内藤了のレビュー一覧
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先月発売された内藤了の文庫新刊2冊のうち、“鳴瀬清花”シリーズを先に読んだのは、忘年会シーズンで酔っぱらっていることが多い間は「登場人物が日本人のほうが読みやすそうだから」でした。
後回しにした本作は、“藤堂比奈子”シリーズに登場する、母親殺しの狂気の法医昆虫学者ジョージの幼少期を描いた物語。先月推測したとおり、片仮名の人名に地名は確かに最初は読みにくい。しかし少し先に進めれば幼いジョージの哀しき過去に飲み込まれます。愛らしくて賢くて素直でこんなにもいい子を取り巻く忌まわしい環境。
藤堂比奈子シリーズを読んだ人にオススメなのはもちろんのこと、こっちからそっちに行くのもありなのでは。 -
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ネタバレ内藤了の新刊2冊のうちどちらを先に読むか迷い、しばらく離れていた“藤堂比奈子”シリーズのスピンオフよりも現在進行中のこちらを優先することに。
殺人をまったく後悔していない様子の死刑囚が告白する別の殺人。調査を進めたところで時効が成立している昔の話。告白が本当だったとしても今更どうなるというのかと思う清花に班長がかけた言葉が心に残ります。この仕事、損得で考えるようになったら終わりだと。もしかするとそれはいろんな場面で思い出さなければならない言葉なのかなと思う。
人生すべてが嘘だった人なんていない。千にひとつでも本当のことがあるはず。 -
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再読。
ドラマの「ON」が好きで小説も購入
このシリーズにハマり集めた
最近 ドラマを見返して また読みたくなり
手に取ったのだけど…
小説の内容は あらかた忘れていた
ドラマとの設定の違いに目がいって
間違い探しのような感覚で読んでしまった
正直 ドラマ版の比奈子や東海林たちが
好きだ。ストーリー含め
あの設定に魅力を感じていたから
小説の比奈子が 物足りなく感じてしまった
それでも
この1冊は かなり読み応えのあるサスペンス
小説は小説で面白い
長く続く 藤堂比奈子シリーズ
ドラマの設定は忘れて
読み直してみようと思う
この本の中の
翔と保のラスト。
少しだけ救われた気持ちになった
彼 -
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神代江姫シリーズ第1弾です!
巻末に『吸魂の剣』へとなっていたのでシリーズもの決定ですね。
内藤了さんの作品には珍しくアニメ絵のような表紙に主人公が高校生で文化祭の出し物の火之神の祭りで、自分以外がその舞を舞えば必ず人が死ぬという説明書きでちょっとライトノベル的な感じなのかなぁとか思っていましたが、全然、ライトではありませんでした。
読み始めは設定もちょっと難しく、なかなか頭に入って来なかったんですが、舞の特訓あたりから面白くなり、最後はあっという間に読み終わってしまいました!
これから先も色々と待ち受けていそうな設定ですが、とりあえず今巻ではハッピーエンドで良かったです。 -
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内藤了『凶変 警視庁異能処理班ミカヅチ』講談社タイガ。
シリーズ第8弾。今回もまた消化不良のままに、To be continuedということで、お茶を濁される。
ミカヅチ班が封印している扉の中にあるモノは一体何か、赤バッチこと極意京介は完全な悪魔となり、殺人を繰り返しているのか。そろそろ決着を着けてもらいたいものだ。
悪魔に魂を売った赤バッチこと極意京介が行方不明となるが、アメリカの病院で闘病中の極意真理明はみるみる回復し、ミカヅチ班のメンバーに迎え入れられる。
そんな中、妖怪や神の眷属が得体の知れない真っ黒な異形の闇により次々と殺され事案が起きる。そして、ミカヅチ班の盲目の霊視能力 -
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ネタバレ赤バッジが僧侶の慈堅を自らの意思と関係なく殺してしまい失踪。ミカヅチ班総出で行方を捜す中、生ライブ配信中に怪異による死亡事件が発生し、そこから負の連鎖が始まる。
物語の冒頭、真理明と赤バッジのカーテン越しの再会が切な過ぎる。悪魔化が進む兄と反比例して回復傾向の妹、真理明の知識と心の強さが赤バッジを救えますように。
妖声の慈堅の死から始まり、そこからの死の連鎖が激しい。ミカヅチ班も隠蔽も改ざんもしてる余裕がない。悪い予感や何かしらの違和感、それらがあるのにすべてが後手後手に回って気づいた時には手遅れ、それの繰り返しだった。さすがに何回も最悪を更新していくので、またか~と想ってしまった。前作で怜の