吉川英梨のレビュー一覧
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ネタバレハラマキはこういうやつだった、どんでん返しも
3回転ぐらいした気分、テレビドラマで二転三転
見せつけるに良い原作になるのではないか?
原麻希は恐ろしい、壊滅状態となった八係、家族
も国外に避難(移住)となったどん底状態の時か
ら起死回生のシナリオを描いていた(リアルに)
超法規的な作戦を完遂できるだけ原麻希に権力が
集約されたとしたならば、彼女の突飛な思惑に振
り回される国民が可哀そうである
事件の前提にあったブリーダーによる悲惨なトラ
ブルは、我が国で多発しているペット飼育の実態
を反映しているが、ラストで計略だと分かり爽快
なくやしさを覚えている -
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前作までが怒涛のような展開が続いて興奮するぐらいに面白かったので、「今回はハズレか?」と若干物足りなさを感じつつ読み進めていたけど、
終盤あたりで挽回してくれました!
十三階だからってそこまでのことやる!?って言うぐらいのこと今作でもやってます。
面白くないわけじゃなくて、今作は『母』がテーマということで、黒江律子が母となり、母性が強くなり、感情の浮き沈み、葛藤する描写が細やかすぎて同じ女性として共感を通り越してしんどかった。(まだ私自身が母親になっていないからかもしれないけど...)
でも惹きこみ力は上手な作家さんだなと思った。
続きが気になって仕方がない終わり方。
吉川英梨さん沼にドン -
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海上保安庁初の女性潜水士を描いたシリーズ。
発売当初はスルーしたけど、「悪い女」を読んだら、まともな話を読みたくなって、今更ながら読んでみた。
父も兄も潜水士の愛は、東日本大震災の時に津波に飲まれていく母を助けられなかったことを後悔しながらも、海上保安庁初の潜水士となる。
東日本大震災の時の描写は、読んでいて辛くなるし、行方不明のままの家族を探し続けるそれぞれの家族の想いはすごく伝わる。
が。
そこは吉川作品。
何となく軽さが残ってしまうのが残念。
それに愛の技術では、まず潜水士には慣れないだろう。
と素人でも思ってしまう。
本題自体も漂流者がテロリストみたいな奇想天外な感じも受け入れ難い。
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感想
ハラマキ45歳の割に子供っぽすぎないか?こんな刑事いる?だから人気なのかな?
ちょっと軽いなぁ。
あらすじ
警視庁捜査一課の原真希は、極右団体毛利らの集団を追っていた。上司で元恋人の広田は、長女が誘拐された事件をキッカケにパニック障害になった。
高尾山車の中で練炭死した遺体が六人発見された。いずれもNPOにいた引きこもりの中年男性だった。六人を連れていた職員も別の場所で首を吊っているのを発見される。
毛利らの集団で、捕まっていた人物を無理矢理、執行猶予にして釈放し、椿教官と言われる人物を炙り出そうとしたが、釈放後、わずか七時間で飛び降り自殺する。
これらの事件がイエローエンペ -
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※
刑事、家族、被害者たちの折れない姿に
胸が揺らされる物語。
太陽を見続ける向日葵のように真っ直ぐで
力強い人たちのお話でした。
ーーーーー
豪雨の日に、学校から帰宅途中の一本道で
忽然と姿を消した小5の少女。
手がかりのないまま、必死に探し続ける
家族と刑事たち。
事件が事故か、もしくは家出か、幾つもの
選択肢から絞り込めずに捜査は進むけれど
少女の足跡も犯人の痕跡も見つからない。
センセーショナルな事件に周囲は騒然となるが
時間の経過とともに、徐々に人々の記憶から
遠ざかり話題に上らなくなっていく。
そんな中、一人の刑事が諦めずに事件を
追いかけ続け、その真摯な姿に次第に家 -
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作者が講談社から依頼されたという以上の背景は不明だが、なかなか着手できなかったという作者の苦労が偲ばれる。
創業者喜一郎の孫である章男にタイムリープさせる設定により、よくある企業ものとは違う作品の形が見えたのだろうか。
今でこそ世界一の自動車メーカーとなったトヨタだが、その創業期は厳しいものだった。
戦後本田技研を興した本田宗一郎は名経営者として謳われるが、喜一郎の軌跡もそれに近い。
(自動車修理工から叩き上げた宗一郎と、家業の資産を使えた喜一郎とでは環境は大きく違うが)
純然たる御曹司である章男が社内で味わった孤独感は、本書に書かれたものに近かったのかもしれない。
社長就任直後に米国 -
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ネタバレこれからシリーズを読む予定の人は注意です!
ネタバレです!
まぁ、大したネタバレではありませんが…w
高杉!いきなりデートかよ!(# ゚Д゚)
娘とデートかよ!
前作の最後でこれからの(五味、高杉、結衣の)親子関係はどーなるんだってハラハラしていたのに〜
心配してたのに〜
なのに、冒頭から親子デートかよ!(# ゚Д゚)
しかも、五味、高杉、結衣の関係も全くギクシャクしていなくて、超仲良しじゃん!
泥沼化するのかと心配して損した気分
(・д・)チッ
しかも、五味は綾乃といい感じだし〜
何にも心配いらないじゃん!
と思った矢先、服役中の受刑者が脱走する事件が!
しか -
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うぎゃー
なるほどなるほど
現在このハラマキシリーズは全十三作品出てるんですな、どうやら
この二作目の『スワン』こそ、その長大なシリーズへの分水嶺だったん違うかなと思うんですな
またカッコつけて難しい言葉使ってからに
そうなのです
テロ組織「背望会」を影で操るリクルーターが原麻紀秘匿捜査官の家族の隙間に入り込んだこの作品こそターニングポイントだったのですよ
二人の闘争が長期化する転換点の一作って何回も同じこと言うなや!
うん、ただなんか吉川英梨さん独特の振り切った感じが足りなかったな〜と思うのです
個性的なキャラが出てきたのに尖りが少なくてもったいないな〜と
まぁまだまだデビューして間 -
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ネタバレ感想
海保学校の熱血物語。主人公の桃地はちょっと頼りないところがあるものの決める時は決める姿がかっこよかった。
あらすじ
桃地は海上保安庁の主計に勤めて、20年、独身だ。ある日同期のマドンナでヘリの操縦士の高浜彩子が訪ねてきた。彩子は肝臓がんで余命1年だという。桃地は居ても立っても居られなず、彩子の入院する舞鶴に異動願いを出す。
赴任した桃地は自殺者が出たクラスの担任をすることになる。学生の1人から彩子の病気を治す方法として生体肝移植を知らされる。家族が肝臓を提供できるため、桃地はダイエットして脂肪肝を治すことと、彩子にプロポーズを受け入れてもらうため努力する。また、彩子の息子が海保学校に -
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ネタバレど真ん中ストレーーート!!
って感じの警察小説。
ブグログ内で評価高いですね~。
行方不明になった少女を探す警察と家族の姿が描かれています。
まさに執念。主人公の警官の捜査には頭が下がります。
実際の警官がみんなこうだとどれほど頼もしいだろうか。
被害者家族の苦痛や頑張りも痛々しいほどでした。
まるでノンフィクションのようなフィクション。
でも、すらすら読めますね~。
そして私ですら2度も目頭が熱くなってしまいました。
ラストはもちろんですが、中盤での母親の置き手紙。あれはヤバい。
いつ帰ってきてもいいように鍵をかけずに仕事に行き、晩ごはんを用意しておくなんて。おそらく毎晩かかさずやっ