吉川英梨のレビュー一覧
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品川警察署から警視庁捜査一課に異動して来た手塚。
平成生まれで、スマホばかり触っているので、係長の広田からは、『スマホ刑事』と揶揄される。
今回は、彼がメインのストーリー。
法務大臣から、原麻希警部補に、直接事件の再捜査が命じられる。
ある地域で、老人の孤独死が連続して発生している、という。しかし、その状況に不審な点は見当たらず、事件化していなかった。その数を除いて...
やがて見えて来る詐欺事案のグループたちの動き。
それは、昭和と平成をつなぎ、令和で潜在化した巨大な謎の事案であった。
手塚たちは、いったい何を掘り起こしたのか?
後段、手塚の命が危うくなり、まさしく『太陽に近づき過ぎた -
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新東京水上警察シリーズ、第3弾。
東京都知事も乗船した巨大な豪華客船『セレナ・オリンピア号』がシージャックされた。犯人達の目的は?
そして、東京湾で、旅行客を全て降ろす犯人達。
『人質は東京湾だ。』とは、どういう意味なのか?
最後、犯人達が逮捕され、ホッとしたのもつかぬま、セレナ・オリンピア号が止まらず、レインボーブリッジと衝突する。橋の上には、何千人もの人が...
ハラハラドキドキの展開で、スピード感あふれる文体で、映像化を想定しているのでは?
ラストで、福島で逮捕され、東京に移送される実行犯の1人・外国人のキースの独白が、胸を打ちます。
決して、福島の悲劇を忘れてはいけないですね。 -
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原麻希シリーズ第11弾。
今作から捜査一課八係に異動し、新シリーズ。
異動した八係の係長は公安から左遷された広田達也だったり、女性犯罪班で一緒だった鍋島も一緒に異動になってたり、最初から突っ込みどころは満載だけど、軽いノリは普段より控えめ。
その代わり、新たに加わった27歳の「スマホ刑事」手塚を中心に物語は展開していく。片時もスマホを離さない手塚を厳しく叱る、昔ながらの刑事たち。そして、今回の事件は今年の初めに世間を震撼させた強盗殺人がテーマ。
何だか、時事ネタを無理やり押し込んだ感は否めない。
捜査の資料として、調べ物をするのもスマホならば、「捜査ならば、何故会社のPCを使わないのか?」と注 -
Posted by ブクログ
警視庁『女性犯罪』捜査班、警部補・原麻希シリーズ。
『蝶の帰還』の下巻。
国内に潜入した『アゲハ』こと、戸倉 加奈子。
広田管理官の娘を誘拐し、FBI施設へのテロを計画しているという情報が出て来て...
二転三転するストーリーに、しばし翻弄されます。
果たして、誰が敵なのか、誰が味方なのか?
事態が混沌とする中、女性班の面々が動き出します。
復讐に燃える前半のアゲハの描写に比べて、後半は、アゲハが、やや良い人過ぎるような気もします。
前半のノリで、そのまま展開する様なストーリーもあったかも...
最後の『革命の子』のシーンは、涙を誘います。