内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ2024.4.7再読。前回はオーディオブックだったので、今回は紙の本にて。
音で聴いていたときは、なんだか翠の見ている悪夢の話と、てるてる坊主殺人事件の話が繋がっているはずなのにばらばらに思えてしっくりこなかったけど、今回本で読んでとても納得できた。
カスミや翠が思うあかねへの気持ちはよくわかる。いらつくしなんでこの子がと思うけど、そう思いつつも羨ましいとか好感はけっこうあって、その矛盾にまたいらいらするんだろうな。みんないい子だ。
犯人はとてつもなく気持ち悪かったけど。殺した子の持ち物で人形を作る…むしろ人形を作るために殺す?なんて気持ち悪い以外のなにものでもないような。
メインのはずのフロ -
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ミカヅチ班に入って怜は祓い屋の仕事からは足を洗った。だが、依頼が来てしまった。切羽詰まった様子の相手につい見るだけならと約束をするが翌日依頼者は自殺していた。
ミカヅチ班は幽霊や妖怪が起こした事件を探偵のように解くわけでなく、人が起こした事件として隠蔽する。1巻ではその事に対してそういう設定という事でスルーしてしまった。だが、今回は怜が疑問に思う、どうして助けられる能力があるのに解決しようとしないの?に共感出来た。この時点で作者のもくろみ通りに読み進めていたと思う。こちらにそれが出来ても相手次第では無駄な努力だ。全部が全部自分が悪いわけでなくとも被害妄想が過ぎる人はいる。アパートに呼ばれない人 -
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ネタバレ藤堂比奈子も堀北恵平も読破し、更にホラー寄りっぽいこちらに手を出しました。
面白い!キャラが前出シリーズよりも立ってます。
特に警視正…怜くんの忠告も虚しく首を落としてしまってるけど平気そうにミカヅチ班にいる。頭蓋骨さえあれば臨場できるようなので、「バラバラになるとたいへん」と、頭蓋骨に黒マジックで直接「警視正」って書いてあるの笑う。頓着しなさすぎ。
ミカヅチの面々はちゃんと、幽霊の警視正が見えてる。
「解決する」ではなく、「怪異が事件を起こしたことを隠蔽する」という部署なのが新しいな。人間がどうこうしようなんて烏滸がましいし、出来るようなものでもない。この巻のエピソード1も、怪異自体はその -
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ネタバレ髪の毛が怖い。
今回も夜中に読んでいて、ふと耳に入る家の中の物音が怖い作品だった。
正統なホラー感のある導入部から始まるが、隠温羅流の起源に迫る探索と本編の怪異譚が同時に進むので、本題の怪異にはなかなか対峙しない状況が中盤まで続く。
また、本書の主題の怪異(= 雪女、畏修羅、カヤ)と、別系統の怪異が入り交じり、怪異の発生時にはすぐに見分けがつかず、ミスリードされたような状況(ex. ハナの部屋に現れた鬼はカヤかと思ったし、かなり強力で脅威だと思った。出雲大社境内での厄を背負った女は「カヤが出雲まで憑いてきたのか!」という危機感と出雲大社周辺の安らか(安全)な雰囲気とのギャップで緊迫した)にな -
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「警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第3弾
今回は、改めて潜入班のメンバー達の際立つキャラに、息の合った掛け合いの中進んでゆく捜査に、気持ちの良さを感じた。
前作も含めて、ラストは誰かを逮捕してスッキリというわけじゃないのだが、内容的に曖昧さを残しておくというのもありだと思った。
今作は親から虐待を受けている少年を気にした同級生の父親が夏休みにキャンプへ連れて行くために誘い、車で向かう道中に事故に遭う。
その父親は亡くなったが、一緒に乗っていたであろう少年の姿はない。
その後、秩父の山奥で行方不明になった男性が遺体で発見され、男性の身体には人とも獣ともつかない生き物の複数の歯形があっ -
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「警視庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花」シリーズ第2弾
今回は、旧家で起きた火災の現場から変なものが発見されたので調査してほしいと青森へと向かう土井と清花。
焼け落ちた母屋の隅にある土蔵内部にあったのは、白無垢や打ち掛け、ウエディングドレスで着飾った14体の花嫁人形だった。
この精密に作られた人形の秘密を探るうちに戦慄の真相に辿り着く。
途中で勇も参加する流れになるのだが、今作は清花の活躍が凄かったように思う。
本物と見間違うような人形は、禍々しく感じて見るだけでも怖いものである。
その上に何体もあるとなると…。
以前TV番組で東北地方に伝わる人形婚を見たことがあったが、それは未婚で戦死した -
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我慢できなかった…。
藤堂比奈子シリーズを読み終わってすぐ永久くんの話が読みたくなった。
だから石上女史や厚田警部補や中島先生の話はおいて、永久の話を先に読んだ。
16歳になった永久。
彼はスサナが居なくなったボディファームとサー・ジョージが行っていた法医昆虫学の研究を引き継いでいる。
16歳になった永久は思う。
「自分は何者なのか知りたい。なぜ生まれ、なぜ生きなきゃならないのか」
「ぼくは無価値なZEROだったけど、本当の意味でONEになりたい」
16歳になったら名乗りたい新しい名前があるのだと言った。それが「ONE」。何もなかった自分にも価値があるんだって、1つの存在になるんだって -
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魔法円が描かれ、その中心に向かって何体もの遺体が配置され、さらにその中央にはくり抜かれた心臓が置かれていた。
始まりは30年前。12年前。そして昨今。
次々と見つかる特殊な遺体と遺体現場。珍しく取り乱す死神女史。
そして事件は次々と繋がっていく。
未来と親しくなった永久は未来が幽霊と呼ぶ影人間の正体を明らかにする。そしてそれを永久から聞いた保は幽霊=影武者=死んだはずの人間に何者かなりすましている事がわかった。
安全だと思っていたセンターは安全ではない。
そして木更津にある土地から大量の人間の骨が出てきて、そのDNAと一致したのは---
永久くんが日に日に人間らしくなっていくのが微笑まし -
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ある雪の日、道端にお札が落ちていた。
一枚、一枚、と落ちているお金を拾っていったその先には、口からお金を詰め込まれた死体が見つかった。
今回の事件は捜査一課が主体となり八王子西署もそこの応援に加わる事となった。
どうやら藤堂のことは噂になっているようで、あちこちから嫌味を言われる厚田班は怒りはするものの、いつも通り地道に、ちょっとの違和感をも見逃さず捜査を進めていく。
そこから浮かびあがる犯人とは??
ドラマにはない、太鼓屋のおばあちゃん、絹さんの話がとても良かった。
一度は捨ててしまった息子、そしてその息子と引き合わせてくれた人物。
そしてそんな絹さんを心配する佐和さん達。