吉川英梨のレビュー一覧

  • 雨に消えた向日葵

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    雨の放課後、小5の女児が消えた。
    誘拐か家出かはたまた事故…。
    手がかりのないまま難航する捜査。
    家に帰る間もなく解決に向けて奔走する捜査員たち。
    疲弊して行く家族。

    綻びを見つけてはそれを追う捜査員。
    それによって傷付いてゆく人々。
    辛い日々を送る家族への心無い誹謗中傷。
    3歩進んでは2歩下がる…先の見えない日々の中で時だけがすぎて行く虚しさやるせなさそして緊迫感。
    それでも葵ちゃんを諦めない捜査陣と家族。
    これは、読んでいるこちらも心をすり減らし体力を消耗する思い。

    少しずつ真相に近づいて行くのではなく、目星を付けた結果、何も得ることのない無関係な捜査もあることで喪失感を誘う。そのこと

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    2023年12月23日
  • 十三階の女

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    ネタバレ

    感想
    公安が怪しい人をマークして、その対象者は公安を憎んで事件を引き起こす。事件が起きないようにマークする公安が事件の引き金になる。なんとも皮肉な話だ。

    ただ、テロが起こった際には法律や閣僚の決断力などお粗末になることは間違いなさそう。

    騙しにつぐ騙し合いで誰を何を信じればいいのか、スリリング。その中で律子は現実と虚構の狭間で翻弄される。

    あらすじ
    律子は公安の秘密の部署である13階に勤める部員だ。律子は捜査で臨海労働闘争のキーマンから情報を取得しようとしていた。その捜査で、対象者に襲われそうになったことから作戦が失敗する。

    その後、その男が北陸新幹線の開業に合わせて爆弾テロを起こす。

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    2023年12月22日
  • 悪い女 藤堂玲花、仮面の日々

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    ネタバレ

    才色兼備なセレブ妻・藤堂玲花。高級マンションに暮らし優雅な生活を送って居たが、高校時代の教師と再会して…

    毒親の所為なのか、かなり歪んだ性質な玲花。彼氏がいるのに男性教師と関係を持っていたけれど、その教師・辻沢のどこに魅力を感じたのかさっぱり判らないです。彼氏も彼氏で浮気してて何だかなぁって感じでした。
    一旦別れた彼氏と大人になって再会、結婚しているとは思いませんでした。

    イヤミスの部類なんでしょうけど、ミステリーってよりも不倫がメインな感じで誰にも共感出来ませんでした。

    一番可哀想なのは玲花の子供達。
    まっすぐに育つことを願っています。

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    2023年11月22日
  • 悪い女 藤堂玲花、仮面の日々

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    “ミセス・パーフェクト”の称号を持つ藤堂玲花が主人公の暗黒ミステリー。

    高級住宅地『サン・クレメンテ自由が丘』で暮らす現在の生活と、聖蘭女学園高等学校時代の玲花を交互に描きながら物語は展開していく。

    高校時代の教師と生徒の禁断の恋、時は流れ再会した二人は不倫の道へ。
    昭和のエロティックなドラマや映画を再現したような読み心地で、お気に入りの『海蝶シリーズ』とは180度異なる作風に戸惑った。

    ママ友トラブルにモラハラ、毒親問題、果ては殺人事件まで起きイヤミス要素がてんこ盛り。

    愛に飢えた男女が巻き起こす泥沼サスペンス。

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    2023年11月03日
  • 十三階の母

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    公安秘密組織「十三階」、第4弾!
    非合法上等のスパイ集団「十三階」。
    今回は、全体が次作のプロローグという感じでしょうか。
    スパイ夫婦となった律子夫妻は、前作ラストで、首相の娘の恋人を殺害して、アメリカで逃亡生活を過ごしていた。一時の親子三人普通の家庭。
    十三階には新人スパイ見習に “女”の新幹線テロに巻き込まれて重症を負った女が配属になる。
    そして、アメリカでは、夫婦の身辺を探るような一人の男の存在。
    どっちも怪しげ。
    十三階を潰そうとするテロリストの存在が懸念される中、彼らに向けられた偽情報に翻弄されていく。厳しい作戦が続く現場で、律子は、新人の母、組織の母となることを求められる。
    二人の

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    2023年10月21日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    教場というとドラマ化されたあちらが本家と思われがちですが、主人公がシリーズを通して警察学校の教官であるこちらの方が正統な気がします。
    現実にはあり得ないシチュエーションの話ですが、加害者支援という視点は中々面白く読めました。
    ただ、大事なところで主要キャラの名前を誤植したのは興醒めでした。

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    2023年07月29日
  • 十三階の母

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    吉川英梨『十三階の母』双葉文庫。

    劣化が激しいシリーズ第4弾。

    二番煎じの目立つ展開と描写が何度も繰り返される。スパイとして女を捨て、何かにつけて直ぐに壊れる黒江律子の姿など何度も見たくはない。

    読み終えてみれば、酷い勘違いと『十三階』のお家騒動に翻弄されていただけかと気付き、どっと疲れ、非常に残念な気持ちになる。

    最後に黒江律子は『十三階の女』から『十三階の母』になったという記述があるが、どこのどの辺がと訝しく思うばかりだ。


    警視庁の公安部の秘密組織『十三階』に所属する黒江律子と古池慎一の夫婦は、天方首相の娘である美月に命を狙われ、産まれたばかりの息子と共にアメリカに逃亡していた

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    2023年07月24日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    原麻希…通称ハラマキ
    そしてフルネームで呼ばないで!と怒る。
    子持ちの刑事と結婚し、成人した義理の息子と小1の娘がいるという設定。
    印象がコロコロ変わりキャラが掴めない感じで、ストーリーもめちゃくちゃ深刻で規模もデカい。
    だけど何故かキャラのせいなのかある意味軽い。
    何人も死人が出てテロが誘拐が殺人が…と入り組んだ内容なんですが(*_*)

    もう一つのシリーズも公安物で、あちらの律子さんが激しすぎて軽く感じてしまうのか笑

    あっ!このシリーズ「日本ラブストーリー大賞」だった…ラブストーリーなんだ笑

    ラストで旦那様の原さん、息子の健太、おませな娘
    なんだかハラマキ一家がクセになりそうな予感…

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    2023年07月03日
  • 十三階の神

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    第一作が面白かったので、続けて読んだ。
    またまたハラハラドキドキで徹夜で一気読みしたが、第二作はエログロがすぎる。
    二転三転するストーリーは、よく考えられてるなぁと思いつつ、やりすぎ感があった。でもまた次も読む!

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    2023年05月09日
  • ブラッド・ロンダリング 警視庁捜査一課 殺人犯捜査二係

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    過去に大きな傷を持つ二人の刑事、ある人物の屋上からの転落死亡事件の解決に向かっての捜査の中で、互いに抱える傷と直面し、心が追い込まれながらも事件にぶつかっていく展開が熱い。

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    2023年03月28日
  • 烈渦 新東京水上警察

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    吉川英梨先生の作品は、犯人を追い詰める時の
    (追い詰められる)あまりにも過酷な状況の中
    でも逆転劇が印象的だが、編み込まれる愛情の
    物語が強烈だ・・・今回も強烈です(´・ω・`)

    本作で揶揄されている東京オリンピックの問題
    がそこかしこにあって面白い

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    2023年02月03日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    最初の頃の青春警察学校小説の雰囲気はまだ残っているものの、53教場のメンバーが起こす騒動がだんだんエグくなってきた。
    吉川さんは素直な警察小説が上手なのに、酷い性的なエピソードを混ぜ始めると興醒めしてくるんですよね。。。

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    2024年03月24日
  • 波動 新東京水上警察

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    介護施設の施設長がオリンピックとかで
    本来介護保険で使うべき予算が失われた
    から隣の保育所の園児が騒ぐ事を絶対に
    許さない・・・園児は狭い園内でしか過
    ごせない理不尽さが介護施設の老人無差
    別殺人につながる(´・ω・`)ネタバラスな

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    2023年01月28日
  • 月下蝋人 新東京水上警察

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    ネタバレ

    このシリーズの中では最も良かったと思う。
    事件の背景は重く気分が悪いものであったが親の愛情が元にあった犯罪であり。解決に至る過程もスムーズな流れで満足のいくものであった。

    その一方でシリーズ全体の印象はあまり良くない。
    主人公である碇に関して好評な意見が多いが人としてはあまり褒められた人物ではないし、それに惹かれる礼子も相変わらず無鉄砲に突っ走り周囲が様々な迷惑を被っている。
    それが2人の恋愛模様に好感が持てないのとストーリーの邪魔になっている。
    このシリーズが続くかどうか分からないが着地点が難しい展開になっていると思う

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    2023年01月22日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    ネタバレ

    犯人である海底の道化師を逮捕するまでの過程はいつになくすっきりした展開で良かったのだが、まだページ数もあったのでもう一波乱あると思いきや未曾有の大事故が起きる。
    作中にもあったが何もかも礼子の軽はずみな判断が巻き起こしたものであり、かといって礼子自身が尻拭いをするわけでもなく、礼子のキャラ設定が中途半端。
    最後に新たな恋愛模様も加わったので食傷気味である。

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    2023年01月22日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 イエロー・エンペラー

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    ネタバレ

    伏線とおぼしき広田の治療と50代の引きこもり男性が起こした集団自殺。いつもながら見事な形で伏線回収と前作から続くストーリー展開、新たな敵の出現、麻希にとっては切ない結末。
    広田の治療過程で麻希との過去が明らかになり、各シリーズで語られてきた出来事が線で結ばれていく。
    麻希が奔放過ぎたのか、広田が一歩踏み込めなかったのか、ボタンの掛け違いが年数を経て2人に試練をもたらしている

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    2023年01月08日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    新東京水上警察シリーズ、第4弾を最初に読むw
    碇と礼子、日下部とレギュラーらしい登場人物の
    やりとりが若干不明だが、設定が段々見えてきて
    刑事モノらしい事件が起きる
    (東京湾の底から3枚の運転免許証→失踪事件)
    展開がいきなり海猿映画のようで文字で状況不明
    の中を読み進むが・・・シリアルキラーに主人公
    が素っ裸で拘束、沈没する船の中、救助者が二次
    災害・・・ヘリやら船やらも破損、挙句の果てに
    東京都知事が関わる日本の国防問題・・・とても
    手に負えないシリーズかも(´・ω・`)

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    2023年01月06日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

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    読み物としては面白いし、どんどん読み進められた。
    展開が引っかかったかな。
    警察学校内での事件やけど、無理がありすぎて興醒めしてしまってた。
    覚醒剤を仕込まれるとか、拳銃簡単に渡せたりとか、そら不可能やろって思わされる。
    上層部は隠蔽体質っていうのも、いつの時代の話やら。
    昭和、平成初期の頃の話と違うねんから、その辺はただの警察の体制批判になってしまってる。

    トータル星2に近い星3かな。

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    2022年11月01日
  • 警視庁53教場

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    読みやすく、盛り上がる場面が散りばめられてて面白かった。
    警察学校の生徒たちの行動に関して、少し無理があったのが引っかかってしまったけど。

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    2022年10月29日
  • 十三階の血

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    回を重ねる毎に内容がエグくなっていく。
    国家の安全を守るためとはいえ、ここまで捜査員や工作対象者の尊厳を貶める行為を書き連ねる必要があるんだろうか。中途半端じゃダメなことも頭では理解できるけれど、、、

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    2022年09月11日