吉川英梨のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
作者が講談社から依頼されたという以上の背景は不明だが、なかなか着手できなかったという作者の苦労が偲ばれる。
創業者喜一郎の孫である章男にタイムリープさせる設定により、よくある企業ものとは違う作品の形が見えたのだろうか。
今でこそ世界一の自動車メーカーとなったトヨタだが、その創業期は厳しいものだった。
戦後本田技研を興した本田宗一郎は名経営者として謳われるが、喜一郎の軌跡もそれに近い。
(自動車修理工から叩き上げた宗一郎と、家業の資産を使えた喜一郎とでは環境は大きく違うが)
純然たる御曹司である章男が社内で味わった孤独感は、本書に書かれたものに近かったのかもしれない。
社長就任直後に米国 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれからシリーズを読む予定の人は注意です!
ネタバレです!
まぁ、大したネタバレではありませんが…w
高杉!いきなりデートかよ!(# ゚Д゚)
娘とデートかよ!
前作の最後でこれからの(五味、高杉、結衣の)親子関係はどーなるんだってハラハラしていたのに〜
心配してたのに〜
なのに、冒頭から親子デートかよ!(# ゚Д゚)
しかも、五味、高杉、結衣の関係も全くギクシャクしていなくて、超仲良しじゃん!
泥沼化するのかと心配して損した気分
(・д・)チッ
しかも、五味は綾乃といい感じだし〜
何にも心配いらないじゃん!
と思った矢先、服役中の受刑者が脱走する事件が!
しか -
Posted by ブクログ
うぎゃー
なるほどなるほど
現在このハラマキシリーズは全十三作品出てるんですな、どうやら
この二作目の『スワン』こそ、その長大なシリーズへの分水嶺だったん違うかなと思うんですな
またカッコつけて難しい言葉使ってからに
そうなのです
テロ組織「背望会」を影で操るリクルーターが原麻紀秘匿捜査官の家族の隙間に入り込んだこの作品こそターニングポイントだったのですよ
二人の闘争が長期化する転換点の一作って何回も同じこと言うなや!
うん、ただなんか吉川英梨さん独特の振り切った感じが足りなかったな〜と思うのです
個性的なキャラが出てきたのに尖りが少なくてもったいないな〜と
まぁまだまだデビューして間 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
海保学校の熱血物語。主人公の桃地はちょっと頼りないところがあるものの決める時は決める姿がかっこよかった。
あらすじ
桃地は海上保安庁の主計に勤めて、20年、独身だ。ある日同期のマドンナでヘリの操縦士の高浜彩子が訪ねてきた。彩子は肝臓がんで余命1年だという。桃地は居ても立っても居られなず、彩子の入院する舞鶴に異動願いを出す。
赴任した桃地は自殺者が出たクラスの担任をすることになる。学生の1人から彩子の病気を治す方法として生体肝移植を知らされる。家族が肝臓を提供できるため、桃地はダイエットして脂肪肝を治すことと、彩子にプロポーズを受け入れてもらうため努力する。また、彩子の息子が海保学校に -
Posted by ブクログ
ネタバレど真ん中ストレーーート!!
って感じの警察小説。
ブグログ内で評価高いですね~。
行方不明になった少女を探す警察と家族の姿が描かれています。
まさに執念。主人公の警官の捜査には頭が下がります。
実際の警官がみんなこうだとどれほど頼もしいだろうか。
被害者家族の苦痛や頑張りも痛々しいほどでした。
まるでノンフィクションのようなフィクション。
でも、すらすら読めますね~。
そして私ですら2度も目頭が熱くなってしまいました。
ラストはもちろんですが、中盤での母親の置き手紙。あれはヤバい。
いつ帰ってきてもいいように鍵をかけずに仕事に行き、晩ごはんを用意しておくなんて。おそらく毎晩かかさずやっ -
Posted by ブクログ
皆さんが絶賛高評価しているので読んでみた。
ちょっと事前にハードルを上げ過ぎたからかもしれない。
決して面白くないわけではない。ある程度、感動的な話に仕上がっているんだろうなと思う。
でも、残念ながら私にはあまり刺さらなかったようだ。
巻末の参考文献を見ても、作者がいかに海上保安庁、保安学校や肝移植についてじっくり調査した上で、この青春群像を描いたことは伝わってくる。
入学式その他の各イベントを舞台にさまざまなエピソードが描かれるが、どうも私には全体的に「海上保安庁の紹介」的な印象が感じられてしまい、物語に入りきれないというか。
内容も、海保の偉い人たちが、こんなくだけた人達なわけないし、み -
Posted by ブクログ
「教場」シリーズ。
前作まで主役だった五味が捜査一課に異動になってしまったので、今作から主人公は見当たり捜査員だった甘粕仁子に変更。
そんな甘粕を支える助教の塩見の二人を中心に教場の様子と、甘粕の抱える人に言えない秘密が並行して描かれる。
教場シリーズの新章と言ったところか。
主人公が変わっても、53教場からの登場人物は引き続き登場。
53教場が好きだったので、少し物足りない気がするが、今作からでも十分楽しめると思う。
甘粕が警察学校に移って来た謎がメインで描かれるので、その分学生たちの問題は53教場の時ほど重くはないが、一見学生たちに興味がなさそうな甘粕が一人一人の問題にきちんと向かい合う姿 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
読み物として面白いがどうしても現実離れした展開が気になる。
最後の伏線回収は結構スッキリ。
あらすじ
鑑識捜査員の原真希は、義息子と娘と暮らしている。ある日、元検事殺人事件で急遽呼び出され、現場に向かうと旧姓の佐藤宛に子供を預かったという脅迫状を受け取る。家に帰ると子供はおらず、犯人の指定した場所に向かうと、同期でキャリア上司の戸倉がおり、彼女も一人息子を誘拐されたという。
二人は誘拐事件は、昔二人が捜査した関谷という強姦魔を追う事件を思い出す。そこから背望会という警察組織をターゲットにした過激組織に行き着き、やがて真希の義理息子の健太が背望会のリーダーとして捜査線上に浮上する。