吉川英梨のレビュー一覧

  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このひとの作品、話の構造は複雑だし深い問題を取り上げているけれど、人物が軽くて浅い。だから同調しやすく気軽に読み進められるので、楽しめるといえば楽しめるのだが、何というのかな、この喩えが適切かどうかわかんないんだけど、民放でとても深いテーマを扱うドラマを観ていたが、話の切れ目に入るCMが凄くおちゃらけていて、イヤなカンジに緊張が解け、ドラマそのものが軽く見えちゃうみたいな。
    で、このシリーズは続けるつもりなんですね。役者を一カ所に集めて、乞うご期待、と幕が下りる。あざといな。(2018-08-18L)

    0
    2018年08月19日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    知能が高く、さまざまな証拠を偽造して罪を逃れようとする猟奇殺人の犯人に挑む女性だけで構成された捜査班。
    行き過ぎた自意識が陥落する結末が痛快でした。

    0
    2018年06月30日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

    Posted by ブクログ

    北海道に帰省していた原麻希一家は、観光に寄った札幌の公園で、氷漬けとなった女性の遺体を発見する。女性は以前、東京に住んでいた際に、警視庁「女性犯罪」捜査班にストーカー相談に訪れていたことがわかった。捜査を開始した麻希は、警察官を志すきっかけとなった北海道警の瀧正義警部と再会するも、その姿は変わり果てていたー。

    0
    2018年05月27日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

    Posted by ブクログ

    新シリーズ、第三弾。

    警視庁管内で、税理士の母子誘拐事件が発生し、原と星野が、捜査に加わるが、警察の介入がばれて取引は中止に。

    そして、母子の遺体が発見される。
    続いて、女性の遺体が...

    事件は、連続殺人なのか、別々の事件なのか?
    更に続く、殺人事件。二転三転する真実。そして、姿の見えない真犯人とは。

    そして、原警部補の閃きが、事件を解決に導く。

    0
    2018年04月19日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

    Posted by ブクログ

    原麻希警部補、女性犯罪捜査班シリーズ、第二弾。

    六本木の違法クラブで、女子中学生が撲殺される事件が起きる。
    女性犯罪捜査班の面々が臨場するなか、肝心の原警部補は、こっそりハワイでバカンスとか...

    そして、事件は、連続殺人の様相を見せ始める。
    また、別のママ友トラブルにも巻き込まれ、てんやわんやの状況に。

    やがて、連続殺人とママ友トラブルが、奇妙なリンクを。
    二転三転するストーリー、本当の犯人は誰なのか?

    表題の「5グラムの殺意」、最後にそういうことか、と理解しました。
    原警部補のバカンスの謎も解けて、スッキリしました。

    0
    2018年04月11日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハラマキシリーズの原麻希刑事の原点を知る作品。旭川の進学校に通う麻希。家での女中扱いに嫌気をさし、東京への進学を目指す。それを後押ししてくれた瀧刑事。「北海道の刑事になれ」が口説き文句だった2人の淡い恋物語。24年振りに変わり果てた恩人・瀧刑事との再会。北海道警察の闇に触れながら、事件は進むのだが…。ラストの瀧刑事とのパトカー内での会話が泣ける。時を刻み、少女の世界は変わった。あんなに大きく見えた人も、小さく見えることも。必死に生きていたあの頃に、言葉一つで瞬時に戻ることができる。そんな切ない体験を、いくつもしてきたなあと思い出すことのできた作品でした。

    0
    2018年02月10日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

    Posted by ブクログ

    「十三階の女」に感銘を受け、著者作品を読む。
    オレオレ詐欺をよく調べられており迫力ある。味田の背景描写が今ひとつだし、本城と息子の関係性描写も弱いと思ったが、養成所での針谷の講義の場面をはじめとするオレオレ詐欺の犯罪に向かう圧倒的な熱量と、複雑すぎずかつ嘘臭くない丁度良い程度のプロットが全体を引き締め、最後まで楽しめた。エンディングはもう少し違った形がよかったかな。

    0
    2018年02月05日
  • 警視庁53教場

    Posted by ブクログ

    教場シリーズの長岡弘樹が「強力なライバル出現」と帯を書いていたので、わざと「教場0」の後に続けて読んでみた著者初の警察学校小説。
    正直、この作家さんは恋愛小説でデビューをしたこともあり、ほとんどの作品は読んでいるが、警察小説を描くのが上手いと感じたことがなかった。今作の出だしも、警官同士の合コンで知り合った五味と、その後相棒になる瀬山のデートシーンから始まり、「原麻希シリーズ」の娘・菜月を思わせるような五味の娘の登場など、軽さが気になった。
    しかし、読み進めるうちに登場人物の心の闇の深さや、警察官になる人間の葛藤など、内容が重いことに気付く。
    五味の同期で、警察学校の教官をしていた守岡の自殺を

    0
    2018年01月11日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    初めて読んだシリーズだけどすごくおもしろかった~。

    奥多摩で起きた一家惨殺事件。
    有名な陶芸家の主人と妻。双子の娘のうち一人はアイドル。一人は陶芸家として勉強中。アイドルストーカー殺人か?双子の姉妹の怨恨か?はたまた陶芸家の跡取り問題か?捜査は犯人によって仕組まれたストーリー通りにすすんでしまい…。原真希たちの女性犯罪捜査班は真犯人を追い詰めるのだが…。

    というオハナシ。

    ストーリーの展開がおもしろいのでついつい引き込まれて一気読みしてしまった!

    このシリーズ、他のもぜひ読んでみた~い!

    0
    2018年01月07日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    警視庁管内にて、税理士の妻子が誘拐されたとの一報が入る。身代金取引現場の近くに偶然居合わせた「女性犯罪」捜査班の原麻希が捜査に加わるが、警察が介入していることがばれて取引は中止に。その後、多摩川流域にて女性と子供の遺体が発見される。そして同じ多摩川流域で“第3の遺体”も見つかり―。天才捜査官・原麻希が、犯人の“見えない”難事件に挑む、人気シリーズ最新作!

    なんて事。
    良くあるストーリーだが、相変わらずえっ?と思う事に拘る主人公を見ていると、大ざっぱな性格は駄目だなぁ~と思ってしまう。小説なので些細な事に興味を持って目を向ける事が事件解決につなが

    0
    2017年08月29日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    評価は4。

    内容(BOOKデーターベース)
    北海道に帰省していた原麻希一家は、観光に寄った札幌の公園で、氷漬けとなった女性の遺体を発見する。女性は以前、東京に住んでいた際に、警視庁「女性犯罪」捜査班にストーカー相談に訪れていたことがわかった。捜査を開始した麻希は、警察官を志すきっかけとなった北海道警の瀧正義警部と再会するも、その姿は変わり果てていた―。天才捜査官・原麻希の切ない過去が初めて描かれる、人気シリーズ最新作!

    女性捜査班シリーズになってからは確たる地位を築き上げたベテラン刑事「はらまき」となり読んでいても安心感がある。とココまで来るにはやはり最初のシリーズ(女性秘匿捜査官)で成

    0
    2017年08月29日
  • マリア 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    評価は4

    内容(BOOKデーターベース)
    警視庁鑑識課に勤める原麻希は、奈良での失態を受けての謹慎中に、友人の離婚式で原田という刑事から相談を持ちかけられる。とあるアパートの一室で見つかった女性の自殺体が、他殺ではないかと言うのだ。現場に残っていたゲソ痕から、麻希は恵比寿の女子高へとたどり着く。そしてそこで、第二の事件と遭遇するが―。ついに宿敵リクルーターの素性が明らかになる!?映像化もされた人気シリーズ第3弾。
    著者について

    両親を殺して保険金で何くわね顔で生活する高校生。
    二面性を使い分ける高校生。怖い怖い。

    0
    2017年08月03日
  • エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    評価は4

    内容(BOOKデーターベース)
    警視庁捜査一課にて、史上最凶の“犯罪脚本家”である背望会リクルーターを逮捕するという使命を受けた原麻希のもとに、河川敷でリクルーターの自殺体があがったとの連絡が入る。他殺を疑い、捜査を続ける麻希。そこへ、テロ集団背望会のフォロワーを名乗る「続・背望会」から、背望会の黒幕であったアゲハの釈放を要求する脅迫メールが届く―。映像化でも話題となった、人気警察小説シリーズ最新作。

    伊達さん決断力もあり男前で、少し影があり良かったんだけどなぁ〜。

    0
    2017年08月03日
  • ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    評価は4

    内容(BOOKデーターベース)
    警視庁捜査一課の原麻希は、娘の菜月が、史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそく結芽が通う小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気づく。気配を残したまま、忽然と姿を消した全校児童たちの行方は―!?女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、人気警察小説シリーズ完結編。

    シリーズ一作目から読んでいると麻希の成長がよくわかる。
    さて、女性秘匿捜査官シリーズとしては今回が最後。
    犯人の犯行動機は?だったが、リクルーターへの思いや彼の苦悩などなど最後まで

    0
    2017年08月03日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

    Posted by ブクログ

    原麻希・女性犯罪捜査班シリーズ第4弾。
    「アゲハ」から読み続け、途中間が空いてしまったが、とうとう今出ている作品の最後に来てしまった…「アゲハ」が面白くて、人に勧めたけど、なかなか理解してもらえなかったのに、気づけば、長いシリーズになって、何となく感慨深い。
    お正月休みに家族3人で、故郷・旭川に帰省した原一家。しかし、家族との折り合いも悪く、年明け早々、札幌に移動し、観光に出かけた3人は川岸で凍死した女性の遺体を見つけてしまう。しかも、亡くなった女性は少し前まで東京にいて、女性犯罪捜査班にストーカー被害の相談に訪れていたことから、麻希も捜査に加わる…と言う、ま、いつもの強引な滑り出し。
    ここ2

    0
    2017年06月30日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

    Posted by ブクログ

    文句なしに面白かった。シリーズ最高かも。それにしても、腐敗した警察といえば北海道警というのは鉄板だね。

    0
    2017年04月26日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    原麻希、新シリーズ第1作目。がっつりとした警察物が読みたくて、買い置きしておいたこの作品を手に取った。前作までは「秘匿捜査官」として、リクルーターとの対決に挑んでいた麻希だったが、事件も解決し、織江を中心とした「女性犯罪捜査班」へと異動する。発足して、間もない捜査班は奥多摩での一家4人殺人事件に遭遇する。「女性犯罪捜査班」は女性が被害者の場合の時の捜査班らしいが、ここでは16歳の双子の姉妹や妻がストーカーに遭っていたかもしれないと言ういささか強引な理由で捜査に入り込んでいく。「秘匿捜査官」の頃より、ハードさはないが、徐々に面白くなっていく原真希シリーズ。新シリーズになって、読み続けるかどうか迷

    0
    2017年03月06日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

    Posted by ブクログ

    オレオレ詐欺ってなんか幼稚なイメージを持っていたけど、プロが組織化をして運営していることがリアルに描替えれていた。エンターテイメントとして楽しめた。

    0
    2017年01月21日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

    Posted by ブクログ

    著者は不思議な名前だな、と思った。
    警察小説の著者は オトコだと思いこんでいた。
    途中まで読んで、なんか 雰囲気が違うので、おかしいなぁと思った。
    それで、ネットで調べたら 女子だった。

    女子の警察小説は、独特の陰が存在している。
    と言っても、初めて読むのだから すべてをくくるわけにはいかないが。
    全部読み終わった後に、ちっとも 気分が良くならない。
    問題は、すこしも 解決していないのだ。
    読後、爽快感がなく、思いっきり 残尿感がある。
    ハイエナが だれなのかも 見えない。
    『悪』は、薄ら笑いをして 終っている。

    ここでの主題は パンセ。
    『権力なき正義は無効なり。正義なき権力は横暴なり。

    0
    2016年08月27日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    ハラマキという自分の名前にコンプレックス?
    自分の結婚にすら絶望を感じていたのだが実は・・・
    良いカンジの話なのに救われない部分がある

    0
    2016年03月25日