吉川英梨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想
オオム真理教をモチーフにした話。
中盤から最後の章にかけて衝撃のどんでん返し!
そして、エンディングも救いようがないな。
あらすじ
黒江律子は公安課に勤めている。母親が、カルト教団でサリン事件を起こしたカイラス蓮昇会の分派した教団の一つの輪芽11に入信したと妹から相談を受ける。
一方で、上司の古池の家族と連絡が取れなくなったとして捜査を命ぜられる。13階の校長は律子の妹に教団に潜入捜査をするように命ずる。律子は妹の萌美を教団に潜入させる。
一方、律子は瀕死の古池を治療しながら匿っていた。妹の潜入は順調かに思われたが、律子が潜入させたことがバレて捕まる。輪芽11の教祖、九真は実は同じ13階の公安員の斉川という人物だった。
公安部長の久間はサリン事件の被害者であり、斉川を輪芽11に送り込んだ張本人だった。斉川を送り込んだ作戦を律子に詳らかにする。律子は古池が潜んでいるアジトを久間に伝える。古池を移送しようとしたところを暗殺者に襲われる。久間はカイラスに取り込まれており、斉川は、九流の正真正銘の子供だったのだ。
久間がカイラスに取り込まれているように見せかけたのは校長の寺尾だった。寺尾は律子に斉川を殺させようとするが、律子にやられる。その後、妹が斉川の子を身籠っていると分かり、おろすように言うも妹は迷い、自殺する。 -
Posted by ブクログ
ネタバレある日突然消えた我が子。捜査線上に何人も怪しい人物が浮かび上がっては消え、浮かび上がっては消えの繰り返し。錯綜する証言。ドラマとは違い、遅々として進まない捜査。被害者家族に対する悪意の数々。事件そのものもですが、事件の背景にあるものや事件によって否応なく変化していかざるをえなかった家族の様子やその周囲の人々の様子がとても上手く描かれていると思います。
事件から月日が経ち、縮小、そして解散されていく捜査本部。それでも娘を必死に探す父親の姿と、諦めない奈良刑事の姿がとても印象的でした。娘(沙希にとっては妹)が帰ってくるまでは絶対に諦めないで探し続ける家族の姿が胸に迫り、読み進める毎に切なくなっていきました。葵は、最後の方で本当に些細な証言から発見されるのですが、そこに至るまでの警察の地道な捜査に脱帽です。とても読み応えのある作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレハラマキはこういうやつだった、どんでん返しも
3回転ぐらいした気分、テレビドラマで二転三転
見せつけるに良い原作になるのではないか?
原麻希は恐ろしい、壊滅状態となった八係、家族
も国外に避難(移住)となったどん底状態の時か
ら起死回生のシナリオを描いていた(リアルに)
超法規的な作戦を完遂できるだけ原麻希に権力が
集約されたとしたならば、彼女の突飛な思惑に振
り回される国民が可哀そうである
事件の前提にあったブリーダーによる悲惨なトラ
ブルは、我が国で多発しているペット飼育の実態
を反映しているが、ラストで計略だと分かり爽快
なくやしさを覚えている -
Posted by ブクログ
前作までが怒涛のような展開が続いて興奮するぐらいに面白かったので、「今回はハズレか?」と若干物足りなさを感じつつ読み進めていたけど、
終盤あたりで挽回してくれました!
十三階だからってそこまでのことやる!?って言うぐらいのこと今作でもやってます。
面白くないわけじゃなくて、今作は『母』がテーマということで、黒江律子が母となり、母性が強くなり、感情の浮き沈み、葛藤する描写が細やかすぎて同じ女性として共感を通り越してしんどかった。(まだ私自身が母親になっていないからかもしれないけど...)
でも惹きこみ力は上手な作家さんだなと思った。
続きが気になって仕方がない終わり方。
吉川英梨さん沼にドンドンハマっていきます!