吉川英梨のレビュー一覧

  • 新人女警

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    ネタバレ

    宮武エミは11年前、親友が巻き込まれた一家惨殺事件の唯一の目撃者だった。その事件を追うため、警察官となり八王子の交番勤務になった。エミの管轄で起きた爆弾事件により、封印されていた記憶が蘇り…

    惨たらしい事件の唯一の目撃者であるエミが事件の真相を追う毎に、少しずつ紐解かれていくけれど、まさかの展開にジェットコースターでした。
    え?この人そんな理由で?の繰り返しで、モヤモヤでした。

    Rとは恋人にはなれなかったけれど、仕方ないですよね…

    次巻に期待です。

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    2025年09月18日
  • 雨に消えた向日葵

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     豪雨の中、一人の少女が消えた――そこから始まる、警察と家族の、長いたたかいの物語です。

     埼玉県の小さな町で、豪雨の夕方、小学五年生の女子生徒の姿が見えなくなった。失踪したのは17時過ぎに学校を出てから、母親が帰宅した20時前までの間。学校と自宅の間の通学路は田んぼの一本道。田んぼの中に傘だけが落ちているのが見つかった。事故か、事件か、家出か。的が絞り切れないまますべての可能性に当たっていくうちに時間が過ぎていき、どんどん捜査が縮小されていく。一か月が過ぎ、三か月が過ぎ、半年が過ぎ、一年が過ぎて二年が過ぎても、諦めずにわずかな証言から手がかりを追い求め、彼らは真実に辿り着くことはできるのか

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    2025年09月06日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム

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    まさかまさかの連続の壮大なトリックでした。
    困難な状況に陥っていると思わせられていた同僚たちもほぼみんな無事だったし、天敵を倒したのであればもうシリーズも終わりにしてもよいぐらい。
    残るは大日本皇桜会の殲滅のみか。

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    2025年08月31日
  • 波動 新東京水上警察

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    2025. 36
    東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での迫真の警備艇追跡劇! 防犯課強行犯係警部補・碇拓真を先頭に巡査部長・日下部峻、舟艇課・有馬礼子たちが、東京湾岸に勃発する凶悪事件に立ち向かう。水飛沫散らせ真相を追う東京湾岸水上警察サスペンス!
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    ドラマ化されるということで、先に内容を
    知ってしまったらつまらないかなぁと思いつつ
    気になって読んでみた

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    2025年08月24日
  • 海底の道化師 新東京水上警察

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    もうハリウッド級の展開についていくのが精一杯。でもこれで良いのです。これぞ求めていたもの。

    全体的に大味の中にも、礼子の立場が変わり、色々な苦悩にぶつかっていく描写も良い。シリアルキラーの変態さも気味悪くて良い。恋愛も新たなキャラクターが登場し俄然面白くなってきて良い。

    次回作はこれ以上の展開が有り得るのか。正直期待と不安でいっぱい。

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    2025年08月04日
  • 雨に消えた向日葵

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    推理モノ小説は怪しい人物が複数でてきてそのための証拠集め、人間関係の模様に焦点が当たることが多いですが、この小説は明確な怪しい人物はおらず、警官の奈良及び警察官たちが事件事故誘拐ということもわからないまま始まります。
    読んでいて、あまりにも手がかりがなくこの事件は解決するんだろうか、、、と不安になるくらいでしたが、早く解決を望む気持ちがどんどんページを捲らせてくれる一冊です。

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    2025年07月30日
  • トヨタの子

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    ネタバレ

    歴史上の人物がタイムスリップという展開はよく見るけれど、現在生きてる経営者がタイムリープするという展開はちょっと新しいなと思った。伝記のような淡々とした口調で語られるけれど、そういったファンタジーが絡むことで、堅苦しくなく読みやすくなっている。トヨタや車については詳しくなかったけれど、ざーっとトヨタの歴史がわかるところも良かった。今や日本一の大企業であるトヨタにも、数々の苦難があったことが知れた。でも詳しくない故にどこからが創作なのかが分からなかったので、少し調べたいと思う。

    ラスト、死んでしまった喜一郎にリープして今までお世話になった人達に挨拶して回る展開は、図らずともウルッと来てしまった

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    2025年07月27日
  • 虚心 埼玉県警捜査一課 奈良健市

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    ★4.5
    産廃業者に関連する
    過去の事件と現在の事件
    最後まで疑いが晴れず何かあるんじゃないかと疑った

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    2025年06月29日
  • トヨタの子

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    トヨタ自動車創業者の喜一郎と会長の章男の二人を主人公にしたトヨタ自動車一代記。ほぼノンフィクションであろう。苦難を乗り越えてきた様子はトヨタ好きにはたまらない。

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    2025年06月19日
  • 偽弾の墓 警視庁53教場

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     権力で守られた学舎の内側で起こった隠蔽は正義感を抑制しない敏腕刑事を教師にした。
     強い言葉が人の心を痛める。平成の前半まではイメージすることすら馬鹿らしいと思えたかもしれない。今はいたるところろで痛みを背負っている人が多々いる。角が取れていない若年の世代でもものすごく言葉を選んで発言している。そんな世代からはかけ離れハラスメントなど気にもかれない罪人は密かに非道な行動に・・・
     新鋭刑事の詰めは正統な理論で的は外しても遠くない。ブライド高き敏腕教師はそれを認めながも教え子を守る。
     未解決案件を題材にした模擬捜査では操作の方法を学ぶ以上に使命感も植え付ける授業だった。捜査で冴える勘は教える

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    2025年06月15日
  • 警視庁53教場

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     割り切った少女の大人びたおせっかいが圧を帯びていて苦笑いをしてしまった。
     長岡さんの教場シリーズを読んだ経験から警察学校の内情は少し認識を持って読み進めた。
     惨劇を目の当たりにした若者は咎められることから逃れる方を優先する様は現実の世界も同じだ。冷静な思考が回れば迷う隙間時間も持てたであろう。一度でも事実を隠蔽したら暴露する勇気はなかなか芽生えない。それでも良心との葛藤に耐えきれず吐露する。極秘を解放した本人は気が楽になる代わりに情報を預かった側はたまらない。
     バレなければ・・とその場を凌いでも犯した罪はいつかは露見し償いは免れない。労せず得した人、得せず労のみを担った人、いつかはきっ

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    2025年06月04日
  • 感染捜査 黄血島決戦

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    第二の小野不由美、宮部みゆき、有川浩じゃん!
    設定がものすごくちゃんとしてるのも心の描写が丁寧なのもすごく良かった。これでゾンビものか〜〜
    ゾンビを灰人って呼ぶのだけはちょっと分かりませんでした。

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    2025年06月04日
  • 雨に消えた向日葵

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    映像化された作品
    粗はあるけれど、リーダビリティはいいです

    次々と浮かんでは消える疑惑
    女児失踪事件に対する、刑事と家族の3年におよぶ執念の物語
    まさに、その執念が犯人の尻尾を捕まえる

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    2025年06月01日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    各短編とも充実した内容でした。個人的には鳴神氏と吉川英梨氏がフィットしました。他の作品も読んでみたいと思います!

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    2025年05月28日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    女刑事が主人公だと若くて美人でスタイル抜群、みたいな描写をされることが多いような気がするが、ハラマキさんはそういう描写がなくて、感情移入しやすい。刑事になってるんだし、視点も鋭いし優秀な人なんだろうけど、なかなか家族との時間が持てなかったり、夫さんとギクシャクしちゃったりとパーフェクトじゃないところも親近感。

    自分の仕事のせいで家族に被害が及ぶ可能性がある、と考えると刑事さんは子供持てなくなっちゃうので、そこは何とかできないものかと思う。刑事は個人情報を表に出さないで覆面して捜査できればいいのにね。

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    2025年05月11日
  • カラスの祈り 警視庁53教場

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    ネタバレ

    「罪を憎んで人を憎まず」「盗人にも三分の理」など、色々考えさせられる内容だった。

    五味教場の場長まで務め、五味も信頼を寄せていた生徒、深川が、実は強姦魔であることがわかり、五味と高杉は警察学校の一部屋に深川を監禁する。
    法務省から送り込まれた赤木と共に深川へ更生プログラムを施していくなかで、深川の過去が明らかになり、深川も行ったり来たりしつつ、ゆっくりとではあるが五味に心を開いていく。
    最後は五味同様、深川に同情的な気持ちになるが、皆がそう思ってしまったら被害者が救われないな~とも思ったり。

    虐待の連鎖、虐待する大人は子供の頃に自分が虐待されていたことが多い、というのはよく聞くが、それを断

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    2025年05月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 氷血

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    やっぱりいいよね。
    過去と現在描きながら捜査していく果てに何が起きたかは結構びっくり。
    こういうどんでん返しはいいね。

    2902冊
    今年130冊目

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    2025年05月07日
  • 感染捜査

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    王道のゾンビものを現代社会に放り込んだら、普通に刑事が捜査するしゾンビを殺すのも殺人扱いになってしまった。そしてコロナ時のように豪華客船で発生し、そのまま客船で封じ込めようと奮闘。ゾンビと刑事、ありそうでなかった目線で面白かった。続編にも期待。

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    2025年05月01日
  • 十三階の母

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    己に課せられたミッションをコンプリートするためならば、恋人も仲間も親兄弟も犠牲になっても構わないという冷徹な側面を見せてきた「十三階のモンスター」こと、黒江律子

    そのりっちゃんにも弱点があったんです!

    その弱点とは愛すべき我が子、慎太朗
    小池とともに十三階の伝説の夫婦になり、我が子という真に守るべき存在を授かったことでモンスターとしての鎧が剥がれてしまった感じ

    さらには、命を狙われる作業のため、我が子と引き離されてしまい、りっちゃんの心はズタボロに、、、

    そりゃ、そーですよ!
    我が子は可愛いですよ!
    宝ですよ!
    命に変えても守るべき存在ですよ!
    そんなの我が子と引き離されたりっちゃんは

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    2025年05月01日
  • トヨタの子

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    オーディブルで聴きました。
    タイトルから内容が想像できず、軽い気持ちで聴き始めましたが、実在の元社長・豊田章男さんの物語とは思いませんでした。

    章男さんがタイムリープして、祖父である創業者・豊田喜一郎さんと出会うという設定。
    二人の視点からトヨタの歴史をたどる構成になっています。

    タイムリープという仕掛けが、時代考証へのこだわりすぎや堅苦しさをうまく避けていて、発想として面白かったです。

    戦争、ジャパンバッシング、アメリカでのリコール騒ぎ、リーマンショック、大震災……。
    時代ごとの困難の中で、創業者と現社長がそれぞれの立場で奮闘していたことが描かれていました。
    トヨタという会社に対する「

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    2025年04月30日