内藤了のレビュー一覧
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ネタバレ怨毒草紙というテーマだからだろうか、グロい描写が多め。
本文中にも触れられているが、エロとグロの融合なのでサディストの素養がないとつらいかもしれないと思った。
これまでは同情するような悲しみを含んだ話が多かったが、本作は"吐き気を催す"ような悪が登場する。前作でも敵は悪魔であったので、「シリーズの終盤に向けて"悪意"との戦いが展開していくのだろうか?」と思いながら読み進めた。
前作は"悪"とはいえ超自然の存在が敵であったが、今作は人間、それも情状の余地のない悪意を持つ人間であったことで前作との違いがある。
物語が始まった直後は様々 -
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シリーズ3作目は「呪街」の有象無象アパートが再登場。
プラス、警視正が首を落としたあの夜を土門さんの目線から、とか、赤バッジさんがなぜ悪魔憑きになってるのかなど描かれていて面白かったです。
ミカヅチ班が説明してくれた「凶聞が本物の凶を呼ぶ」、とてもしっくりきました。某Xとかに渦巻いてるのそれだ……
土門さんの陰陽師っぷりも格好良かったです。
第一話で怜くんに電話かけてきた小埜さん、小野篁関係か?オノだし……と思ったけどそんなことないやね。。
第二話の、悪魔と契約してた政治家さんが対価を徴収される話は怖かったなぁ。地獄の空気を纏ったままやってくる犬(大きい)。
怜くんほんとなんなんだろ?続きも -
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第4弾!
怜くんの夏休み〜
でも、私と違って、3連休やけど。
また、私と違って、ダラダラやなく、赤バッチの為に、色々調べる。
そう簡単に悪魔との契約が、チャラになるとは思えんけど、騙して、契約する事に怒りを憶えて( *`ω´)
まぁ、多分、悪魔と分かっていても、妹の為に契約してしまうんやろけどね。
こんな優しい怜は、異能班のOBの幽霊さんへ会いに長野へ。
ここでも、怪異には会うけど、優しいから、怖い霊を成仏させてしまう。
夏休み明けも、忌み地の迷い塚へ。
みんなに反対されながら、でも、陰でサポートされて…
それぞれ、異能なんで、いつ自分が仲間の相手を退治するか分からん班が、この怜さんのお陰 -
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ネタバレ2024/5/9
比奈子シリーズの懐かしい面々集合。
東海林先輩!
ブンザイさんと結婚して西園寺麗華さんがママに!
主役は永久。
永久は外に出られるんだ…
現実にこうだと怖いと思ってしまうな。
永久がどんなにいい子でも改心しててもわからんもん。
これをニュースで知ったら勘弁してくれと思うわ。
サカキバラとか勘弁してくれと思ってるもん。
違いはわからないよ。
なのであまり感情移入できず。
でも小説としては永久の成長を嬉しく思いました。
小島田の自殺は永久のせいだと思うんだけどそこにはあんまり触れないのな。
私、殺人の報酬はネット民が投げ銭みたいに寄付してんのかと推理したけど違った。 -
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銀座で無差別殺傷事件が発生。被害者は全員を削がれていた。現場近くにいた赤バッジは容疑者の耳もとにいる黒い何かを目撃し、怪異絡みだとミカヅチ班に報告に行く。
今回はいきなり都会のど真ん中銀座でとんでもない事件が発生する。これまでの都会の片隅でひっそりと起こる怪異でない。徐々に大きな何かがやって来ている雰囲気を感じる。それと同時に怜もレベルアップしている。時に瞑想で真理明の症状を和らげ、時に赤バッジのバディになり視えるものを教え助言をする。今回はミカヅチ班の大ピンチに裏技を使い駆けつけ、赤バッジと一緒に班を救った。やはりこの話は怜の成長の話なのだろう。もう入ったばかりの新人君でなく班の一員の安田怜 -
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第3弾!
警視庁本部及び警察庁を含む中央合同庁舎ビルが建つ場所は大老井伊直弼が暗殺された桜田門外、豊後杵築藩松平家の跡地であり、上空から見ると奇妙な形状をしているが、それが奈落に滾る怨霊を鎮めるための『呪』であると知る者は少ないー
ミカヅチ班のある場所自体がヤバそうな感じやけど、みんな異能者やから、何とかなってんのかな。
新人の怜が、ミカヅチ班に、徐々に溶け込んでいって、自身の使命を自覚するみたいに成長していく〜。
班のみんなの秘密も徐々に明らかになり…
までは、微笑ましいけど、地霊が暴れ出したり、悪魔の使いが出たりと、何かヤバそうな日が近づいて来てそうな、イヤ〜な予感。
しかし、地霊が