吉川英梨のレビュー一覧

  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    【本文】

    瑠衣
     「父は偽善者、母は淫乱、片割れは足でまとい。そして自分はアイデンティティ、クライシス、か~」

    麻希
     「いい? 事件そのもの、残された証拠も全部、ナマモノなの。一週間以内にある程度、方向性を固めて動かないと、あとは腐ってもう使いものにならない。
     だからこそ、こいつが本ボシだって決めつけた捜査はしたくない。とにかくいまは犯人が準備したミスリーディングは即発に潰す!
     それしかないわ」

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    2019年01月28日
  • 聖母の共犯者 警視庁53教場

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    シリーズ3作目。2作目も良かったがこちらの方がストーリ、プロット、人物描写すべて上回っていて素晴らしい出来。他作家の教場ものより数段面白いです。本作から読んでも楽しめますが、シリーズを順番に読むことをオススメします。

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    2019年01月12日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    東京湾海底から回収された運転免許証三枚は、全て失踪中の若い女性のものだった。船員とおぼしき水死体も発見され碇拓真率いる五港臨時署強行犯係は騒然となる。そんな中、単独で事故貨物船の救難に向かった有馬礼子は、衣服を剥がされ船底に監禁されてしまう。女を食い物にする「海底の道化師」の正体とは?

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    2019年04月11日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

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    警察学校の教官・五味が受け持つクラス“53教場”には、個性豊かな学生が集う。元プロ野球選手、ガンマニア、助教官に恋い焦がれる女性―各々の事情を抱えながら警察官を志す学生を相手に、五味は充実した日々を送っていた。しかしある日、多磨霊園で射殺体が発見されると、学生が容疑者になってしまう。五味は教え子を守るべく、「53教場40名、全員卒業」を目標に、事件解決を目指すが―。

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    2019年04月07日
  • 警視庁53教場

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    「教場」といえば長岡弘樹氏の作品の方が有名ですが、私は本作の方が面白いと思います。著者の男性描写にやや難はあり主人公の五味の心情変遷にはやや微妙な点もありますが、長岡氏のような変な持って回った粘着性の後味の悪さからすれば、すっきりと読めます。プロットも割と良くできてると感じました。これから続編にいきます。

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    2018年11月15日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    吉川英梨『海底の道化師 新東京水上警察』講談社文庫。

    シリーズ第4弾。文庫書き下ろし。本屋に並んで直ぐに購入したのだが、長らく寝かせていた。前3作全てがイマイチだったので読むのに躊躇していたのだ。『……道化師』と言うと江戸川乱歩の『地獄の道化師』を連想するのだが、果たして本作は……

    今回の作品は吉川英梨にしてはかなり思い切ったストーリーだと思う。いつものように甘い恋愛小説のような展開から始まり、一転、奇怪な猟奇連続殺人事件が描かれ、あろうことか有馬礼子が殺人鬼に囚われの身となる……礼子の運命や如何に……

    あれよあれよという間にストーリーは展開し、息継ぐ間もなく殺人鬼はあっさり捕まり、殺人

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    2018年11月07日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

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    警視庁は広田の娘を誘拐した犯人が“アゲハ”で、再び国外逃亡を図ろうとしていると推測。アゲハがFBI施設へのテロを計画しているという疑いも出てきたため、公開捜査に踏み切る。一方、別ルートで事件を追いかけていた広田と麻希は、ついにアゲハのもとにたどり着くが、そこで意外な事実を告げられ…。はたして麻希たちは真相に迫ることができるのか。事件はクライマックスへ!

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    2019年03月30日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上

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    長女の授業参観に参加していた警視庁捜査一課の広田達也は、下北沢で女性の死体が見つかったとの連絡を受け、急きょ現場へと直行する。そこは以前、広田と原麻希が巻き込まれた殺人事件の現場と同じ場所だった。続けて、広田の娘が何者かに誘拐されてしまう。すべてが八年前と同じ状況―はたしてこれらは、かつての“アゲハ”事件の再来なのか。

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    2019年03月30日
  • 烈渦 新東京水上警察

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    『波動』に続く第2段。

    東京湾に係留されている「宗谷」の施錠された船室から、腐乱死体が発見された。
    時同じくして、最大級の台風が東京を襲う。
    そして、都政に絡む陰謀を掴む碇警部補。

    暴風雨が荒れ狂う東京湾を舞台に、碇警部補や日下部巡査部長など、新五臨署の刑事たちの死闘が始まる。

    やきもきした、礼子との中は、最後にどうなるのか?
    ハラハラドキドキの展開で、一気読み必至です。

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    2018年09月17日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    新装ハラマキシリーズ。女性捜査班にうん?と思いましたが、プロットはシリーズ中でも屈指のもので読み応えあった。夢ちゃんの活躍を期待したいところ。

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    2018年09月05日
  • 烈渦 新東京水上警察

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    ネタバレ

    このもどかしさはいいなぁ! アメリカ映画だったら、宗谷の甲板でブッチュー、花火バックに更にベロチューてなもんだけど。礼子役は黒木メイサ、日下部は玉木宏、碇はキム兄かマキタスポーツあたりを(勝手に)配役して、次回作に挑もうか。【追記】やはり碇さんには国村隼がいい! ちょっと歳いってるけどそこは妄想だから(笑)。あと藤沢には松尾諭、由起子は木村佳乃、日下部母は定番(笑)の宮本信子か草笛光子。楽しい。!(^^)!(2018-09-05L)

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    2018年09月16日
  • ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    シリーズものって段々と大掛かりに大袈裟になっていくものだが、今回は事件が少しこじんまりしていて好印象。かつ最後の「母の棺」でのハラマキとリクルータとのやりとりが泣かせる。次がどう展開されるのか楽しみ。

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    2018年08月28日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    十三階シリーズに虜になり、順番逆だけど「ハラマキ」シリーズ突入。まあストーリや展開にかなり無理があり荒唐無稽な箇所も随分あるが、キャラクタ設定も良いしテンポが良いのでまた一気読みしました。しばらく本シリーズにはまりそうです。

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    2018年08月22日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

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    ネタバレ

    このひとの作品、話の構造は複雑だし深い問題を取り上げているけれど、人物が軽くて浅い。だから同調しやすく気軽に読み進められるので、楽しめるといえば楽しめるのだが、何というのかな、この喩えが適切かどうかわかんないんだけど、民放でとても深いテーマを扱うドラマを観ていたが、話の切れ目に入るCMが凄くおちゃらけていて、イヤなカンジに緊張が解け、ドラマそのものが軽く見えちゃうみたいな。
    で、このシリーズは続けるつもりなんですね。役者を一カ所に集めて、乞うご期待、と幕が下りる。あざといな。(2018-08-18L)

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    2018年08月19日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    知能が高く、さまざまな証拠を偽造して罪を逃れようとする猟奇殺人の犯人に挑む女性だけで構成された捜査班。
    行き過ぎた自意識が陥落する結末が痛快でした。

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    2018年06月30日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    北海道に帰省していた原麻希一家は、観光に寄った札幌の公園で、氷漬けとなった女性の遺体を発見する。女性は以前、東京に住んでいた際に、警視庁「女性犯罪」捜査班にストーカー相談に訪れていたことがわかった。捜査を開始した麻希は、警察官を志すきっかけとなった北海道警の瀧正義警部と再会するも、その姿は変わり果てていたー。

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    2018年05月27日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

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    新シリーズ、第三弾。

    警視庁管内で、税理士の母子誘拐事件が発生し、原と星野が、捜査に加わるが、警察の介入がばれて取引は中止に。

    そして、母子の遺体が発見される。
    続いて、女性の遺体が...

    事件は、連続殺人なのか、別々の事件なのか?
    更に続く、殺人事件。二転三転する真実。そして、姿の見えない真犯人とは。

    そして、原警部補の閃きが、事件を解決に導く。

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    2018年04月19日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    原麻希警部補、女性犯罪捜査班シリーズ、第二弾。

    六本木の違法クラブで、女子中学生が撲殺される事件が起きる。
    女性犯罪捜査班の面々が臨場するなか、肝心の原警部補は、こっそりハワイでバカンスとか...

    そして、事件は、連続殺人の様相を見せ始める。
    また、別のママ友トラブルにも巻き込まれ、てんやわんやの状況に。

    やがて、連続殺人とママ友トラブルが、奇妙なリンクを。
    二転三転するストーリー、本当の犯人は誰なのか?

    表題の「5グラムの殺意」、最後にそういうことか、と理解しました。
    原警部補のバカンスの謎も解けて、スッキリしました。

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    2018年04月11日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    ネタバレ

    ハラマキシリーズの原麻希刑事の原点を知る作品。旭川の進学校に通う麻希。家での女中扱いに嫌気をさし、東京への進学を目指す。それを後押ししてくれた瀧刑事。「北海道の刑事になれ」が口説き文句だった2人の淡い恋物語。24年振りに変わり果てた恩人・瀧刑事との再会。北海道警察の闇に触れながら、事件は進むのだが…。ラストの瀧刑事とのパトカー内での会話が泣ける。時を刻み、少女の世界は変わった。あんなに大きく見えた人も、小さく見えることも。必死に生きていたあの頃に、言葉一つで瞬時に戻ることができる。そんな切ない体験を、いくつもしてきたなあと思い出すことのできた作品でした。

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    2018年02月10日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

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    「十三階の女」に感銘を受け、著者作品を読む。
    オレオレ詐欺をよく調べられており迫力ある。味田の背景描写が今ひとつだし、本城と息子の関係性描写も弱いと思ったが、養成所での針谷の講義の場面をはじめとするオレオレ詐欺の犯罪に向かう圧倒的な熱量と、複雑すぎずかつ嘘臭くない丁度良い程度のプロットが全体を引き締め、最後まで楽しめた。エンディングはもう少し違った形がよかったかな。

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    2018年02月05日