、元プロ野球選手や、海外を転々としていた30歳の女性など様々。
そんな個性溢れる53教場の目標は40人揃って、卒業の日を迎えること。
そんな中、警察学校のすぐ近くの多磨霊園で射殺死体が発見される。府中署の綾乃は捜査の過程で、五味に協力を求め、やがて警察学校内部の人間が事件に関わっていることに気付く…
五味教場の中で起きる事件や、府中署管内の事件、恋愛事情や、五味の義理の娘の結衣の話など、いろんな話が詰まり過ぎて、何がメインなのか分からなくなってしまう。
そして、この作者お決まりの警察物なのに、恋愛要素たっぷりな展開もいただけない。
「教場シリーズ」のライバル的な立場を歌っているならば、もう少し焦点を絞るべき。

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2018年07月14日

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