内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2025/8/5
内藤さんのシリーズで今これが一番好きかも。
防衛大と思われる人たちがこの国(の人)を守る!の姿勢で動いてるのめっちゃかっこいいやん。
声高には言わんのよ。
そこが内藤さんのうまいところ。
防衛大の人以外にも看護婦さんとか留学生も職務とか良心みたいなものに誠実に行動してんのよ。
グッとくるよね。
なんか涙出るやん。
個人主義の世の中で私も基本的には個人を尊重しましょうよ。とは思うけど、それと自分さえよければで動くのは違うやん。
できるだけみんなハッピーになるように動きたいし、緊急事態なんかは協力して乗り切りたいもん。
なんか最近嫌やなぁがっかりするなぁって思う現実のあれこれがち -
Posted by ブクログ
ネタバレ安田さん、今の絆を失うのが恐ろしいと思うほどにミカヅチ班が大切で、ミカヅチ班に皆さんは安田さんの優しさに引っ張られ絆され団結するバカになった。
安田さん何回も死にかけてる。
無闇矢鱈と突っ込まないでと思うがそれが必要で今があるからなあ。
三婆ズ、どうか元気で健康に長生きして欲しい。
親、兄弟が何の為に死んだか、あれは正義だったのかと聞かれたら、確かに答え辛いな。
どうしても時代が違う。だから知らないで終わらせるつもりは無いけどなんともなあ。
扉が開く時、何が起きて何が出来るのか。
不安で堪らない。
百聞は一見にしかず。備えあれば憂いなし。
迷塚読んでこの二つのことわざが頭から離れない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何でもかんでも救える訳じゃ無い。
助ける必要が無いのでは無く、助かる準備と言うか心持ちと言うか、助かろうと変わろうとしようとしていないから助けることも何も出来ない。
実際アパートから逃げた人は居ますからね。
人死を厭うて助けたいと思うのはいいけど、そもそも助けれる次元の話では無い事だったから、安田さんは助けられない事を気に病まずに、でも助けたい気持ちは忘れずにいてほしいと少し上からになるが思う。
そんな道あってたまるか。新人女優さんをタイミングよく逃したADさんや大物俳優を上手い事躱したママさんたちがかっこいい。
ただ鬼と見破るだけで無く、鬼が纏っている女性たちの無念まで見抜いた。お見事。
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ネタバレ 購入済み
感想
事件自体はすごくやるせないというか…本当に裁かれるべきだった人は殺されてしまい、
ただ苦しみ続けてきた人が裁かれることになる、切ない事件です。
女の子が一人家族のところにちゃんと帰れたのが救いでしょうか。
それでいて、キャラ皆が好きでたまらなくなって好きなシーンも多い巻です。
肉まんが好き、と微笑むメリーさん、靴の持ち主の状況をすぱっと当ててピーチ先輩をドン引きさせるペイさん、
大成功!と親指をたてる山川さんに、新しく登場した水品刑事も好もしい。
「二人と捜査するの、なんか萌えます」には笑ってしまった。
昭和の方で起きていることも気になってくるし、柏村さんから聞く事件も興味深い。
そして落ち着 -
ネタバレ 購入済み
感想
平野先輩と二人で東京駅に頭を下げるシーンがすごく好き。
被害者のことを調べていく内に精神的な打撃を喰らって落ち込む平野先輩を見て、
少しずつ彼の内面を知って、好ましく思っていく描写がすごく良いです。
この巻から出てくるピーチ先輩も熱くなりがちな平野先輩に対して冷静で落ち着いていて、
それでいてそんな彼も動揺してしまう冷蔵庫の中身が事件の凄惨さを表していてすごい。
しかし二巻なんて序盤で主人公が犯人に狙われるハラハラ展開を使うなんて!
お人好しなけっぺーちゃんに終盤ははらはらどきどきでページをどんどんめくってしまいました。
最初は横柄だなーと感じる竹田刑事も最後はツンデレっぷりを見せてくれて、