ヨシタケシンスケのレビュー一覧
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「幸せっていうものの概念をいろいろ考えた時に、結局、何かがハッキリするとき、何かを決めた瞬間が1番楽しいんじゃないかなって、結論になりました。」
「自分がすること、選ぶこと、聞くこと、見ること、自分の身に起こること、すべて『宝くじを買っている』と考えればいいのではないだろうか。何か別の、大きなものになるかもしれない。」
「今やってることが、ひょっとしたら何かに化けるかも知れない、何かの役に立つかも知れない。何かと交換できるものを自分は持っている、って思うと、得とも損とも言えないけれども、ゼロではない何かがずっと手元にあるんだよって、少し力になる。」
「もしそうなったら、そういうものをつく -
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ネタバレこの本は…
又吉さんとヨシタケさんが、ある村で暮らすことになり、そこでわずかな手がかりを元に失われた物語を「復元」する仕事を始める。というストーリー
手がかりは…タイトルであったり、書き出しであったり、締めの言葉であったりと様々で
二人の独特の感性で思いも寄らない物語が「復元」されていきます。
(欲を言えば、この様式なら同じお題で二人の違う物語…なんかも見たいと思いました)
その後、二人の「復元」が人気になり希望者が増え、ついには追いつかなくなります。その後色々あって村人達は自分達で「復元」を始め、村からたくさんの作家が生まれました。…と締められます。
以前、小説の書き方だったか物語の -
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【どんなものでも 本に もどします】
1ページでも、1行だけでも
タイトルだけでも、
ちょっとした手がかりさえあれば、元の本の形に復元できる。
「本の復元依頼シート」をポストに入れると…?
とってもワクワクしますね!
自由に想像を膨らませ、好き勝手な本にしちゃう。
自由過ぎて笑っちゃうし、読者である私も想像するのが楽しくって、子供の頃に戻ったみたい!
最後の依頼だけはちょっと特別
【その本は、主人公が、本が好きでした。
これって、どんな本でした?】
本への愛情に溢れた、少し長めのお話。
優しくて温かい気持ちになれますよ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
さぁ、私たちも物語を想像しよう! -
Posted by ブクログ
ネタバレその本は…
又吉さんとヨシタケさんの2人があらゆる「本」に関する物語を交互に語るという「本の話」の短編集で、奇想天外なものからしっとりとした話まで様々な物語が綴られている。
導入の、本が好きだから本に関する物語を集めろ。というのは、「物語を綴じてあるもの」が本なのに、
聞くだけだと「物語」は楽しめるが、大好きな「本」を感じることができないから
「面白い物語」ではなく、珍しい「本に関する話」を探してこい。ではそれこそ本末転倒で、喜劇と言うより皮肉めいていて面白い。
始めは短いアイデア勝負の大喜利みたいな話が続くが
段々ストーリー性のある物語になっていく。
オチを知っていると、回数を重ね -
Posted by ブクログ
6年前、コロナ禍で写真を始めた。こんなに面白いものがあるのかといたく感動して、夢中でシャッターを切った。やがて、何を撮ればいいか全く分からなくなってカメラを手放した。新天地に来た今、再びカメラを手に取っている。写真を再び続けるために読んだ本。
ぼーっとしてたら「いい」写真は撮れない。すぐ色んなことに感動する。そのための引き出しを増やす。面白い話ができる人間になる。写真以外の趣味を持つ。JPEGに頼んなrawで撮って現像しろ。カッコつけた伝わらないポエムやキャプションをつけるな。写真一枚にタイトルなんかつけられっこない。小学生でも伝わる文章を書く。光を味方にしろ。
そうだ、俺はカッコつけて生 -
Posted by ブクログ
やっぱり本はよい。実によい。
交換日記の本
本を全て燃やして、自分を燃やすか、それとも書き記すかで悩んでいる。
その本は、志半ばにして叶わなかった。夢の話がたくさん書いてある。いろんな理由で、思った通りに行かなかった人たちのストーリー。1つの未来を失って、別の未来を見つけるまでのストーリー。(辛いのは自分だけじゃない)、そのことを知るために、立ち直る方法を様々なケースの中から見出すために父が作ろうとした本だった。
いろいろなストーリーを集めて、父は最後に自分の話を入れようとしていた。新しい希望を見つけた自分の姿を本の締めくくりにしたかったのだと思う。希望なくした自分を世界の人々を勇気づけ