吉川英梨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレかつては「サクラ」「チヨダ」「ゼロ」と呼ばれていた
「十三階」警察組織であるが組織で無いため、組織の長
である理事官、通称「校長」は人事異動で名前が消えて
しまう
この設定は濱嘉之と同じだ(´・ω・`)ホントの組織?
一冊飛ばして読んでしまったが小説の面白さがグイグイ
先にページを捲るので問題なし(そもそも覚えてない)
この人のストーリーの凄みは、ぬかりなく積み上げた作
戦を凌駕する敵の動きで窮地になる「上には上がある」
と思わせるピンチに遭うのに、ギリギリを越えた辺りで
幸運が重なり救われたうえで、実は計算されていたと分
かる事がある
今回の作品は更にタイトルが重いから「読むべし!」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ{DEEP LOVE + (私の男 - アガペー)}÷2 = ダナスの幻影 という感じを受けた。
怜花は辻沢に父を、辻沢は怜花に母を求めていたんだろうなと思った。
辻沢が本当に愛してたのはヤべキョウだったんだと思う。性交する相手はたくさんいたのに、唯一出来なかったのがヤベキョウだった。しかも申し訳ないって言うのが切ない。
最後にダナスは台風の名前って出てて、まさに怜花のことだと思った。無気力なのは彼女が台風の目だからと考えると面白い。関わった人みんな破滅していくのもまさに台風っぽい。
精神病院のパートは悪夢みたいで読んでてとても怖かった。
雑多な感想だけど、一言で言うなら面白かったです -
Posted by ブクログ
シリーズ5作目。
前作で強姦シーンが多く、辟易していることを感想に書いたが、その加害者である53教場の生徒・深川とのその後が描かれる。
深川がいた1300期生が去って、1年半。
捜査一課に戻ることなく、1317期の教場を受け持っていた五味は同時に警察権力によって、逮捕することも出来ない深川の矯正とも向き合っていた。
これまでと違い、教場を受け持っているとは言え、教場の様子を描く場面は少な目で、深川を逮捕する為に、妻となった綾乃を始め、53教場の卒業生たちは深川の余罪の捜査を自分たちの仕事の他に並行して行っていた。
一方五味は、矯正プログラムの為に法務省からやってきた赤木倫子と共に深川の心の闇と