【感想・ネタバレ】警視庁01教場のレビュー

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Posted by ブクログ

安定感ある吉川「教場」シリーズ6作目。53教場から25教場かと思ったら01教場で、五味・高杉コンビから甘粕・塩見コンビに。勿論今までの経緯をそのまま踏襲したかたちで、新たなヒロイン甘粕仁子の魅力も申し分なく、面白いシリーズになりそうな予感たっぷり。本作の事件とプロットは今ひとつであるが、今後の期待込みで評価・5。

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2023年12月20日

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甘粕仁子は見当たり捜査員だったが、犯人追跡中に大けがを負い戦線離脱。警察学校の教官になった。助教官の塩見とともに1330期の学生達を受け持つが、仁子の態度はどこかよそよそしい。やがて学生間のトラブルも頻発。塩見は、教官、助教官の密な連携が不可欠と感じる。そんな矢先、警察学校前で人の左脚が発見される。一体誰が何の目的で? 教場に暗雲が立ちこめる中、仁子が人知れず抱えていた秘密が明らかに――!

警視庁53教場のシリーズのシーズン2。昔懐かし学園ドラマの雰囲気です。

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2024年03月13日

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途中まで主人公甘粕仁子の性格というか挙動の不安定さに違和感を覚えるが、その理由が提示されるとすぐに解消する。

警察学校の学級である教場らしく、学生たちの葛藤や成長ぶりを擬似体験できるうえ、本書では師弟間の交流が前半抑えられているだけに終盤に一気に深まる。

主人公の特性に付け込んだ?仕掛けに驚くが、困難を克服していく主人公や同僚、生徒たちとの関係に胸を熱くする。

まさか副官がそういう選択をするとは思わなかったが。

本編?である53教場シリーズも楽しみだ。

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2024年02月19日

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ネタバレ

見あたり捜査員の甘粕仁子はかつて犯人追跡中に大怪我を負い、警察学校の教官になった。助教官の塩見と共に学生を受け持つ事になったが、塩見は仁子のどこかよそよそしい態度に不満を募らせていた。そんな中、学生が問題を起こし…

親身だと思ったら、途端に厳しくなる不安定な仁子と、熱血漢でまっすぐな塩見。凸凹コンビでしたが、信頼感は完全にバディでした。
前シリーズ読んでなかったので、ちょっと解らない所もありましたが、この巻から読んでもすんなり読めした。

仁子と塩見の活躍をもっと読みたいです。

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2024年01月30日

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こんな表紙ではあるけれど…(個人的な好みとして、平積みにされてても絶対に手に取らなそうw)

タイトルからわかる通りの警察学校物ですが、エンタメ要素が全部詰まってる感じで一気読み♪

ハラハラ、ドキドキ、泣いて、笑って、飛び切りの驚愕も!!

著者の「警視庁53教場」シリーズのあとに位置付けられる本書なので、シリーズを読んでいると嬉しいこともあるけれど、シリーズを読んだことがなくても大丈夫。
存分に楽しめます。オススメですよ♪

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2024年01月08日

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文庫書き下ろし作品。

主人公は甘粕仁子・32歳。
見当たり捜査員時代、犯人追跡中に大怪我を負い、警察学校の教官となった。
1330期甘粕教場で助教官を務める塩見圭介と共に、日々学生達の指導にあたる。

生徒達が起こすトラブルにもハラハラするが、なによりも仁子の情緒不安定さが気になり、彼女が抱えているものの正体を知りたくてページを捲った。

物語後半で明かされる彼女の秘密。
真実を知ると、それまでの行動の意味が腑に落ち、一気に切なくなる。

ミステリーと恋愛、成長物語を融合した人間ドラマとして堪能した。

新たな教場小説の誕生だ。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

「教場」シリーズ。
前作まで主役だった五味が捜査一課に異動になってしまったので、今作から主人公は見当たり捜査員だった甘粕仁子に変更。
そんな甘粕を支える助教の塩見の二人を中心に教場の様子と、甘粕の抱える人に言えない秘密が並行して描かれる。
教場シリーズの新章と言ったところか。
主人公が変わっても、53教場からの登場人物は引き続き登場。
53教場が好きだったので、少し物足りない気がするが、今作からでも十分楽しめると思う。
甘粕が警察学校に移って来た謎がメインで描かれるので、その分学生たちの問題は53教場の時ほど重くはないが、一見学生たちに興味がなさそうな甘粕が一人一人の問題にきちんと向かい合う姿がいい。
後半で明かされる甘粕の秘密にも納得。
あまり恋愛要素がないのが、今作で一番評価したいところだったが、ラストがちょっとがっかり・・・

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2024年01月21日

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