吉川英梨のレビュー一覧
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ネタバレある日突然消えた我が子。捜査線上に何人も怪しい人物が浮かび上がっては消え、浮かび上がっては消えの繰り返し。錯綜する証言。ドラマとは違い、遅々として進まない捜査。被害者家族に対する悪意の数々。事件そのものもですが、事件の背景にあるものや事件によって否応なく変化していかざるをえなかった家族の様子やその周囲の人々の様子がとても上手く描かれていると思います。
事件から月日が経ち、縮小、そして解散されていく捜査本部。それでも娘を必死に探す父親の姿と、諦めない奈良刑事の姿がとても印象的でした。娘(沙希にとっては妹)が帰ってくるまでは絶対に諦めないで探し続ける家族の姿が胸に迫り、読み進める毎に切なくなって -
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吉川英梨『虚心 埼玉県警捜査一課 奈良健市』幻冬舎文庫。
社会派警察小説のような題材であるが、現実に起きている様々な事件を詰め込み過ぎて、消化不良を起こしているようなつまらない作品だった。
埼玉で大した量の雨でもないのに土砂崩れが発生する。土砂崩れは秩父のアミューズメントパークで発生し、幸い被害者は無かったと思われたのだが、清掃員の女性が行方不明になっていることが判明する。
パーク内に雪崩込んだ瓦礫からは大量の不法投棄物が見付かり、埼玉県警は事故ではなく事件と判断する。捜査一課の奈良健市が崩れた土地を調べると、思いもよらぬ人物の名前が浮上する。その人物は迷宮入りした殺人事件で犯人と目さ -
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ネタバレハラマキはこういうやつだった、どんでん返しも
3回転ぐらいした気分、テレビドラマで二転三転
見せつけるに良い原作になるのではないか?
原麻希は恐ろしい、壊滅状態となった八係、家族
も国外に避難(移住)となったどん底状態の時か
ら起死回生のシナリオを描いていた(リアルに)
超法規的な作戦を完遂できるだけ原麻希に権力が
集約されたとしたならば、彼女の突飛な思惑に振
り回される国民が可哀そうである
事件の前提にあったブリーダーによる悲惨なトラ
ブルは、我が国で多発しているペット飼育の実態
を反映しているが、ラストで計略だと分かり爽快
なくやしさを覚えている -
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前作までが怒涛のような展開が続いて興奮するぐらいに面白かったので、「今回はハズレか?」と若干物足りなさを感じつつ読み進めていたけど、
終盤あたりで挽回してくれました!
十三階だからってそこまでのことやる!?って言うぐらいのこと今作でもやってます。
面白くないわけじゃなくて、今作は『母』がテーマということで、黒江律子が母となり、母性が強くなり、感情の浮き沈み、葛藤する描写が細やかすぎて同じ女性として共感を通り越してしんどかった。(まだ私自身が母親になっていないからかもしれないけど...)
でも惹きこみ力は上手な作家さんだなと思った。
続きが気になって仕方がない終わり方。
吉川英梨さん沼にドン -
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海上保安庁初の女性潜水士を描いたシリーズ。
発売当初はスルーしたけど、「悪い女」を読んだら、まともな話を読みたくなって、今更ながら読んでみた。
父も兄も潜水士の愛は、東日本大震災の時に津波に飲まれていく母を助けられなかったことを後悔しながらも、海上保安庁初の潜水士となる。
東日本大震災の時の描写は、読んでいて辛くなるし、行方不明のままの家族を探し続けるそれぞれの家族の想いはすごく伝わる。
が。
そこは吉川作品。
何となく軽さが残ってしまうのが残念。
それに愛の技術では、まず潜水士には慣れないだろう。
と素人でも思ってしまう。
本題自体も漂流者がテロリストみたいな奇想天外な感じも受け入れ難い。
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感想
ハラマキ45歳の割に子供っぽすぎないか?こんな刑事いる?だから人気なのかな?
ちょっと軽いなぁ。
あらすじ
警視庁捜査一課の原真希は、極右団体毛利らの集団を追っていた。上司で元恋人の広田は、長女が誘拐された事件をキッカケにパニック障害になった。
高尾山車の中で練炭死した遺体が六人発見された。いずれもNPOにいた引きこもりの中年男性だった。六人を連れていた職員も別の場所で首を吊っているのを発見される。
毛利らの集団で、捕まっていた人物を無理矢理、執行猶予にして釈放し、椿教官と言われる人物を炙り出そうとしたが、釈放後、わずか七時間で飛び降り自殺する。
これらの事件がイエローエンペ -
Posted by ブクログ
※
刑事、家族、被害者たちの折れない姿に
胸が揺らされる物語。
太陽を見続ける向日葵のように真っ直ぐで
力強い人たちのお話でした。
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豪雨の日に、学校から帰宅途中の一本道で
忽然と姿を消した小5の少女。
手がかりのないまま、必死に探し続ける
家族と刑事たち。
事件が事故か、もしくは家出か、幾つもの
選択肢から絞り込めずに捜査は進むけれど
少女の足跡も犯人の痕跡も見つからない。
センセーショナルな事件に周囲は騒然となるが
時間の経過とともに、徐々に人々の記憶から
遠ざかり話題に上らなくなっていく。
そんな中、一人の刑事が諦めずに事件を
追いかけ続け、その真摯な姿に次第に家