吉川英梨のレビュー一覧
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ネタバレ女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ完結編。
一気読みでした。最高です。
プロローグは、背望会のリクルーターである日浦弘行の死刑が死刑が執行され日であり、娘の菜月の高校入学式に出席する夫の則夫と麻希の場面から始まる。
一転、7年前の事件のストーリーが始まる。
背望会が起こした様々な事件は、警視庁広域重要指定126号事件として世間には公にされていない。
麻希は、前回の事件後に退職願を出したが、保留扱いとされ、休職の身であった。
桜井の娘、愛香と菜月は小3で同じ学習塾に通っていた。しかし、愛香は通塾しておらず、個別指導を受けており、川崎の私立小学校に通っていた。菜月と結芽は同じ塾に通う男子児童を通じて交 -
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ネタバレ女性秘匿捜査官・原麻希シリーズの4作目。
シリーズを重ねていくうちにどんどん引き込まれていきます。
絶対お勧めの原麻希シリーズです。「エリカ」の次作の「ルビイ」でこのシリーズはいったん完結となりますが、続編の『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希』も2014年9月に発売されており、手元にあります。
警察モノ、しかも事件解決だけでなく、複雑に絡み合う人間関係がとてもワクワクします。
今回は、前作の最後で謹慎処分から解き放たれ、刑事部鑑識課第一現場係の巡査部長から本庁刑事部捜査一課第十三係へ異動が言い渡され、試験なしの特例として警部補へ昇格し係長として8名の部下を率い、背望会のリクルーターの逮 -
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アゲハは、したたかでした。
さすが“エンタメ系警察小説の旗手”ヨシエリさん。(ひまわり師匠のレビューより拝借。)
もちろん、冷静に考えると「さすがにそれはないでしょう」と思うところもあります。
それでも不思議と引き込まれてしまうのが、このシリーズの強さなのかもしれません。
物語に登場するいくつもの夫婦と子供たちの行く末を心配したり、いっそ別れてしまえと期待したり。
上下巻の長編でしたが、最後までしっかり楽しませていただきました。
最初の劇団内の事件には妙な既視感があって、
「何だったかな」とずっと思い出そうとしていたのですが。
古畑任三郎だったのか、
それとも昔の二時間サスペンスだった -
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アゲハが名前を変え、顔を変え、日本へ帰還した。
同時に発覚する女性の死体遺棄事件と、警察官子女誘拐事件。
物語は、原麻希シリーズの原点ともいえる「アゲハ事件」八年前の悲劇の再来から始まります。
久しぶりの読者、すぐ忘れてしまう読者の私にも配慮して、アゲハ事件の経緯が時系列で丁寧に語り直されるため、物語の流れを無理なく思い出すことができる構成になっています。
そして興味深いのは、ここ数作やや家庭的な姿が目立っていた原麻希の夫・則夫。
アゲハ解放当時に関わる、これまで語られていなかった秘密が浮かび上がってくる。
さらに、則夫の中東赴任という設定がこの局面で物語に絡んでくるあたり、シリーズ全 -
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シリーズ3作目。
訓練中の相模湾に現れた火災船は搭載した燃料が爆発し、沈没。
船内には船主根本孝也の父、誠治の焼死体があった。
海保の刑事美波の捜査に協力する海蝶忍海愛。
捜査線上に浮かぶ孝也の息子利久は、愛の恋人純平の友人だった。
東日本大震災で母を亡くした愛同様、利久は小6の時に衣旗漁港で被災し、眼前で母を津波に奪われていた。
明治以来幾たびの津波に襲われた衣旗。
周囲の尊敬を集める祖父誠治の裏の顔と性的被害に遭い人生を狂わされた孫利久の苦悩。
事件の背景には悲劇の連鎖と誠治の業があった。
利久に寄り添おうとする純平と愛たち忍海親子。
愛をサポートする巡視船の仲間たちは健在。