Teamバンミカスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
このシリーズの、資本論、続資本論を読んだ後、そのままの流れで手にした。
資本主義では補いきれない部分を共産主義が持っているって何かの本を読んだときに学んだのがきっかけかな。
少し話は違うかもしれないけど、今の仕事に当てはめて考えてみた。
営業で頑張った結果をインセンで評価してもらって、給料をアップさせていける仕事。これが資本主義的な考え方に近いのかな。結果をだせば評価してもらえるっていうのは、醍醐味な部分で良いけど、頑張っていても、結果が出ない場合は評価されない。
反対に、1人が頑張るんじゃなくてみんなで結果をつくっていく仕組みができていて、評価は1人に対してではなくチームとか、会社全体としての売上をつくっていって、定性的に評価されて賞与ではなく、次回のペースアップにしてくれるっていう制度。これが共産主義的な考え方で、出てきた利益を平等に分配されていくっていうことかな。
どっちが優れているのかは正直わからない。ただ頑張って結果出しても評価されなかったら頑張り続けることはできない。
平等とは何か?優劣を極める方がよいのか?価値観によるものかもしれないけど、自分なりに心地よく感じられる場所を模索していくこと、何かに固執してしまうんじゃなくて、考えながら可変していける環境がつくれたら幸せなんじゃないかなって感じた。 -
Posted by ブクログ
『ドン・キホーテ』は、風車の場面くらいしか知らなかったが、長編作品だと聞いていたため、まずは「まんがで読破版」を読んでみた。
本作は、理想と現実をテーマに描かれた物語だと感じた。主人公のドン・キホーテは理想を追い求め、一方で従者のサンチョ・パンサは現実を見据えて行動する。この対照的な二人のやり取りを軸に物語が進み、周囲の人々を巻き込みながら結末へと向かっていく。
読み終えて、著者は誰もが抱える「理想」と「現実」の間で、どのように生きていくべきかを読者に問いかけているように感じた。今回は漫画版だったが、原作は長編小説として知られているので、いつか挑戦してみたいと思う作品である。 -
Posted by ブクログ
画家を目指していたヒトラー、父からは反対される。従軍した第一次大戦の敗戦後、ドイツ国民は困窮。夢も何もなくなる。
立ち上げたナチスは、ヒトラーの演説により国民を引きつける。暗殺されそうにもなりながら、それを逆手に取って逆転。政権を取って行く。
ドイツの置かれた状況から、国民は希望を求めた。そこへヒトラーが現れた。
目指すところは、平和と繁栄、千年帝国。その、ドイツ人の生活を脅かすものとしてユダヤ人がいる。ユダヤ人は金貸しにより富を得て、ドイツ人を使って事業をしドイツ人労働者を擁護するように見せかけてドイツ人民族を奴隷化しようとしている。金融を支配、労働者を支配したユダヤ人がドイツを侵略している。侵略者から祖国を守るためにユダヤ人を打倒、絶滅させるという無理な理屈と力強い演説が困窮したドイツ人の心に響いた。
どこの国にもあり得るのではないか。
ヒトラーが勝手に出てきたのではなく、困窮した上に、他国からもいじめられる状況に国民が、スーパーヒーローを求め、その考えに引っ張られていった。
強いものに巻かれる。
羊やヌー、ライオン、猿、動物に備わった生きるための本能かもしれない。
今の世界も一部、同様なところがあるように思った。また、民主主義の危うさ脆弱さを感じる。
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Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルで車中、朗読で聴き始めたが、いつの間にかBGM化してしまい、全く頭に入ってこないため、「もう一度最初から」というリセットを数回繰り返した。少しずつ映像が浮かんでくるようになるが、地道な作業が必要であることが分かる。
次にこのオーディブルの原本=岩波文庫(米川正夫訳)を4冊購入し、オーディブル聴きながらテキストを読むことをトライするも、最後までというより第一巻の終わりまで到達するまでに、根負けしてしまい挫折した。
というわけで、ハードルをおもい切り下げて、こちらでまずは粗筋を把握することとしました。どなたかが感想で書かれていたのと同じく、「こんな話だったのね」というのが本書の感想。またどなたかが書かれていたように「ドロドロの昼ドラ」観も感じられました。
原本第一巻には、「貪婪淫蕩な父フョードルの血をうけた三兄弟-激情にまかせ放縦無頼の日々をおくるドミートリィ、徹底した無神論者の理性人イヴァン、そして無私の愛に満ちた敬虔純真なアリョーシャ、僧院での一族の会合から、雄大深遠な思想のドラマの幕はあがある」と紹介されている。
この父に、この全く異なるタイプの三人の息子であることが面白い(マンガだとキャラの違いが明確でわかりやすい)。こういうオヤジだと、子供の生き方はそれぞれの道に独立独歩となるものなのか・・・。 -
Posted by ブクログ
その感情移入は殆ど崇拝の域である 「義」の精神を幾ら机の上で学んでも_自分よりも強い暴漢に怯えて実行出来なければ無意味である 吉良の首を取った赤穂浪士達は高輪泉岳寺の内匠頭の墓前に報告した 人間の闘争本能の底には…もっと貴くて美しい_「愛する」という本能があるのだ 新渡戸は、敢えてこうした西洋の読者が興味を持つであろう「フック」を沢山織り込んだのではないでしょうか。西洋人が日頃親しんでいる文化との類似性を感じさせる事で、極東の国、日本について理解して貰おうと試みたのでしょう。 言語化されていなかった日本人の精神性を、異なる文化の人々が理解出来るよう工夫して語った新渡戸の手法は、世界中にインパクトを持って受け止められました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画史でオーソンウェルズについて学んでからずっと気になっていた作品。要約されていたおかげでさっくりと流れを追うことが出来た。病原菌によるエンドとハッピーエンド(奥さんと生きて再会)に救いがあって良かった。ハーバート・ジョージ・ウェルズによる1897年の作品。The War of the Worldsが原題。
やっぱり原題くらいは書いておいてほしい気がする。
カタカナにすることで海外作品を翻訳したものということはわかるけれど、子供の頃から私は、日本と海外という2極の世界の中でずっと生きていて、邦楽、洋楽とか。洋書、和書とか。その海外というのがフランスだろうがイギリスだろうがアメリカだろうが全部一緒くたに外の世界に存在している感じだった。
これはイギリスで描かれたもので、宇宙人はもちろんイギリスに最初降り立ちイギリス人を攻撃してくるんだけど、よく考えたらなぜってなるよね。
食欲をコントロールできない牧師、理想論を語ってサボっている砲兵などの描写をしたのは良かった。トライポッドの攻撃のシーンもあまりグロテスクではなくでも希望を打ち砕く感じのSFってところで。私たちはうさぎの気持ちが初めてわかったっていう部分とか人間がパニックに陥る部分(恐怖の津波は人間のモラルまで破壊する)など興味深いシーンが含まれていて良い要約だったと思う。やはり古い作品だからか、例えば鋼鉄都市と比べたら世界観の辻褄あわせのスケールが全然違うけれど、年代も考えて、触れておくべきというか知っておいて良かった作品だと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ千夜一夜物語、つまりアラビアンナイト、はシャハラザードという娘が王様に続きの気になるストーリーを毎晩語ってあげたという話。
グリム童話や日本の昔話と比較しつつ、地理や文化・宗教的な背景を知ってからこのようなストーリーに触れると面白いと思う。
漫画のクオリティとしては、キャラクターの書き分けはシリーズの中ではかなりわかりやすい分類に入ったと思う。さらりと読めた。ここから教養につなげようとさらにイラクの都市名、アッラーへの信仰心と人々の振る舞いについて調べるきっかけになることができたのは良かった。天人花(テンニンカ Rhodomyrtus tomentosa)という花についても。
日本人としてはせむし男の物語は日本の倫理観とも合うものがあって、知らないストーリーでもあり面白かったが、にしても、私が読んだここ何作かのまんがで読破シリーズ(「若きウェルテルの悩み」、「四谷怪談」「源氏物語」)どれも結局は恋愛の苦しみ、禁断の愛やそれに伴う狂気についてかかれていると思う。青春時代に私が読んでも共感しなかった気がするし、読むべき作品だったかとも思わない。
アラジンやアリババなどの元ネタになった、ファンタジー要素の強いストーリーは面白いが、愛する人に裏切られた絶望や嫉妬から狂ってしまった王に対して、芸は身を助ける的なシェハラザードが登場して語ったグッドナイトストーリーであったというこの本の核となるストーリーやその詳細は別に知らなくても人生楽しいと思う。
最近は長編物と平行して、日本語の本やまんがで読破シリーズなど気分に合わせて気軽に読めるものを(もしかしたら教養を深める種になったらと思いつつ、)読書習慣をつけるため、スマホ時間を減らすために読んでいる。
源氏物語や平家物語は明らかに新しい興味を開かせてくれたので星4つ、この本については私には特に続くものがなかったので3つ。
メモとして各章について
はじまりの物語:語り手シャハラザードが王に物語を語り始める導入部分。
せむし男の物語:偶然の連鎖が引き起こす喜劇的な事件を描いた物語。
美しきジャリスとアル・ディンの物語:恋愛と試練をテーマにした物語。
アジズとアジザの物語:若者たちの純愛と悲劇を描いた物語。
空飛ぶ黒檀の木馬の物語:魔法の木馬による冒険と恋愛の物語。
床屋と紺屋の物語:日常の中のユーモアと教訓を含んだ物語。
靴直しのマアルフと女房ファティマーの物語:夫婦の絆と試練を描いた物語。
大団円:物語全体の締めくくり。