吉川英梨のレビュー一覧

  • 犯罪前夜

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    大阪弁の会話の掛け合いが面白くて、大阪らしいな〜と楽しい気分になった。
    被害者側と加害者側の視点があって引き込まれた。

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    2026年07月15日
  • 犯罪前夜

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    一つの事件を取り巻く様々な立場の人の視点で描き、その真実を読み解いていくストーリー。
    秘匿された部隊の活躍も刑事の泥臭い捜査も、どちらもかっこよく、その他の登場人物も人間味があって読んでいて心地よかったです。

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    2026年07月11日
  • 雨に消えた向日葵

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    子供が行方不明になった時
    報道されている以外のことはわからない
    その見えない部分を
    家族 警察 マスコミ 地域住民
    それぞれのサイドから多角的に見せてくれた物語

    小学5年生の女子児童失踪事件のリアルを俯瞰しながら、関係者の心情に寄り添う

    あらゆる事を想定して捜査する警察の非情さ
    公開捜査後の家族への誹謗中傷、プライバシー侵害
    1ヶ月もすれば日常に戻ろうとする地域社会
    1年経って縮小される捜査の規模
    いつまでも失踪したその日に留まり続ける家族達の苦痛 後悔を引きずりながら希望を捨てずに

    女の子は見つかるのだろうか
    事件か事故か家出か
    生きているのか
    死んでいるのか

    現実では無責任な傍観者にすぎない読み手としての自分だけれど、一番感情移入したのは家族の願いと
    粘り強い捜査で家族を支え続けた人達の思い

    痛みを抱えながら諦めない人たちを
    心強く思う

    この物語で
    それぞれの立場の
    それぞれの思いを受け取ってしまったから
    これからは、
    子供達の行方不明の報道を見聞きする度に
    今まで以上に心がざわついてしまうに違いない

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    2026年07月10日
  • 犯罪前夜

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    闇バイトvs海保&大阪府警のバトルサスペンス。最近話題の海保だけれど、SSTってそんなに強いんだ……。不審船と戦う想定なんだから、そりゃそうか。いやー、さすが吉川英梨。読ませるね。

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    2026年07月09日
  • 犯罪前夜

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    現在横行中の詐欺事件を取り上げた小説。
    次から次へと進んでいき、行き着く暇もない。
    一気読みは必至です。

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    2026年07月09日
  • 雨に消えた向日葵

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    大雨の日の下校途中、小学五年生の葵が一本のひまわり傘を残して突然姿を消した。事件か事故か家出なのかすら分からない――。

    読み進める中で最も胸が苦しくなったのは、葵の失踪によって一変してしまった石岡家の過酷な現実だった。事件当時、両親は離婚協議中で、姉は受験を控えているという繊細な時期だ。そんな家族をさらに追い詰めるのが、周囲の人々の無関心さや、怪しまれる男性教師への容赦ない目。さらにSNS上で飛び交う無責任な誹謗中傷が、家族の心を深く傷つけていく。娘の帰りをただ信じたいだけの家族に対して、顔の見えない悪意が牙をむく現代社会の冷酷さに、強い憤りを感じた。

    絶望の淵にいる家族の唯一の光となるのが、執念の捜査を続ける奈良刑事だ。しかし、地道な捜査も虚しく手掛かりがないまま失踪から3年という残酷な月日が流れる。周囲の関心が薄れ、事件が風化していく恐怖。それでも諦めずに足を動かし続ける奈良刑事の姿に、私は「誰か一人でも信じ続けてくれる人がいること」の尊さを感じた。彼の執念こそが、家族の希望の灯火だ。

    この本を読み終えて、ニュースの向こう側の事件を他人事として見てしまいがちだが、そこには絶望と戦い続けるリアルな家族がいることを痛感した。

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    2026年07月07日
  • 犯罪前夜

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    ネタバレ

    大阪湾観光帆船シージャックを通して、犯人、加害者家族、狙撃した側、警察など視点を変えて事件の真相に迫る…

    一番居た堪れなかったのが、加害者家族でした。
    定年間近の海保職員の父と息子。そして結婚したばかりの妹。被害者も切ないけどもっとつらいのは加害者家族ですよね…

    シージャックに始まり裏ではトクリュウもあり、後半ジェットコースターでした。

    特殊部隊のスロウと刑事の高城との関係が緩く繋がってるのが少しだけ救いでした。

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    2026年07月06日
  • 犯罪前夜

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    未明から翌日にかけて大阪で発生した2件の強盗殺人とカティ・サーク号のシージャック事件。

    カティ・サーク号に乗り込み犯人グループを制圧した海上保安庁特殊部隊SST隊員岸本波敷通称スロウが緊急射殺した相手は、岸本と同期の元海保隊員森下諒だった。

    初動捜査で3件の事件に関わり、シージャック事件発生のきっかけを作ったと内心忸怩たる思いを抱える大阪府警捜査一課の刑事高城明信は、丹念に加害者グループの関係者たちとの対話を重ねる。

    徐々に明らかになる3件の事件のつながり。
    本筋の事件の解明と裏筋の事件関係者たちの苦悩や人間関係が絡み合いながら、スピード感を持ってストーリーは展開する。

    旧友を射殺した岸本の苦悩や自ら海保幹部である諒の父親浩平・秀美夫妻の絶望。
    加害者家族にも寄り添い、金魚を介して岸本、浩平を和解させる高城らの人情話。
    徐々に口を開いた犯人たちの証言で明らかになる諒の行動。
    家族の愛情や浩平との和解はスノウを立ち直らせた。

    平和に暮らす普通の青年が闇バイトに陥らざるを得なくなる世相も織り込む。

    大阪湾で発見されたスニーカーから明らかになる事件の意外な全貌。

    スノウたち海保が追い続けた不審船の伏線も回収し、一回り大きくなったスノウの姿も描き、物語は大団円を迎える。

    作者得意の警察ものと海保もの(と水上警察もの)のコラボや、テーマ盛り沢山の展開は、作者ファンに格好のご馳走だろう。

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    2026年07月06日
  • 海蝶 沈黙のヨダ

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    ずっと読まなきゃ読まなきゃと思ってた海蝶シリーズ3作目

    やっと手にしました!






    沈黙のヨダ

    ヨダとは津波のことをいうそうです。








    今作でも東日本大震災、また能登地震や、過去の地震についても触れられています



    三陸地方は東日本大震災だけじゃなくて
    過去に何度も津波の被害にあっていたんですね





    ものすごく重かった、、、

    終盤はどんどん読むのがしんどくなります

    自然と涙が滲んできました、、、




    まだまだ震災は終わってないんです
    ヨシエリさんは訴えかけています



    誰が悪いのか
    みんな悪いし
    でも誰のことも責められない



    震災後の描写はかなりリアルで
    自分が被災したらを想像せずにはいられませんでした、、、


    やっぱり人が一番怖いな、、、





    今作は潜水士より刑事ものの雰囲気の強い作品でした


    なんと書いたらいいかわからないので、、、


    とりあえず
    八潮さんのかっこよさが足りなかったので
    次回はたっぷり見せてほしいです!!(そこ?)


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    2026年07月05日
  • 波動の彼方にある光

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    海保が舞台のアンソロジー。つい特殊救難隊がメインになりがちだけどそれ以外の職種の話もあって面白かった!

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    2026年06月26日
  • 正義の翼 警視庁53教場

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    ネタバレ

    今作はフォーカスされる学生も多く、龍興の警官になろうと決めた過去の話や三上と村下が合奏によって教場に溶け込めるようになった話など、青春小説としての面白さを感じるパートが多かったです。
    なので一層深川がいらないな〜と感じてしまいました。

    深川の義母が深川への虐待がバレて追い出されて?DVシェルターに娘と行ったという話が、「DVシェルターに行かれると足取りを追えなくなるから、金持ちの父親だったら別宅を用意してそこを監視させる方が良いのでは?」と思ってしまい、五味がこの可能性に考えが至らずにいることに違和感がありました。

    しかし基本的に善人の高杉が自らの手で深川を半殺しにして訓練場から出てくるシーンにうっかり色気を感じてしまったので星4です。

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    2026年06月19日
  • 波動の彼方にある光

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    海上保安庁の特殊救難隊。知らない世界の話で命がけで仕事に取り組む姿に感謝の気持ちでいっぱい。今はがんばる、汗だく、必死など昭和の古い価値観と言われがち、でも現場にこういう人たちがいる事は素晴らしいと思う。私はほぼカナヅチなので機材を抱え50mは泳ぎ…なんて尊敬。救助される場面で暴言なんてもってのほかだが自分を抑え人命救助してくれる隊員さんは尊い。出来過ぎでも離島の自分の母を救ってもらい、その時のパイロットに憧れ実現する、気持ちよく感動した。船上の主計士、そんなお仕事もあるんだ、ごはん美味しそう。

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    2026年06月15日
  • 悪い女 藤堂玲花、仮面の日々

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    ネタバレ

    既読感、『ダナスの幻影』改題のよう。玲花が超絶美人と何度も描かれるのでやる事とのギャップに驚く。玲花も教師の辻沢も毒親育ち、だからといって罪が許される訳ではないが、よく本人が自殺せずに生きてきたなと思う。豊かすぎる生活がまさに仮面。過去に友人に放ったそんなことするなら餓死すれば、が現実になるのも悪い女レベルでなく恐ろしい。

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    2026年06月10日
  • 雨に消えた向日葵

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    ネタバレ

    小学5年生の葵が失踪。埼玉県警の奈良が職務以上に熱心に捜査し家族はどんなに救われるだろう、なのに見つからない。捜査本部が解散しても足で地道な調査を続ける、奈良には過去被害を受けた妹がいる。妹も、捜査も、被害者家族である姉まで詐欺にあったりトラブル続き。腐らず続ける事は簡単ではない、救われる結末でよかった。

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    2026年06月06日
  • 犯罪前夜

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    大阪湾シージャック事件。人質をとり万博中止を求める。動機がよく分からない犯人、海保と大阪府警の縄張り争い。

    とても面白かった。事件の真相も良かったが、表現が具体的なものが多く、脳内での映像化が容易だった。アクションものなのでその辺重要。

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    2026年05月31日
  • スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

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    前作から間が空いてしまった事、次巻を用意していなかった事を派手に後悔している。ここで終わり、と誰が予想しただろうか。
    それにしてもクライマックスの行動は少々詰めが甘い。刑事の行動としてはどうか、と問い詰めたくなるほどだ。確かに必要なものだったかもしれないが、もう少し別のアイディアがあっても良かったのではないだろうか。もっとも衝撃的な幕引きに腰を抜かしそうになってそれどころではないのだが。
    それにしても『十三階』シリーズにしても吉川は登場人物に容赦がない。ホッと一息つかせてやったっていいじゃないですか、と流石に言いたくなった。

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    2026年05月29日
  • 警官の標 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説アンソロジー七作品。

    どれも面白かったけど、読後感あまり良くない作品もあった。

    自分的に読んでいてワクワクした作品は、吉川英梨さんと松嶋智左さん。
    吉川英梨さんは、主人公の警察学校生でありながら筋読みが鋭過ぎて、実務教習中の指導官の評価が二分されてしまうのが面白かった。
    もっと読みたいなと思ったら、『新人女警』というタイトルで出版されていたので、こちらも読みたい。

    松嶋智左さんの作品はシリーズ化していなくて残念。
    松嶋智左さんの畫く登場人物のキャラがとても好きだな。もっと作品読みたい。

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    2026年05月20日
  • 菊の慟哭

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    『桜の血族』の続編。
    前作を思い出しながら…

    ヤクザの顔面の皮が張り付けられたという始まりから暴力団の抗争中心になるが、それだけじゃなく、離婚後桜庭誓になり刑事として藪と捜査をするなかで、間に挟んで高校教師の菊美とコオロギが出てくる章があり…これはと⁇想像してしまう。
    案の定、誓のことが詳らかになるのだが、いろんなことを知っていて黙っている藪が癖もの過ぎて怖くなる。
    流れる血の多さと血族の血に酔いそうだ…。

    これは未だ続くのか…。



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    2026年05月18日
  • 警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 レッド・イカロス

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    なかなか良かった。
    終盤までは何か物足りない感覚になりましたが、ラストに明かされる怒涛の背景はびっくり。

    3196冊
    今年95冊目

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    2026年04月15日
  • 烈渦 新東京水上警察

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    いわゆる吉川英梨さんの警察ミステリではなく、映画映えするようなアクションやロマンスで面白かった

    3192冊
    今年91冊目

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    2026年04月12日