【感想・ネタバレ】桜の血族のレビュー

あらすじ

警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の桜庭誓は父も夫もマル暴刑事。ヤクザをもっとも理解する特殊な刑事だった。結婚後は退職して専業主婦をしていたが、夫の賢治がヤクザに銃撃され、犯人を逮捕するために現場復帰する。そんななか、大阪を拠点とする日本最大の暴力団吉竹組の元組員宅で爆破事件が発生。ヤクザに搾取されたベトナム人マフィアの犯行と見られたが、事件は本家と関東に分裂した吉竹組の抗争が絡んでいた。誓は自分に思いを寄せる片腕の武闘派組長・向島春刀とともに、血塗れの抗争を防ぐ。

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Posted by ブクログ

吉川英梨『桜の血族』双葉文庫。

凄まじい警察小説というよりもヤクザ小説。

余りストーリーを複雑にせずにストレートなヤクザ小説にしてしまえば良いのにと思うくらいまどろっこしい。また得意の男女の禁断の愛かと思えば、そうでもないし。

2人アマゾネス刑事、藪哲子と仲野誓のダブル・ヒロインが残忍なヤクザと対決する警察小説でも面白かったろう。

銃撃により下半身不随となった刑事の仲野賢治はどうなったのか、仲野誓はこのまま刑事として生き残るのか、武闘派ヤクザの向島春刀に未来はあるのか、消化不良のままストーリーは幕を閉じる。


警視庁組織犯罪対策部暴力団対策課の美貌のアマゾネス刑事、藪哲子とコンビを組んでいた仲野賢治は妻へのプレゼントを買いに行ったところ、ヤクザに銃撃され、下半身不随となる。

仲野賢治の妻で元暴力団対策課の刑事だった仲野誓は犯人逮捕のために再雇用され、現場復帰を果たす。

そんな中、日本最大の暴力団吉竹組の元組員宅で爆破事件が発生する。爆破はベトナムマフィアの仕業と思われたが、本家と関東に分裂した吉竹組の抗争が絡んでいた。

誓は自分に思いを寄せる片腕の武闘派組長・向島春刀と共に血塗れの抗争を防ぐために奔走する。

本体価格850円
★★★

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2025年08月10日

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