内藤了のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「そのとき」が来る、都内では次々と怪現象が予兆として出始める。ミカヅチ班の面々は「そのとき」が来る前に自身のできることを考え、それぞれの最善を尽くす。
前作の凶変で扉は開いちゃダメでなく、開けなくちゃダメだと判明。
今回は鍵はあるよ、さあどうやって開ける?開けた後はどうする?と考えては動き、また考えては動く。被害が出るのは確定しているがその被害がバッド・ベター・ベストどれになるかはミカヅチ班にかかっている。
怜は鍵、もう1人は赤バッジ。悪魔になった赤バッジに先に開けられたらバッドエンド。タイムリミットは迫る中、小さな希望を1つずつ、1つずつ集めていくミカヅチ班。総括は警視正、土門が指揮、怜と広目が動き、神鈴が情報収集と選別、真理明が自分の知識から助言、そして、三婆ズの経験則。誰が欠けてもこの結果にはならなかっただろう。
結果的にミカヅチ班を円満退職した警視正。人として死んだ赤バッジはシスコン故に成仏できず新警視正としてミカヅチ班に復帰。広目は1度死に英埻にすべてを託されブータに生まれ変わった。
広目は生きてそうだと思ったが、赤バッジが戻って来るとは予想していなかったので嬉しい。
次が最終巻、新生ミカヅチ班は楽しみだが終わりは寂しい。 -
Posted by ブクログ
ケッペーちゃん第二弾!
はい、本作の主人公ケッペーちゃんは警察官の卵なんですが、これはケッペーちゃんが今研修中の身ということでね
そう呼ばれているわけです
前巻では地域課(交番勤務ね)で、今回は刑事課の鑑識で研修中なわけなんですが、鑑識と言えばあの人だよな〜なんて思ってたら、しっかりチラ得ありましたーーー!
うん、こういうの嬉しいよね
あ、チラ得って「チラっと登場、得した気分」の略ね
そして当然、研修中のケッペーちゃんの周りは、指導役の先輩警察官ばっかりなんだが、これがもうみんなすげーかっちょいいのよ
もう言動が責任感に溢れまくってるし、アドバイスやお説教がいちいち胸に染みるのよ
もうわいなんか、そのたんびにいちいち本を閉じて敬礼しないといけないから忙しーてしゃーなかった
そしてクセスゴの登場人物たちが出揃った模様で、これからどんどん面白くなっていきそうな気しかしない
楽しみや! -
Posted by ブクログ
この本、ずーっと探していたのですが、どこにも売ってなくて( ̄▽ ̄;)
やっと手に入りました〜٩(ˊᗜˋ*)و
内藤了先生の藤堂比奈子ちゃんシリーズ、法医学教授死神女史こと石上妙子先生のスピンオフです。死神女史の若かりし頃ですね。初々しいガンさんも登場します♡
携帯電話がなくて、公衆電話をテレカではなくてコインでかけていたり、ポケベルが登場したり、アッシー、メッシー、ミツグなど、これはバブルの時代のお話ですね(*´艸`*)
自殺とされた少女の遺書が見つかった場所に違和感を持った石上は、新聞・週刊誌から10代の少女連続失踪事件を知る。
その頃、英国から法医昆虫学者のジョージ・クリストファー・ツェルニーン博士が大学に招聘される。彼の研究の力も借り、事件の真相を解き明かす。
死神女史がお姉さんだった頃のお話です。
ウジ虫、シデムシうようよの虫虫パニック(*´艸`*)
ジョージに何があったのかもこの本で分かります (๑˃̵ᴗ˂̵)و
ウルトラマンさんが好きな角川ホラーですし、真っ黒な表紙ですが、このシリーズは私のようなホラー嫌いの殺人事件大好き女子でもめっちゃ読みやすい (๑˃̵ᴗ˂̵)و
この巻はスピンオフなので比奈子ちゃんは登場しませんが、しっかり面白かったです(∩ˊᵕˋ∩)・*
ガンさん♡死神女史♡
ええじゃないですか(*ˊᗜˋ*)♡ -
Posted by ブクログ
内藤了『開扉 警視庁異能処理班ミカヅチ』講談社タイガ。
シリーズ第9弾。ついに次巻の第10弾で完結するようだ。いよいよ警視庁異能処理班の職場に鎮座する扉が開けられる。
これまでの勿体ぶったストーリー展開が嘘のような思い切った展開が続き、悪魔と化した赤バッチが広目天により闇の世界へと葬られる。赤バッチの死はある程度覚悟していたものの、まさかまさかの悲劇が続き、悲しくなってしまった。
大晦日、日本の様々な場所で怪異が起きる。富士山を仰ぐ神社の参道で血の泉が湧き出し、除夜の鐘の準備を進めていた渋谷区の寺では参拝の扉から無数の手が飛び出して来た。
一方、異能処理班のメンバーは、純白の小忌衣を纏い、来たるべき開扉に向けて準備を進めていた。扉を開ければ、百年分の瘴気が溢れ出て、世の中に大きな災禍をもたらすのだが、それを最小限に抑えるために安田怜と広目天は、此岸の彼岸の狭間である境の辻に瘴気を流すという作戦を敢行する。
本体価格720円
★★★★ -
Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭で主人公が大きく転落するというのは、最近の物語づくりの一つのパターンなのかもしれない。婚約破棄>爵位剥奪/領地追放からはじまる悪役令嬢ものみたいに、つらい場面を最初に持ってきて、読者が主人公に共感しやすくして、そこからの回復を描くという。シンデレラからのパターンといえばそうだけど。
だけれど、それらのよくある物語と違うのは、主人公の年齢設定。家庭を犠牲にして仕事に打ち込んできた、女性刑事が、仕事で大きな失敗をしたタイミングで、夫からも離婚を言い渡される。
日本のドラマやアニメなどの多くが、10代や20代を主人公とする中で、まだ若いといえ30代の子持ちバツイチを主人公を主人公とするのは、内藤さんのこれまでのシリーズものから、一つ大きな冒険だろう。しかも彼女は書面上では離婚したとはいえ、まわりにはそれを隠していて、夫と義母、娘との同居を続けている。元夫とは冷めた関係ながら、仕事中心で放っておきがちだった娘とは心のつながりを保っている。
そんな彼女が仕事で大きなミスをして、新たに配置されたのが、キャンピングカーでアウトドア生活をしながら、地方の生活にどっぷりはまることを求められる潜入調査。ちょっと変わった50代の男性の上司と二人三脚で進めていくので、もともと自分自身が現場の班長という立場だったのに、ここではふたたび新人助手のような位置に戻って、なにもかもやり直し。
シリーズの最初なので、ミステリーの謎解きという、この巻の物語の本筋とは別に、主人公の人生の転換点という部分をとても丁寧に描いていて、このシリーズとしての物語にとても入りやすく感じた。
潜入調査の中での、「結婚生活で失敗してアウトドアにいりびたりの叔父さんと、叔父を心配するのにかこつけて仕事での息抜きに遊びに来た姪」という演技も、状況によくはまっていて、読者も、ゆるキャンのようなのんびりアウトドア+ 神隠しの謎解きを楽しめる。
内藤さんのこれまでのシリーズは、超常現象が前提になるよろず建物因縁帳や堀北恵平シリーズなどと、若干SF的な要素がありつつ、基本的には科学的説明が可能というような藤堂比奈子シリーズ、夢探偵フロイトシリーズなどにわけられるが、このシリーズは後者の方向で進みそうだ。
ホラー的なおどろおどろしいことはほとんど起こらないので、これをホラー文庫にしてしまったのは、一般の読者を逃しそうで失敗だったかもと思う。
ホラー苦手な人多いからね。僕もそうだけれど。
この巻自体の謎解きは、凡庸と言われちゃうかもしれないけれど、シリーズの雰囲気はとても良かったので、ここから先も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
警視庁異能処理班ミカヅチ シリーズ第6弾
上野恩賜公園で全身61箇所に穴が空いた変死体が!
その後も鉄の処女(アイアンメイデン)、ファラリスの雄牛、
濡れ衣の針など、中世ヨーロッパの拷問器具・処刑具を
使った惨たらしい殺人事件が連続して発生する。
拷問器具から、まさかのエリザベート・バートリーの話が
出てくるとはおもわなかったぁ~
上野恩賜公園周りの美術館や博物館はよく行ったので
色々思い出せて楽しい。
そして、小埜さんが登場。
更に、赤バッチの妹:真理明が、呪術コレクターの
アルバート・ダーセニーの存在に気づいたことが
大いなるヒントになった。
っていうか、これぞまさに天使VS悪魔じゃないですか
がんばれ怜君!ここでの対決は君にかかっている!
いやぁ~心臓バクバクしましたよぉ~(〇o〇;) -
Posted by ブクログ
ネタバレ“よろず建物因縁帳”や“藤堂比奈子”シリーズほどではないけれど、かなり楽しみにしているシリーズです。内藤了の継続中のシリーズでは“ミカヅチ”よりもこっちが好き。とはいうものの、たまにどちらの事件だったっけと錯覚を起こします(笑)。こっちは怪異かと一瞬思われてもそうじゃないところにいつも納得。
遺体を見つける経験なんて普通はないはずなのに、見つけても通報せず、だけど故人の所持品は平気で盗むなんてことがあるのは悲しいこと。せめて故人の尊厳は守りたい。本作では人間不信に陥っていたであろう故人ゆえ、あの世でもきっと悲しみでいっぱい。それを癒やそうとするこのチームを応援します。