内藤了のレビュー一覧
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シリーズ完結!!
前巻のラストにて死んだ田中管理官。それを気に刑事魂に火がつく厚田班。
万年警部補と言われるガンさんだが、ガンさんの統率力は凄い。名前を呼ばれるだけで何をしたらいいのかわかる厚田班のガンさんへの信頼。胸熱。
ようやくミシェルのアジトを突き止めたと思いきや、そこはすでに爆破されていて、ミシェルの目的はセンターだと気づきセンターに向かう忍に乗った倉島さんと比奈子。
しかし後ろから迫られた車により事故を起こしてしまい比奈子が攫われる。
比奈子が攫われたことに倉島さんが怪我をしながらも攫われてしまったことへの怒り、そして比奈子を心配する気持ちの方が全面に出てるのが男らしくて仲間思いで胸熱。
そして東海林。
なん、なん、なんだお前ー!そのカッコ良さー!!
比奈子を心配してたまらずかけ出す東海林も比奈子が死んでしまったと思って泣く東海林も、ラストで比奈子を「お前は救ったんだ!!」って叱咤する姿も。
ヤバいよ。
そしてセンターに身を置く囚人達。鍵師は比奈子のピンチだからと動いて。
ジョージは永久を友達だと言って、永久に彼らしい武器を渡して。
未来は永久の友達で親友で、永久がその死を思って初めて泣いた人物で。
ロビーのコックは全部終わった後に労いのドリンクを皆に差し出して。
そして、そして保は---
全部終わって、きっといい方向に進んで、バラバラになろうといつまでだって「ずっとガンさんの部下です!」そう言う比奈子に厚田班の絆の強さを見た。
良いシリーズだった。
スピンオフ&次のシリーズも楽しみ! -
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ネタバレ「御寮」は「御料」だと思っていたが、どちらの表記でも同じ意味のようだ。
寮の時から、建物を想像していたが、中盤に「ごりょうにん」の表記が出てきて気づいた。
他にも読みづらい名詞が所々に出てくるが本シリーズではいつものこと。
本作はよろず建物因縁帳シリーズの三作目に当たるが、シリーズが進んでもその面白さが失われていくことはない。
シリーズが進んだことで、主要登場人物の春菜は怪異に対して変な否定をしなくなり(;本文中に認めざるを得ない旨の説明がある)、無意味な抵抗をしないことで物語がスムーズに導入されていくことになった。
一作目に感じ、楽しんだ、建物の中の不気味さの表現は健在で、本作では一作目と同じ”蔵”を舞台としながら、全く異なる恐怖心のあおり方をしてくる。むしろ舞台は、蔵というよりは屋敷というべきか。
一人で夜中に呼んでいると不意に部屋の扉が開きそうな、後ろに人が居そうな、怖さを味わえる。
作者がデザイン事務所を経営しているためか、文化財の展示や企画、工事などが毎回細かく描写され、物語の隅に入り込んでくる。これが良い意味のフレーバーとなって物語と読者の現実世界とをつなげ怖さの元になっていると感じる。
前2作で少し不満であった容量の少なさ(200ページ程度だったか)が今作では解消され(300ページくらいになっている)、しかし、冗長では無く楽しめた。
本作の因縁を祓う(封じる?)シーンは、相手が強力なためか過去作よりも緊迫感が強く、また、私自身が周りの寝静まった夜中に読んでいたこともあって、自分も儀式に参加しているような緊張感の中で一気に読み抜いてしまった。
緊迫した因縁祓いの後は、穏やかな、しみじみとしたエピローグがあり、心を和ませ、穏やかで幸せな気分で読み終わることができた。 -
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人魚の遺体が見つかった。
捜査一課へ昇進した東海林からそう聞かされた比奈子はその遺体を解剖した死神女史に呼び出され見に行くことに。
この春から新しく配属された御子柴を連れて。
彼は安土交番に研修に来ていたエリートで、自ら志願し厚田班にやってきたという。
しかし彼の態度は刑事らしからぬもので、厚田班の活動にもガッカリしている様子。
そんな新体制となった猟奇犯罪捜査班は、人魚の遺体---改め、幼い少女を人魚のように仕立てあげた犯人を一丸となって捜査していく。
ドラマ化された話までは、一巻完結の話だったが、それからの話は何処か繋がりを見せていて、今回のMixでも前巻の殺人事件が関わってくる。
今回の殺人事件の犯人が行っていた研究。それを支援していた謎の組織。暗殺者。センターにいる犯罪者達。
これからどうなっていくのか先が気になる。 -
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自殺がテーマ。
ある日、高校生がネットに上がっていた動画を見て好奇心からその動画に映っていたある物を探しに多摩霊園の近くの森にやってきた。そこには動画に出てきた物があり、本物だ、と。
高校生の好奇心は怖い。そのある物とは、車で自殺した死体だ。しかも真夏日の車内で膨大に膨れ上がった腐乱死体。そしてその腐乱死体が爆発し、高校生の通報により事件となった。
また、八王子でも自殺死体が見つかっていた。
こちらも夏場とあり、体が腐り、シャツで括った首がもげて見つかった。事件性はないと見られたが、それを皮切りに立て続けに自殺事件が起こる。
繋がっていないと思われた自殺事件は、実は繋がっていて、最後は悲しい終わりだった。
今回、偶然自殺未遂で運ばれた女性を助けようともがく比奈子に涙が出そうになった。そして三木さんの彼女、麗華さんにはもっと涙が出そうになった。ドラマ同様良い人で素敵で芯のある人だった。
三木さんは本当に見る目あるね!
今回読んで心に残った言葉がある。
(誰かが死ねば、必ず誰かに影響がある。本人がどう思おうと。それを自分勝手に自分を殺しちゃいかん。それは他人を殺すことと同じことだ)
自殺をしないで欲しい。
留まって欲しい。
そう心から思ってる人の心からの言葉だ。
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ドラマから。
佐々木希が演じた話。
八王子の森の中に西洋風の病院が建てられていて、そこは幽霊屋敷として地元でも有名な名所だった。
しかしその建物を取り壊すことが決まり、解体業者が屋敷に入ると、そこには奇妙な遺体があり、通報が入る。
屋敷を訪れた厚田班含む警察関係者は、近づいただけでもかなり臭うその屋敷の扉をあけ、奇妙な遺体と対面した。
1階のソファには赤いドレスを着た両腕がない白骨死体。
キッチンには臀部より下が無い裸にエプロンを付けシンクに置かれた死体。
2階の和室には布団にネグリジェ姿で寝かせられた臀部から恥骨にかけて無い死体。
バスタブには裸で寝かせられ臀部のない死体。
そして1番新しい死体は、首をパックリと切られ血溜まりの中にいた両方の乳房が切り取られている死体。
その死体の数々腐乱状態から珍しく東海林先輩が口から虹。
捜査の合間に何度と登場する今川焼きのお店。
そこで知り合った少年探偵団だと言う子供達と比奈子はどんどん仲良くなっていく。
偶然にも、ストーカー相談で仲良くなった佐和さんの息子とも仲良くなる。今後、まだ幼い彼のしっかりとした行動により比奈子は助けられる事になるのが、今作の鍵ではなかろうか。
読んでいて思ったのは、、、ドラマ見る前に読みたかった…!!
でした。犯人知ってる。知らない状態で読みたかった。基本ネタバレOKな私だけど、知らない状態で読んだ方が絶対面白いやんコレ!っとなった。こんな状態久々。。。
腐乱状態の死体の数々、それに群がる虫の描写、正直読んでいてこちらも気持ち悪くなった。(ご飯は食べたけど笑)
それだけの描写が書けるというのがシリーズを集めようか迷っている人にとっては大切なことかも。私はこれを読んでこの先も大好きな話になるだろうと確信した。
次作も楽しみ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ管理官の死が信じられなくて最初はミシェルを欺くためかと考えたりしたけど実際は死んでなくて欺くのはミシェルだけじゃ無かった。
やっぱりただの電話じゃなかった。
ミシェルが行動を起こす前に野比先生が会ってた人って田中管理官か。
他の人達も同じように会って、話をして、だから逃げなかった。元々そういう約束で納得していたから。
野比先生は藤堂比奈子さん、永久君、金子君、他の皆を助ける為に、けじめをつけるために動いた。
法医昆虫学者は友だち達のために動いた。
鍵師は藤堂比奈子さんと野比先生のために動いた。
コックが後始末のために戻ってきた猟奇犯罪捜査班を気遣った。
他人を気遣う心があるのが分かるから、当たり前の事と受け入れてその場に留まるのが悲しい。
永久君が金子君の友だちになれて良かった。
永久君と金子君が野比先生を助けたいと思ってくれて良かった。
猟奇犯罪捜査班が本当に適材適所で動いた。
誰か一人でも欠けたら止められなかったのではと思うほど全てが噛み合っていた。
永久君がボディファームを守りたいと思ったのが嬉しい。