吉川英梨のレビュー一覧
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すぐにでも映像化できるような臨場感が伝わってくる。
夢中になり一気に読んでしまったほど。
大阪市内で起きた強盗殺人事件は、闇バイトによる犯行と思われたが、大阪府警捜査一課の高城が犯人グループを追って大阪港へ到達すると観光帆船のシージャックへと発展してしまう。
制圧のために海上保安庁特殊警備隊(SST)の岸本らが突入するが、思いもよらぬ事態に…。
高城と岸本のスナックでの出会いから始まり、どういう流れになるのだろうと予想もつかなかった。
真相に辿り着くまで一捻りのみならず、何度となく惑わされたが、その分、心拍数は跳ね上がる。
もちろん岸本の苦悩は計り知れないが、それ以上に加害者家族や周りの -
Posted by ブクログ
ネタバレコールサインと本名がそれぞれあるので、なかなか難しい。けどそこが大切になってくる。闇バイト5人が大阪湾で観光船をシージャック。海保の特殊警備隊(SST)や警視庁、府警のSAT、MAATなど棲み分けがあるらしく内部モメしてる場合じゃないのに!とヤキモキする。制圧するとき相手が知人だったら、それでも任務遂行のため秒単位で判断する…加害者家族、特殊任務ゆえの苦悩、隠れがちな第二の被害者は大切だ。田路玲奈の右腕のリストカット跡、左利きって書いてあったかな?これからもう一度読む。
子の年表を作る、親としてやりきれない。用語がわからなくてスマホで調べながら読んだが一気読みがおすすめ。シリーズ化希望。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大阪市内で発生した闇バイトによる連続強盗殺人事件の犯人を大阪府警本部捜査一からの高城が追うが逃げられてします
同じ日、大阪港から観光帆船カティーサーク号のシージャック事件が発生する
この二つの事件の犯人は同一だった
人質の中に大阪経済界のドンの娘である田野玲奈がいたことで父親が警察に圧力をかける
大阪府警の特殊部隊が主犯の狙撃に失敗したことから人質の玲奈が殺されてします
失敗に備えて準備をしていた海上保安庁特殊警備隊(SST)の隊長である岸本達が帆船に乗り込み犯人達を制圧する
このとき犯人の一人(主犯と見られる)である森下諒に襲われ、射殺してしまう
諒は岸本の以前の同期だった
諒は本当に主犯だ -
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「ヨダ」とは三陸地方の方言で大津波のことだそう
特に地震を伴わない津波や前触れなしに寄せる海面のうねりを言い表す語として使われたとのこと(1960年のチリ地震津波では、三陸地方では地震を感じられずに大津波が発生、この時の津波もヨダと呼ばれました)
また、海面が高い壁のようになり陸地に押し寄せる様を「よった、よった」と表現し、それが訛ってヨダ(よだ)になったという説もあるようです
という訳で、『海蝶』シリーズ第三弾はまたしても東日本大震災の闇を描く問題作をぶち込んできました
正直もう目を背けたくなる深淵を白日の下に晒すこの物語はヨシエリさんにしか書けない物語だと思います
「明けない夜はない」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ碇と礼子がたった4ヶ月で離婚や、日下部と東子が結婚と出だしからびっくり箱でした。
碇の長女・瑞希が急に碇の元へやってきた経緯と、母親である美沙子があまりに家庭に無関心なのが、今回の悲劇を招いたんですよね…
碇は刑事としては優秀かもしれないけれど、最初の結婚は奥さんが男まさり、次は女!って感じで、あんまり結婚運ない気がしました。1番の原因は碇の家庭を顧みない性分なんでしょうけど。
その中でも、仕事にも理解があり、碇を心から尊敬している礼子の存在は大きかったのに、理由が理由でスピード離婚。切なかったです。
瑞希か落ち着いたらヨリ戻してくれそうな感じがしてホッとしました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレついに恋人同士になった碇と礼子。なんだかんだ言って礼子にベタ惚れな碇に周りが失笑。そんな中、斧が頭部に刺さった遺体が発見され…
豪華客船を舞台に絡み合う悪意。
根底にある憎悪がまさか、福島第一原発にまで発展するとは思いませんでした。
壮絶な作業にゾッとしつつ、その中で作業していた人が現実にいたのも事実で。フィクションと判っていても何とも言えない空虚感が漂いました。
碇と礼子も本当の意味で絆が生まれて良かったけど、何か碇がこれ以上家族増やせない発言が微妙にひきました。刑事としては優秀なんだろうけど、家族としては憎悪の対象なのは判る気がしました。