他のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そもそも「女性解放」の象徴的存在(!)だったブルマーが、どうして「抑圧」の結晶として、また「ブルセラ」的欲望の中心として、排斥されるようになったのか……。ブルマーの語源たる「アメリア・ジェンクス・ブルマー」さんにまで歴史をたどって、ブルマーから見た「女子体育」へのまなざしを追う、という趣向。ほ~ら、読んでみたくなるよね? もう、好きなんだから~。
いや、中身はまっとうに「社会史」の本だし、序章を別にしておちゃらけ入っているわけでもないんだが。「ブルマー」という格好の覗き穴を得て、「女子体育」という素材がぐぐぅっと魅力的になっている。
女子が白昼に外で体を動かす、あまつさえ活発になること -
Posted by ブクログ
「というのも、当時の社会学者が少女たちを生産性のない消費主義者として糾弾したことに対し、ルイスはコスプレというパフォーマンスへの少女たちの意味付与の重要性を強調して反論を加えているからである」 ー 226ページ
コスプレと少女(女性)という問題系はこれまであんまり考えてこなかったけど、魔女研究をする上でこのあたりは真面目に読むべきなのではないかと思って手にとった次第。
宗教とサブカル、もっと突き詰めれば宗教とコスプレという問題系は意外や意外奥が深いのではないかという気がしてきている。ファンタジーにいかに関わるかという倫理の問題があって、コスプレはその一つの現れなのだとしたら、やはりこれは -
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Posted by ブクログ
井上荒野、角田光代、町田康、唯川恵、ほか『山なら言いたいことがある』幻冬舎文庫。
17名の作家やエッセイスト、登山家、冒険家による山のエッセイ集。
山が好きで、山にどっぷりハマっている人も居れば、山が肌に合わず、敬遠している人も居るようで、そんな人達の様々なエッセイが味わえる。
井上荒野『どうして私はこんなところにいるのか』。井上荒野の小説は殆んど読んだことが無い。海派だという井上荒野が八ヶ岳の登山口そばの別荘地に暮らし始めた顛末が語られる。人里から離れた風光明媚な場所に暮らす良さは理解出来る。自分も田舎のポツンと一軒家に暮らしているが、近所付き合いや生活音などのストレスが無く、敷地内 -
Posted by ブクログ
オリックスで3年連続投手4冠とMVP、沢村賞を獲得し、メジャー移籍後も活躍し昨年のワールドシリーズのMVPにも輝いた山本由伸投手の関係者へのインタビューを通してその成績の裏にある人物像に迫った一冊。
メディアにもよく登場する専属トレーナーの矢田氏や投手コーチで接した能見氏や高山氏、高校時代の監督である森松氏やボーイズ監督の中田氏など多くの方へのインタビューから山本選手の人物像や練習や試合に対する向き合い方などを知ることができました。
抜群のコントロールと修正能力の高さを持っていることや周りの目を気にせず専属トレーナーからの独特な練習をやり続ける頑固ながら周囲の意見は聞くところ
マウンドでは -
Posted by ブクログ
『理解』が1番面白かった。
天才の頭の中を覗いて震えた。
天才の苦悩を疑似体験できる。
頭が良くなりすぎるとは、どういう感覚なのか。凡人には見えない世界をここまで精緻に描けることに驚いた。
レオンの頭の中はAIの思考を覗いているようだった。人間には追いつけない速度で思考が進んでいく。
さらに驚いたのは、この『理解』という作品が35年も前に書かれていたこと。
こんな思考の世界を生み出せるテッド・チャン自身も、いったいどんな景色を見ている人なのだろうと思ってしまう。
残念ながら自分には理解できない作品も多かった。
もう少し知識や教養を増やしてから読み返したら、また違うものが見えるのかもしれない