本谷有希子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ躁鬱病の女の子の話。すごい勢いで頭の中を吐き出している。テンポがはやく、展開は少ないのだけと、吐き出される頭の中がおもしろく、わかるわかるって気持ちもあり、あっと言う間に読み終えた。
対照的な津奈木の静けさが怖く感じたけど、本当に懐の深い人だったんだ。
(映画を見た)内容をほとんど忘れていたけど、確か暗い話だったよなーっていう印象だけ。でも、自分の感想見直すとそうでもなかった。そして、映画、すごくよかった!見終わって、なんだか心が救われた。趣里ちゃんと菅田君の演技が本当によい。二人のインタビューで、ラストは話し合って、脚本と変えた、セリフを減らした、とのことだった。もう一度原作読みたい。 -
Posted by ブクログ
二人の変な女性(20代)が同居している。語り手たる「巡谷」は第一印象がチェルノブイリという強烈な女の子「日田」に同居を持ち込まれ、一緒に住むことになる。読者たる私は巡谷の抱く日田へのイメージから「あぁ、日田はやばいね」と思うのだが、だんだんと「えっ、お前も大概だぞ」と巡谷にも思うようになってゆく。そんな話。私も大概かもしれないが。
巡谷が日田を飼ってあげてるんだけど、そのくせ巡谷が日田を必要としているようにも見える。狂気に振り回され地に足を付けたくても付けられない感じ。そんな自分が世間からつまはじきにされている感じ。そんなもやもやを全て吹き飛ばしてやろうとする終盤の畳みかける爽快感。
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Posted by ブクログ
(01)
罪や罰,自意識,渇きと潤いというさまざまな連関があり,中盤あたりを読み進めるうちに,ふと,ドストエフスキーの独白に思い当たった.
文庫版の解説にもあるように,確かにこの小さな物語は,主人公の女性の長いモノローグ(*02)であったのかもしれない.そこには他者が存在しているようでもある.男性,女ども,家の歴史,水,そして他人のような自分など,モノローグを語る主体の存在の危うさも示され,主体が他者の関係性の間にか発生していないようにも思える.
対話や会話の内容はいつも嘘であること,その嘘を成立させている身体や物の方にアイデンティティの対象が向いてしまうのは,そちらの即物の間の関係のほうがよ -
Posted by ブクログ
年代ごとに切り取られる”ある女性”の日常とその感情。
自分の言いたいことを言えるようになる瞬間
目の前の人間が本当に一緒にいたい人ではないと確認する瞬間
人にしてもらいたいことをしてもらえた経験と
それを求めるようになったきっかけ
リンデという登場人物の素顔。
それはどんな女性にも当てはまるものではないかもしれない。
ただ、その抱える不安や痛みには
どこか人間として絶対的な何かを内包しているようにも思える。
個人的にはジョウさんとの関係の中で出てくる47歳のリンデと
郵便配達人を待つ63歳のリンデに魅せられる。
それは共感とも違う、けど、何だか理解の中にある感情。
僕はまだ47歳でも63
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