内藤了のレビュー一覧
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『学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖』。澤村伊智・内藤了・梨・伴名練・藤ダリオによる豪華書き下ろし短編集。高校生を主人公にした5つの物語は、怪談からデスゲーム、モキュメンタリーまで恐怖のバリエーション豊か。
私は澤村伊智さんを目当てに買ったのだが、期待以上だった。大人ではなく、高校生に向けて書くならこの書き味で読み味になるだろうと思う
ホラーは露悪や冷笑と距離が近いジャンルで、それ自体は悪いことではないのだけど、高校生へ向けるというのなら少し風通しのよさというか爽やかさがほしい。大人にあてて書いたものなら削がれてしまうような要素こそほしい
そういう期待に華麗に応えてくれていて、 -
Posted by ブクログ
お盆休み最後は、猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子シリーズの第4段でございます(*^^*)
このシリーズは、猟奇犯罪なのに、めっちゃグロい筈なのに、酷い殺され方をするのに、読みやすいんですよ(*´꒳`*)
あんまり痛い描写が無いからでしょうか?
比奈子ちゃんが主役だからでしょうか?
何かとっても優しい小説なのです。
女性にも読みやすいですよ♪
今回の犯罪はびっくりです。
口から大量の小銭やらお札が詰め込まれて殺されているんです。
一人当たり100万円くらい。
小銭を詰め込まれた遺体はめっちゃ重たくなっているんですね。
でもそんなお金、人間って飲み込めるんでしょうかね?何か不思議な感じがしま -
Posted by ブクログ
上野恩賜公園で全身穴だらけの変死体。その情報がミカヅチに来る前に赤バッジに死霊OBの小埜が声をかける。変死体の続く、犯人の手がかりはわずかミカヅチ班はどう動く。
いつものミカヅチの事件と違って、捜査一課が先に動きだした。拷問器具による連続殺人、怜の呼びかけに応えない被害者たち、いつもと違う赤バッジの行動、序盤からミカヅチ班の物語に引き込まれていった。中盤に入って、少しずつ情報が入ってきて、真相に近づくためにみんなで考え動き出すミカヅチ班、読者としては1歩1歩前進していく雰囲気が楽しい。終盤に犯人が分かり、解決に向かうミカヅチ班+三婆ズ、ドキドキとハラハラな展開に読む手が止まらなかった。
広目の