吉川英梨のレビュー一覧

  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    最初は本格派の刑事モノを求めて読みだしたが、ちゃん付けで呼び合う辺りからなにやら怪しく。 誘拐・スパイ・テロどんどん現実離れし、容疑者の家族が単独行動でお咎めなし、トドメに夫が海外のスパイ!からの謎のハッピーエンド。 
    あ〜、ここ何冊かツイてない。

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    2021年11月16日
  • 警視庁53教場

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    警察学校時代の同期が自殺した。現場の痕跡から殺人の可能性を考えた五味は、その背景にかつての警察学校時代の出来事が絡んでいると疑い…
    現在と16年前を行き来しながら徐々に事件の全貌が明らかになっていく。
    大きなどんでん返しはないが、全体に読みやすくあっという間に読めてしまった。3.5

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    2021年09月16日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    吉川英梨『カラスの祈り 警視庁53教場』角川文庫。

    シリーズ第5弾。長岡弘樹の『教場』シリーズの主人公・風間公親が教え子の全員の粗を暴こうとする鬼ならば、本作の主人公・五味京介は教え子に手を付ける超の付く軟派だろう。『十三階の女』でリミッターを外した吉川英梨がこのシリーズもハードなストーリーに変貌させようとしていると期待したのだが……

    五味京介と高杉哲也が卒業を認めず、やむを得ず警察学校に監禁している1300期五味教場の深川翼を巡り、五味と高杉は窮地に立たされる。深川の父親が法務省矯正局から警察学校の特認教授としてキャリアの赤木倫子を送り込んで来たのだ。警察上層部が深川の数々の強姦事件を隠

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    2021年08月22日
  • 十三階の血

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    警察庁の公安秘密組織『十三階』はテロリストを排除すためには非合法な捜査も厭わない。
    黒江律子が去った十三階だったが、班長の古池は辺野古基地移設に反対する過激派「第七セクト」の内偵に奮闘していた。
    上司に頼まれて外交パーティーに行くと、そこにはドレスにスニーカーの女、古池がよく知る律子の姿が。

    シリーズ第3作。そこまでやるか?という展開。

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    2021年08月15日
  • 十三階の血

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    怖ぁ(*⁰▿⁰*) 一般人には、そんな世界があるの、、平和ボケてるんでしょうか?
    しかしこんなジョブは、出来るのか? ロボット?
    こんなどんでん返し、、!
    正義がクールに勝が好きだから(笑)
    面白かったです^ ^

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    2021年08月14日
  • 十三階の神

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    国家を守るためには非合法な捜査も厭わない警察庁の公安秘密組織「十三階」。女スパイ・黒江律子の新たな任務が始まる。かつて地下鉄テロを起こした「カイラス蓮昇会」。その教祖の死刑執行が迫り、警察は対応に苦慮していた。そんなとき、律子の母親がカイラスの後継団体に入信し、上司の古池は姿をくらましてしまい、律子は窮地に陥る。裏の教祖を名乗る後継者とは何者なのか―超人気シリーズ第二弾!

    ほぼ、救いのない展開。

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    2021年08月01日
  • 十三階の女

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    警察庁の公安秘密組織『十三階』。この組織は国家の異分子を排除するためには、ときに非合法な捜査も厭わない。盗聴、盗撮、身分偽装―最強のスパイ組織にはなんでもありだ。若き刑事・黒江律子は北陸新幹線爆破テロを起こした『名もなき戦士団』を壊滅させるため、ハニートラップさえ駆使して捜査にまい進する。だが、接触したテロリストを愛してしまったかもしれない―捜査の過程で苦悩する律子は首謀者「スノウ・ホワイト」を逮捕できるのか!?

    このシリーズは初めて。スケールが大きくなりそうなのに、無難にまとめたという感じ。

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    2021年07月31日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    捜査一課の転属を断り警察学校に残った五味は、窮地に立たされていた。元凶は一昨年に卒業を認めなかった“あの男”――。信念を貫き通した結果ではあったが、家庭でも教場でも綻びが生じ始めていた。解決策を見出せずにいる中、法務省矯正局から特任教授の赤木が着任する。彼女の働きかけによって状況は少しずつ動き出すが……。

    シリーズ第5作。前作「正義の翼」の続きなので、読む順番を間違えないように。

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    2021年07月27日
  • 十三階の女

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    警察ものではいろんな趣向のシリーズを書いている吉川さんが今回選んだのは、公安組織がイスラム系テロリストの手を組んだ日本の活動家のテロを阻止するというストーリー。
    対テロというより女性警察官が性を武器に容疑者を籠絡する行為に自己を見失うところがメインなのですが、これを男性が描くと興味本位的になりそうなところを女性作家だとここまで苦しい作品になるのかという印象。
    とにかく読むのがキツかった。
    次作はもう少しだけ緩めだといいな。

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    2021年07月27日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 イエロー・エンペラー

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    05月-23。3.5点。
    youtubeで催眠動画中、凶器で殴りかかる動画が。一方、広田はPTSDの治療で催眠療法を受けるが、、、

    スピード感あり、面白かった。「リクルーター」に変わる新たな強敵が。
    ラストは少し切ない。

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    2021年05月27日
  • 刑事の灯

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    刑事物のアンソロジー。麻見和史「星の傷痕」人物描写もいまいちだし、事件そのものが面白くない。沢村鐵「道案内」内藤了の「東京おもてうら交番」のような感じ。まあまあ。藤崎翔「読心刑事・神尾瑠美」わははと笑える作者らしいもの。吉川英梨「ファーストレディの黒子」広田達也がどうして公安から刑事課に戻って来たか分かる一編。公安のきな臭さが分かる。実際にもこんな感じなんだろうか。公安にいると人間性を失ってしまうだろうな。

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    2021年04月20日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    今回はハラマキさんの活躍ではなくイマドキの若手2人と上司である広田によるジェネレーションギャップが中心でした。
    半分引退している宣夫氏が初老の年齢を活かして潜入捜査をしたり、シリーズものとしての時の流れを感じます。
    またもや恐ろしい黒幕が登場する気配なので、次巻以降の展開に期待。

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    2021年04月07日
  • 月下蝋人 新東京水上警察

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    04月-02。3.0点。
    海上警察シリーズ。東京湾のクレーンにぶら下げられた蝋人形。。蝋の下には死体が。。

    恋愛要素は少なめ。その分、スピード感は増した。こっちの方がいい。
    シリーズ史上最低のろくでなしが登場。

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    2021年04月02日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    警察庁が銃刀や麻薬の押収のノルマを全国の警察に課したことに対し、北海道警察は暴力団に銃と麻薬を密輸させるということをやらせた。こんなことって本当にあるの?小説だけのことなのかとふと思うが、これに絡んで、原麻希の恩人の瀧正義刑事は暗闇に落ちていく。北海道に夫の則夫と里帰りした原麻希は、氷漬け死体を発見してしまう。そこで瀧刑事と再会するのだが、彼は麻希を全く覚えていなくて、逆に麻希たちに罠を仕掛けてくるのだ。今回は原麻希と瀧刑事の悲しい物語だ。それなりに読ませる。

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    2021年03月31日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    同じ通りで老人の孤独死が5件続いたため、広田達也と原麻希、原田隼人、鍋島友馬、手塚大翔の警視庁捜査一課八班は、捜査に乗り出す。すると詐欺事件に絡んだ殺人が浮上してくる。うーん、捜査の開始理由や過程に無理やり感は否めないが、人間関係の面白さで読まされてしまう。老人詐欺の実態が描かれているが、こんな感じなのかな。新人刑事手塚大翔の頑張りがなかなか微笑ましい。

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    2021年03月29日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    女子中学生が続けて殺され、買収組織との絡みが捜査線上に上がるが、原麻希刑事はシリアルキラーの関与を疑う。いろいろな事件が錯綜し、視点もころころ変わるので最初は読みづらいが、終局に向かって焦点を結んでいく。原麻希を始め警視庁女性班の女刑事たちの逞しさが気持ちいい。サイコパスは、脳において、将来をイメージする眼窩前頭前皮質と共感を司る偏桃体に異常があることが多いのは本当だろうか。異常があるからといって、全員がサイコパスということはないだろし、サイコパス全員が犯罪者になるわけではない。環境も大いに関係してくるのだろう。そのあたりのことが、事件の勘所になってくる。

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    2021年02月23日
  • 月下蝋人 新東京水上警察

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    このシリーズも5作目ですか。吉川作品のファンだが、やはり登場人物も主題も展開も飽きてきて、本を読み始める時のトキメキがなくなりつつある。特にシリーズものは。作家さんにとっては一から作品を産み出すのは素人が感じている以上に重労働だと拝察しますが、ここは一発腰を据えて新機軸の作品を上梓してほしいところ。無条件に吉川作品はこれからも拝読させていただきますので。

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    2021年02月11日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 イエロー・エンペラー

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    原麻希「捜査一課八係」シリーズ第2弾。
    生動画配信で催眠術をかけられたと思われる男性が、人を殺すシーンが流された。偶然、その配信を見ていた麻希は、早々に現場に駆け込むが、完全なやらせだった。
    勇み足を責められる麻希だったが、その催眠をかけていた「イエローエンペラー」と呼ばれる催眠術師が、その後に起こる高尾山の麓で集団自殺を図った6名の男性とも繋がりがあることが分かり、その正体に迫っていく。
    同時に前作で逮捕した「麹町4号」と呼ばれる公安事件の容疑者を「椿先生」と呼ばれる主犯者を捕えるため、泳がせると判断した公安。
    逮捕に関わった麻希たちは反対するが、あっさり保釈が認められ、公安が追っていたはず

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    2021年02月07日
  • 月下蝋人 新東京水上警察

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    吉川英梨『月下蝋人 新東京水上警察』講談社文庫。

    シリーズ第5弾。

    やはり、このシリーズは余り面白くない。主人公の碇拓真が女性とくっついたり、離れたりと忙しくて、事件に集中出来ない。

    東京湾に突き出す巨大なガントリークレーンから吊り下げられた蝋人形の中から男性の刺殺体が発見される。ネクタイに留められた『996』のメモの謎は……

    本体価格740円
    ★★★

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    2021年02月01日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    初読み。

    誘拐、強姦、自殺、警察内部での足の引っ張り合い、隠蔽工作、爆弾、テロ集団、バスジャックなど目白押しだが、一気読み出来るテンポの良さ。
    機会があったら続編にも挑戦したい。

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    2021年01月24日