吉川英梨のレビュー一覧
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評価は4
内容(BOOKデーターベース)
警視庁捜査一課の原麻希は、娘の菜月が、史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそく結芽が通う小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気づく。気配を残したまま、忽然と姿を消した全校児童たちの行方は―!?女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、人気警察小説シリーズ完結編。
シリーズ一作目から読んでいると麻希の成長がよくわかる。
さて、女性秘匿捜査官シリーズとしては今回が最後。
犯人の犯行動機は?だったが、リクルーターへの思いや彼の苦悩などなど最後まで楽しめた。 -
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原麻希・女性犯罪捜査班シリーズ第4弾。
「アゲハ」から読み続け、途中間が空いてしまったが、とうとう今出ている作品の最後に来てしまった…「アゲハ」が面白くて、人に勧めたけど、なかなか理解してもらえなかったのに、気づけば、長いシリーズになって、何となく感慨深い。
お正月休みに家族3人で、故郷・旭川に帰省した原一家。しかし、家族との折り合いも悪く、年明け早々、札幌に移動し、観光に出かけた3人は川岸で凍死した女性の遺体を見つけてしまう。しかも、亡くなった女性は少し前まで東京にいて、女性犯罪捜査班にストーカー被害の相談に訪れていたことから、麻希も捜査に加わる…と言う、ま、いつもの強引な滑り出し。
ここ2作品ぐらいは、この強引な始まりから、軽いノリで展開されるストーリーが好きになれなかったのだが、今回は麻希の過去と現在の捜査をクロスさせながら、物語は進み、今まで謎だった麻希の刑事になった経緯も明らかになる。
北海道が舞台なので、道警の不祥事も描かれ、ラストの本当の敵との闘いは、前シリーズのリクルーターを彷彿とさせた。
内容からすると、このシリーズも、ここでひと段落かな…とりあえず、頑張って、読み切った! -
Posted by ブクログ
原麻希、新シリーズ第1作目。がっつりとした警察物が読みたくて、買い置きしておいたこの作品を手に取った。前作までは「秘匿捜査官」として、リクルーターとの対決に挑んでいた麻希だったが、事件も解決し、織江を中心とした「女性犯罪捜査班」へと異動する。発足して、間もない捜査班は奥多摩での一家4人殺人事件に遭遇する。「女性犯罪捜査班」は女性が被害者の場合の時の捜査班らしいが、ここでは16歳の双子の姉妹や妻がストーカーに遭っていたかもしれないと言ういささか強引な理由で捜査に入り込んでいく。「秘匿捜査官」の頃より、ハードさはないが、徐々に面白くなっていく原真希シリーズ。新シリーズになって、読み続けるかどうか迷っていたが、この後も読んでみようと思う。
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Posted by ブクログ
著者は不思議な名前だな、と思った。
警察小説の著者は オトコだと思いこんでいた。
途中まで読んで、なんか 雰囲気が違うので、おかしいなぁと思った。
それで、ネットで調べたら 女子だった。
女子の警察小説は、独特の陰が存在している。
と言っても、初めて読むのだから すべてをくくるわけにはいかないが。
全部読み終わった後に、ちっとも 気分が良くならない。
問題は、すこしも 解決していないのだ。
読後、爽快感がなく、思いっきり 残尿感がある。
ハイエナが だれなのかも 見えない。
『悪』は、薄ら笑いをして 終っている。
ここでの主題は パンセ。
『権力なき正義は無効なり。正義なき権力は横暴なり。』
定年を間近にして、キャリアで 知能犯のベテラン刑事 本城仁一。
警視庁2課で、復興庁審議官大平雄也の汚職事件を追いかけていた。
それで、タイに飛び、追っかけ対象は タイからカンボジアに逃げる。
追いつめたが 地雷の埋めてある野原で 自殺をする。
そのことで、本城は、非難を受ける。
一方で 息子は ノンキャリのエリート。
管理官として、おれおれ詐欺を 追いかけている。
この息子、出世欲が強く、清濁合わせ飲むこともでき、
キャリアの父親の捜査能力は買っているが バカにしている。
本城仁一の妻は、夫の無能を非難していることが、
息子にも反映しているのか。
その息子が 睡眠強盗に会い 『警察手帳』を盗まれたと
父親 本城仁一に打ち明けるが、父親は 正直に上司に報告しろと
いっていたが、その警察手帳を取り戻すことで物語は展開していく。
本城仁一は なぜそうしたのか?
おれおれ詐欺の仕組みが
金主ー番頭ー架け子ー受取など、非常に機能が分担化している。
警察は 架け子をつかまえるので、精一杯。
おれおれ詐欺の被害が 2014年で560億円にも上ると言う。
それだけの 大きな市場を形成している。
架け子の教育が 素晴らしい。格差に対して怒りを誘導して
税金の不公平、そして一躍 金持ちになると言う物語で洗脳する。
警察手帳がぬすませたボスが 味田と言われる。
これが、意外と不気味な存在感を持っている。
そして、引き際が 実にしっかりしている。
味田という名前は、家族5人殺された、食堂の名前だった。
夫婦の関係、老人介護、親子の関係、が 様々な形で出てくるが
どうも、希薄で、うまくいっていない。
その軋みが 噴出する。それぞれの思惑がある。
『めぐみ』という存在も、不気味だった。
本城仁一は、何のために 刑事をするのか?
そして その息子は 警察官僚の中で 出世できるのだろうか?
気持ち的には、出世してほしくないなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新シリーズ・第1弾
一気に読んじゃいました。前のシリーズの続編です。
警視庁捜査一課に新たに設置された「女性犯罪捜査班」。班長は蔵元織江警部。原麻希警部補、増岡亜矢子(育休明けの時短勤務・全部署はマル暴)、新たに八丈島署から警視庁入庁5年目の星野夢美が配属されるが、今は4人しかおらず、他の3人は不妊治療休暇、産休、育休中。
夢見が配属された初日に奥多摩の陶芸窯主人・鈴原行彦、妻・恵美、双子の姉妹(瑠衣と芽衣)の一家4人惨殺事件が発生し、この捜査に「女性犯罪捜査班」が加わる。麻希は、非番中だったが、呼び出され捜査に加わる。
主人は、繁田庄三衛門窯の六代目、双子の娘のうち、瑠衣は人気アイドルだが、もう一人の芽衣は引きこもりがちで、陶芸に打ち込んでいた。
犯人はアイドルのストーカーなのか、陶芸窯の主人を嫉む者の犯行か?捜査が難航する中、捜査は犯人が用意周到に仕込んだ方向に進んでいくが、麻希は犯人が仕組んだものであることに気付き、女性犯罪捜査班の捜査によって次第に殺人事件の全貌に迫っていく。そして、17年前に起こった殺人事件にたどり着き、犯人を追い詰めていく。犯人は原麻希の存在が邪魔になり娘の菜月にも近づいてくるが、…。
シリーズ第2弾も面白くなりそうです。