内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新シリーズ。
なにこれ、すごい好みで面白い!!!!
内藤了さんの作品は、建物因縁帖、フロイト、おもてうら交番と読んできたけど
建物因縁帳に続く好きなシリーズかも。
おぞましくグロいんだけど、その部分はさらっと流し読みして、
出てくるキャラもいいし、設定も好み。
警視正から既に・・・・w 三婆ズや、松平藩の末裔や、陰陽師の末裔に
悪魔付きの刑事。
そしてなにやら怪しげな「絶対に触れたらいけない扉」気になりすぎる・・・。
怪異を祓ったり、調伏したりはせずに、ただ「処理」をする部署。
なんだか少し物足りないというか、中途半端な感はぬぐえないんだけど
実際、そんな怪異が江戸時代やそれより昔から続いて、 -
Posted by ブクログ
8作目!最終巻です!ついに読み終えてしまった…
もうまさかそんな…そんな展開になるとは微塵も思わなかったから、最後の方は電車に乗ってるのに涙目&驚愕で口をあんぐり開けて読んでしまった…初めてマスク生活で良かったと思った瞬間だったかも笑
うら交番のこと、柏村のこと、数多の事件、全てが繋がって今を生きる主人公達に帰結して。
本作は完結したけれど、きっとこの物語の先にまた、恵平の現在から始まる未来があるんだと想像してしまうような、そんなお話でした。
猟奇殺人ミステリーとしてひとつひとつの事件を噛み締めて読むのも良いし、全8作の大きな流れの物語を追って読むのも楽しい、8冊で何度も美味しい本 -
Posted by ブクログ
5作目!
主人公の恵平は研修を終え丸の内西署を離れて、府中の警察学校へ再び戻り卒業を目指します。
これからどんな部署で働く警察官になるか、研修中に培った温かい人間関係が背中をそっと押してくれ、恵平の心の覚悟が垣間見えた胸熱回でした。
今回は社会問題を交えつつ、シリーズ全体を通して追っている事件にグッと近づく内容でした。
後半はかなりスリリングな展開で気づいたら本が鼻につきそうなくらい食い入って読んでおりました。
感染症禍、自分だけじゃなく世の中みんなの生活が変わってみんなの努力の上で自分の生活が成り立っていること、自分のしている事もきっとどこかで誰かの役に立ててるのかなと励まされるお話でし -
Posted by ブクログ
4作目!古からある陰鬱な犯罪が現代も形を変えて根付いている、と言うような事件でした。
今まさに我々が直面している社会問題を突きつけられるような、前作までの遠い世界の殺人事件から打って変わって身近でリアルな感じが胸にくるお話です。
主人公の恵平は新しい部署へ研修に行き、新しい上司に出会いました。今まで出てきた登場人物の中では1番厳しいことを言うキャラクターでしたが、心は優しく思いやりがあって、まだ研修中の恵平に警察官として必要な部分を気づかせる。そんな親心あふれる魅力的な人でした!
また、他の方のレビューを見て知ったのですが、今作は同作者さんの別のシリーズに登場するキャラが出ていたそうで…!
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Posted by ブクログ
藤堂比奈子シリーズ、堀北恵平シリーズとは異なり、このシリーズの主人公鳴瀬清花は、物語開始時点で既婚者で子どもがいる。彼女は早く出世しており有能な人物だが、仕事と家庭で上手くいっていないところが等身大のキャラクターで共感することができる。
今までのシリーズでは真相解明が最優先されていたけど、このシリーズでは「困っている人を助ける」「たくさん助けて、悲しい人がいなくなる」ことが最優先されそうだ。
清花は自分を見つめ直し、幸せになることはできるのだろうか。冒頭のルービンシュタインの言葉が示唆を与えてくれそうな気がする。
「幸せは、条件を付けないときにしか感じられないものだ」 -
Posted by ブクログ
堀北恵平シリーズ完結。 作者はこのシリーズで「人を救う物語」を書きたかったようだが、それが結実していると思う。
「凡庸で、一般的で、けれど真摯で熱心な、職業を愛する」人たちの物語。等身大の私たちに近い登場人物に感情移入しやすい。凡人の私は、天才ばかり登場する藤堂比奈子シリーズより堀北恵平シリーズの方が好きだ。
このシリーズの方が好きな理由はもう一つある。それは、
シリーズ一作目から最終巻までが、綺麗に一本の線で結ばれているところだ。本作の最後の最後で主人公の名前に込められた本当の意味がわかったとき、シリーズ一作目から張られていた伏線に気付き、深く感動すると思う。
恵平たちのように、残りの