内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2019/4/16
やはり素晴らしかった。
スタートはゆっくり目で今回は冷静に読めるかな?とか思ってたのに実は春菜が危ないってなった辺りからグングン引っ張られ、クライマックスでは私は通勤電車にいなかった。
桜と僧侶と大姫を呆然と見ていた。桜吹雪の中、奇跡に感動していた。
びっくりした。文字を読んでいる感覚が全くなかった。
高砂からのほんの3ページほどだけど、本の中に入れたみたいだった。驚いた。
それにしても仙龍、ツンが過ぎるよ。
もうちょっと心配して動揺してよ。かっこいいけどさぁ。
コーイチに春菜が危ないって聞かされた時のやり取りも見たかったよ。
じらすよね~内藤さん。
春菜を連れて行ったこと -
購入済み
気持ち悪さ最上級
なんとも・・・
そちら側の物体の言葉の表現のなんと上手ぃ事でしょう。
読みながらにゾワゾワ感ゃ気持ち悪さがダイレクトに伝ゎり風景 腐の状態のイメージがついてその場の臭ぃ迄再現出来ます ストーリー的にも馴染みやすぃストーリーなので私的には読みやすかったです🤗✨
キャストのキャパが面白ぃのでぉ勧めです。 -
購入済み
悲恋モノ?
何故か最後は涙が出てしょうがなくなりました。
このシリーズは全て持っていますが、間違いなく1、2位を争う作品だと思います。(私だけ?)
これから仙龍と春菜がどうなっていくのか非常に楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何度も言っていることですが、今いちばん楽しみにしているシリーズです。
シリーズ開始当初から読者の間で好かれていない様子の春菜ちゃん、私は大好き。可愛げのないところが可愛いんだもん。美人でファッショナブルで、ズケズケした物言い、いろいろと上から目線で、好きな人にもつい強気に出てしまう。憎めません。
そんな彼女が今回はいきなりガールズトークを喜んでいる。そんなの春菜じゃねぇ!と思ったら最初だけでした(笑)。ほっ。
地滑りが起きたせいで発掘されたのはミイラ化した人柱。それを移送したら現れるようになった老婆の幽霊。
このシリーズお得意の悲恋は今回もたまらなく切ない。これまでで最も怖くなかった気 -
購入済み
パンドラ 石上妙子
石上さんとジョージ、そして厚田刑事が同時に出会い、ある事件をきっかけに絡み合って行く運命が衝撃的。細かい描写が解りやすく、読んでいて引き込まれてしまいます。何度読んでも読み飽きない面白いです。
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ネタバレ201901/上下巻まとめて。
寂しいことに今回が本編完結編(ということはスピンオフに期待!)。
全作通して楽しませてもらった愛着補正かかった点数ですが
完結編ということで、レギュラー陣それぞれの描写も多く
多少無理くり感はあるものの、不満のない展開・結末。
読み始めた頃は強引なキャラ設定だなと思いつつも、登場人物達の
成長や関係性の変化も楽しめて、とても良いシリーズでした。
偏った煽りを感じさせる女性の写真を使ってるのは好みではなかったが
いつも新作が出ると書店ですぐに目につく表紙デザインだったのも良い。
今回作者あとがきで、経緯を知ったけど、それでこのクオリティ・
刊行スピードを保っ -
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ネタバレ2019/1/23
大好きな作者の本。
読み終わってしまった。
この世に内藤さんの未読の既刊本がない状態が怖すぎるので発売されても引き延ばして引き延ばして読む。
相当な中毒です。
割と入り込んで自分でも「怖い怖い!小説!フィクション!」ってなることも多いけど今回はすごかった。
ペコちゃんが心配すぎてオロオロして泣く。という状態になった。
これは初めてと違うやろか。
さすがに我に返ったとき笑ってしまった。
入り込みすぎ。
一度最後まで読んでから改めてその場面を読み返したのは男の人が心配している姿が昔からの萌えポイントなので反芻したかったから。
オタ森の苛立ちでご飯何杯でもいける。…ごめんなさい。 -
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やっと分かった
藤堂比奈子シリーズを読んでいて、いつも気になっていた石神女史とガンさんこと厚田刑事の過去の事。
この作品を読んでやっと分かってスッキリしました。
又、ジョージの問題もなるほどという感じです。
猟奇的事件の片鱗が見えて、でもどちらかというと事件よりはプライベートを覗き見たような感じで、でもその後(現在)の関係性に繋がる事件やプライベート。
藤堂比奈子シリーズを読んでからこの作品を読むことをお勧めします。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2018/6/22
なぜこんなにもツボなのか。
この作者が書くもの書くものツボなんだけど。
まずとっつきにくそうな女の子が出てきて、でも読み進めてるうちにいい子やんってなってくる頃にはもうハマってる。
男性キャラは俺様でもオタクでも学者でも先輩でもほぼ全部いける。
まんまと術中に…
面白いように…
今回は高山啓治刑事が出てきたよー
にんまりした。
あと緑タイツのあかねちゃんとフロイトの笑った笑ってないやりとりもにんまりした。
ヲタ森とのやりとりもにんまりするしにんまりさせられるとガードが下がると言うか、物語に入って行きやすい。
そこがツボなのかなぁ。 -
Posted by ブクログ
今いちばん楽しみにしているシリーズ。1作目はまぁまぁでした。2作目で魂を射貫かれ、この3作目もむせび泣き。
広告代理店勤務の春菜が今回担当するのは、博物館として公開されているかつての豪商の屋敷における展示。これまで閉鎖していた蔵も利用して展示場を広げるらしい。ところが作業中の職人が相次いで変死。さぁ、イケメン曳き屋・仙龍の出番です。
たいして怖くないと思っていたけれど、夜読むとちょっとビビる。アウトドアだった2作目に対し、この3作目は怨念のこもる屋敷の中の話だからか。しかしこのシリーズは不必要に意味深なオチなどはないので、安心して読めます。
おどろおどろしいのに明るいキャラの登場人物が多 -
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ネタバレ御寮というのは建物のことではなくて、裕福な家庭の妻や子女を指す古い言葉でした。寮が舞台だとばかり思ってた勘違い!
シリーズ三作目でしたが、面白かったです。じっとりとした不穏な湿り気を帯びながらも、艶やかで美しいイメージが終始散りばめられていました。紅葉に彩られた庭園の風景、秋の月夜、絢爛豪華な着物、婚礼のしつらえ、などなど。描写に艶があり、リアルなので、読んでいて目にも愉しい感じです。
民俗的な事柄を作中にふんだんに取り入れているのも、興味深かった。奉公人の暮らしぶりや、憑き物筋のあたりなど、特に。
主人公と仙龍の関係が少女漫画の王道パターンを彷彿とさせ、若干気恥ずかしくなったりします。 -