内藤了のレビュー一覧
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神代江姫シリーズ第1弾です!
巻末に『吸魂の剣』へとなっていたのでシリーズもの決定ですね。
内藤了さんの作品には珍しくアニメ絵のような表紙に主人公が高校生で文化祭の出し物の火之神の祭りで、自分以外がその舞を舞えば必ず人が死ぬという説明書きでちょっとライトノベル的な感じなのかなぁとか思っていましたが、全然、ライトではありませんでした。
読み始めは設定もちょっと難しく、なかなか頭に入って来なかったんですが、舞の特訓あたりから面白くなり、最後はあっという間に読み終わってしまいました!
これから先も色々と待ち受けていそうな設定ですが、とりあえず今巻ではハッピーエンドで良かったです。 -
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内藤了『凶変 警視庁異能処理班ミカヅチ』講談社タイガ。
シリーズ第8弾。今回もまた消化不良のままに、To be continuedということで、お茶を濁される。
ミカヅチ班が封印している扉の中にあるモノは一体何か、赤バッチこと極意京介は完全な悪魔となり、殺人を繰り返しているのか。そろそろ決着を着けてもらいたいものだ。
悪魔に魂を売った赤バッチこと極意京介が行方不明となるが、アメリカの病院で闘病中の極意真理明はみるみる回復し、ミカヅチ班のメンバーに迎え入れられる。
そんな中、妖怪や神の眷属が得体の知れない真っ黒な異形の闇により次々と殺され事案が起きる。そして、ミカヅチ班の盲目の霊視能力 -
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ネタバレ赤バッジが僧侶の慈堅を自らの意思と関係なく殺してしまい失踪。ミカヅチ班総出で行方を捜す中、生ライブ配信中に怪異による死亡事件が発生し、そこから負の連鎖が始まる。
物語の冒頭、真理明と赤バッジのカーテン越しの再会が切な過ぎる。悪魔化が進む兄と反比例して回復傾向の妹、真理明の知識と心の強さが赤バッジを救えますように。
妖声の慈堅の死から始まり、そこからの死の連鎖が激しい。ミカヅチ班も隠蔽も改ざんもしてる余裕がない。悪い予感や何かしらの違和感、それらがあるのにすべてが後手後手に回って気づいた時には手遅れ、それの繰り返しだった。さすがに何回も最悪を更新していくので、またか~と想ってしまった。前作で怜の -
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ネタバレこのシリーズは裏テーマ?が親子なんだろうか、と思うほど家族の対比が描かれている気がします。
シリーズ6作目もぐいぐい読みました。面白かった…事件は猟奇的ですが。
事件を起こすほどの悪意を育ててしまう原因が親だけにあるとは思ってなくて、本人自体の素質があるんだろう…とは思います。でも、お母様の子育てダブスタはだめ。
オカルトに接した人が全員事件を起こす訳でもない、との作中の意見も同意しました。
シリアルキラーはコピーキャットという言説をどこかで目にしました。今回の犯人もそう。
久松警察署の水品刑事!平野先輩&恵平ちゃんに萌えてたあの!!お元気そうで良かった。
このシリーズも前作から -
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ミカヅチシリーズ第5弾です。
再読。audibleにて。
電子書籍も持っているんですが、audibleが良かったというレビューを読みaudibleで聞いてみることに。
結果を言うと私のイメージと怜とかの声が違って‥。
まぁ、1人の人がナレーションなので仕方ないですけど。
怜がもう少し若々しい感じでやって欲しかった!
話しは呪物、黒仏の話で、今回は長編です!
面白かったです。
夢を通して真理明さんに会いに行き、痛みや苦しみをとってあげたり、怜の能力がすごいです。
今回は怜が赤バッジと一緒に聴き込みに行ったり、捜査したりする回です。
最後はミカヅチの大ピンチでしたが、とりあえず助かって良かった -
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ミカヅチシリーズ第4弾です。
再読。新刊待ちの間の復習。
今回もエピソードは2つ。
1話目は怜の初めての夏休み。
正職員として有給扱いの夏休みを喜ぶ怜がかわいい。
夏休みを利用して、元ミカヅチ班で長野県警の小埜(故人)に話を聞きに行く。
そこで長野県内で起こる不審火で必ず男が亡くなっている話を聞き‥。
長野のことを知るのに訪れた場所で『よろず建物因縁帳』の小林先生が登場!
最後には怜がピンチに陥り、赤バッジと神鈴が助けに来る回です。
2話目は夏休みも終わり、出勤すると小埜から電話を受け、今なら迷塚からあちらの世界が読みられるから、赤バッジを助けるヒントとして見に行ってくればいいと言われる。 -
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ミカヅチシリーズ第3弾です。
再読。新刊を待つ間の復習です!
『地霊のことわざ』と『地獄の犬』の2エピソード。
地霊の〜では呪街の時の麹町のボロアパートで有象無象が撮られた心霊写真がSNSに出回り、またその写真を撮った人が怪異によって殺された。
忌み地が広がるのを防ぐために、土門が陰陽師として技を振るう。
土門さんがカッコよくって、怜と三婆ズと赤バッジが車で仲良くする回です笑
地獄の〜では前総理大臣を務めた国会議員が地獄の犬によって殺される、それを怜が目撃して。
そこから悪魔憑きと呼ばれている赤バッジがなぜ悪魔憑きになったのかを怜に語ってくれる回です。
怜が異能力を持っているが、周りか -
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ネタバレ人を惹きつける美しい声、その声に応えた人は悲惨な目にあう。その声を聞いたミカヅチ班は刑事の極意の声と似ていると感じる。時を同じくして、行き倒れの山岳僧が怜の過去を知っているようだった。
怜の過去を知る坊主・慈硬。ミカヅチ班に三婆ズ、真理亜以外の新しいメンバーが入るのかもと思ったらな展開だった。とにかく今回は目まぐるしい上に全然事態が好転しない。少し良い方向に向かったと思ったら、結果的にさらに悪化した印象。
今回、怜の出生が少し分かる。どんどんエンパス系能力が上がってるが物語冒頭から嫌なドキドキ展開があったり、両親のことが分かったしたが、どうして?と新しい謎が発生したり、怜の話だけでかなり濃厚だ -
ネタバレ 購入済み
感想
他のシリーズと雰囲気や流れが違うシリーズでどう決着するのか、最後までハラハラさせられました
主役格が謎めいているのは珍しいですが、チームが少しずつお互いへの感情を深めていく感覚は内藤先生らしさがあって、ラスト近くの真壁さんがこれが最後だと感じ取る辺りは胸が締め付けられるような切なさを感じてしまいました
ラストは庵堂さんが縁をどうしたのか明確に解釈するのは難しい描写でしたが、それだけに何があったか色々想像をかきたてられています
せっかくだから「雨宮縁」はしんで、新しい人生を自分の為に、庵堂さんと生き続ける、そんなキラキラした2人を想像させていただこうと思います!