本谷有希子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
腑抜けども•••は映画を見たことがあるけど、読書ははじめまして、な本谷有希子。
いやはや、難解。登場人物みんな自意識過剰でなんだか気持ちが悪い。気持ちが悪いまんま終わる。ええええ・・・。自意識と外部との境界が曖昧で終始クラクラする。
こんな時期自分もあったかな・・・あったっけ・・・?
堅苦しい家に生まれ、地元の短大から地元に就職した熊田さんと、東京の大学に進学し、帰省するたびにちょっかいをだしてくる向伊。危険な魅力の向伊くん、ほんといけすかない。若い時に、こういういけすかない男にあえてひっかかるのもまあ、いい思い出だよね?と意味がわからなすぎて逃避。他の作品はもう少し読みやすいようなので、 -
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Posted by ブクログ
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
1.著者 木谷有希子氏
知るひとぞ知る劇作家。
作品は2000年に舞台化されていて、小説が2005年。
2.作風
タイトルは激しく挑発的。
内容は、読者に対して挑発的ではない。
色彩に例えると黒または灰色のトーンである。
そう、明るい兆しが一切ない。
3.テーマ
人間の内面にある保身、プライド。
それに気づかず大人になった人間の顛末を描いている。
4.読み終えて
人間はどんなときに「絶望」をするのかと考えた。
同じく、分をわきまえる、足るを知るについても考えてみた。
わきまえる、足るを知るには、自己と向き合う/認識する時間づくりが必要となる。
それ
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