他のレビュー一覧

  • ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし

    Posted by ブクログ

     そもそも「女性解放」の象徴的存在(!)だったブルマーが、どうして「抑圧」の結晶として、また「ブルセラ」的欲望の中心として、排斥されるようになったのか……。ブルマーの語源たる「アメリア・ジェンクス・ブルマー」さんにまで歴史をたどって、ブルマーから見た「女子体育」へのまなざしを追う、という趣向。ほ~ら、読んでみたくなるよね? もう、好きなんだから~。
     いや、中身はまっとうに「社会史」の本だし、序章を別にしておちゃらけ入っているわけでもないんだが。「ブルマー」という格好の覗き穴を得て、「女子体育」という素材がぐぐぅっと魅力的になっている。

     女子が白昼に外で体を動かす、あまつさえ活発になること

    0
    2014年03月30日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

    Posted by ブクログ

    なんだろうこのくくりは、とちょっともやもやするけど一編一編は素晴らしい。三浦哲郎の「乳房」以外は全部読んだことある作品だったけど。なんで谷崎は「冨美子の足」にしたんだ。
    「グッド・バイ」は何回読んでも同じところで笑える。

    小説に出てくる食べ物って芥川の芋粥ですらなんとなく食べたくなるのに岡本かの子の「鮨」だけはちっとも鮨食べたくならない(褒めてます)。

    0
    2013年10月26日
  • ヴィジュアル系の時代 ロック・化粧・ジェンダー

    Posted by ブクログ

    「というのも、当時の社会学者が少女たちを生産性のない消費主義者として糾弾したことに対し、ルイスはコスプレというパフォーマンスへの少女たちの意味付与の重要性を強調して反論を加えているからである」 ー 226ページ

    コスプレと少女(女性)という問題系はこれまであんまり考えてこなかったけど、魔女研究をする上でこのあたりは真面目に読むべきなのではないかと思って手にとった次第。

    宗教とサブカル、もっと突き詰めれば宗教とコスプレという問題系は意外や意外奥が深いのではないかという気がしてきている。ファンタジーにいかに関わるかという倫理の問題があって、コスプレはその一つの現れなのだとしたら、やはりこれは

    0
    2013年06月27日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

    Posted by ブクログ

    名作と言われる作品はやっぱり名作!

    昔は感じなかった面白さや奥深さを今は感じるのは、私が歳を重ねた証拠なのかも。
    今の恋愛作品にはない面白さ!

    0
    2012年10月26日
  • エネルギーと放射線の授業

    Posted by ブクログ

     以前,教育月刊雑誌『ひと』というのが発行されていました。その会社から出た「ひとBOOKS」の1冊です。
     フクシマ後に出版されたものです。エネルギーや放射線について,新しい切り口でその授業プラン(や実践記録)が紹介されています。
     第1部 未来をつくるエネルギーの授業
     第2部 放射線を知る・防ぐ・考える授業
    の2本立てです。
     第2部には平林先生の出前授業による実践記録が載っています。小学校でもそのまま授業できると思います。

    0
    2012年07月02日
  • ヴィジュアル系の時代 ロック・化粧・ジェンダー

    Posted by ブクログ

    ヴィジュアル系バンドの成り立ちやら
    少女マンガとの関連やら
    コス集団のエスノグラフィーやら。
    論集なのであくまで真面目にヴィジュアル系を論じてるが
    参考資料:MALICE MIZER 写真が1ページにドーン!
    とか急に出てくるとやけに可笑しかったり。

    0
    2011年01月31日
  • 浮遊する「記憶」

    Posted by ブクログ

    絵本、銅像、空間、歴史、物語などから「共同体」の記憶という問題を浮かび上がらせる論考集。
    野上元の「「戦争の記憶」の現在」と阿部安成の「記憶から歴史へ/歴史から記憶へ」は、自分のテーマとからめて考えることもできて、おもしろかった。
    村落共同体の中で、戦争の記憶を語らせたり、口ごもらせたりする「力」の存在や、記憶という言葉で語られ、共有される物語が、「国民」の枠を強化しつつ他者を生み出して排除する問題について考えることができた。

    0
    2011年01月08日
  • シャーロック=ホームズ全集6 シャーロック=ホームズの冒険(下)

    Posted by ブクログ

    この一冊には、シャーロック・ホームズシリーズで最高傑作の一つであると名高い事件が収録されていて、とても良い一冊だと思います。その事件がまだらの紐であり、この事件はとても怪奇的で良い雰囲気を醸し出していると思います。帰納推理の部分が面白いと思います。ストーリーも斬新で、推理も鮮やかで、とても面白かったです。また、怪奇的な事件ばかりではなく、収録されている青い紅玉など、少し笑える話もあります。みなさんも読んでみては?

    0
    2009年10月04日
  • シャーロック=ホームズ全集5 シャーロック=ホームズの冒険(上)

    Posted by ブクログ

    この一冊は、シャーロック・ホームズシリーズの中でも面白い事件が多数収録されていて、とても読みごたえがある一冊だと思います。そのなかでも、収録されているボヘミアの醜聞では、シャーロック・ホームズとオペラ女優であるアイリーン・アドラーとの駆け引きがとてもコメディータッチで面白かったです。ホームズは今まで女の浅知恵など、女性を下に見ているところがありましたが、この事件以降女性に油断しないようにするなど、ホームズの考え方が変わる事件が収録されている面白い一冊です。みなさんも読んでみては?

    0
    2009年10月04日
  • ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし

    Posted by ブクログ

    女性解放シンボルとして誕生してから欲望の対象となって皮肉にも女性達から排除されるまで、悲しくも興味深い「ブルマー」の変遷を大まじめに斬るっていう本

    0
    2009年10月04日
  • 山なら言いたいことがある

    Posted by ブクログ

    井上荒野、角田光代、町田康、唯川恵、ほか『山なら言いたいことがある』幻冬舎文庫。

    17名の作家やエッセイスト、登山家、冒険家による山のエッセイ集。

    山が好きで、山にどっぷりハマっている人も居れば、山が肌に合わず、敬遠している人も居るようで、そんな人達の様々なエッセイが味わえる。


    井上荒野『どうして私はこんなところにいるのか』。井上荒野の小説は殆んど読んだことが無い。海派だという井上荒野が八ヶ岳の登山口そばの別荘地に暮らし始めた顛末が語られる。人里から離れた風光明媚な場所に暮らす良さは理解出来る。自分も田舎のポツンと一軒家に暮らしているが、近所付き合いや生活音などのストレスが無く、敷地内

    0
    2026年08月24日
  • 山なら言いたいことがある

    Posted by ブクログ

    ★3.5

    短文ながら、その先に別の広がりがあるのでは、と期待してしまう面白さがありました。

    山好きの方なら尚の事ではないでしょうか。

    0
    2026年08月18日
  • 証言 山本由伸

    Posted by ブクログ

    オリックスで3年連続投手4冠とMVP、沢村賞を獲得し、メジャー移籍後も活躍し昨年のワールドシリーズのMVPにも輝いた山本由伸投手の関係者へのインタビューを通してその成績の裏にある人物像に迫った一冊。

    メディアにもよく登場する専属トレーナーの矢田氏や投手コーチで接した能見氏や高山氏、高校時代の監督である森松氏やボーイズ監督の中田氏など多くの方へのインタビューから山本選手の人物像や練習や試合に対する向き合い方などを知ることができました。

    抜群のコントロールと修正能力の高さを持っていることや周りの目を気にせず専属トレーナーからの独特な練習をやり続ける頑固ながら周囲の意見は聞くところ
    マウンドでは

    0
    2026年08月14日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    映画 メッセージ(Arrival)を見たので短編だと聞く原作を確認したくなりました。
    確かに映画はこの短編をベースに膨らませていろいろな要素が足されていました。原作というよりは原案という感じです。
    この本は短編集なので他にも作品が収録されています。SFかファンタジーか、判断付きかねる中で、思考実験に連れて行ってもらえます。

    0
    2026年08月11日
  • 山なら言いたいことがある

    Posted by ブクログ

    山の魅力も味わえたが、それ以上に筆者の面白いエピソードに触れられて、そこが楽しめた。
    松永K三蔵さんの義弟の変わり者の話、石川直樹さんの高校時代のワンゲル部の話は読んでいて、思わず笑ってしまった。

    0
    2026年08月10日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    『理解』が1番面白かった。
    天才の頭の中を覗いて震えた。
    天才の苦悩を疑似体験できる。
    頭が良くなりすぎるとは、どういう感覚なのか。凡人には見えない世界をここまで精緻に描けることに驚いた。

    レオンの頭の中はAIの思考を覗いているようだった。人間には追いつけない速度で思考が進んでいく。
    さらに驚いたのは、この『理解』という作品が35年も前に書かれていたこと。
    こんな思考の世界を生み出せるテッド・チャン自身も、いったいどんな景色を見ている人なのだろうと思ってしまう。

    残念ながら自分には理解できない作品も多かった。
    もう少し知識や教養を増やしてから読み返したら、また違うものが見えるのかもしれない

    0
    2026年07月30日
  • アントニオ猪木と新日本「道場」最強伝説

    Posted by ブクログ

    タイトルからして大好物。
    ドンピシャ世代だから些細なエピソードでも、
    読んでいて楽しい。
    楽しい?
    そう。「最強」だったかどうかはもう関係ない。
    バカな男たちの青春が詰まっている。
    とても羨ましい。
    にしても、今回のは人選がシブいな。
    本にするくらい需要あんのかな?笑

    0
    2026年07月19日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    実際これがTHE・SF(空想科学小説)って事なんだろうけど、理系のワードが非常に多すぎて学のない私にはだいぶ読みにくいと感じました。

    と言ってもすごく読みにくいのは短編「あなたの人生の物語」までで「七十二文字」からはそこまで難しいということもなく、物語について色々考えることができたり、ハラハラワクワクを素直に楽しめました。
    とくに「地獄とは神の不在なり」と「顔の美醜について」は科学よりも宗教や現代の問題意識に焦点がある話なので楽しめました。

    因みに私はカリーアグノシアは反対派です。

    0
    2026年07月17日
  • あなたの人生の物語

    Posted by ブクログ

    端正で抑制的な筆致で綴られたSF短編集。物理学や言語学などの専門的知見が物語の骨格にあり、基礎知識がないと難解に感じる。

    表題作『あなたの人生の物語』では、サピア=ウォーフ仮説やフェルマーの最小時間の原理といった専門概念が使われている。それらを絡めながら、「あらかじめ定められた未来を受け入れ、自らの運命をいかに愛し、生きるか」という決定論と自由意志をめぐる問いが、余韻を残す。

    0
    2026年06月04日
  • ネコ漫画Special! マーガレットコミックスNEWS 特別号

    購入済み

    猫マンガ

    猫マンガいろいろ詰め合わせ。
    エッセイマンガありストーリー漫画あり。
    ベビーゾッチャの見るぼんやりしたお母さんがホラー風味w

    0
    2026年06月01日