本谷有希子のレビュー一覧

  • 静かに、ねぇ、静かに

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    SNSを軸にした短編集、という前情報があったけど、主軸はそこではないかも。本谷作品らしい気味の悪い(褒めてる)世界観のなかで「人との関わりの中でどうやって自己を認識するか」が描かれている。

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    2022年05月04日
  • 異類婚姻譚

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    異類婚姻譚は、結婚のリアル?を描いているのかなと思った。
    他の三篇は私には難しくあまり理解できなかった。藁人間とは、本当に藁人間が存在する世界線なのか、それとも人間の夫が藁人間のように見えてしまう妻の目線なのか謎が多い、、、

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    2022年04月09日
  • 静かに、ねぇ、静かに

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    SNSに振り回される観光。
    ノルマを消化するように観光地を回り、あとで写真を見たときに楽しそうであればいい。
    虚しくて、でもリアルで。あるあるで。反面教師に。

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    2022年03月30日
  • 静かに、ねぇ、静かに

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    結末は全て曖昧で想像させる
    1話目が一番ゾクッとした
    SNSのために旅行をしたり、とにかくSNSでしあわせに、たのしそうにみえるために行動をする
    この作品ほどに狂気じみたまで依存しているのは珍しいかもしれないけど、今の若者たちととても重なる部分があった

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    2022年03月11日
  • あの子の考えることは変

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    題名に惹かれて一気に読んだ。

    わたしは自分の胸を巡谷のようにステータスのように思ってはいないし日田のように自分を臭いとも思わない、2人のように生活をしてはいない。でも、街に広がるダイオキシンやクソみたいな彼に会いに行く夜の描写で何故か親しみやすさを覚えた。なんでだろ…

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    2022年02月06日
  • 嵐のピクニック

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    私が毎週観ている番組のレギュラー出演者でもある本谷さんの小説を前々から読んでみたいと思っていた。テレビでお話しされている本谷さんしか知らなかったため、最初は「本谷さんってこういったお話を書かれるのか!」と現実と小説の世界を行き来させながら読んでいたのだが、あっという間に彼女のつくる独特且つ奇妙な世界に引きずり込まれることとなった。
    13篇どれを取ってもかなり変わったストーリーだったと言える、しかし一度入り込むと病みつきになりページをめくる手が止まらなくなってしまう。
    なんだか催眠術にかかっている気分だった。

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    2022年01月31日
  • 異類婚姻譚

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    専業主婦の私は自分の顔が夫とそっくりになっていることに気付く。
    第154回芥川賞受賞した表題作ほか、短編4篇。

    怪異とまではいかないけど奇妙な感覚の残る話。
    そっくりの夫婦、飼い主と犬はいるよね。なぜか。
    あの不快感を抱かせる夫が綺麗なものになるのは、ちょっと納得いかないけど

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    2021年11月28日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    川上弘美さんの、愛した人の骨の話が、秀逸だった。自分には、強烈な作品もあったが、面白い企画だと思う。

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    2021年11月18日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    面白いと言えば面白んだけれど、どうも読んでいて後味が悪いというか薄気味悪いストーリー。ある意味ホラー?きっと、こういう世界を生きている人も実在してもおかしくないよな、とは思えるリアリティがあったけれど、それがまた気持ち悪さを誘う。個人的にはあまり好きではなかったかな。というか、こーいう人種とは関わりたくないなぁ、、、、と思ってしまう所が本音かな。とは言え、続きが気になりすぐに読破。

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    2021年10月22日
  • 【無料版】『あなたにオススメの』抜粋 書下ろしエッセイ付き

    購入済み

    深層心理が暴かれる

    この本に収録されている「推子のデフォルト」ですが、露骨にママ友としてのダークな面の深層心理が描かれている感じがあり、人間関係の免疫のない人にとっては少し苦手な内容に感じました。でも一方で、これが社会だと割りきって乗りこえるしかないことも必要だとも感じました。

    #怖い #切ない

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    2021年11月06日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

    1.著者 木谷有希子氏
    知るひとぞ知る劇作家。
    作品は2000年に舞台化されていて、小説が2005年。

    2.作風
    タイトルは激しく挑発的。
    内容は、読者に対して挑発的ではない。
    色彩に例えると黒または灰色のトーンである。
    そう、明るい兆しが一切ない。

    3.テーマ
    人間の内面にある保身、プライド。
    それに気づかず大人になった人間の顛末を描いている。

    4.読み終えて
    人間はどんなときに「絶望」をするのかと考えた。
    同じく、分をわきまえる、足るを知るについても考えてみた。

    わきまえる、足るを知るには、自己と向き合う/認識する時間づくりが必要となる。
    それ

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    2021年09月25日
  • 自分を好きになる方法

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    ネタバレ

    リンデという女性の16歳、28歳、34歳、47歳、3歳、63歳の日常の一場面を切り取ったような短編集。生きるのが不器用そうなリンデ。いつ「お互い心から一緒にいたいと思える相手」に出会えるのかと思い、どんどん読んだが、どの年齢のリンデもあまり幸せそうではなくてモヤモヤした。そもそも心から一緒にいたい相手と暮らしている人はそういないのではないだろうか。それを求め続けるリンデの純粋さに感心し、愛しさも感じたけれど…。めんどくさいなと思いながらも友達になれそう。
    リンデに、淡々と自分のペースでそれなりに満足して生きていくたくましさがありそうで良かった。

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    2021年08月29日
  • あの子の考えることは変

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    2009年芥川賞候補作。
    Gカップの「おっぱい」にアイデンティティを見出す女、「自分が臭い」と信じ込む女のバカバカしくも切実な一編。一方的に「あの子は変」という形で進むがもちろん主人公だって相当やばかったりする。マトモって何だろう、変な奴って何だろうと考えてしまう。本谷有希子らしい。

    普段は”イケてない”男どもの本ばっか読んでいたので新鮮。ラストの”射精”のメタファーは予想通りの展開だけれど秀逸で、高井戸にある清掃工場を思い出した。

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    2021年07月15日
  • 嵐のピクニック

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    現役作家の中から実力派を探したい、という狙いを「大江健三郎賞」受賞者ということをフラグに託してみて、正解だった。無作為に選ぶ、ということは怖い。ナビゲーターとしての大江健三郎は、いまでも好相性だということを再確認。
    .
    大江自身も評価している「アウトサイド」「悲しみのウェイトトレイニー」が好篇。
    「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」という10ページほどの短編も良かった.
    .
    大江が解説で「筒井康隆」に言及しているが、雰囲気として近い。
    「くすり」とさせられるのだが不気味で気がかり。
    発想の突飛さという点では、他に秀逸な作家は見つかるだろうが、料理の仕方

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    2021年07月11日
  • あの子の考えることは変

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    ネタバレ

    日田がおかしいと思いきや、巡谷も無茶苦茶。
    お互い軽蔑しあったりしてるけど結局1番の理解者で1番安心しあえる仲だなぁと。
    横ちんはぶくぶく太らされてモンスター化され、いびきや唸り声のところは笑えた。
    後半から二人の孤独というか闇がすごくて少ししんどいけど最後はやっぱり考え方がぶっ飛んでいて笑えた

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    2021年07月08日
  • 静かに、ねぇ、静かに

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    ネタバレ

    読んでいて、見たくないものを見せられている感じが……。

    こうなりたくはないけど、なる可能性はある(ーー;)

    疲れている時や体調が悪い時に読んでは駄目ですね。

    下手なホラー小説より気持ち悪くて、怖かった。

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    2021年07月03日
  • 静かに、ねぇ、静かに

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    ネタバレ

    「本当の旅」
    「奥さん、犬は大丈夫だよね?」
    「でぶのハッピーバースデー」
    の中編3作の総題が「静かに、ねぇ、静かに」。頭文字をアルファベットにすると「SNS」。
    非エキセントリックなもっちん、おまえは子供を作るなと親に言われたもっちん、オロカわいい作風を調整して芥川賞を狙いに行ったもっちん、の、良さも物足りなさも新しい良さも感じられる。
    「奥さん、犬は大丈夫だよね?」の視点人物の「見方」が好きだ。

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    2021年04月13日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    タイトル通り「ぬるい」毒にじわじわと人生を蝕まれていく主人公に同情しつつ共感する。後味は決して良くないけど、本谷作品という感じ。

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    2021年04月10日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    読み終えた時、吐き気がした。
    本のタイトルのように毒を飲まされた感覚。
    明日になれば、そういやアイツの生きる世界ってぬるいよなとか思えるかもしれないけど、今は胸の辺りが黒くなってて、何も考えられない。

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    2021年01月15日
  • 自分を好きになる方法

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    「お互い心から一緒にいたいと思える相手」を求めることには興味はないが、「自分を好きになる方法」があるのなら是非知りたい。

    本谷有希子さんの作品は、数年前に何作か読み耽った時期があり、エキセントリックな一面があると思ったのと同時に、人間の良い面も悪い面もすごくリアルに描写される方だなと思っていました。そして本作は、後者に当たると思いました。

    読んでて、34歳の結婚記念日までは笑えたのだが、それ以降は(3歳を除き)、笑えなくなっている自分に苦笑するしかなかった。ドキュメントを観ている感覚ですよね。この、こういう女性いるよねという、リアル感は本当にすごい。

    主人公の「リンデ」の一見、お洒落な名

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    2021年01月06日