あらすじ
警視庁捜査一課勤務の原麻希は、娘の菜月が史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそくリクルーターの娘が通う私立東山小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気付く。忽然と姿を消した全校児童たちの行方は――!? そして、パレスチナに逃亡したはずのリクルーターがじつは国内にいることが判明し――。女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、警察小説シリーズ、堂々の完結編!
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リクルーターこと、日浦弘行の正体を突き止め、逮捕した原麻希であったが、釈然としない思いが残った。
リクルーターが仕組んだ罠に依り、何度も命の危険に晒された原麻希であったが、リクルーターには、何度も際どい所で助けられた。
なぜ、自分を助けるのか? 釈然としない思いだった。
最後に日浦弘行から、その理由を聞かされ、原麻希は愕然とする。
原麻希の背防会との決死の闘いも、本巻で最終巻となった。
本巻のタイトルの「ルビイ」の意味するところは、日浦弘行の生い立ちに関わる悲しい出来事に関わることだった。
背防会シリーズも終わってしまったが、次回作からの警部補 原麻希シリーズも期待大だ。
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構成が上手い!
まぁ、ありがちな定型なんだけど、このお話にこの構成を当てはめたのが上手い!
ふわっとした終わり方も、最初の7年後を描いたプロローグがあるのでなんとなくの納得感というか、途中途中の悲劇的な出来事もプロローグの平和な日常の描写があるから耐えられる
繰り返しになるけど、この物語にはこの構成が正解だと思うし、きちんと正解を選択できるヨシエリさんが凄い
ちょっといやだいぶ偉そうだけどそう思いました
そしてシリーズ総決算という感じのストーリーがまた良かったんよ
これまで原麻希ちゃんの相棒役を務めてきた刑事たちが集結して最後の捜査に!って普通は恥ずかしくてこんなことしないのよ
でも案外読者が求めてるのってこういうことだったりするのよ
もちろんわいも普通に嬉しかったw
さぁ、リクルーター編は大団円
だけど、原麻希ちゃんの物語はまだまだ続くみたい
もちろん読み続けますよ!
頼むぞ、相互貸借!
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女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ完結編。
一気読みでした。最高です。
プロローグは、背望会のリクルーターである日浦弘行の死刑が死刑が執行され日であり、娘の菜月の高校入学式に出席する夫の則夫と麻希の場面から始まる。
一転、7年前の事件のストーリーが始まる。
背望会が起こした様々な事件は、警視庁広域重要指定126号事件として世間には公にされていない。
麻希は、前回の事件後に退職願を出したが、保留扱いとされ、休職の身であった。
桜井の娘、愛香と菜月は小3で同じ学習塾に通っていた。しかし、愛香は通塾しておらず、個別指導を受けており、川崎の私立小学校に通っていた。菜月と結芽は同じ塾に通う男子児童を通じて交換日記をしていたのだ。
それを知った麻希は、結芽の通う私立東山小学校を訪れるが、そこには誰もいなかった。神奈川県警や広田達也とともに捜査を始めると、音楽室で銃殺され、さらに爆破された校長の死体を発見する。
この私立小学校は廃校寸前で子どもの数も少なかったが、教師と小学生24名を人質にし、126号事件の公表とリクルーター日浦の釈放を要求していきた。
リクルーターは秘密裏に警視庁地下2階の秘密部屋に24時間体制でコンクリートと防弾ガラスに囲まれた再犯防止センターの監禁部屋にいた。
麻希は、センターの室長である夫、則夫の計らいで日浦に現在起こっている事件に娘の結芽が人質となっていることを伝え、捜査への協力を依頼する。
その後は、……。読んでください。
日浦の目的は、麻希の死を娘の菜月に見せることによって、背望会を存続させることだった。
ストーリーの最後はしんみり来るような感じでした。次のシリーズが楽しみです。
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ハラマキ第五弾にてリクルーター完結編♪
プロローグで七年後の娘の高校入学式が書かれていてリクルーターの結末がわかってます。
本編では最後の事件となるので今までシリーズに登場した他県の刑事達も総出演でした。
ラストのハラマキとの二人だけで話すシーンは切なくて悲しい(T-T)
納得のいく結末だったのではないでしょうか。
プロローグまでの七年をどう過ごして夫との仲、子供との関係をやり直したのか物語には全く書かれてません。次のハラマキシリーズでわかるのかな?
肩書きも新たに始まる次も読みたい。
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麻希の娘・菜月がリクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかと疑念を持つ。それをら確かめるべく、結芽の通う私立小学校へ向かうが、どこか様子がおかしく…
今まで麻希主体で読み進めていたので、達也の薄情さが何となく鼻についていましたが、達也視点で見てみると本当に麻希の弱さが浮き彫りになり、リクルーターにつけ込まれても仕方ない気がしました。刑事としては優秀な麻希ですが、家族がバラバラで菜月が両親を嫌うのも無理ない気がしました。
本当に気が抜けない展開でハラハラしっぱなしでしたが、何とか終結したのかな?
プロローグが随分事件時から経っているので、その過程は判りませんが逮捕して気持ちを切り替えたんでしょうね。原一家も何とか持ち直した様で安心しました。
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ハラマキシリーズ第5弾 完結編
イッキ読みしました。
リクルーターもわかっているし、背望会の子が誰を指すのかもわかっていて…でも、どんでん返しが有り、プラスいつもの通りハラマキの猪突猛進がで、ワクワクしました。
ルビイってイヤリングなのね。
女性秘匿捜査官シリーズ、とうとう読み終えました。
最終章もスケールの大きい派手な展開だったので、ラストもその勢いでなだれ込むのかなァと思っていたら・・・意外にも切なくグッとくるものでした。さらばリクルーターって感じかなぁ。
「ルビィ」と言うタイトルの意味もこれまた切なくて泣けた。
シリアスあり、笑いあり、感動ありと最後まで楽しませてもらいました。やっぱり面白かった‼︎
難事件を次々に解決する麻希。私の推しです。
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シリーズものって段々と大掛かりに大袈裟になっていくものだが、今回は事件が少しこじんまりしていて好印象。かつ最後の「母の棺」でのハラマキとリクルータとのやりとりが泣かせる。次がどう展開されるのか楽しみ。
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評価は4
内容(BOOKデーターベース)
警視庁捜査一課の原麻希は、娘の菜月が、史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそく結芽が通う小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気づく。気配を残したまま、忽然と姿を消した全校児童たちの行方は―!?女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、人気警察小説シリーズ完結編。
シリーズ一作目から読んでいると麻希の成長がよくわかる。
さて、女性秘匿捜査官シリーズとしては今回が最後。
犯人の犯行動機は?だったが、リクルーターへの思いや彼の苦悩などなど最後まで楽しめた。
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リクルーターシリーズもついに最終章。
日浦には最後まで徹底的に非道でいて欲しかったので少し不完全燃焼ですが、総合的には非常に面白いシリーズでした。
ハラマキさんとはこれでお別れではなく、別のシリーズに登場するみたいなので楽しみです。
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「アゲハ」・「スワン」・「マリア」・「エリカ」に続く、女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ最終作。
最終話にふさわしく、全てのストーリーが少しずつ繋がっていきます。初め、警察組織の悪しき体質を批判する形で物語りが進んでいくだけだと思っていたのですが、最後には、家庭や社会のあり方といった大きなテーマとして集結しています。
子育てをする身として、仕事と家庭の両立というテーマにも、子供目線で考え直す良い機会となりました。
最後まで非常におもしろかったです。
続編やスピンオフ期待しています。
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遂に完結!楽しかった。
リクルーターに取り込まれるのかとヒヤヒヤしたが・・。
作者はどうやら子育中で大変のご様子だが、
ぜひとも新作、新シリーズをお願いしたいものです。
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4巻でやたらとご都合主義な展開に目が行ってしまったため今回もそこが気になってしまったが、終わりよければすべてよし。リクルーターの告解はいい余韻を残した。
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シリーズ第五弾にして、シリーズ完結編。そして、最後は…
休職中の警視庁捜査一課の原麻希はひょんなことから小学校の全児童と教師の失踪事件の渦中に巻き込まれる。事件の背後にはまたもや背望会が…
事件は思わぬ方向に展開し、原麻希は復職。再び背望会のリクルーターと対峙する。ラストには…
帯に完結編と書いているので、完結なんだろうが、まだまだ疑問は残るスッキリしない結末。まるで無理矢理、完結させたような感じだ。
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5部作の最終章
今までの総決算でオールキャスト登場であるが、相変わらず麻希かなり猪突猛進で結果往来である感は否めない。
このシリーズの醍醐味ではあるのだが
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1月-11。3.5点。
秘匿捜査官シリーズ。娘とギクシャクしていた原麻希、
娘が塾で交換日記をしている。その相手が、リクルーターの娘ではと疑う。
一方、リクルーターの娘が通う小学校では、集団誘拐事件が。糸を引くのはリクルーターなのか。
一旦区切りかな。スピード感あるし、馴染みのメンバー総動員で解決にあたる。
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警視庁捜査一課の原麻希は、娘の菜月が、史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘・結芽と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。さっそく結芽が通う小学校に向かった麻希は、平日にもかかわらず、校内に誰もいないことに気づく。気配を残したまま、忽然と姿を消した全校児童たちの行方はー!?女性秘匿捜査官・原麻希がシリーズ最大の難事件に挑む、人気警察小説シリーズ完結編。
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シリーズ第5弾。そして秘匿捜査官シリーズ最終巻。前作から3年以上、間が空いてしまったので、内容をすっかり忘れてしまったけど、今作でリクルーター・日浦との闘いに終止符が打たれる。前作で死んでしまったのかのように終わったけど、ちゃんと生きていたことにびっくり。そして、意外に麻希の心の奥の方まで入り込んでいて、その二人の微妙な関係性も今作で明らかになる。秘匿捜査官はこれで終わりだけど、原麻希を主人公にしたシリーズはもう少し続くようなので、麻希の家族も含めた今後も楽しみ。