【感想・ネタバレ】感染捜査のレビュー

あらすじ

東京五輪開催を目前に控えた2020年6月、お台場の飲食店で複数の惨殺遺体が発見された。同じ頃、東京湾上の豪華客船でも同様の事案が発生。狂犬病の亜種と思われる新種ウイルスが原因と判明する。感染者の発症率は100%。しかもゾンビ化し人間を襲い食らう。乗客、警察官と海上保安官選抜者からなる「感染捜査隊」を乗せた同船は、硫黄島近海に隔離されることとなったが――。女性刑事と海保出身の隊長が繰り広げる死闘に瞠目せよ!

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Posted by ブクログ

ゾンビものでこんなに深いってだけでも凄いのに伏線回収までするなんて小野不由美に伊坂光太郎が加わったような鬼に金棒だわ!

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2025年06月04日

Posted by ブクログ

吉川英梨『感染捜査』光文社文庫。

最近は日本でもゾンビ物の小説が幾つか刊行されているようだ。自分が読んだところでは、五十嵐貴久の『バイター』、今村昌弘の『屍人荘の殺人』がある。果たして本作はどうだろうか。

東京オリンピック開催を間近に控えた2020年の6月に新型コロナウイルス感染症ではなく、人間をゾンビ化させる新種のウイルスが豪華客船で猛威をふるい、何とかウイルスの上陸を阻止しようというストーリーである。スリリングで、面白かった。来月には続編が文庫で刊行されるようなので、非常に楽しみだ。


東京オリンピック開催を間近に控えた2020年の6月、お台場のスペインバルで起きた奇妙な無差別大量惨殺事件。犠牲者は11人で、互いに共食いしたような惨状を呈しており、うち6人がプロと思われる人物に射殺されていた。唯一の生存者である少女によると現場では想像を絶する惨劇が起きていたという。

その頃、東京湾上の豪華客船クイーン・マム号でも同様の事案が発生し、狂犬病の亜種と思われる新種のウイルスが原因と判明する。感染者の発症率は100%で発症すればゾンビ化し、人間を襲い、血肉を食らうのだ。乗客、民間乗組員、医療チーム、警察官と海上保安官選抜者からなる『感染捜査隊』を乗せたクイーン・マム船は、東京オリンピックが終わるまで硫黄島近海に隔離されることとなった。

本体価格920円
★★★★★

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

王道のゾンビものを現代社会に放り込んだら、普通に刑事が捜査するしゾンビを殺すのも殺人扱いになってしまった。そしてコロナ時のように豪華客船で発生し、そのまま客船で封じ込めようと奮闘。ゾンビと刑事、ありそうでなかった目線で面白かった。続編にも期待。

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2025年05月01日

Posted by ブクログ

ゾンビ×海保×刑事モノで面白くないわけない。日常がだんだんコロナ禍になる小説は最近めちゃ多いんだけれど、コロナ禍を経験したから肌で分かるアクションって新鮮。主人公の由羽が絶妙に好きになるラインついてくるのが気持ち良い。バディの来栖さんも好き。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ゾンビものかつ女性主人公ということで購入。
初めて読む作家さんだったけど、読み始めたら止まらなかった…..。登場人物がかによりも魅力的で、もっとこの人たちの先が見てみたいとも思う。グロテクスな描写も、確かに痛々しいが、抽象的にではなくかなり具体的にかかれているため、あっさりと読めてしまう。
読み終わった瞬間、続編の文庫本を予約した。来月が待ちきれない!

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2024年11月29日

Posted by ブクログ

期待して手に取ったゾンビ、パニック小説だが少し期待外れだった。
実際、ゾンビに追われるシーンも少なく逼迫感とか鬼気迫る感が弱い。
主人公2人以外に思い入れが湧かないことも理由。
ここまでの惨事を回避する術がいくつもある様に感じるのもイマイチな理由。
「死鬼」を超えるゾンビものはなかなか見つからないな

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2024年12月08日

匿名

購入済み

ヒロインが無能

主人公にイライラさせられっぱなしでした。
序盤では上司に啖呵を切り、無鉄砲で行動力のある骨太タイプかと思いきや、
前線ではゾンビを殺せず、迷惑をかけ、助けられてばかりか、メソメソ泣き出す始末。
とんでもないお荷物っぷりで、主人公の心理的葛藤に何も共感出来なかった。
せめて来栖だけは硬派で主人公に流されないでくれと期待したが、
お荷物ヒロインには優しく、まるで少女漫画的ご都合主義な展開に、
せっかくのゾンビパニックものにも関わらず、冷めた気分で読み切りました。
おいおいお前ら、、、、ともやもやが止まりません。
続編も購入済みなので後悔しています。

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2025年10月25日

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