吉川英梨のレビュー一覧

  • 烈渦 新東京水上警察

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    よくぞここまで、と感心するくらいの無茶な船上アクションシーンと使命感のもとに暴走する刑事2人プラス海技職員1人。
    現実感とか言い始めると興醒めするので、ひたすらこの世界を楽しむのに尽きる。
    昨年の超大型台風の時に東京という街が本当に水没の危機に直面したのを体験しましたが、あの台風がもう少し強ければこうなったかもしれないと怖くなりました。
    「水上安全課一男気のある海技職員」は美人じゃなければ成り立たない役柄ですが、土壇場で見せる彼女の思い切りの良い活躍が魅力のシリーズです。

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    2020年05月04日
  • 刑事の灯

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    麻見和史、沢村鐵、藤崎翔、吉川英梨『刑事の灯』双葉文庫。

    シリーズ第3弾。新進気鋭4人の作家による4編の短編を収録した警察小説アンソロジー。些か奇をてらった感の強い短編ばかりが並び、ストレートな警察小説が読みたかったというのが、正直な感想。

    麻見和史『星の傷痕』、沢村鐵『道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿』、藤崎翔『読心刑事・神尾瑠美』、吉川英梨『ファーストレディの黒子』を収録。

    麻見和史『星の傷痕』。転落死した男の身体に残された星形の傷を手掛かりに、ネガティブ思考の黒星とポジティブ思考の白石の2人の刑事が事件を捜査する。

    沢村鐵『道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿

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    2020年04月19日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

    購入済み

    53教場シリーズ第2段、今回もいっきに読みました!
    事件を解決していく五味京介はやっぱりかっこいいです。
    移動になってからの高杉との関係もいい感じなので、これからどうなるのかこちらの話もドキドキします。

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    2020年02月21日
  • 警視庁53教場

    購入済み

    53教場シリーズ第1段、初めて読みましたがいっきに読みました!
    警察学校がどんな感じなのかもわかりやすく楽しく読めました!

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    2020年02月21日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    新東京水上警察シリーズ、第4弾。
    今回も碇や礼子、日下部などのお馴染みの面々に加え、新たな濃いキャラも...

    東京湾から回収された3枚の運転免許証。それらは、全て若い女性のもので、失踪中のものであった。更に、船員と思われる水死体も発見され、碇達は騒然となる。

    やがて、単独行動を起こした礼子が、連続殺人鬼『海底の道化師』に捕まり、監禁されてしまう。
    更に、甚大な海難事故が発生し...

    しかし、本シリーズは、よく船舶が破損しますね(笑)。もはや、定番でしょうか?

    最後のエピローグは、五臨署設立の裏話にも関連し、何やらきな臭いにおいがしますね。

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    2020年02月14日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    安定した面白さの「53教場」シリーズ4作目。特に言うこともないが、このシリーズは最初から読まないと面白さが半減すると思います。

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    2020年02月08日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    吉川英梨『正義の翼 警視庁53教場』角川文庫。

    シリーズ第4弾。長岡弘樹の『教場』シリーズの主人公・風間公親が硬派ならば、本作の主人公・五味京介は教え子に手を付ける辺りは間違いなく超の付く軟派だろう。ということで、またまた五味京介と瀬山綾乃のロマンスと53教場で起こる事件とがハーフ&ハーフで綴られるのかと思ったら、何ともハードな展開に。そうだった。吉川英梨はまるで何かの覚悟を決めたかのように『十三階の女』から路線を変更したのだった。

    後半からの思いもよらぬ展開に驚かされながら、吉川英梨の術中にはまっていく。

    ゾッとするような結末。まさかそんな悲惨なことが五味と綾乃に降りかかるとは

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    2020年01月20日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    品川警察署から警視庁捜査一課に異動して来た手塚。
    平成生まれで、スマホばかり触っているので、係長の広田からは、『スマホ刑事』と揶揄される。
    今回は、彼がメインのストーリー。

    法務大臣から、原麻希警部補に、直接事件の再捜査が命じられる。
    ある地域で、老人の孤独死が連続して発生している、という。しかし、その状況に不審な点は見当たらず、事件化していなかった。その数を除いて...

    やがて見えて来る詐欺事案のグループたちの動き。
    それは、昭和と平成をつなぎ、令和で潜在化した巨大な謎の事案であった。
    手塚たちは、いったい何を掘り起こしたのか?

    後段、手塚の命が危うくなり、まさしく『太陽に近づき過ぎた

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    2020年01月16日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    平成31年4月1日。秋に警視庁捜査一課に復帰予定の五味にとって、最後の教え子となる学生が入校してきた。その夜、府中市内で交番襲撃事件が発生。警官1人が殺され、五味教場の卒業生も重傷を負った。五味は場長の深川が事件当夜、学校を脱走していたことを知る。犯行とは無関係とされたが、これをきっかけに、過去になく団結していた53教場に綻びが生じ―。果たして犯人の正体は!?教場の行方は!?人気シリーズ第4弾。

    途中、まさかこのシリーズで感動するとは思わなかっただけに、後半は・・・。

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    2020年01月13日
  • 警視庁53教場

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    警察学校に在籍していた当時に問題児たちの間で起きた事件の真相を追う刑事。
    初々しく弱かった頃のエピソードと、すっかり大人になって逞しくなった現在との対比と関連付けが面白い。
    警察官も人間なので色々問題かあるのは当然だけど、本書の面々はちょっと酷すぎるかも。
    でも、とても読み応えがある作品だったので、シリーズを読むのが楽しみです。

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    2020年01月11日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    捜査一課八係・八班に異動となった原麻希。そこへ平成生まれの手塚大翔巡査部長が配属されてくる。いつもスマホを手放さない手塚を、上司の広田達也は「スマホ刑事」と揶揄する。そんななか、住宅街での不自然な連続孤独死が発覚。事件のにおいを嗅ぎ取った麻希は捜査にあたるが、その裏には過去に日本を震撼させた悪質な事件が隠されていた―。

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    2020年09月22日
  • 朽海の城 新東京水上警察

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    新東京水上警察シリーズ、第3弾。
    東京都知事も乗船した巨大な豪華客船『セレナ・オリンピア号』がシージャックされた。犯人達の目的は?

    そして、東京湾で、旅行客を全て降ろす犯人達。
    『人質は東京湾だ。』とは、どういう意味なのか?

    最後、犯人達が逮捕され、ホッとしたのもつかぬま、セレナ・オリンピア号が止まらず、レインボーブリッジと衝突する。橋の上には、何千人もの人が...

    ハラハラドキドキの展開で、スピード感あふれる文体で、映像化を想定しているのでは?

    ラストで、福島で逮捕され、東京に移送される実行犯の1人・外国人のキースの独白が、胸を打ちます。
    決して、福島の悲劇を忘れてはいけないですね。

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    2019年11月14日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    すごい、原麻希
    またも新たな犯罪者にして理解者が現れた
    椿教官
    しばらくコイツが麻希を悩ますのか
    今回もレベル高い作品です!読むべし!

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    2019年10月29日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    蝶の帰還が上下巻で長めだったし、ピーク過ぎたかな…って思いながら読み始めたけど今回も面白かった〜

    麻希はそんなに出てこなくて手塚がメインって感じのもはやスピンオフ。
    早く続編読みたいな

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    2019年10月12日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

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    ネットで買ったら手元に届くまで3週間近くかかって、続きがずーっと気になってた。
    読み始めてからも先が気になってするするっと読み終わった。

    視点がコロコロ変わるから、今誰目線なんだろ?って数行前を読み返すことが何回かあった。

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    2019年10月01日
  • 波動 新東京水上警察

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    シリーズ第1作目を読んでこれからも期待できそうだと思いました。
    社会問題にプロフェッショナルの矜持、場面展開のスピード感、個性的なメンバーなど、読みどころが満載です。
    原麻紀さんとは全く異なるタイプの有馬礼子さんの粗削りな魅力も楽しみの1つになりそう。

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    2019年09月28日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    原麻希シリーズ第11弾。
    今作から捜査一課八係に異動し、新シリーズ。
    異動した八係の係長は公安から左遷された広田達也だったり、女性犯罪班で一緒だった鍋島も一緒に異動になってたり、最初から突っ込みどころは満載だけど、軽いノリは普段より控えめ。
    その代わり、新たに加わった27歳の「スマホ刑事」手塚を中心に物語は展開していく。片時もスマホを離さない手塚を厳しく叱る、昔ながらの刑事たち。そして、今回の事件は今年の初めに世間を震撼させた強盗殺人がテーマ。
    何だか、時事ネタを無理やり押し込んだ感は否めない。
    捜査の資料として、調べ物をするのもスマホならば、「捜査ならば、何故会社のPCを使わないのか?」と注

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    2019年08月20日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    吉川英梨『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス』宝島社文庫。

    原麻希シリーズ第11弾。全体的には弛い雰囲気なのだが、その実、なかなかハードな内容。

    捜査一課八係・八班に所属する原麻希の元に片時もスマホを手放さない平成生まれの手塚大翔巡査部長が配属される。そんな中、住宅街で起きた5人の老人の連続孤独死に事件の匂いを感じた麻希は捜査にあたる。連続孤独死の背後にあるのは……

    麻希の前に新たな強敵が……

    本体価格640円
    ★★★★

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    2019年08月15日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

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    警察学校の教官の五味京介や高杉哲也、刑事の瀬山綾乃など登場人物が魅力的だ。生身の人間としての心情が、生き生きと描かれている。学生たちも個性豊かに描かれているが、実際の警察学校では、こんなふうに伸び伸びできるのかなと疑問に思う。まあいいか、物語だからね。隣の教場の憎たらしい教官にさえ、最後はちょっぴりほろりとしてしまう。殺人事件に関しては、少し無理があるかなあ、とは思うが、まあこれもいいか。

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    2019年07月06日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    原麻紀さんの過去に触れる作品です。
    レギュラーメンバーの意外な一面が数多く見られ、また本シリーズとしては珍しく人情の使い方が上手で読み応えがありました。

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    2019年05月16日