内藤了のレビュー一覧
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内藤了『メデューサの首 微生物研究室特任教授・坂口信』角川ホラー文庫。
またしてもヤラれた。今年になって既読作の再刊を購入してしまうのは2度目だ。本作の場合はタイトルを変えられていないので、完全に自分のミスではある。
2019年に幻冬舎文庫から刊行された同名作品を大幅加筆・修正だと。角川ホラー文庫から今月は2作同時刊行とは珍しいと思ったら、その裏にはこんなことがあろうとは。しかも、5年前の幻冬舎文庫版は650円だったのに、この角川ホラー文庫版は780円と130円も値上りしているではないか。
と、文句はここまでにして、再読してみよう。
65歳になる微生物学特任教授の坂口信を主人公にしたバ -
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そろそろ梅雨入りという時期に雪女の話とは。このシリーズのことなので、最終的には非科学的ではない正体に落ち着きます。
健気な桃ちゃんの今後が気になるところ。いずれ大人になって、内藤さんのどのシリーズかに刑事として登場するのではと密かに期待してしまいます。内藤さんには今後そこに辿り着くまでの年月を生きて書き続けていただきたい。
余談ですが、父の出身が秋田県大仙市、もとの仙北郡刈和野です。その地名を聞くだけで「悲しい」と言う父。だけどよく聞くと、父の「悲しい」は「切ない」の意で。父にこの本を読ませたいような、でも「切ない」じゃなくて悲しくなっちゃうかなとも思う。 -
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ううーん、今回は深い話だった。自殺企図ドナー、私も考えたことがあるけど、「自殺企図ドナーとなることが、せめて家族への贖罪と捉えるほど追い詰められていた」「その死が誰かを救うとするならば、家族に面目が立つと言いますか、死んでヒーローになる感覚とでもいいますか」は違うと思ったなあ。私が自殺した後に自分の臓器を必要としている人に提供できたらいいのにと思ったのには、それこそよく言われる「この世で生きたくても生きられない人もいるんだよ」っていう綺麗事に対抗する、死にたい人は死んで、生きたい人も生かすことができるんじゃないかなって思ったから、特に家族に面目を立てたいとかヒーローになりたいとかそういう感情は
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ネタバレ怨毒草紙というテーマだからだろうか、グロい描写が多め。
本文中にも触れられているが、エロとグロの融合なのでサディストの素養がないとつらいかもしれないと思った。
これまでは同情するような悲しみを含んだ話が多かったが、本作は"吐き気を催す"ような悪が登場する。前作でも敵は悪魔であったので、「シリーズの終盤に向けて"悪意"との戦いが展開していくのだろうか?」と思いながら読み進めた。
前作は"悪"とはいえ超自然の存在が敵であったが、今作は人間、それも情状の余地のない悪意を持つ人間であったことで前作との違いがある。
物語が始まった直後は様々 -
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シリーズ3作目は「呪街」の有象無象アパートが再登場。
プラス、警視正が首を落としたあの夜を土門さんの目線から、とか、赤バッジさんがなぜ悪魔憑きになってるのかなど描かれていて面白かったです。
ミカヅチ班が説明してくれた「凶聞が本物の凶を呼ぶ」、とてもしっくりきました。某Xとかに渦巻いてるのそれだ……
土門さんの陰陽師っぷりも格好良かったです。
第一話で怜くんに電話かけてきた小埜さん、小野篁関係か?オノだし……と思ったけどそんなことないやね。。
第二話の、悪魔と契約してた政治家さんが対価を徴収される話は怖かったなぁ。地獄の空気を纏ったままやってくる犬(大きい)。
怜くんほんとなんなんだろ?続きも