内藤了のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
八作目!
いやー、事件終盤は相当ハラハラした…めちゃくちゃ手汗かいた…
夢中になりすぎて本と目の距離が気づいたら5センチくらいになってた…笑
猟奇犯罪捜査班に衝撃の新メンバー登場…!
そして、精神・神経研究センター内にも新たなキャラクター、鍵師と呼ばれる司書さんが登場しました。
やっぱり内藤了さんの本はキャラクターが魅力的。
新メンバーにはイラつきつつも、事件終盤は成長を垣間見て将来が楽しみになり、
比奈子が先輩という新鮮さもまた面白かったです。
そして新人以外にも衝撃の人事異動が!
鍵師は寡黙な司書さんで、何やら今後の重要キャラになりそうな予感!
ハリーポッターに出てきそうな燻銀の、実はメッチャ強いジジイを想像しました笑
今回の事件は、ホルマリンで固定されたまるで人魚のような姿の少女が狭山湖に遺棄されるところから始まります。
生命の始まりはどこからか、そんな重たい問題を孕む内容でした。
そして、前作に登場した何やら規模の大きな謎の組織の尻尾が少しだけ見えてきました。
この後どうなっちゃうんだろう…
保がカウンセラーとして心の成長を見守っている永久君にも、徐々に良い変化が見られ始めました。
いやー、注目すべき点いっぱい、覚えておかなきゃいけないこといっぱい!
本筋はついにラスト3冊…!?
絶対比奈子シリーズロスになるな…
次巻も楽しみだっ! -
Posted by ブクログ
藤堂比奈子シリーズ、スピンオフ一作目!
既刊順で読むのがオススメとのありがたいレビューを見かけて「BACK」の次に読みました!
猟奇犯罪捜査班のフロントマン、法医学者の死神女史こと石上妙子の学生時代のお話で
妙子が事件捜査と深く関わる初めての物語。
まず、主人公が違うだけで物語の展開や切り口がこんなにも変わるのかという驚きがありました。
主人公が作家に憑依してるんか?というくらい、主観的な心情描写が、比奈子シリーズと全然違う。
また内藤了さんの本の魅力を見せつけられちまいました!
比奈子は人との関わり合いや縁から事件を解決に導く、真っ直ぐで暖かい性格の持ち主ですが、若き日の妙子はその真逆。
生きた人よりも無口な遺体と向き合う方が性に合う質だった。
厚田との出会いで、遺体が生きた一人の人間であった事を意識するにつれ、犯罪への怒り、個人への哀悼、法医学者を目指す意義を固めていきます。
一方で、法医昆虫学者のジョージとのロマンス的な出会いも描かれています。
女であること、男社会で働くことへの葛藤。
妙子の人間臭さが感じ取れて、比奈子シリーズ後半戦がより楽しみになりつつ、この一冊だけでもかなり面白い作品でした。
本編の方は比奈子ちょっと良い人すぎないか?って思うことが多々あって、それを読み続けてきたから余計に、妙子の卑屈っぽさが良いスパイスになりました! -
Posted by ブクログ
四作目!
今回は、人生を懸命に生き抜いてきた色々なご老人が登場しました。
人生の終盤に何を思うか、そして何を願うか。
家族、友人、同僚、同級生…人が最後に想うのは、やっぱり人なのかもしれませんね。
シリーズを四作目まで読んで、人は人との関わりなしに生きていけないのだという事をしばしば思い起こさせてもらいました。
そんな所が、シリーズの登場人物たちの魅力に繋がっているんだなぁと思います。
最後は泣けてしまいました。
比奈子はまっすぐに人と向き合って、些細な縁も大切にする素敵なキャラクターです。
そんな比奈子が次巻でどんな活躍をするのかますます楽しみです!
(そして前巻から注目していた倉島刑事がイケメンダンディ設定だったのがわかってハッピー笑) -
Posted by ブクログ
新シリーズ。
なにこれ、すごい好みで面白い!!!!
内藤了さんの作品は、建物因縁帖、フロイト、おもてうら交番と読んできたけど
建物因縁帳に続く好きなシリーズかも。
おぞましくグロいんだけど、その部分はさらっと流し読みして、
出てくるキャラもいいし、設定も好み。
警視正から既に・・・・w 三婆ズや、松平藩の末裔や、陰陽師の末裔に
悪魔付きの刑事。
そしてなにやら怪しげな「絶対に触れたらいけない扉」気になりすぎる・・・。
怪異を祓ったり、調伏したりはせずに、ただ「処理」をする部署。
なんだか少し物足りないというか、中途半端な感はぬぐえないんだけど
実際、そんな怪異が江戸時代やそれより昔から続いて、土地に残っているのなら
21世紀の人間が祓えるようなものではないんだろうなと納得。
続きも早く読みたい・ -
Posted by ブクログ
8作目!最終巻です!ついに読み終えてしまった…
もうまさかそんな…そんな展開になるとは微塵も思わなかったから、最後の方は電車に乗ってるのに涙目&驚愕で口をあんぐり開けて読んでしまった…初めてマスク生活で良かったと思った瞬間だったかも笑
うら交番のこと、柏村のこと、数多の事件、全てが繋がって今を生きる主人公達に帰結して。
本作は完結したけれど、きっとこの物語の先にまた、恵平の現在から始まる未来があるんだと想像してしまうような、そんなお話でした。
猟奇殺人ミステリーとしてひとつひとつの事件を噛み締めて読むのも良いし、全8作の大きな流れの物語を追って読むのも楽しい、8冊で何度も美味しい本でした。
著者のあとがきもあったかくて、作品愛を感じます。素晴らしい読書体験をありがとうございました。
順序は逆になりますが、前シリーズの「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」第1巻を購入したので、明日からのお楽しみにさせて頂きます! -
Posted by ブクログ
5作目!
主人公の恵平は研修を終え丸の内西署を離れて、府中の警察学校へ再び戻り卒業を目指します。
これからどんな部署で働く警察官になるか、研修中に培った温かい人間関係が背中をそっと押してくれ、恵平の心の覚悟が垣間見えた胸熱回でした。
今回は社会問題を交えつつ、シリーズ全体を通して追っている事件にグッと近づく内容でした。
後半はかなりスリリングな展開で気づいたら本が鼻につきそうなくらい食い入って読んでおりました。
感染症禍、自分だけじゃなく世の中みんなの生活が変わってみんなの努力の上で自分の生活が成り立っていること、自分のしている事もきっとどこかで誰かの役に立ててるのかなと励まされるお話でした。