内藤了のレビュー一覧
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藤堂比奈子シリーズ、堀北恵平シリーズとは異なり、このシリーズの主人公鳴瀬清花は、物語開始時点で既婚者で子どもがいる。彼女は早く出世しており有能な人物だが、仕事と家庭で上手くいっていないところが等身大のキャラクターで共感することができる。
今までのシリーズでは真相解明が最優先されていたけど、このシリ...続きを読むPosted by ブクログ -
物語のラストスパート。次の巻でこのシリーズも最後だ。恵平の里帰り、柏村が何かに気付き、さらには強力な助っ人も現れて、物語は加速していく。
次巻を読み終えた後、恵平が実家で思い出した「本当に貴重なものは、残るんだからな」という恵平の祖父の言葉の持つ重みがわかる。Posted by ブクログ -
柏村の息子と孫が登場し、謎の核心に近づいていく。他方、過去にも不穏な動きが…
そんな中、通り魔事件ととある落とし物事件で恵平に迷いが生じる。そんな中、ある人物が恵平に優しい言葉をかけてくれる。Posted by ブクログ -
堀北恵平シリーズ完結。 作者はこのシリーズで「人を救う物語」を書きたかったようだが、それが結実していると思う。
「凡庸で、一般的で、けれど真摯で熱心な、職業を愛する」人たちの物語。等身大の私たちに近い登場人物に感情移入しやすい。凡人の私は、天才ばかり登場する藤堂比奈子シリーズより堀北恵平シリーズの...続きを読むPosted by ブクログ -
ついにタイトル通りのラストの回でした。
いったいどうなるのかとハラハラしながら読み進めていくとSF的な某バックトゥー……的な展開にえっ?!ともなりました。
そしてラスト……そ、そう来るのかー!!とびっくりしました。
人情ものでもあり、ホラーでもあり、ミステリーでもありと盛りだくさんなお話面白かったで...続きを読むPosted by ブクログ -
終わってしまった…(T . T)
こういう終わり方とは、後半まで分からんかった。
タイムトラベルが絡むと、過去で起こしたら、未来が変わるとか、未来を変えるために、過去へとか…
少しややっこしくなる…
まぁ、パラレルワールドとかの考えもあるんで、一概に変わるとか言えんのかもとか…ハァ〜 ʅ(◞‿◟)...続きを読むPosted by ブクログ -
堀北恵平シリーズ第3弾。内藤了の小説は、冒頭から最後まで無駄がなく綺麗な構成だが、特に本作は「パズル」という表題のとおり、断片的な情報が綺麗に組み合わさって事件が解決し、読後の爽快感が半端ない。
うら交番に関する不穏な情報も提示され、今後の展開がさらに楽しみだ。Posted by ブクログ -
結末があまりにも衝撃的すぎてLASTのラスト引きずってる…
まさかのそういうつながり!?
比奈子ちゃんシリーズも大好きだったけど、ケッペーちゃんしりーずも好き。なによりみんなに愛されてる女子警察官っていう、読んでてモヤモヤしない人間関係なのがよかった(フィクションだろうけど!)。
ターンボックス...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズの最終巻
泣かせに来るし「ええー⁈」と
驚かせる展開ありで大満足でした
救いたいと最後まで諦めない行動が道を開く
驚きの部分に関するところを注視してなかったのでもう一度最初から読み直して確認してみようと思います(*^▽^*)Posted by ブクログ -
また大好きなシリーズが終わってしまった!内藤さんの描く文章は風景や人物が頭の中に描き易く作中に入り込んでしまいます。今回も最終話の展開は思いもよらないもので、面白かったです!
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終わるものもあれば、始まるものもあるということで、新シリーズです。
女性でありながら警部補で捜査一課で班長の清花は、厳しい取り調べの果てに被疑者を自死させてしまい、左遷。
そのうえ、家族関係もうまくいかず夫から離婚届を渡されてしまう。
そして、新たにやり直すために行くことになったのは事件...続きを読むPosted by ブクログ -
おもてうら交番がどうして成り立っていたのか、たくさんの伏線に見事に騙されました。
私は東京駅というと一度でいいからステーションホテルに泊まってみたいと思っているのですが、ここで一泊して旅行してしまうとなぁ~というのと、お値段がお高いので止まれていませんが。
しかし研修生の時から毎朝東京駅に向...続きを読むPosted by ブクログ -
内藤了さんの作品は、主人公を取り巻く警察官ではない人たちが魅力的に描かれている。今回は、メリーさんやダミさんにスポットライトが当たっている。警察(現在とは限らない)と一般市民が力を合わせて事件を解決するところが読んでいて気持ち良い。事件自体は毎回凄惨だが、読後の爽快感が良い。Posted by ブクログ
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雨宮と庵堂の歪な関係について新情報が発覚し、少し全貌が見えてきた。それにしても人を操って殺し、その殺し方でマウントをとるような絶対悪が存在するのが小説の中だけなのか実施には知らないだけでいるのかとても恐怖を感じました。次回作も期待して待ちたいと思います。Posted by ブクログ
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藤堂比奈子シリーズを読み終わったので、堀北恵平シリーズに手を出した。
藤堂比奈子シリーズでは比奈子の特異能力、猟奇犯罪捜査班のチームワークが際立っていたが、堀北恵平シリーズは恵平と平野のバディもののようだ。前者が刑事貴族なら、後者は相棒(MIU404)というと、私と同世代の人にはわかりやすいと思う...続きを読むPosted by ブクログ -
Twitter で、世間には、本を選ぶ時、作家名を気にしない人たちがいる事を知りました。
そして私は自分が無意識に、読む本を選ぶ際、誰が書いたものなのかを重視してきたことがわかりました。
作家名を気にせず、本を選んでみたいと思ったのです。
そうして選んだのがこの本でした。
読んでみて良かった。面白か...続きを読むPosted by ブクログ -
罪を憎んで人を憎まず。深い…環境要因が犯罪者を造ったという考え方なのだろうけど。しかし被害者の立場に立ったらそんな理屈、吹き飛んじゃう。Posted by ブクログ
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大好きなシリーズの3作目。今回は夢までもネットで買うというお話。有り得ないでしょう、と思いつつ、作中の手口を読んでいると夢で殺人まで操れる、なんてけともあるかもしれない、とゾッとしました。
内藤先生のお話は現実世界の事件とも絶妙にリンクしているので凄く生々しくて、それがたまらないです。次巻も楽しみ...続きを読む -
綺麗に伏線が張られており、犯人と動機の予測可能性が与えられているので、安心して読める。正義が暴走することの恐ろしさも感じさせてくれる本。Posted by ブクログ