内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレホラーを読もうと手に取ってみたらミステリー要素の方が強かったけど、面白かった。気付いたら胸が熱くなってて吃驚した。初めての体験。
グロい描写が平気だったので、この作家さんとは相性良いんだと思う。
脳内にポリープ作る方法が思ったより簡単で吃驚した。一瞬で出来るの怖いわ。死角からやられたら全く気付かないし、見ていたとしても、何をされたのか全く分からないし。スイッチが入らなければ大丈夫だから、まぁそこが救い…?
何人も自分の快楽の為に殺人犯してる奴を、自分がやった分だけ経験してから死なせたい、という気持ちは解る。まぁグロいけど、それはそもそもやったの本人だしなと思うし。実際問題この方法が使えるなら、 -
ネタバレ 購入済み
読了
いやーこんなに積極的にやりにくる怪異はシリーズ初でしたね。
すごくホラーしててドキドキしてしまいました。
それにしても春菜ちゃんは「仕事をナメてた」と言ってましたがそうじゃなくて、
ナメられないようにと意気込むあまり視野が狭くなってただけじゃないかなぁ。
一巻の頃から不気味さに左右されずに慈しんだり憐れんだりする心は持っていたし、
こらえるところは堪えていたし、それが仙龍と関わるようになって色んな立場の人と出会い、
狭まってた視野が広がっただけなんじゃないかな、という気がしました。
ただ本人はすごいストレスだろうけどやっぱりパグ男先生を一番うまく操縦できるのは春菜ちゃんだろうなぁ…。
それにし -
購入済み
感想
シリーズでも一番人気の高い巻だと聞いていましたがよくわかった。
関わった因縁自体もドラマチックなもので、最後のシーンは本当に綺麗で切ない光景が浮かんでくるようで、
すごく素敵だったけど、関わっていく中で自分がどうありたいのかを悩んでいく春菜ちゃんの姿が
ますます魅力的に見えてどんどん好きになった。
気の強さやつんけんしたところで読者に敬遠されることのある春菜ちゃんだけど
きっと作品世界の中での周囲の印象も似たようなものなのだろうなと思わせるのは内藤先生の描写力の高さゆえでしょうか。
でも深く知ると、不器用なところや頑なで融通のきかないところを自分で短所だと思ってるし
そうありながらも自分らしく -
Posted by ブクログ
ネタバレ安田さん、出生の秘密が明らかに。
小埜さんと親戚というのが中々の衝撃。
安田さんの両親も広目さんの両親も、命を賭して子を守った。
死んでも狙われるとは。
悪魔は狡猾で悪どいが全てを知っている訳では無い。
でもずっと狙われている緊張感がある。
時が近付いてきているし、極意さんの悪魔化も進んでいるし落ち着かない。
極意さんの声、ずっと甘いテノールと表されていて気にはなっていたけどまさか神に届く声だとは。
それが原因で悪魔に狙われたとは。逆に今までよく持ち堪えたのでは?
自分が何故悪魔に狙われたのか、自分の声がどういったものなのか分かった瞬間、慈堅さんの死。
何をどう受け入れればいいのか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小埜さんの暗躍。
幽霊という自分の使い所よく分かってますね。
そう言うのも使わないといけない切羽詰まった状況でもある訳で。
説明している暇も無いし、その行動によって阻止出来なくなる状況で。
極意さん、地獄の犬を見てしまったから、敵わないというかどうしようも出来ないと思ってしまったのかな。
だから完全な悪魔になる前に死のうとしたのか。
それも広目さんの前で。命を縛り合う人の前で。
どうか諦めないでほしい。絶対助かるという保証はないけれどまだ諦めないでほしい。
死霊たちも助かりたく無い訳が無い。ただこれ以上苦しみたく無いから、躊躇う。けど一緒に戦ってくれるから、助けてくれるというから立ち向かう -
Posted by ブクログ
ネタバレ安田さんは何なんだろうか。できる事がだんだん増えていく。
とりあえずくるくるパーマの白い天使。
呪物を扉の近くに持ってきたのは駄目だったけどミカヅチ班の傍にあったのは良かったのかもしれない。
安田さんと極意さんだから出来た強引な境の辻の移動。間に合ってよかった。
折原警視正の頭蓋骨の耳にサロンプス。笑いどころじゃ無いのに。人が死ぬかもしれない状況なのに。
想像したらめっちゃシュール。まあ、ちょうどいいサイズですもんね。
黒仏、携帯トイレの箱に入れられ米びつに入れられ芋壺に入れられ焼かれ、呆気ない最後でしたね。
朽ちる予定の場所から盗まれて災難だなとも思ったり。
極意さんも見てしまった